JP2592630Y2 - 移動式クレーンの非常ブレーキ装置 - Google Patents

移動式クレーンの非常ブレーキ装置

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JP2592630Y2
JP2592630Y2 JP1992026083U JP2608392U JP2592630Y2 JP 2592630 Y2 JP2592630 Y2 JP 2592630Y2 JP 1992026083 U JP1992026083 U JP 1992026083U JP 2608392 U JP2608392 U JP 2608392U JP 2592630 Y2 JP2592630 Y2 JP 2592630Y2
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brake
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pedal
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敏行 平田
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Komatsu Ltd
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  • Braking Systems And Boosters (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は自走式クレーン車等、
下部走行車体に上部旋回台が搭載された車両において、
主ブレーキ回路の一部が欠損したときの非常ブレーキ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は車輪式移動クレーンの側面図を示
す。図において、下部走行車体Aの上部に上部旋回台B
が搭載され、上部旋回台BはC−Cを旋回中心として旋
回し得るようになっており、運転室Dは、上部旋回台B
に設けられている。
【0003】図3は従来のブレーキ装置を説明するため
のシステム構成図である。図において、スイベルジョイ
ントEから下部が下部走行車体Aに配設され、上部が上
部旋回台Bに配設されており、油圧管路Fが上下の油圧
装置を連結している。そして運転室Dに設けられたブレ
ーキペダルGを運転者が踏むと油圧ブーストマスタIの
ピストンロッドHを矢印H方向へストロークYだけ
動かされて圧油が油圧管路Fを通ってブレーキバルブJ
に入り、空気管路K,Kからの圧縮空気がブレーキ
バルブJを介して空気管路M,Mに連通し、レギュ
レータN,N、シャットルバルブP,Pを通っ
てパワクラスタQ,Qへ入り、圧油をフロントブレ
ーキR,リヤブレーキRへ送って作動させるように
なっている。
【0004】また、運転者が補助ブレーキスイッチSを
作動すると、電気信号が電気配線Tを通ってエア電磁
バルブUを閉位置Uから開位置Uに切換えて、ドラ
イタンクVからの圧縮空気がシャットルバルブP,P
,パワクラスタQ,Qへ入り、圧油をフロントブ
レーキR,リヤブレーキRへ送って作動させるよう
になっている。Wは駐車ブレーキ、Xは排気ブレーキで
ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の移動式クレ
ーン車等においては、上部旋回台Bの運転室Dから、ス
イベルジョイントEを通して下部走行車体へ主ブレーキ
信号を伝達するが、小型の車両においてはスイベルジョ
イントEの大きさに制約があり、(ただしスイベルジョ
イントは電気信号系の容量は余裕がある)図3に示した
ように、一系統の油圧管路Fのみが上部旋回台Bから下
部走行車体Aへ連結されており、油圧管路Fが何らかの
原因により欠損すると、運転者は駐車ブレーキW、また
は補助ブレーキスイッチSを作動させて車両を停止させ
ようとするが、実際には気が動転し、適確な操作ができ
ない場合もあるという重大な問題があった。そして特に
クレーンのオンタイヤ吊り作業時において、アウトリガ
を張り出す余裕が無い場所でアウトリガを張り出さず、
クレーンの吊り作業をする場合、タイヤで吊り荷の荷重
を支えることになる。このとき、車両が動かないよう駐
車ブレーキをかけるが、通常駐車ブレーキは差動装置よ
りも原動機に近い側にあり、左右輪に異なる荷重が働く
と反対方向に回転し、車両が動くおそれがある。このよ
うにクレーンの吊り作業では上部旋回台の回転と共に吊
荷の位置が移動し、左右輪に異なる荷重が働き車両が動
くことになり危険である。それを防止するため、差動装
置よりもタイヤ側に設けられた主ブレーキを作動させ、
左右輪が動かないようにしているが、このときブームの
伸縮、起伏等を足踏みペダルにより操作するため、ブレ
ーキペダルを踏みっぱなしで主ブレーキを作動させ、ク
