JP2592795Y2 - 筆ペン - Google Patents

筆ペン

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JP2592795Y2
JP2592795Y2 JP1993064639U JP6463993U JP2592795Y2 JP 2592795 Y2 JP2592795 Y2 JP 2592795Y2 JP 1993064639 U JP1993064639 U JP 1993064639U JP 6463993 U JP6463993 U JP 6463993U JP 2592795 Y2 JP2592795 Y2 JP 2592795Y2
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友義 加藤
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筆ペンに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の筆ペンaの中継芯bと穂
先cとの接続構造を示す。図4において中継芯bの先端
部b’を円錐状に形成し、この先端部b’を円錐状の凹
部dが形成された穂先cに嵌入固定して接続するという
構造になっている。
【0003】しかしながら、このような接続構造の筆ペ
ンaにあっては、先端部b’と凹部dとのはめ合い寸法
公差を大きく取れないという欠点があった。つまり、先
端部b’と凹部dとのテーパ角度がわずかでも公差から
はずれると適切な挿入固定ができないという問題があっ
た。具体的には、図4に示すように、先端部b’のテー
パ角度θが凹部dのテーパ角度θ’よりも大きいと、十
分な挿入ができなくなってしまった。また、先端部b’
のテーパ角度θが凹部dのテーパ角度θ’よりも小さい
と、逆に必要以上に凹部dへの先端部b’の挿入量が多
くなってしまった。このため、当該挿入量が一定せず、
筆ペンaの中継芯bから穂先cへのインキ供給量にバラ
ツキが生じてしまうという問題があった。
【0004】さらに、穂先cと中継芯bとの固定は、単
なる嵌め合わせによるものであったため、筆ペンaを落
下させたときに受ける衝撃力を受けると、中継芯bの先
端部b’が、穂先の凹部dの中へ必要以上にもぐってし
まうということが考えられた。このため、当該もぐった
分だけ、筆ペンaの軸eの内部に設けられた中継芯bを
保持するための図示しない保持部と中継芯bの後端b’
との間に隙間が生じ、インク漏れ等の原因となることが
あった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記従来の
問題点に鑑みてなされたものであって、その解決しよう
とする課題は、穂先へ流れるインク流量にバラツキが生
じることがなくかつ落下による衝撃を受けても中継芯の
先端部が穂先内へもぐってしまわないようにできこれに
より落下等による衝撃力を受けても筆ペンにインク漏れ
を生じさせないようにできる筆ペンを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案筆ペンは、以上の
課題を解決するものであって、次のようなものである。
すなわち、請求項1記載の筆ペン用中継芯は、穂先を保
持する前軸と、この前軸を接続しかつインキタンクのイ
ンキを穂先に中継して送る筆ペン用中継芯を保持する保
持部が形成された中軸と、この中軸に接続され前記イン
キタンクが収納される後軸とからなる筆ペン軸を備えた
筆ペンであって、前記筆ペン用中継芯は、前記穂先内に
嵌入固定される細径部とこの細径部と連続して形成され
前記筆ペン用中継芯を前記保持部に保持するための大径
部とからなり、前記大径部の長さ寸法が、前記細径部が
前記穂先内に入るインキ導入孔の開口端と前記保持部の
後端との間の長さ寸法よりも長くするようにした。
【0007】また、請求項2記載の筆ペン用中継芯は、
前記細径部の先端は面取りされていることを特徴とす
る。さらに、請求項3記載の筆ペン用中継芯は、前記細
径部が前記穂先内に入るインキ導入孔の開口端と、前記
保持部後端との間の長さ寸法を基準長さ寸法とした場合
に、前記大径部の長さ寸法は、前記基準長さ寸法の1.
