JP2592472Y2 - ワイパモータ制御回路 - Google Patents

ワイパモータ制御回路

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JP2592472Y2
JP2592472Y2 JP1992061015U JP6101592U JP2592472Y2 JP 2592472 Y2 JP2592472 Y2 JP 2592472Y2 JP 1992061015 U JP1992061015 U JP 1992061015U JP 6101592 U JP6101592 U JP 6101592U JP 2592472 Y2 JP2592472 Y2 JP 2592472Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワイパモータ制御回路
に関し、特に、車速の高低変化に応じてワイパモータの
間欠動作時間を変化させるためのワイパモータ制御回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイパモータの制御に於いて、例
えば車速の増大に伴って間欠時間を減少させるようにし
た車速感応ワイパコントローラがある。そのような車速
に対する間欠時間の変化を制御するには、例えばCPU
を用いて、車速を演算しかつその車速値に対応する間欠
時間のデータを求めることにより可能であり、車速の上
昇に対して間欠時間の減少幅を漸減させる非線形特性に
極めて近い制御特性を得ることができる。しかしなが
ら、CPUを用いることから、その使用環境制限や、開
発費などコストアップするという問題がある。
【0003】また、アナログやディジタル回路のハード
面で対応することも考えられる。この場合には、車速パ
ルスを例えば電圧に変換し、その電圧値に応じて段階的
に間欠時間を決定することができる。しかしながら、こ
の場合には、車速変化に対して階段状に間欠時間が変化
することになるため、非線形特性の高精度化を達成する
ためには回路の規模が大きくなって装置が高騰化すると
いう問題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本考案の主な目的は、回路規模を大きく
することなく、高精度な非線形特性を実現し得るワイパ
モータ制御回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本考
案によれば、車速の高低変化に応じてワイパモータの間
欠時間を変化させるためのワイパモータ制御回路であっ
て、前記車速の変化に応じて周期を変化させる車速パル
ス信号を出力する車速信号発生手段と、前記車速パルス
信号をリップル成分を有するF/V変換信号に変換する
ためのF/V変換回路と、前記F/V変換信のリップ
ル成分を異なる閾値毎に比較するための複数の比較回路
と、記複数の比較回路の出力の変化に応じて増減する
時定数を与える時定数回路と、前記時定数に基づいて前
記ワイパモータの間欠時間を設定する間欠時間設定回路
と、前記間欠時間設定回路出力によりワイパモータを
駆動するモータ駆動回路とを有することを特徴とするワ
イパモータ制御回路を提供することにより達成される。
【0006】
【作用】このようにすれば、車速パルス信号をF/V変
換し、そのF/V出力をリップル成分を有する信号にし
て、複数の比較回路にてそれらの異なる閾値と比較して
おり、各比較回路の出力が車速の変化に応じてPWM制
御された状態になるため、複数の比較回路の出力に応じ
て時定数増減させて、ワイパモータの間欠時間を車速
に応じて変化させることができる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の好適実施例を添付の図面を参
照して詳しく説明する。
【0008】図1は、本考案が適用された車速感応ワイ
パコントローラの回路図の要部を示す図である。図示さ
れない車速センサからのパルス信号が、エミッタ接地さ
れたトランジスタにより構成された車速パルス発生器1
に入力され、その車速パルス発生器1の出力がF/Vコ
