JP2593136B2 - 防虫、防塵用の網目シート状部材及びその製造法 - Google Patents

防虫、防塵用の網目シート状部材及びその製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に屋内において防虫
等の網戸として用いられる使い捨て用のシート状部材と
それの製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防虫網戸のネットとしては単なる
金網、合成樹脂製網等が一般的であって、和紙等を素材
とし、これに特別な防虫、防塵等の加工処理を施した構
造のものは見当らない。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の目的は、通
気性を良好に保持したままで防虫、防塵等の効果に優れ
ると共に、1枚ずつの剥離構造の使い捨てであるため衛
生的にして、かつ簡便に用いることができ、しかも安価
に得られる防虫、防塵用の網目シート状部材を提供する
ことにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る防虫、防塵用の網目シート状部材は、
適宜の厚さと幅及び長さを有し、かつそのほぼ全面に網
目通気孔が形成された和紙、クラフト紙、不織布等の単
葉シート状基材の表面にめくり部分を残して強粘着剤層
が形成されて単葉の網目シート状部材が形成され、該単
葉の網目シート状部材がそれぞれ剥離剤層を介して適宜
枚数重ね合わされてなり、更に好ましくは、単葉の網目
シート状部材が、該シート状部材よりもやや大判にして
厚手で、その網目通気孔も共通の網目通気孔を有し、か
つ表面には強粘着剤層が形成された台紙上に重ね合わさ
れてなる構成を特徴とし、また、本発明に係る防虫、防
塵用の網目シート状部材の製造法は、適宜の厚さと幅及
び長さを有する和紙、クラフト紙、不織布等のシート状
基材の裏面に剥離剤層を形成する第一工程と、シート状
基材の表面に、そのめくり部分を残して強粘着剤層を形
成してシート状部材とする第二工程と、適宜枚数のシー
ト状部材をそれぞれ剥離剤層を介して重ね合わせ、ほぼ
全面に網目通気孔を打ち抜き加工により形成する第三工
程とからなることを特徴とし、更に好ましくは、第三工
程において、適宜枚数のシート状部材を、該シート状部
材よりもやや大判にして厚手で、その表面に強粘着剤層
が形成された台紙上に重ね合わせることを特徴とし、更
に好ましくは、第三工程の後に、打ち抜き端面を含む網
目通気孔部分に強粘着剤層をスプレー加工により形成す
る第四工程を加える構成を特徴とするものである。
【0005】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1から図3に示されている実施例は、単葉網目シート状
部材1が適宜枚数重ね合わされてなるもので、単葉シー
ト状部材1は、適宜の厚さと幅及び長さを有する和紙、
クラフト紙、不織布、布、ポリプロピレン樹脂、ポリエ
チレン樹脂、塩化ビニール樹脂等の単葉シート状基材3
の表面にめくり部分4を残してゴム系、アクリル系等の
耐候性に優れた強粘着剤層5が形成されると共に、裏面
には剥離剤層6が形成されてなるシート状部材2の全面
にその適宜幅の周縁部7を残して、角形、丸形等の多数
の網目通気孔8が規則的または不規則的に穿設されると
共に、好ましくは、これら網目通気孔8の部分にも強粘
着剤層9が形成されて構成されている。そして、これら
単葉網目シート状部材1はそれぞれ剥離剤層6を介して
重ね合わされると共に、最上部の単葉網目シート状部材
1の表面強粘着剤層5上には剥離紙10が設けられてい
る。
【0006】図4及び図5に示されている実施例は、適
宜枚数の単葉網目シート状部材1が、該シート状部材1
よりもやや大判にして厚手で、その網目通気孔8も共通
の通気孔を有し、かつ表面には強粘着剤層5が形成され
た台紙11上に重ね合わされた構成のものである。
【0007】図6から図11は、図1から図3に示され
ている網目シート状部材の製造工程を示すもので、この
製造工程は、(イ)適宜の厚さと幅及び長さを有する和
紙、クラフト紙、不織布、布、ポリプロピレン樹脂、ポ
リエチレン樹脂、塩化ビニール樹脂等の単葉シート状基
材3の裏面に剥離剤層6をシリコン加工またはポリラミ
ネート加工等の手段により形成する第一工程(図6)
と、(ロ)単葉シート状基材3の表面に、そのめくり部
分4を残して、ゴム系、アクリル系等の耐侯性に優れた
強粘着剤層5を、ローラコーティング加工、転写式粘着
加工等の手段により形成して単葉シート状部材2を形成
する第二工程(図7)と、(ハ)適宜枚数のシート状部
材2をそれぞれ剥離剤層6を介して重ね合わせ、乾燥の
後、適宜幅の周縁部7を残して、全面に四角形、丸形等
の多数の網目通気孔8を打ち抜き手段20による打ち抜