01〜1.03倍であることを特徴とする。
【0008】
【作用】したがって、請求項1ないし3記載の筆ペンに
よれば、筆ペン用中継芯は、前記穂先内に嵌入固定され
る細径部と、この細径部と連続して形成され前記筆ペン
用中継芯を前記保持部に保持するための大径部とからな
るので、両径部には段差が生じるようになる。したがっ
て、前記細径部の全部が前記穂先内に入った後は、当該
段差による段状面によって大径部が前記穂先内に入らな
くできるようになるため、あらかじめ当該入らなくなる
まで筆ペン用中継芯を押し込むように決めておけば、常
に一定量の長さ分穂先内に筆ペン用中継芯を挿入するこ
とができるようになる。したがって、穂先へ流れるイン
ク流量を一定にすることができる。
【0009】また、段状面があることによって、譬え落
下による衝撃力を筆ペンが受けても中継芯の先端部が穂
先内へ必要以上にもぐってしまわないようになる。この
ため、従来技術のように、筆ペンの軸内部に設けられて
筆ペン用中継芯を保持するための保持部に隙間が生じな
いようにできるので、従来技術のように筆ペンにインク
漏れを生じさせないようにできる。
【0010】さらに、前記大径部の長さ寸法が、細径部
が前記穂先内に入るインキ導入孔の開口端と前記大径部
が筆ペン軸内において保持される前記保持部後端との間
の長さ寸法よりも長くされているので、譬え細径部の前
部が穂先内に入っていない状態であっても、当該寸法差
によってこの状態で一体になっている穂先および筆ペン
用中継芯を筆ペン軸に組み付ければ、そのときの組付力
によって、細径部は穂先内に自動的に全部入るようにな
る。
【0011】そして、前記大径部の長さ寸法が、細径部
が前記穂先内に入るインキ導入孔の開口端と前記大径部
が筆ペン軸内において保持される前記保持部後端との間
の長さ寸法よりも長くされているので、たとえ衝撃力を
受けても中継芯が保持部内で移動することなく筆ペン軸
の内部に設けられた中継芯を保持するための保持部に従
来技術のように隙間を生じさせないようになる。
【0012】しかして、請求項2記載の筆ペンによれ
ば、細径部の先端は面取りされているので、筆ペン用中
継芯を穂先のインキ導入孔に入れ易くなる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本考案に係る筆ペン
1を図示した実施例に従って詳細に説明する。図1は本
考案に係る筆ペンの長手方向に沿った断面図、図2は本
考案に係る筆ペンの分解斜視図、図3は要部断面図であ
る。
【0014】筆ペン1は、合成繊維製の穂先2を保持す
る前軸4と、前軸4を接続しかつ後述するインキタンク
のインキを穂先2に中継して送る筆ペン用中継芯6を保
持するとともに後述するコレクタの作用によってインキ
調節体としても機能する保持部8が形成された中軸10
と、中軸10に接続され内部に撹拌ボール11を有する
インキタンク12が収納される後軸14とからなる筆ペ
ン軸16を備えてなる。なお、符号18が示すものはコ
レクタであって、筆ペン用中継芯6の周囲を取り囲むよ
うにして中軸10に設けられている。
【0015】穂先2の後端にはフランジ2aが形成され
ており、このフランジ2aによって、穂先2が前軸4か
ら抜けないようになっている。また、穂先2の後端から
内部にかけては、筆ペン用中継芯6の後述する細径部6
aが嵌入固定されるインキ導入孔2cが形成されてい
る。
【0016】筆ペン用中継芯6は、穂先2内に嵌入固定
される細径部6aと、細径部6aと連続して形成され筆
ペン用中継芯6を保持部8に保持するための大径部6b
とからなる。そして、大径部6bの長さ寸法l1は、イ
ンキ導入孔2cの開口端2c’と大径部6bが筆ペン軸
16内において保持される保持部8の後端8cとの間の
長さ寸法l2よりも長くされている。具体的には、大径
部6bの長さ寸法l1を基準長さとした場合に、インキ
導入孔2cの開口端2c’と大径部6bが筆ペン軸16
内において保持される保持部8の後端8cとの間の長さ
寸法l2は、基準長さl1の1.01〜1.03倍の長さ
であるそして、細径部6aの先端は面取りされて面取り
部6a’とされている。
【0017】しかして、筆ペン1によれば、筆ペン用中
継芯6は、穂先2内に嵌入固定される細径部6aと、細
径部6aと連続して形成され筆ペン用中継芯6を保持部
8に保持するための大径部6bとからなるので、両径部
6a・6bには段差が生じるようになる。したがって、
細径部6aの全部が穂先2内に入った後は、当該段差に
