JP2593661Y2 - 段差測定具 - Google Patents

段差測定具

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JP2593661Y2
JP2593661Y2 JP1993020936U JP2093693U JP2593661Y2 JP 2593661 Y2 JP2593661 Y2 JP 2593661Y2 JP 1993020936 U JP1993020936 U JP 1993020936U JP 2093693 U JP2093693 U JP 2093693U JP 2593661 Y2 JP2593661 Y2 JP 2593661Y2
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文夫 鶴岡
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、段差のある被測定物の
段差量を、ダイヤルゲージを利用して比較測定を行う段
差測定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】段差のある被測定物の従来の比較測定を
図2で説明する。例えば、段差のある被測定物を、図2
Aに示すワークWとする。このワークWの表面に形成さ
れた凹部8の表面からの深さDを測定するものとする。
先ず、定盤7上において、ダイヤルゲージ1を取付けた
スタンド2の台5を、高さを標準寸法Dとしたマスター
6に載せ、ダイヤルゲージ1の測定針の先端を定盤7に
当てて、ダイヤルゲージ1の0点を調整する。次に、こ
のダイヤルゲージ1付きのスタンド台5をワークWの上
面に載せ、ダイヤルゲージ1でワークWの凹部8を測定
し、標準寸法Dとのプラス、マイナスを読取る。この測
定方法により、マスター6との比較測定ができる。
【0003】実開昭58−162004号公報には、標
準的なパッキン溝深さの凹溝を有する標準ケースと、一
対のダイヤルゲージの各スピンドルを基板部から直角に
突出させたゲージ保持体とからなるパッキン溝深さ測定
用治具が記載されている。また、実開昭56−1424
06号公報には、被測定物にベースを当てて基準位置を
設定する接触部分に、測定子を挟んで複数個の回転体を
装着して移動自在とした測定器が記載されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図2に示した従来の比
較測定では、1つの基準寸法を測定するのにスタンド5
付きダイヤルゲージ1とマスター6とが必要であり、マ
スター6の管理が面倒となる。前記実開昭58−162
004号公報に記載された測定用治具においても、寸法
ごとの標準ケースが必要であって、同様な問題がある。
実開昭56−142406号公報に記載された測定具
は、測定子の基準位置からの変位量を読取る方式のもの
で、マスターを用いた比較測定方式とは異なる。
【0005】本考案は、測定具とマスターとを一体化
し、段差の比較測定に必要な器具点数を1点としてその
管理を容易にすると共に、測定器の0点調整が容易とな
り、作業能率の良い段差測定具を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、ダイヤルゲー
ジを取付けたスタンド台の底面を定盤上に載置して該ダ
イヤルゲージの0点を調整し、被測定物の基準面と被測
定物の段差部との比較測定を行う測定具であって、前記
スタンド台の底面と側面にかけて被測定物の基準面と側
面とに当接する切欠き部を形成し、該切欠き部の前記
測定面の基準面に当接する面の高さを標準寸法とすると
共に、前記被測定面の側面に当接する面を被測定面の側
面形状に合せた段差測定具である。
【0007】
【作用】ダイヤルゲージを取付けたスタンド台を定盤上
に載せ、ダイヤルゲージの測定針の先端を定盤に当て
て、ダイヤルゲージの0点を調整する。次に、このダイ
ヤルゲージ付きスタンド台の切欠き部を被測定物の基準
面と側面に当接させて位置決めし、ダイヤルゲージで被
測定物の段差部を測定し、標準寸法とのプラス、マイナ
スを読取る。この測定方法により、標準寸法との比較測
定ができる。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示すもので、図1
Aは測定状態の正面図、図1Bは0点調整状態の正面図
を示す。段差のある被測定物を、先に従来例として説明
した図2Aに示すワークWと同様とする。ダイヤルゲー
ジ1を取付けたスタンド2の台3にマスター機能を持た
せる。すなわち、台3の側面にワークWの上面と側面に
当接する切欠き部4を形成し、ワークWの上面に当接す
る面3Aは、台3の底面からの高さが標準寸法Dとなる
ように正確に仕上げる。また、切欠き部4の側面3B
は、ワークWの側面の形状に合せ、ワークWの外形が直
方体の場合は、角の2面に当接すようにする。
【0009】次に、前記の測定具を使用した比較測定に
ついて説明する。先ず、図1Bに示すように、ダイヤル
ゲージ1を取付けたスタンド2の台3を、定盤7上に載
せ、ダイヤルゲージ1の測定針の先端を定盤7に当て
て、ダイヤルゲージ1の0点を調整する。台3の切欠き
部4の面3Aの高さDが、マスターの代りとなるので、
スタンド台5を定盤7に置くだけでダイヤルゲージ1の
0点の調整が可能となる。次に、このダイヤルゲージ付
きのスタンド台を、図1Aに示すようにワークWの上面
に載せ、台3の切欠き部4をワークWの上面と側面に当
接させて位置決めし、ダイヤルゲージ1でワークWの凹
部8を測定し、標準寸法Dとのプラス、マイナスを読取
る。この測定方法により、標準寸法Dとの比較測定がで
きる。
【0010】図3、図4に別の実施例を示し、図3は正
面図、図4は平面図である。この場合の被測定物は、図
に一点鎖線で示すように、シャフト形状のワーク20
で、基準となる面21と凹部22との段差dを比較測定
するものである。ダイヤルゲージ1をスタンド2の台1
3に取付ける。台13は、ワーク20の外形に合わせて
扇形に形成し、その底面は、周縁部15を残して切欠き
部を形成し、その内面14の高さを標準寸法dとなるよ
うに正確に仕上げる。
【0011】この実施例の場合も、ダイヤルゲージ1を
取付けたスタンド台13を、定盤上に載せ、ダイヤルゲ
ージ1の測定針10の先端を定盤に当てて、ダイヤルゲ
ージ1の0点を調整する。次に、このダイヤルゲージ付
きスタンド台を、図3に示すようにワーク20の基準面
21に載せ、ダイヤルゲージ1の測定針10で凹部22
を測定し、標準寸法dとのプラス、マイナスを読取る。
この実施例では、スタンド台13をワーク20の外縁に
沿って移動させることができるので、測定針10の移動
軌跡23(図4に2点鎖線で示す)上の多点を比較測定
することができる。
【0012】
【考案の効果】本考案は、測定具とマスターとを一体化
したので、段差の比較測定に必要な器具点数が1つとな
り、マスターの管理が不要となると共に、現場における
測定具の整理が簡単となる。また、測定器の0点調整が
容易となり、作業能率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図。
【図2】従来の比較測定の説明図。
【図3】本考案の他の実施例の正面図。
【図4】図3の平面図。
【符号の説明】
1 ダイヤルゲージ 2 スタンド 3 スタン
ド台 4 切欠き部 6 マスター 7 定盤 8 凹部 W ワー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤルゲージを取付けたスタンド台の
    底面を定盤上に載置して該ダイヤルゲージの0点を調整
    し、被測定物の基準面と被測定物の段差部との比較測定
    を行う測定具であって、前記スタンド台の底面と側面に
    かけて被測定物の基準面と側面とに当接する切欠き部を
    形成し、該切欠き部の前記被測定面の基準面に当接する
    面の高さを標準寸法とすると共に、前記被測定面の側面
    に当接する面を被測定面の側面形状に合せたことを特徴
    とする段差測定具。
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