JP3024514B2 - ソレノイド制御装置 - Google Patents
ソレノイド制御装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に設けられた
複数のソレノイドを同一タイミングで電流フィードバッ
ク制御を行うソレノイド制御装置に関する。
複数のソレノイドを同一タイミングで電流フィードバッ
ク制御を行うソレノイド制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のソレノイド制御装置の構成
を示すブロック図である。図4において、この例には、
定電圧電源1と、この定電圧電源1に一端が直列接続さ
れたソレノイドL1と、このソレノイドL1の他端がコ
レクタに接続されて電流フィードバック制御を行うソレ
ノイド駆動用トランジスタQ1が設けられている。
を示すブロック図である。図4において、この例には、
定電圧電源1と、この定電圧電源1に一端が直列接続さ
れたソレノイドL1と、このソレノイドL1の他端がコ
レクタに接続されて電流フィードバック制御を行うソレ
ノイド駆動用トランジスタQ1が設けられている。
【0003】また、ソレノイド駆動用トランジスタQ1
のエミッタと接地間に接続されて、エミッタ電流による
降下電圧(ソレノイドL1の通流電流に対応)を得るた
めの電流/電圧変換用抵抗器R1と、この電流/電圧変
換用抵抗器R1で得られた電圧からエミッタ電流に対応
した電圧値に変換するための電流−電圧(I−V)変換
器2aと、マイクロコンピュータ(MPU)3が設けら
れている。
のエミッタと接地間に接続されて、エミッタ電流による
降下電圧(ソレノイドL1の通流電流に対応)を得るた
めの電流/電圧変換用抵抗器R1と、この電流/電圧変
換用抵抗器R1で得られた電圧からエミッタ電流に対応
した電圧値に変換するための電流−電圧(I−V)変換
器2aと、マイクロコンピュータ(MPU)3が設けら
れている。
【0004】MPU3は、CPU3aと、A/D変換器
3bと、インタフェース(I/F)部3cを有してい
る。また、ソレノイドL2の他端がコレクタに接続され
て電流フィードバック制御を行うソレノイド駆動用トラ
ンジスタQ2と、ソレノイド駆動用トランジスタQ2の
エミッタと設置間に接続されて、エミッタ電流による降
下電圧(ソレノイドL2の通流電流に対応)を得るため
の電流/電圧変換用抵抗器R2と、電流/電圧変換用抵
抗器R2で得られた電圧からエミッタ電流に対応した電
圧値(出力電圧VI )に変換するための電流−電圧(I
−V)変換器2bが設けられている。
3bと、インタフェース(I/F)部3cを有してい
る。また、ソレノイドL2の他端がコレクタに接続され
て電流フィードバック制御を行うソレノイド駆動用トラ
ンジスタQ2と、ソレノイド駆動用トランジスタQ2の
エミッタと設置間に接続されて、エミッタ電流による降
下電圧(ソレノイドL2の通流電流に対応)を得るため
の電流/電圧変換用抵抗器R2と、電流/電圧変換用抵
抗器R2で得られた電圧からエミッタ電流に対応した電
圧値(出力電圧VI )に変換するための電流−電圧(I
−V)変換器2bが設けられている。
【0005】以上のように構成されたソレノイド制御装
置について、以下にその動作について説明する。
置について、以下にその動作について説明する。
【0006】ソレノイドL1の電流フィードバック制御
をソレノイド駆動用トランジスタQ1で行っている。ま
た、ソレノイドL2の電流フィードバック制御をソレノ
イド駆動用トランジスタQ2で行っている。この場合の
電流フィードバック制御はソレノイド駆動用トランジス
タQ1,Q2のエミッタにそれぞれ設けられた電流/電
圧変換用抵抗器R1,R2での降下電圧からI−V変換
器2a,2bがソレノイドL1、L2の通流電流に対応
する電圧値を生成し、このI−V変換器2aからの電圧
をMPU3のA/D変換器3bでデジタル化してCPU
3aが取り込んでいる。また、I−V変換器2bからの
電圧をA/D変換器4でデジタル化してMPU3のイン
タフェース(I/F)部4を通じてCPU3aで取り込
んでいる。このように上記従来例のソレノイド制御装置
では、I−V変換器2a,2bが出力するソレノイドL
1,L2の通流電流に対応する電圧値をデジタル化し、
MPU3がソレノイド駆動用トランジスタQ1,Q2を
駆動して、電流フィードバック制御を行うことが出来