よる段状面6cによって大径部6bが穂先2内に入らな
くできるようになるため、あらかじめ当該入らなくなる
まで筆ペン用中継芯6を押し込むように決めておけば、
常に一定量の長さ分穂先2内に筆ペン用中継芯6を挿入
することができるようになる。したがって、穂先2へ流
れるインク流量を一定にすることができる。
【0018】また、段状面6cがあることによって、譬
え落下による衝撃力を筆ペン1が受けても筆ペン用中継
芯6の先端部6dが穂先2内へ必要以上にもぐってしま
わないようになる。このため、従来技術のように、筆ペ
ン1の軸内部に設けられて筆ペン用中継芯6を保持する
ための保持部8に隙間が生じないようにできるので、従
来技術のように筆ペン1にインク漏れを生じさせないよ
うにできる。
【0019】さらに、大径部6bの長さ寸法l1が、細
径部6aが穂先2内に入るインキ導入孔2cの開口端2
c’と大径部6bが筆ペン軸16内において保持される
保持部後端8cとの間の長さ寸法l2よりも長くされて
いるので、譬え細径部6aの全部が穂先内に入っていな
い状態であっても、当該寸法差によってこの状態で一体
になっている穂先2および筆ペン用中継芯6を筆ペン軸
16に組み付ければ、そのときの組付力によって、細径
部6aは穂先2内に自動的に全部入るようになる。
【0020】そして、大径部6bの長さ寸法l1が、細
径部6aが穂先2内に入るインキ導入孔2cの開口端2
c’と大径部6bが筆ペン軸16内において保持される
保持部後端8cとの間の長さ寸法l2よりも長くされて
いるので、たとえ衝撃力を受けても筆ペン用中継芯6は
保持部内で移動することなく当該長さ寸法差によって筆
ペン軸16の内部に設けられた筆ペン用中継芯6を保持
するための保持部8に従来技術のように隙間を生じさせ
ないようにできる。
【0021】細径部の先端は面取りされているので、筆
ペン用中継芯を穂先のインキ導入孔に入れ易くなるの
で、組付け作業が楽になる。
【0022】
【考案の効果】穂先へ流れるインク流量にバラツキが生
じることがなくかつ落下による衝撃を受けても中継芯の
先端部が穂先内へもぐってしまわないようにできこれに
より落下等による衝撃力を受けても筆ペンにインク漏れ
を生じさせないようにできる。また、細径部の先端は面
取りされているので、筆ペン用中継芯を穂先のインキ導
入孔に入れ易くなるので、組付け作業が楽になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る筆ペンの長手方向に沿った断面図
である。
【図2】本考案に係る筆ペンの分解斜視図である
【図3】要部断面図である。
【図4】従来技術の問題点を示す図である。
【符号の説明】
1 筆ペン 2 穂先 2c インキ導入孔 2c’ 開口端 4 前軸 6 筆ペン用中継芯 6a 細径部 6b 大径部 8 保持部 8c 保持部後端 10 中軸 12 インキタンク 14 後軸 16 筆ペン軸 l1 大径部の長さ寸法 l2 インキ導入孔の開口端と、大径部が筆ペン軸内
において保持される保持部後端との間の長さ寸法

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穂先を保持する前軸と、この前軸を接続
    しかつインキタンクのインキを穂先に中継して送る筆ペ
    ン用中継芯を保持する保持部が形成された中軸と、この
    中軸に接続され前記インキタンクが収納される後軸とか
    らなる筆ペン軸を備えた筆ペンであって、前記筆ペン用
    中継芯は、前記穂先内に嵌入固定される細径部とこの細
    径部と連続して形成され前記筆ペン用中継芯を前記保持
    部に保持するための大径部とからなり、前記大径部の長
    さ寸法が、前記細径部が前記穂先内に入るインキ導入孔
    の開口端と前記保持部の後端との間の長さ寸法よりも長
    くされた筆ペン。
  2. 【請求項2】 前記細径部の先端は面取りされているこ
    とを特徴とする請求項1記載の筆ペン。
  3. 【請求項3】 前記細径部が前記穂先内に入るインキ導
    入孔の開口端と前記保持部後端との間の長さ寸法を基準
    長さ寸法とした場合に、前記大径部の長さ寸法は、前記
    基準長さ寸法の1.01〜1.03倍あることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の筆ペン。
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