JP2593614Y2 - 裏 込 - Google Patents

裏 込

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JP2593614Y2
JP2593614Y2 JP1993073415U JP7341593U JP2593614Y2 JP 2593614 Y2 JP2593614 Y2 JP 2593614Y2 JP 1993073415 U JP1993073415 U JP 1993073415U JP 7341593 U JP7341593 U JP 7341593U JP 2593614 Y2 JP2593614 Y2 JP 2593614Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
fitting
metal fitting
inclined surface
gradually increases
forming
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Application number
JP1993073415U
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English (en)
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JPH0738230U (ja
Inventor
重夫 木村
清道 大井
Original Assignee
光洋工業株式会社
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Publication date
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  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、土留め支保工におけ
る、土留め壁と腹起しとの間の隙間に装着する裏込に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば図9に示すものがある(実公平
3−16895号公報、実開平3−119042号公報
など参照)。テーパ面12を有する2つの金具14,1
6の間にくさび18,20を介在させる。くさび18,
20にネジ22を対偶させるが、たとえば、くさび18
とは左ネジが、またくさび20とは右ネジが対偶するよ
うにする。左右の金具14,16間に、バネ24を取り
付ける。
【0003】この裏込を、図9のように、土留め壁26
と腹起し28との間に入れる。29は切りばりを示す。
ネジ22の回転により、くさび18,20が、接近した
り、離れたりし、それに伴って、左右の金具14,16
の間隔が変化する。これにより、土留め壁26〜腹起し
28の隙間の大きさの違いに対応できる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】作業場所が狭いときな
ど、ネジ22を回しずらい場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)図2に例示するよ
うに、下金具30に上金具50を重ね合わせたものにす
る。 下金具30は、図3に例示するように、厚い円盤状であ
って、仮想の半径DE,GHにより複数(この場合は2
つ)の区域に等分割された上面が、前記各区域におい
て、一方の端から他方の端に向かって次第に高くなる傾
斜面38,42を形成している。上金具50は、図4に
例示するように、前記下金具30に対して同一の軸の周
りに回転できるようになっている厚い円盤状のものであ
り、仮想の半径JK,LMにより前記上金具と同数の区
域に等分割された下面が、前記各区域において、一方の
端から他方の端に向かって次第に高くなる傾斜面60,
64を形成している。
【0006】(2)なお、下金具30,上金具50と
も、上面及び下面を、複数に分割して、複数の傾斜面を
形成することなく、図8(c)に例示するように、1つ
の傾斜面Pを形成するだけにしてもよい。
【0007】
【作用】上金具50を回すと(図1(b)参照)、傾斜
面42と傾斜面64などの作用によって、下金具30の
下面と上金具50の上面との距離Tは大きくなる。Tは
最小から最大まで、連続的に変えられる。
【0008】
【実施例】この考案の裏込は、たとえば図2のように、
下金具30,上金具50,受金具70,バネ80の4つ
の部分からなる。以下、これらについて順次説明する。
【0009】[下金具30について] 図3に一例を示した。 (a)は平面図、(b)はB方向から見た側面図、
(c)はC方向から見た側面図、(d)はD断面図であ
る。下金具30は、全体として厚い円盤状である。その
本体31の中央に円形の凹部32を設ける。凹部32の
中央にバネ80を通すための孔34を設ける。
【0010】本体31の縁と凹部32との間に、巾の広
い輪状の上面ができるが、これを、たとえば2つの仮想
の半径EF,GHによって、2等分する。EFの所に段
部36を形成し、本体31の厚さが、上から反時計回り
に見て、EFの手前側で、急に薄くなるようにする。そ
して、反対側のGHに向かって次第に高くなる(厚みを
増す)傾斜面38を形成する。同様に、GHの所に段部
40を形成し、本体31の厚さが、反時計周りに見て、
GHの向こう側で、急に薄くなるようにする。そして、
反対側のEFに向かって次第に高くなる(厚みを増す)
傾斜面42を形成する。
【0011】[上金具50について] 図4に一例を示した。 (a)は平面図、(b)はB方向から見た側面図、
(c)はC方向から見た側面図、(d)はD断面図であ
る。上金具50も、全体として厚い円盤状であり、下金
具30と同径である。その本体51の下面中央に円形の
凹部52を設ける。凹部52の中に、円筒54を設け
る。これは、上記下金具30の凹部32にほとんど隙間
なく嵌まり込む太(直径)さである。円筒54の中央に
バネを通すための孔56を設ける。
【0012】下金具30と同様に、本体51の縁と凹部
52との間にできる、巾の広い輪状の下面を、2つの仮
想の半径JK,LMによって、2等分する。JKの所に
段部58を形成し、本体51の厚さが、上側から時計回
りに見て、JKの向こう側で、急に薄くなるようにす
る。そして、反対側のLMに向かって次第に高くなる
(厚みを増す)傾斜面64を形成する。同様に、LMの