る。
をソレノイド駆動用トランジスタQ1で行っている。ま
た、ソレノイドL2の電流フィードバック制御をソレノ
イド駆動用トランジスタQ2で行っている。この場合の
電流フィードバック制御はソレノイド駆動用トランジス
タQ1,Q2のエミッタにそれぞれ設けられた電流/電
圧変換用抵抗器R1,R2での降下電圧からI−V変換
器2a,2bがソレノイドL1、L2の通流電流に対応
する電圧値を生成し、このI−V変換器2aからの電圧
をMPU3のA/D変換器3bでデジタル化してCPU
3aが取り込んでいる。また、I−V変換器2bからの
電圧をA/D変換器4でデジタル化してMPU3のイン
タフェース(I/F)部4を通じてCPU3aで取り込
んでいる。このように上記従来例のソレノイド制御装置
では、I−V変換器2a,2bが出力するソレノイドL
1,L2の通流電流に対応する電圧値をデジタル化し、
MPU3がソレノイド駆動用トランジスタQ1,Q2を
駆動して、電流フィードバック制御を行うことが出来
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
のソレノイド制御装置では、個々のソレノイドの駆動電
流に対応した変換電圧値をデジタル化するためのA/D
変換器がそれぞれに必要となり、その構成が複雑化して
装置規模が増大化するという欠点がある。
のソレノイド制御装置では、個々のソレノイドの駆動電
流に対応した変換電圧値をデジタル化するためのA/D
変換器がそれぞれに必要となり、その構成が複雑化して
装置規模が増大化するという欠点がある。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、個々のソレノイドの駆動電流に対応した
変換電圧値を一時的に保持して、ソレノイドの電流フィ
ードバック制御を同一タイミングで駆動することがで
き、例えば、A/D変換器の必要数が低減して装置規模
を縮小できる優れたソレノイド制御装置の提供を目的と
する。
るものであり、個々のソレノイドの駆動電流に対応した
変換電圧値を一時的に保持して、ソレノイドの電流フィ
ードバック制御を同一タイミングで駆動することがで
き、例えば、A/D変換器の必要数が低減して装置規模
を縮小できる優れたソレノイド制御装置の提供を目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のソレノイド制御装置は、複数のソレ
ノイドと、複数のソレノイドのそれぞれの駆動電流を制
御する複数の制御素子と、複数のソレノイドのそれぞれ
の駆動電流を電圧に変換した変換電圧値を得る電圧値生
成手段と、電圧値生成手段からの複数の変換電圧値を順
番にデジタル化する一つのA/D変換手段と、A/D変
換手段が電圧値生成手段からの複数の変換電圧値を順番
にデジタル化するために複数の変換電圧値を順次遅延さ
せ、かつ、保持して出力する保持手段と、A/D変換手
段から取り込んだ複数のソレノイドのそれぞれの変換電
圧値に基づいて複数のソレノイドの電流フィードバック
制御を同一タイミングで行うために複数の制御素子を駆
動する制御手段とを備える構成である。
に、請求項1記載のソレノイド制御装置は、複数のソレ
ノイドと、複数のソレノイドのそれぞれの駆動電流を制
御する複数の制御素子と、複数のソレノイドのそれぞれ
の駆動電流を電圧に変換した変換電圧値を得る電圧値生
成手段と、電圧値生成手段からの複数の変換電圧値を順
番にデジタル化する一つのA/D変換手段と、A/D変
換手段が電圧値生成手段からの複数の変換電圧値を順番
にデジタル化するために複数の変換電圧値を順次遅延さ
せ、かつ、保持して出力する保持手段と、A/D変換手
段から取り込んだ複数のソレノイドのそれぞれの変換電
圧値に基づいて複数のソレノイドの電流フィードバック
制御を同一タイミングで行うために複数の制御素子を駆
動する制御手段とを備える構成である。
【0010】請求項2記載のソレノイド制御装置は、前
記複数の制御素子として、それぞれにトランジスタを用
いると共に、それぞれのソレノイドが電源とそれぞれの
トランジスタのコレクタに接続され、かつ、電圧値生成
手段として、それぞれのトランジスタのエミッタと接地
間に設けた抵抗器と、この抵抗器に流れる電流を電圧変
換する電流−変換回路を用いると共に、制御手段がトラ
ンジスタのベースを駆動して複数のソレノイドの電流フ
