JP4059548B2 - 水性ボールペン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は水性ボールペンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な水性ボールペンは、軸の後部に設けたインクタンクからインク誘導芯を介してインクを前方へ移動させることによりボールペンチップへ供給する構造になっている。そして、図5に示すように、ボールペンチップ1はチップ保持体2により固定され、ボールペンチップ1の内蔵芯3の後端部がチップ保持体2の通孔4を貫通して後方のインク誘導芯収容孔5内へ突出し、インク誘導芯収容孔5に挿入されたインク誘導芯6の前端部に上記の内蔵芯3の後端部が差し込まれてインク誘導芯6とボールペンチップ1が接続する構造になっている。
【0003】
上記のような従来の水性ボールペンは、ボールペンチップ1の内蔵芯3の径が小さい場合に、その内蔵芯3をインク誘導芯6に差し込む際に、内蔵芯3が折れ曲がって接続不良になり、インク誘導芯6から内蔵芯3へインクがスムースに供給されず筆記不良を発生するという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、ボールペンチップの内蔵芯とインク誘導芯を正常に接続できて、インク誘導芯から内蔵芯への円滑なインク供給を確保できる水性ボールペンの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の水性ボールペンは、ボールペンチップ1をチップ保持体2により固定し、ボールペンチップ1の内蔵芯3の後端部をチップ保持体2の通孔4に通して後方のインク誘導芯収容孔5内へ突出させ、インク誘導芯6の前端部へ差し込むことにより接続させる構造の水性ボールペンにおいて、チップ保持体2のインク誘導芯収容孔5の前端内壁7における通孔4の周囲箇所に上記の内蔵芯3を囲繞しながら後方へ突出して、後端に向って径が小さくなるように形成された、インク誘導芯6の前端部へ差し込み状態となる截頭円錐状突起8を設けるとともに、前記チップ保持体2を前記通孔4、誘導芯収容孔5、前端内壁7及び截頭円錐状突起8を有する一体の部材として形成し、前記截頭円錐状突起8後端から前記内蔵芯3後端が突出するようにしたことを特徴とする構成にしたものである。
【0006】
なお、インク誘導芯6とボールペンチップ1の内蔵芯3との接続部においてインク誘導芯6から内蔵芯3へのインク供給をスムースにするために、截頭円錐状突起8の外面から中心部の通孔4へ開通するスリット9を設けることが好ましい。
【0007】
【実施例】
図1〜図4は本発明の実施例を示したものである。この実施例の水性ボールペンは、まず図1に示すように、軸10の後部にインクタンク11を設け、インクタンク11の前方にインク保溜体12を配し、インク保溜体12の中心孔にインク誘導芯6を挿通し、インク保溜体12の前方にボールペンチップ1を固定したチップ保持体2を接合し、又、軸10の前端にチップ保持体2を覆う口金13を接合している。
【0008】
そして、ボールペンチップ1は前端位置にボール14を転動自在に保持すると共に、そのボール14へ後方からインクを供給するために径の小さい芯を内蔵している。このボールペンチップ1の内蔵芯3は後方へ突出していて、図2に示すように、チップ保持体2に設けた通孔4を貫通して、通孔4の後方に設けたインク誘導芯収容孔5内に突出している。このインク誘導芯収納孔5にはインク誘導芯6の前端部が挿入されている。
【0009】
チップ保持体2のインク誘導芯収容孔5の前端内壁7における通孔4の周囲箇所には後方へ突出する截頭円錐状突起8を設けている。この截頭円錐状突起8は横向き円錐形を呈し、後端へ向って径が小さくなっている。この截頭円錐状突起8は通孔4に通したボールペンチップ1の内蔵芯3を囲繞した状態でインク誘導芯6の前端部に差し込まれている。インク誘導芯6は繊維束又は連続気泡を有する発泡樹脂などで形成され、前端切断面には多少毛羽立ちが生じているので、インク誘導芯6にはボールペンチップ1の内蔵芯3をある長さ以上差し込む必要がある。インク誘導芯6にボールペンチップ1の内蔵芯3を差し込む場合、截頭円錐状突起8と共に差し込むことができるので、内蔵芯3は截頭円錐状突起8に保護されて曲がったり折れたりせずにスムースにインク誘導芯6に差し込むことができる。
【0010】
また、上記の截頭円錐状突起8には、図3及び図4に示すように、周方向の複数箇所に外面から中心部の通孔4へ開通するスリット9を放射状に設けている。インク誘導芯6のインクはこのスリット9からも通孔4内に浸入するので、ボールペンチップ1の内蔵芯3に対するインク供給が良好になる。
【0011】
【発明の効果】
本発明の水性ボールペンは上記の通りであり、ボールペンチップ1の内蔵芯3をインク誘導芯6に対してスムースに、且つ折れ曲がることなく正常に接続して筆記不良を防止することができる。また、従来は内蔵芯を差し込むためにインク誘導芯に予備穴を設けていたが、本発明の水性ボールペンはそのような手間を省くことができる。また、請求項2記載のように、截頭円錐状突起8にスリット9を設けることにより、インク誘導芯6からボールペンチップ1の内蔵芯3に対する良好なインク供給を確保することができる。したがって、本発明は水性ボールペンの組立性を向上させ、且つ品質を安定化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 略全体の軸方向の断面図である。
【図2】 要部の軸方向の断面図である。
【図3】 図2の断面に垂直な軸方向の断面図である。
【図4】 図3のA−A線における軸方向に垂直な断面図である。
【図5】 従来例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
1…ボールペンチップ
2…チップ保持体
3…ボールペンチップの内蔵芯
4…通孔
5…インク誘導芯収容孔
6…インク誘導芯
7…インク誘導芯収容孔の前端内壁
8…截頭円錐状突起
9…スリット
10…軸
11…インクタンク
12…インク保溜体
13…口金
14…ボール
Claims (2)
- ボールペンチップ1をチップ保持体2により固定し、ボールペンチップ1の内蔵芯3の後端部をチップ保持体2の通孔4に通して後方のインク誘導芯収容孔5内へ突出させ、インク誘導芯6の前端部へ差し込むことにより接続させる構造の水性ボールペンにおいて、チップ保持体2のインク誘導芯収容孔5の前端内壁7における通孔4の周囲箇所に上記の内蔵芯3を囲繞しながら後方へ突出して、後端に向って径が小さくなるように形成された、インク誘導芯6の前端部へ差し込み状態となる截頭円錐状突起8を設けるとともに、前記チップ保持体2を前記通孔4、誘導芯収容孔5、前端内壁7及び截頭円錐状突起8を有する一体の部材として形成し、前記截頭円錐状突起8後端から前記内蔵芯3後端が突出するようにしたことを特徴とする水性ボールペン。
- 截頭円錐状突起8の外面から中心部の通孔4へ開通するスリット9を設けた請求項1記載の水性ボールペン。
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JP27047697A JP4059548B2 (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 水性ボールペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27047697A JP4059548B2 (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 水性ボールペン |
Publications (2)
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JPH1191286A JPH1191286A (ja) | 1999-04-06 |
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Family
ID=17486842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27047697A Expired - Fee Related JP4059548B2 (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | 水性ボールペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4059548B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP27047697A patent/JP4059548B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1191286A (ja) | 1999-04-06 |
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