ンバータ2に入力されるようになっている。なお、F/
Vコンバータ2の入力端子INが抵抗R1を介して電源
に接続され、F/Vコンバータ2のTC端子がコンデン
サC1を介して接地されている。
【0009】F/Vコンバータ2の出力信号ラインは、
F/V出力信号をリップル成分を有する信号にするべ
く、互いに並列に接続された抵抗R2及びコンデンサC
2介して接地されている。F/Vコンバータ2から出力
されるリップル成分を有するF/V信号は、複数の比較
回路としての第1〜第4コンパレータ3a〜3dの負側
端子に反転入力される。それら第1〜第4コンパレータ
3a〜3dの各正側端子には、電源及び接地間に直列に
接続された5本の抵抗R3〜R7の各ノードが閾値とし
ての各基準電圧を印加するべくそれぞれ接続されてい
る。なお、第1コンパレータ3aの方の基準電圧値が第
4コンパレータ3dの方よりも高く設定されている。
【0010】各第1〜第4コンパレータ3a〜3dの出
力信号が、対応して設けられた第1〜第4トランジスタ
Q1〜Q4のベースにそれぞれ入力するようになってい
る。それら第1〜第4トランジスタQ1〜Q4の各エミ
ッタが電源に接続されており、電源及び第1トランジス
タQ1のエミッタ間のノードと、第1〜第4トランジス
タQ1〜Q4の各コレクタとが、互いに並列に設けられ
た5本の抵抗R8〜R12をそれぞれ介して、間欠時間
設定回路としてのタイマIC(例えば555)4の放電
端子DIに接続されている。
【0011】タイマIC4のリセット端子RSが電源に
接続されている。放電端子DIと閾値端子THとの間に
は、抵抗R13とダイオードD1とが並列に接続されて
おり、閾値端子TH及びトリガ端子TR間が、互いに短
絡されてコンデンサC3を介して接地されている。ま
た、端子CVがコンデンサC4を介して接地されてい
る。上記各抵抗R8〜R12とコンデンサC3との組み
合わせにより時定数回路が構成される。
【0012】タイマIC4の出力端子OUTが、モータ
駆動回路のインバータNTを介して、エミッタ接地され
た制御トランジスタQ5のベースと接続されている。そ
の制御トランジスタQ5のコレクタがモータ駆動素子の
FETのゲートに接続されている。FETのソースは図
示されないバッテリに接続され、FETのドレインが、
一端を接地されたワイパモータ5の他端に接続されてい
る。
【0013】このようにして構成されたワイパモータ制
御回路の作動要領について、図2のタイムチャートを参
照して以下に示す。なお、図2では車速が上昇する場合
を示しており、車速パルス信号である車速パルス発生器
1の出力信号波形のピッチ及び幅が漸次狭まっている。
F/Vコンバータ2から出力される信号波形は、コンデ
ンサC2・抵抗R2の値を小さくすることにより、図2
に示されるように、リップル成分を有する鋸歯状の信号
となる。その鋸歯状F/V信号は、車速の上昇に伴って
ピッチを狭めかつ平均値を上昇させるようになる。
【0014】上記F/V信号が各コンパレータ3a〜3
dに入力され、それぞれの基準電圧値と比較される。な
お、本実施例では、F/V信号が基準電圧よりも低い場
合にコンパレータが導通状態になる。その比較結果とし
て、例えば第2及び第3コンパレータ3b・3cについ
て、それらの各出力信号を図2の下2段に示す。なお、
第3コンパレータ3cの基準電圧値Vcが第2コンパレ
ータ3bの基準電圧値Vbよりも低く設定されている。
【0015】基準電圧値Vcに対して入力F/V信号が
低いと第3コンパレータ3cの出力が高レベル(H)で
あり、第2コンパレータ3bの出力も高レベル(H)で
ある。車速の上昇に伴って、F/V信号の基準電圧値V
cより低い区間が短くなるため、第3コンパレータ3c
の導通状態である出力のHレベルの幅が順次減少してい
くPWM制御された状態の信号波形が得られる。さらに
車速が上昇するに連れて、第3コンパレータ3cのHレ
ベル出力が消滅するが、完全に消滅する前にF/V信号
の基準電圧値Vbを越える区間が生じて、同様に第2コ
ンパレータ3bのHレベルの幅が順次減少していく。上
記両コンパレータ3b・3cのPWM化された波形によ