ィードバック制御を同一タイミングで行う構成である。
記複数の制御素子として、それぞれにトランジスタを用
いると共に、それぞれのソレノイドが電源とそれぞれの
トランジスタのコレクタに接続され、かつ、電圧値生成
手段として、それぞれのトランジスタのエミッタと接地
間に設けた抵抗器と、この抵抗器に流れる電流を電圧変
換する電流−変換回路を用いると共に、制御手段がトラ
ンジスタのベースを駆動して複数のソレノイドの電流フ
ィードバック制御を同一タイミングで行う構成である。
【0011】請求項3記載のソレノイド制御装置は、前
記保持手段として、複数の変換電圧値を順番に遅延させ
る半導体素子と、変換電圧値を充電して保持するための
コンデンサと、変換電圧値を通電させて今回の変換電圧
値をコンデンサで充電して保持するための第1のスイッ
チング回路と、充電して保持している前回の変換電圧値
をコンデンサから放電するための第2のスイッチング回
路とを備える構成としている。
記保持手段として、複数の変換電圧値を順番に遅延させ
る半導体素子と、変換電圧値を充電して保持するための
コンデンサと、変換電圧値を通電させて今回の変換電圧
値をコンデンサで充電して保持するための第1のスイッ
チング回路と、充電して保持している前回の変換電圧値
をコンデンサから放電するための第2のスイッチング回
路とを備える構成としている。
【0012】
【作用】このような構成により、請求項1,2,3記載
のソレノイド制御装置は、複数のソレノイドのそれぞれ
の駆動電流を、制御素子のトランジスタのエミッタに設
けた抵抗器に流れる電流を電圧変換した変換電圧値とし
て生成し、この変換電圧値を順次遅延して一つのA/D
変換手段でデジタル化している。この場合、今回の変換
電圧値をコンデンサで充電して保持し、また、前回の変
換電圧値をコンデンサから放電している。そして、デジ
タル化した複数のソレノイドのそれぞれの変換電圧値に
基づいて複数のソレノイドの電流フィードバック制御を
制御素子のトランジスタのベースを駆動して同一タイミ
ングで行っている。したがって、従前の説明のようにソ
レノイドに対応した数のA/D変換器が必要なくなり、
装置規模が縮小される。
のソレノイド制御装置は、複数のソレノイドのそれぞれ
の駆動電流を、制御素子のトランジスタのエミッタに設
けた抵抗器に流れる電流を電圧変換した変換電圧値とし
て生成し、この変換電圧値を順次遅延して一つのA/D
変換手段でデジタル化している。この場合、今回の変換
電圧値をコンデンサで充電して保持し、また、前回の変
換電圧値をコンデンサから放電している。そして、デジ
タル化した複数のソレノイドのそれぞれの変換電圧値に
基づいて複数のソレノイドの電流フィードバック制御を
制御素子のトランジスタのベースを駆動して同一タイミ
ングで行っている。したがって、従前の説明のようにソ
レノイドに対応した数のA/D変換器が必要なくなり、
装置規模が縮小される。
【0013】
【実施例】以下、本発明のソレノイド制御装置の実施例
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のソレ
ノイド制御装置の実施例における構成を示すブロック図
である。図1において、この例には、定電圧電源11
と、定電圧電源11に一端が直列接続されたソレノイド
L11と、このソレノイドL11の他端がコレクタに接
続されて電流フィードバック制御を行うソレノイド駆動
用トランジスタQ11が設けられている。さらに、ソレ
ノイド駆動用トランジスタQ11のエミッタと設置間に
接続されて、エミッタ電流が降下した電圧(ソレノイド
L11の通流電流に対応)を得るための電流/電圧変換
用抵抗器R11と、電流/電圧変換用抵抗器R11で得
られた降下電圧からエミッタ電流に対応した電圧値に変
換するための電流−電圧(I−V)変換器12aと、マ
イクロコンピュータ(MPU)13が設けられている。
このMPU13はCPU13aと、A/D変換器13b
と、インタフェース(I/F)部13cからなる。さら
に、以降で説明するI−V変換器12bからの出力電圧
VI を一時的に保持(演算処理余裕時間内)した出力電
圧VO を出力する電圧値保持回路14が設けられてい
る。また、定電圧電源11に一端が直列接続されたソレ
ノイドL12と、このソレノイドL12の他端がコレク
タに接続されて電流フィードバック制御を行うソレノイ
ド駆動用トランジスタQ12とが設けられている。さら