所に段部62を形成し、本体51の厚さが、上側から時
計回りに見て、LMの手前側で、急に薄くなるようにす
る。そして、反対側のJKに向かって次第に高くなる
(厚みを増す)傾斜面60を形成する。
【0013】本体51の上面に、球面の底を持つ浅い受
座66を設ける。側面に穴68を設ける。後記のよう
に、ここにロッドを差し込んで上金具50を回す。
【0014】上金具50を下金具30の上に置くと、円
筒54が下金具の凹部32に嵌まり込む。そして、段部
58,62がそれぞれ下金具の段部36,40に接触
し、また傾斜面60,64がそれぞれ傾斜面38,42
に接触した状態で、重ね合わせることができる(図1,
図2)。
【0015】[受金具70について] 図5に一例を示した。 (a)は平面図、(b)は側面図である。これは、下金
具30や上金具50と同じ直径の円盤72の下面に、球
面を持つ凸部74を設けたものである。
【0016】受金具70を上金具50の上に載せると、
凸部74の下部が受座66と球面接触する(図1,図
2)。受金具70は、上金具50に対して何れの方向に
も傾斜できる。76はバネ80を通す孔である。
【0017】[バネ80について] 図6に一例を示した。 引張りバネ80には、2枚の座金82と2本のピン84
が付随する。83はピン84が入る溝である。
【0018】[組立] 図2のように、下金具30,上金具50,受金具70を
重ねる。バネ80の引張り力によつて、これらが弾性的
に圧接し合うようにする。なお、バネ80は、両端にピ
ン84を通し、ピン84を座金82(下金具30の下面
と受金具70の上面に当てておく)に引っかけることに
よって、取り付けられる。
【0019】[使用法] 図1について説明する。なお、図1(b)においては、
バネ80の図示を省略した。上金具50を下金具30の
上に重ね合わせ、円筒54を凹部32に嵌め込み、段部
58,62がそれぞれ段部36,40に接触し、また傾
斜面60,64がそれぞれ傾斜面38,42に接触した
状態にしたとき(図1(a))、下金具30の下面と上
金具50の上面との距離Tは最小となる。
【0020】穴68にロッドを差し込んで、上金具50
を回すと(同図(b))、傾斜面42と傾斜面64及び
傾斜面38と傾斜面60の作用によって、距離Tは大き
くなる。そして、上金具50をほぼ180度回したとき、
すなわち、段部62,58が段部36,40から外れる
手前で、Tは最大になる。Tは最小から最大まで、連続
的に変えられる。
【0021】したがって、土留め壁26と腹起し28の
間の隙間の大小に対応できる(図9参照)。なお、たと
えば下金具30が土留め壁26に密着し、受金具70が
腹起し28に密着していて、動けない状態になっていて
も、上金具50は、下金具30及び受金具70の両方に
対して、中心軸の回りに回転できるから、上金具50を
回してTを調節するのに支障はない。
【0022】また、土留め壁26と腹起し28とが相対
的に傾斜している場合は、図7のように、受金具70が
任意に傾斜できることにより、対応できる。
【0023】[傾斜面の数について] 上記実施例においては、下金具30の上面を、2つの仮
想の半径で2等分した場合を示した。すなわち、図8
(a)のようにした場合である。なお、図8では、仮想
半径をR、傾斜面をPとして示した。しかし、傾斜面P
の数は、2に限らない。たとえば、同図(b)のよう
に、傾斜面Pの数を3にすることもできるし、それ以上
にすることもできる。あるいは、(c)のように、傾斜
面Pの数が1の場合も考えられる。実用新案登録の範囲
の請求項2は、傾斜面Pが1の場合である。
【0024】
【考案の効果】(1)上金具を回転することにより、下
金具30の下面と上金具50の上面との距離Tが最小か
ら最大まで、連続的に変化し、土留め壁と腹起し間の隙
間の大小に対応できる。 (2)狭い場所でも、上金具を回すことは難しくない。 (3)簡単な構造であり、少ない部品で構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の作用の説明図。
【図2】本考案実施例の側面図。
【図3】本考案実施例の下金具の説明図。
【図4】本考案実施例の上金具の説明図。
【図5】本考案実施例の受金具の説明図。
【図6】本考案実施例のバネの説明図。
【図7】本考案実施例の別の作用の説明図。
【図8】本考案実施例の別の実施態様の説明図。
【図9】従来技術の一例の説明図。
【符号の説明】
12 テーパ面 14,16 金具 18,20 くさび 22 ネジ 24 バネ 26 土留め壁 28 腹起し 29 切りばり 30 下金具 31,51 本体 32,52 凹部 34,56,76 孔 36,40,58,62 段部 38,42,60,64 傾斜面 50 上金具 54 円筒 66 受座 68 穴 70 受金具 72 円盤 74 凸部 80 バネ 82 座金 84 ピン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚い円盤状であって、仮想の半径により
    複数の区域に等分割された上面が、前記各区域におい
    て、一方の端から他方の端に向かって次第に高くなる傾
    斜面を形成している下金具と、 前記下金具に対して同一の中心軸の周りに回転できるよ
    うになっている厚い円盤状のものであり、仮想の半径に
    より前記上金具と同数の区域に等分割された下面が、前
    記各区域において、一方の端から他方の端に向かって次
    第に高くなる傾斜面を形成している上金具、 とを備える裏込。
  2. 【請求項2】 厚い円盤状をしており、上面が仮想の任
    意の一つの半径の位置において段部を形成し、その段部
    の最も低い位置から最も高い位置に向かって次第に高く
    なる傾斜面を形成している下金具と、 前記下金具に対して同一の中心軸の周りに回転できるよ
    うになっている厚い円盤状のものであり、下面が仮想の
    任意の一つの半径の位置において段部を形成し、その段
    部の最も低い位置から最も高い位置に向かって次第に高
    くなる傾斜面を形成している上金具、 とを備える裏込。
JP1993073415U 1993-12-22 1993-12-22 裏 込 Expired - Lifetime JP2593614Y2 (ja)

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