JP2592333Y2 - 小冊子状の折丁 - Google Patents

小冊子状の折丁

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JP2592333Y2
JP2592333Y2 JP1992089128U JP8912892U JP2592333Y2 JP 2592333 Y2 JP2592333 Y2 JP 2592333Y2 JP 1992089128 U JP1992089128 U JP 1992089128U JP 8912892 U JP8912892 U JP 8912892U JP 2592333 Y2 JP2592333 Y2 JP 2592333Y2
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JP1992089128U
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真志 杉村
登 藤岡
弘直 野沢
勝 小泉
正一 荒川
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、口絵、カタログ、付録
等の印刷物を、印刷機に連結された加工機により加工
し、特に10頁から30頁の小冊子状の折丁に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の小冊子或いは折丁と
し数多く提案されており、また、公知技術としても知ら
れている。例えば、図4(A),(B),(C) に示すように、一
枚の印刷紙(20)の折部(j) から内側に折り曲げ、折部
(h) に沿った内側縁を糊部(24)に貼着して、更に、端の
内紙(21)を折部(h) から反対側に折り返して小冊子状の
折丁としたものである。この折丁についても、内紙(21)
(22)(23)を更に増やして内側への折り曲げと、外方への
折り返し(一般的にジグザク折りと称する)を繰り返す
と8頁から20頁程度の小冊子状の折丁となる。従って
図4(B) に 示すように、糊部(24)と同位置で各折曲げ
部(x1),(x2) ──(xn)に沿って内側に糊剤(e) を塗布し
貼着することで、綴込片(25)の対向する位置の各折り曲
げられた部分と最端側の内紙(21)が密封されていない折
丁となり、綴込片(25)に対向する位置の各折曲げ部と天
地を断裁することで、図4(C) に示す4頁づつ貼着され
た小冊子が公知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術で述べたように内紙(頁数)が増加した場合、折丁
においても綴込片(25)の対向する位置の折部と天地を断
裁した小冊子としても、糊部(24)の位置と同じ箇所で折
部を貼着することになり、糊のため貼着部分が厚くなっ
て雑誌等に綴じ込むと、雑誌の内側が脹らむ等の問題が
発生するため小冊子の頁数が限定されてしまう。更に、
ジグザク折りの場合、頁数にかかわりなく最初の頁の一
枚と綴込片(25)の対向する位置の折り曲げられた部分が
密封されていないため、特別情報等を提供する付録等の
場合貼着して密封することが必要になる。
【0004】そこで本考案は、全ての内紙を折部から内
側に巻き込むように折り曲げて、綴込片側の折曲げ部の
内側縁を貼着しても厚くならず、しかも全ての内紙
(頁)が密封された小冊子状の折丁を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案は、印刷を施したウェブ状の用紙(10) の一
方の端側に綴込片(15)を設け、該綴込片の内側に帯状の
糊部(14)を3ヵ所以上設け、他の端側の内紙(11)を折部
(a) から内側に谷折りし、次いで、折部(b) から谷折り
し、というように順次4回以上内側に折り曲げ巻折りし
て、前記糊部(14)に貼着したときに、前記糊部(14)が重
なることなく階段状にずれて密封される小冊子状の折丁
である。また、この折丁の綴込片(15)に対向する位置の
袋部(f) 及び天地方向を断裁することで小冊子としたも
のである。
【0006】また、前記綴込片(15)の内側糊部(14)に沿
ってミシン目線(m) を設けた構成としたものである。
【0007】
【作用】本考案における小冊子は、図3(A),(B) に示す
ように、印刷を施したウェブ状の用紙の一方の端側に綴
込片(15)を設け、この綴込片の内側に帯状の糊部(14)を
3ヵ所設け、他端側の内紙を折部から谷折りし、順次4
回以上(図3では6回)内側に巻折して前記糊部が重な