に、ソレノイド駆動用トランジスタQ12のエミッタと
設置間に接続されて、エミッタ電流による降下電圧(ソ
レノイドL12の通流電流に対応)を得るための電流/
電圧変換用抵抗器R12と、電流/電圧変換用抵抗器R
12で得られた電圧からエミッタ電流に対応した電圧値
(出力電圧VI )に変換するためのI−V変換器12b
が設けられている。
を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明のソレ
ノイド制御装置の実施例における構成を示すブロック図
である。図1において、この例には、定電圧電源11
と、定電圧電源11に一端が直列接続されたソレノイド
L11と、このソレノイドL11の他端がコレクタに接
続されて電流フィードバック制御を行うソレノイド駆動
用トランジスタQ11が設けられている。さらに、ソレ
ノイド駆動用トランジスタQ11のエミッタと設置間に
接続されて、エミッタ電流が降下した電圧(ソレノイド
L11の通流電流に対応)を得るための電流/電圧変換
用抵抗器R11と、電流/電圧変換用抵抗器R11で得
られた降下電圧からエミッタ電流に対応した電圧値に変
換するための電流−電圧(I−V)変換器12aと、マ
イクロコンピュータ(MPU)13が設けられている。
このMPU13はCPU13aと、A/D変換器13b
と、インタフェース(I/F)部13cからなる。さら
に、以降で説明するI−V変換器12bからの出力電圧
VI を一時的に保持(演算処理余裕時間内)した出力電
圧VO を出力する電圧値保持回路14が設けられてい
る。また、定電圧電源11に一端が直列接続されたソレ
ノイドL12と、このソレノイドL12の他端がコレク
タに接続されて電流フィードバック制御を行うソレノイ
ド駆動用トランジスタQ12とが設けられている。さら
に、ソレノイド駆動用トランジスタQ12のエミッタと
設置間に接続されて、エミッタ電流による降下電圧(ソ
レノイドL12の通流電流に対応)を得るための電流/
電圧変換用抵抗器R12と、電流/電圧変換用抵抗器R
12で得られた電圧からエミッタ電流に対応した電圧値
(出力電圧VI )に変換するためのI−V変換器12b
が設けられている。
【0014】図2は電圧値保持回路14の詳細な構成を
示す回路図である。図2において、この電圧値保持回路
14には、I−V変換器12bの出力電圧VI をMPU
13のCPU13a,I/F部13cを通じてオン・オ
フするスイッチ(SW)16と、スイッチ16からの出
力電圧VI を指定時間で保持(遅延)するためのオペア
ンプ17と、このオペアンプ17の出力端に対する逆流
防止用のダイオードD1が設けられている。また、オペ
アンプ17の出力電圧を充電する際に制限するための充
電電流制限用抵抗器R19と、オペアンプ17の出力電
圧を充電するコンデンサC20とが設けられている。さ
らに、コンデンサC20の電荷放電を制限するための放
電電流制限用抵抗器R21と、MPU13のCPU13
a,I/F部13cを通じてオン・オフし、コンデンサ
C20の電荷を放電するためのスイッチ22が設けられ
ている。
示す回路図である。図2において、この電圧値保持回路
14には、I−V変換器12bの出力電圧VI をMPU
13のCPU13a,I/F部13cを通じてオン・オ
フするスイッチ(SW)16と、スイッチ16からの出
力電圧VI を指定時間で保持(遅延)するためのオペア
ンプ17と、このオペアンプ17の出力端に対する逆流
防止用のダイオードD1が設けられている。また、オペ
アンプ17の出力電圧を充電する際に制限するための充
電電流制限用抵抗器R19と、オペアンプ17の出力電
圧を充電するコンデンサC20とが設けられている。さ
らに、コンデンサC20の電荷放電を制限するための放
電電流制限用抵抗器R21と、MPU13のCPU13
a,I/F部13cを通じてオン・オフし、コンデンサ
C20の電荷を放電するためのスイッチ22が設けられ
ている。
【0015】次に、この実施例の動作について説明す
る。図3は、この実施例の動作における電圧波形及びタ
イミングを示す図である。図1から図3において、I−
V変換器12bからの出力電圧VI は図3中の(a)示
すように変化する。そして、MPU13のCPU13a
によってI/F部13cを通じて図3中の(c)(d)
に示すように、図2に示すスイッチ16をオンに設定
し、スイッチ22をオフに設定して、図3中の(b)及