レーン作業することは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用効果】この考案は
上記に鑑みなされたものであって、下部走行体に主ブレ
ーキ装置を設けると共に、上部旋回台の運転室に主ブレ
ーキ装置を操作するブレーキペダルと補助ブレーキスイ
ッチを設けた車輪式移動クレーンにおいて、上記主ブレ
ーキ装置を作動させる切換弁と、補助ブレーキスイッチ
からの信号を切換弁に伝達する電気配線と、主ブレーキ
回路が欠損し、ブレーキペダルのストロークが増したと
きに信号を出すスイッチを設け、該スイッチからの信号
を電気配線を介して接続点にて補助ブレーキスイッチか
らの電気配線に接続したものである。このようにこの考
案は従来の補助ブレーキ回路をそのまま利用し、補助ブ
レーキスイッチとは別に、主ブレーキ回路が欠損し、ブ
レーキペダルのストロークが増したときに信号を出す非
常時専用のスイッチを設けたものであり、クレーンのオ
ンタイヤ吊り作業時には補助ブレーキスイッチを手動に
て操作し、車両を停止させることができると共に、主ブ
レーキ回路が欠損した場合はブレーキペダルを通常より
大きく踏み込むことにより車両を緊急制動、停止させる
事ができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの考案の実施例につ
いて説明する。図1はこの考案による非常ブレーキ装置
を説明するためのシステム構成図であって、上記図3に
示したと同様な装置には同じ符号を付して説明は省略す
る。そしてこの実施例が図3に示したブレーキ装置に比
し最も特徴とする点は、ブレーキペダルGのストローク
(踏込み量)が通常はYで示した長さであるが、油圧
管路Fの一部が何等かの原因によって欠損するとブレー
キペダルGのストロークが大きくなってYで示した長
さになり、非常ペダルスイッチ1がペダルGによりOF
F(開)位置からON(閉)位置に切換わり、電気配線
2へ電気信号が入り、電気配線2は3で示した接続点で
補助ブレーキスイッチSからの電気配線Tに接続して
いるので、この電気信号が電気配線Tに伝えられるこ
とである。そして電気配線Tに電気信号が伝えられる
と、そのあとは上記従来の技術で説明したと同様にして
フロントブレーキR及びリヤブレーキRが作動する
ものである。
【0008】このようにしてこの実施例では、油圧管路
Fの一部が欠損しても運転者が通常のブレーキ動作と同
様にブレーキペダルGを踏み込んで、非常ペダルスイッ
チ1がON位置になると、運転者が補助ブレーキスイッ
チSを作動させたときと全く同様に主ブレーキR,R
が作動するので、車両走行時の安全が確保されるもの
である。
【0009】またこの実施例においては非常ペダルスイ
ッチ1の作動により主ブレーキ回路に制動信号を送って
主ブレーキ装置R,Rを作動させたが、他の実施例
として駐車ブレーキWの電磁制御弁Zに信号を送って駐
車ブレーキ装置を作動させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による非常ブレーキ装置を説明するた
めのシステム構成図である。
【図2】一般の車輪式移動クレーンの側面図である。
【図3】従来のブレーキ装置を説明するためのシステム
構成図である。
【符号の説明】
1 非常ペダルスイッチ 2 電気配線 3 接続点 A 下部走行体 B 上部旋回台 D 運転室 F 油圧管路 G ブレーキペダル R主ブレーキ R主ブレーキ S 補助ブレーキスイッチ T電気配線 W 駐車ブレーキ Z 電磁制御弁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 17/18,13/40

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体(A)に主ブレーキ装置(R
    ,R )を設けると共に、上部旋回台(B)の運転室
    (D)に主ブレーキ装置(R ,R )を操作するブレ
    ーキペタル(G)と補助ブレーキスイッチ(S)を設け
    た車輪式移動クレーンにおいて、上記主ブレーキ装置
    (R ,R )を作動させる切換弁(U)と、補助ブレ
    ーキスイッチ(S)からの信号を切換弁(U)に伝達す
    る電気配線(T )と、主ブレーキ回路(F)が欠損
    し、ブレーキペダル(G)のストロークが増したときに
    信号を出すスイッチ(1)を設け、該スイッチ(1)か
    らの信号を電気配線(2)を介して接続点(3)にて補
    助ブレーキスイッチからの電気配線(T )に接続した
    ことを特微とする移動式クレーンの非常ブレーキ誌置。
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JPS6125261U (ja) * 1984-07-23 1986-02-14 住友重機械工業株式会社 ブレ−キ装置

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