き加工によって規則的または不規則的に穿設する第三工
程(図8、図9及び図10)と、(ニ)好ましくは、打
ち抜き端面を含む網目通気孔8の部分に強粘着剤をスプ
レー加工して、強粘着剤層9を形成する第四工程(図1
1)からなる。
【0008】また、図4及び図5に示されている網目シ
ート状部材の製造は、前記(ハ)の第三工程において、
適宜枚数重ね合わされたシート状部材2を更に、該シー
ト状部材2よりもやや大判にして厚手で、その表面に強
粘着剤層5が形成された台紙11に重ね合わせるもの
で、乾燥の後、同様に打ち抜き加工により台紙11まで
に亘って網目通気孔8を穿設し、次いで、前記(ニ)の
第四工程を経るものである。
【0009】
【発明の効果】上記の構成に係る網目シート状部材は、
これを例えば図15に示されているように、枠部材30
にて支持し、網戸として代用すれば、網目通気孔8によ
り通気性を良好に保持したままで、その強粘着剤層5、
9の作用によって防虫、防塵効果が格段と向上せられる
と共に、1枚ずつ剥がして使い捨てするものであるか
ら、衛生的にして、その防虫、防塵効果を持続させるこ
とができる。
【0010】また、本発明方法によれば、防虫、防塵用
の網目シート状部材を自動的に量産し得るものであるか
ら、安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る網目シート状部材の一例での一部
切欠の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った部分的拡大断面図であ
る。
【図3】図1のB−B線に沿った部分的拡大断面図であ
る。
【図4】本発明に係る網目シート状部材の他例での一部
切欠の正面図である。
【図5】図4のC−C線に沿った部分的拡大断面図であ
る。
【図6】図1の網目シート状部材の製造第一工程を示す
一部省略の断面的説明図である。
【図7】図1の網目シート状部材の製造第二工程を示す
一部省略の断面的説明図である。
【図8から図10】図1の網目シート状部材の製造第三
工程を示す一部省略の断面的説明図である。
【図11】図1の網目シート状部材の製造第四工程を示
す一部省略の断面的説明図である。
【図12、図13】図4の網目シート状部材の製造第三
工程を示す一部省略の断面的説明図である。
【図14】図4の網目シート状部材の製造第四工程を示
す一部省略の断面的説明図である。
【図15】使用状態の一例を示す一部切欠の正面図であ
る。
【符号の説明】
1 単葉網目シート状部材 2 シート状部材 3 シート状基材 4 めくり部分 5、9 強粘着剤層 6 剥離剤層 7 周縁部 8 網目通気孔 11 台紙 20 打ち抜き手段

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜の厚さと幅及び長さを有し、かつそ
    のほぼ全面に網目通気孔が形成された和紙、クラフト
    紙、不織布等の単葉シート状基材の表面にめくり部分を
    残して強粘着剤層が形成されると共に、裏面には剥離剤
    層が形成されて単葉の網目シート状部材が形成され、該
    単葉の網目シート状部材がそれぞれ剥離剤層を介して適
    宜枚数重ね合わされてなる防虫、防塵用の網目シート状
    部材。
  2. 【請求項2】 前記単葉の網目シート状部材が、該シー
    ト状部材よりもやや大判にして厚手で、その網目通気孔
    も共通の網目通気孔を有し、かつ表面には強粘着剤層が
    形成された台紙上に重ね合わされてなる請求項1の防
    虫、防塵用の網目シート状部材。
  3. 【請求項3】 次の各工程からなる、防虫、防塵用の網
    目シート状部材の製造法。 (イ)適宜の厚さと幅及び長さを有する和紙、クラフト
    紙、不織布等のシート状基材の裏面に剥離剤層を形成す
    る第一工程 (ロ)シート状基材の表面に、そのめくり部分を残して
    強粘着剤層を形成してシート状部材とする第二工程 (ハ)適宜枚数のシート状部材をそれぞれ剥離剤層を介
    して重ね合わせ、ほぼ全面に網目通気孔を打ち抜き加工
    により形成する第三工程
  4. 【請求項4】 前記(ハ)の工程において、適宜枚数の
    シート状部材を、該シート状部材よりもやや大判にして
    厚手で、その表面に強粘着剤層が形成された台紙上に重
    ね合わせることを特徴とする請求項3の防虫、防塵用の
    網目シート状部材の製造法。
  5. 【請求項5】 前記(ハ)の工程の後に、打ち抜き端面
    を含む網目通気孔部分に強粘着剤層をスプレー加工によ
    り形成する第四工程を加えることを特徴とする請求項3
    または4の防虫、防塵用の網目シート状部材の製造法。
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