び状態変化1に示すように、I−V変換器12bの出力
電圧VI と電圧値保持回路14の出力電圧VO とを同等
に設定する。
る。図3は、この実施例の動作における電圧波形及びタ
イミングを示す図である。図1から図3において、I−
V変換器12bからの出力電圧VI は図3中の(a)示
すように変化する。そして、MPU13のCPU13a
によってI/F部13cを通じて図3中の(c)(d)
に示すように、図2に示すスイッチ16をオンに設定
し、スイッチ22をオフに設定して、図3中の(b)及
び状態変化1に示すように、I−V変換器12bの出力
電圧VI と電圧値保持回路14の出力電圧VO とを同等
に設定する。
【0016】そして、同時刻でソレノイドL11,L1
2を駆動するため、MPU13のCPU13aがI/F
部13cを通じた制御でスイッチ16,22をオフ(O
FF)に設定し、図3中の状態変化2に示すように、ソ
レノイドL12の駆動電流/変換電圧値である出力電圧
VI を電圧値保持回路14で保持する。電圧値保持回路
14では制御でスイッチ16がオン(ON)の場合に出
力電圧VI をオペアンプ17で遅延させ、かつ、ダイオ
ードD1及び充電電流制限用抵抗器R19を通じてコン
デンサC20に充電して保持している。
2を駆動するため、MPU13のCPU13aがI/F
部13cを通じた制御でスイッチ16,22をオフ(O
FF)に設定し、図3中の状態変化2に示すように、ソ
レノイドL12の駆動電流/変換電圧値である出力電圧
VI を電圧値保持回路14で保持する。電圧値保持回路
14では制御でスイッチ16がオン(ON)の場合に出
力電圧VI をオペアンプ17で遅延させ、かつ、ダイオ
ードD1及び充電電流制限用抵抗器R19を通じてコン
デンサC20に充電して保持している。
【0017】同時にソレノイドL11の駆動電流/変換
電圧値、すなわち、ソレノイド駆動用トランジスタQ1
1のエミッタに設けられた電流/電圧変換用抵抗器R1
1の降下電圧をI−V変換器12aで変換し、この電圧
値をMPU13のA/D変換器13bでデジタル化して
CPU13aが取り込む。次にCPU13aは電圧値保
持回路14のコンデンサC20に保持している出力電圧
VO であるソレノイドL12の駆動電流/変換電圧値を
A/D変換器13bでデジタル化して取り込む。このよ
うにして、一つのA/D変換器13bを通じてソレノイ
ドL11の駆動電流/変換電圧値を取り込み、そして、
ソレノイドL11の駆動電流と同時に流れているソレノ
イドL12の駆動電流/変換電圧値を電圧値保持回路1
4で保持した後にA/D変換器13bでを通じて取り込
んでいる。このCPU13aが取り込んた、ソレノイド
L11,L12の駆動電流/変換電圧値に基づいて、ソ
レノイド駆動用トランジスタQ11,Q12のベースに
I/F部13cを通じて駆動電圧を供給している。すな
わち、ソレノイドL11,L12の電流フィードバック
制御が同一タイミングで行われる。
電圧値、すなわち、ソレノイド駆動用トランジスタQ1
1のエミッタに設けられた電流/電圧変換用抵抗器R1
1の降下電圧をI−V変換器12aで変換し、この電圧
値をMPU13のA/D変換器13bでデジタル化して
CPU13aが取り込む。次にCPU13aは電圧値保
持回路14のコンデンサC20に保持している出力電圧
VO であるソレノイドL12の駆動電流/変換電圧値を
A/D変換器13bでデジタル化して取り込む。このよ
うにして、一つのA/D変換器13bを通じてソレノイ
ドL11の駆動電流/変換電圧値を取り込み、そして、
ソレノイドL11の駆動電流と同時に流れているソレノ
イドL12の駆動電流/変換電圧値を電圧値保持回路1
4で保持した後にA/D変換器13bでを通じて取り込
んでいる。このCPU13aが取り込んた、ソレノイド
L11,L12の駆動電流/変換電圧値に基づいて、ソ
レノイド駆動用トランジスタQ11,Q12のベースに
I/F部13cを通じて駆動電圧を供給している。すな
わち、ソレノイドL11,L12の電流フィードバック
制御が同一タイミングで行われる。
【0018】次に、MPU13のCPU13aがI/F
部13cを通じて図2に示すスイッチ16をオフ、スイ
ッチ22をオンに制御し、図3中の状態変化3に示すよ
うに、コンデンサC20の電荷を放電電流制限用抵抗器
R21及びスイッチ22を通じて放電し、次回の電圧保