り、対応する各トランジスタQ2・Q3がスイッチング
制御される。
【0016】ところで、タイマIC4の出力波形は、図
3に示されるようにパルス波として出力され、そのHレ
ベル区間が間欠時間T1になり、Lレベル区間がワイパ
モータ5の駆動時間T2になる。間欠時間T1は、抵抗
R8〜R12の選択されたものとコンデンサC3とによ
る時定数で決定され、駆動時間T2は、抵抗R13とコ
ンデンサC3とによる時定数で決定される。ここで、抵
抗R8は、常時コンデンサC3と接続状態であり、駆動
時間T2の基準時定数要素として用いられ、R8×C3
の時定数が最長となるようにされている。他の各抵抗R
9〜R12は、それぞれ対応するトランジスタQ1〜Q
4のオン時に、抵抗R8と並列状態にてコンデンサC3
と接続される時定数要素として用いられるが、車速が十
分低い場合には全トランジスタQ1〜Q4がオフ状態で
あり、車速の上昇に伴ってトランジスタQ4から順にオ
ン状態になる。
【0017】図2のタイムチャートでは、車速がある程
度低いときから上昇する場合を示しており、その初期に
は第2及び第3コンパレータ3b・3cの出力ともHレ
ベルであり、両抵抗R10・R11が抵抗R8と並列に
コンデンサC3と接続状態になり(抵抗R12も同様で
ある)、それらの組み合わせによる時定数に基づいてタ
イマIC4の出力の間欠時間T1が決定される。そし
て、車速の上昇に伴って、トランジスタQ3が間欠的に
オン/オフし始め、そのオン時間の増加に伴って時定数
が変化することになり、次いでトランジスタQ2がオン
/オフし始め、さらに時定数が変化することになり、間
欠時間T1が短くなる。
【0018】また、F/Vの出力波形の波長が両基準電
圧値Vb・Vcの間隔よりも短くされており、トランジ
スタQ3が完全にオン状態になる前に、トランジスタQ
2が間欠的にオン/オフし始めるようになる。そのた
め、両者の間欠的オン/オフ状態がオーバラップするよ
うになっており、車速−間欠時間の好適な非線形特性が
より一層近似的に実現し得る。なお、本実施例では、コ
ンパレータ4を4個用いて制御するようにしたが、コン
パレータの数は何個であっても良い。また、R3〜R
7、及びR8〜R12の値を適当に設定することによ
り、間欠時間の特性を任意に変更可能である。
【0019】
【考案の効果】このように本考案によれば、CPUを用
いることなく、車速−間欠時間の好適な非線形特性を実
現できるため、装置コストを低減化し得ると共に、回路
構成も複雑化することなく、極めて容易に車速に応じた
間欠時間の変化の高精度化を実現でき、その効果は極め
て大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に基づく車速感応ワイパ装置の要部を示
す回路図。
【図2】本ワイパ装置の作動要領を示すタイムチャー
ト。
【図3】車速の変化に対する間欠時間の変化を示すタイ
ムチャート。
【符号の説明】
1 車速パルス発生器 2 F/Vコンバータ 3a〜3d 第1〜第4コンパレータ 4 タイマIC 5 ワイパモータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車速の高低変化に応じてワイパモータ
    の間欠時間を変化させるためのワイパモータ制御回路で
    あって、 前記車速の変化に応じて周期を変化させる車速パルス信
    号を出力する車速信号発生手段と、前記車速パルス信号
    リップル成分を有するF/V変換信号に変換するため
    のF/V変換回路と、前記F/V変換信のリップル成
    を異なる閾値毎に比較するための複数の比較回路と、
    記複数の比較回路の出力の変化に応じて増減する時定
    数を与える時定数回路と、前記時定数に基づいて前記ワ
    イパモータの間欠時間を設定する間欠時間設定回路と、
    前記間欠時間設定回路出力によりワイパモータを駆動
    するモータ駆動回路とを有することを特徴とするワイパ
    モータ制御回路。
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