持に備える。また、MPU13のCPU13aがI/F
部13cを通じて図2に示すスイッチ16,22をオフ
に制御し、図3中の状態変化4に示すように、コンデン
サC20の充電を行う。さらに、MPU13のCPU1
3aがI/F部13cを通じて図2に示すスイッチ16
をオン、スイッチ22をオフに制御し、図3中の状態変
化5に示すように出力電圧VI と電圧値保持回路14の
出力電圧VO とを同電圧に設定して、次回のソレノイド
L11,L12の電流フィードバック制御を行う。ここ
で状態変化5は状態変化1と同一状態であり、この状態
変化1から状態変化4を繰り返してソレノイドL11,
L12の電流フィードバック制御を行う。
部13cを通じて図2に示すスイッチ16をオフ、スイ
ッチ22をオンに制御し、図3中の状態変化3に示すよ
うに、コンデンサC20の電荷を放電電流制限用抵抗器
R21及びスイッチ22を通じて放電し、次回の電圧保
持に備える。また、MPU13のCPU13aがI/F
部13cを通じて図2に示すスイッチ16,22をオフ
に制御し、図3中の状態変化4に示すように、コンデン
サC20の充電を行う。さらに、MPU13のCPU1
3aがI/F部13cを通じて図2に示すスイッチ16
をオン、スイッチ22をオフに制御し、図3中の状態変
化5に示すように出力電圧VI と電圧値保持回路14の
出力電圧VO とを同電圧に設定して、次回のソレノイド
L11,L12の電流フィードバック制御を行う。ここ
で状態変化5は状態変化1と同一状態であり、この状態
変化1から状態変化4を繰り返してソレノイドL11,
L12の電流フィードバック制御を行う。
【0019】なお、この実施例では二つのソレノイドL
11,L12の電流フィードバック制御について説明し
たが、三つ以上のソレノイドの電流フィードバック制御
を行う場合は、電圧値保持回路14の入力側に複数のI
−V変換器からの駆動電流/変換電圧値を時分割で選択
するように構成して、同様の電流フィードバック制御を
行う。
11,L12の電流フィードバック制御について説明し
たが、三つ以上のソレノイドの電流フィードバック制御
を行う場合は、電圧値保持回路14の入力側に複数のI
−V変換器からの駆動電流/変換電圧値を時分割で選択
するように構成して、同様の電流フィードバック制御を
行う。
【0020】このように、この実施例では、一つのA/
D変換器13bによって、二つのソレノイドL11,L
12の電流フィードバック制御が行われるため、従前の
説明のようにソレノイドに対応した数のA/D変換器が
必要なくなり、装置規模を縮小できるようになる。
D変換器13bによって、二つのソレノイドL11,L
12の電流フィードバック制御が行われるため、従前の
説明のようにソレノイドに対応した数のA/D変換器が
必要なくなり、装置規模を縮小できるようになる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜3記載のソレノイド制御装置によれば、複数のソレ
ノイドのそれぞれの駆動電流を、制御素子に流れる電流
を電圧変換した変換電圧値として生成し、この変換電圧
値を順次遅延して一つのA/D変換手段でデジタル化
し、そして、複数のソレノイドの電流フィードバック制
御を制御素子を駆動して同一タイミングで行っているた
め、ソレノイドに対応した数のA/D変換器が必要なく
なり装置規模を縮小できるという効果を有する。
1〜3記載のソレノイド制御装置によれば、複数のソレ
ノイドのそれぞれの駆動電流を、制御素子に流れる電流
を電圧変換した変換電圧値として生成し、この変換電圧
値を順次遅延して一つのA/D変換手段でデジタル化
し、そして、複数のソレノイドの電流フィードバック制
御を制御素子を駆動して同一タイミングで行っているた
め、ソレノイドに対応した数のA/D変換器が必要なく
なり装置規模を縮小できるという効果を有する。
【図1】本発明のソレノイド制御装置の実施例における
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
【図2】同実施例における電圧値保持回路の詳細な構成
を示す回路図
を示す回路図
【図3】同実施例における電圧波形動作を示すタイミン
グ図
グ図
【図4】従来のソレノイド制御装置の構成を示すブロッ
ク図
ク図
11 定電圧電源 12a,12b I−V変換器 13 MPU 13a CPU 13b A/D変換器 13c I/F部 14 電圧値保持回路 16,22 スイッチ 17 オペアンプ C20 コンデンサ L11,L12 ソレノイド Q11,Q12 ソレノイド駆動用トランジスタ R11,R12 電流/電圧変換用抵抗器 R19 充電電流制限用抵抗器 R21 放電電流制限用抵抗器
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のソレノイドと、前記複数のソレノ
イドのそれぞれの駆動電流を制御する複数の制御素子
と、前記複数のソレノイドのそれぞれの駆動電流を電圧
に変換した変換電圧値を得る電圧値生成手段と、前記電
圧値生成手段からの複数の変換電圧値を順番にデジタル
化する一つのA/D変換手段と、前記A/D変換手段が
前記電圧値生成手段からの複数の変換電圧値を順番にデ
ジタル化するために複数の変換電圧値を順次遅延させ、
かつ、保持して出力する保持手段と、前記A/D変換手
段から取り込んだ複数のソレノイドのそれぞれの変換電
圧値に基づいて複数のソレノイドの電流フィードバック
制御を同一タイミングで行うために前記複数の制御素子
を駆動する制御手段とを備えることを特徴とするソレノ
イド制御装置。 - 【請求項2】 前記複数の制御素子として、それぞれに
トランジスタを用いると共に、それぞれのソレノイドが
電源とそれぞれのトランジスタのコレクタに接続され、
かつ、電圧値生成手段として、それぞれのトランジスタ
のエミッタと接地間に設けた抵抗器と、この抵抗器に流
れる電流を電圧変換する電流−変換回路を用いると共
に、制御手段がトランジスタのベースを駆動して複数の
ソレノイドの電流フィードバック制御を同一タイミング
で行うことを特徴とする請求項1記載のソレノイド制御
装置。 - 【請求項3】 前記保持手段として、複数の変換電圧値
を順番に遅延させる半導体素子と、変換電圧値を充電し
て保持するためのコンデンサと、変換電圧値を通電させ
て今回の変換電圧値をコンデンサで充電して保持するた
めの第1のスイッチング回路と、充電して保持している
前回の変換電圧値をコンデンサから放電するための第2
のスイッチング回路とを備えることを特徴とする請求項
1記載のソレノイド制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174675A JP3024514B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | ソレノイド制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7174675A JP3024514B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | ソレノイド制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0927420A JPH0927420A (ja) | 1997-01-28 |
JP3024514B2 true JP3024514B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=15982736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7174675A Expired - Fee Related JP3024514B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | ソレノイド制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024514B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101465412B1 (ko) * | 2012-08-24 | 2014-12-10 | 주식회사 만도 | 솔레노이드 밸브 제어장치 |
-
1995
- 1995-07-11 JP JP7174675A patent/JP3024514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0927420A (ja) | 1997-01-28 |
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