らず階段状にずれて密封されるので、糊貼着部分が重な
って厚くなることがなく、頁数が増加しても綴じ込む雑
誌等に悪い影響を与えず綴じ込むことができる。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図に基づき詳細に説明す
る。図1(A),(B),(C) は本考案の実施例における用紙か
ら折丁形成の一例を示す説明図であり、図2は本考案の
実施例における折丁の袋部と天地を断裁して得られた小
冊子である。これは内紙(13)に内紙(11),(12) を貼着し
たものであり、また、内紙(13)は内折紙(11),(12) より
幅を広くして綴込片(15)を設けたものである。
【0009】図1(A) は、小冊子1冊分に相当する印刷
済のウエブ状の用紙(10)を示すもので、先ず内紙(11)を
折部(a) で流れ方向に谷折りして折り曲げる。この折り
曲げを行うには、例えばプラウフォルダーと称する鋤形
状の金属片に任意の位置に固定可能なグースネックと称
する可変アームの先端に設けられた小型のプレスロール
を接触させ金属片とプレスロールとの間に用紙を通して
行う。次に、内紙(13)の綴込片(15)の内側もしくは内紙
(11)の折部(a) に沿った部分の流れ方向に帯状に糊(14)
を付ける。この糊及び糊付け方法は公知の技術を用いれ
ばよい。糊付けを行ったら折部(b) の部分を谷折りして
折り曲げて内紙(11)の裏面で折部(a) に沿った部分を糊
部(14)に貼着することで密封された小冊子状の折丁とな
る。
【0010】更に、この折丁の綴込片(15)に対向する位
置の袋部(f) を断裁線(d) に沿って折部(b) の近傍を断
裁し、最後に折部(b) と直角な方向に断裁することによ
り綴込用の小冊子(図2を参照)となる。また、図1
(C) に示すように、綴込片(15)の内側で糊部(14)に沿っ
てミシン目線(m) を設けることで読者がこの部分を切り
取って別に読むことができる。
【0011】上記の実施例においては、1箇所の貼着と
2回の谷折りによる折り曲げによって小冊子状の折丁が
得られると共に、断裁を行うことにより中綴本形態の小
冊子になる基本的なものを示したものである。即ち本考
案は、頁数が多くなっても折り曲げ回数、貼着回数を増
やすだけで対応することができる。図3に示すように、
内紙(頁数)を増やし順次内側に巻き込むようにして、
綴込片(15)側の折部に沿って順次貼着することで、各折
部から内側に順次折り曲げられた中綴本の形態になる。
しかも、貼着部分は折り曲げられた用紙の厚さによっ
て、内側に少しづつずれるので重なりがなく部分的に厚
くならない。このため内紙(頁数)が増えても中綴本形
態なので雑誌等に綴じ込んでも部分的な脹らみが少な
い。また、綴込片(15)に対向する位置の袋部(f) 及び袋
部に対して直角方向の天地を断裁することで小冊子が得
られると共に、ミシン目線(m) から切り離すことで別冊
とすることもできる。
【0012】
【考案の効果】本考案の小冊子状の折丁は、内紙(頁
数)が増えても内側に巻き込み封じ込むように構成した
ので、袋部を切り裂くまでは密封された情報で、切り裂
きによって初めて情報が得られる小冊子状の折丁が大量
生産することができると共に、折り曲げ回数と貼着部を
増やすことで自由に頁数を変えることができる。また、
この折丁は袋部及び天地を断裁することで、綴込片を有
する内紙以外は中綴本の形態になり、全体の体裁がよく
なるほか、糊が外側にはみでないため貼着部分が剥がれ
て内紙が脱落することが無くなる。また、最も外側の糊
部を接着力の弱いものにすれば、その部分から取り外し
可能な中綴本の形態になり見栄えが一段と向上する等の
種々な優れた効果を生みだす小冊子状の折丁が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例における印刷を施したウエブ状
の用紙(A) と三つ折りした折丁(B) と綴込片にミシン目
線を設けた(C) 小冊子状の折丁の一例を示す説明図であ
る。
【図2】本考案の実施例における折丁の袋部と天地を断
裁して得られた綴込片を有する小冊子の折丁の説明図で
ある。
【図3】本考案の実施例における内紙(頁数)を増やし
た小冊子状の折丁(A) と綴込片の対向する位置の袋部を
断裁して小冊子(B) とした小冊子状の折丁の説明図であ
る。
【図4】従来におけるウエブ状の用紙(A) とジグザク折
りによる小冊子の形成(B) とその貼着状態(C) を示す説
明図である。
【符号の説明】
10, 20 …印刷済のウエブ状の用紙 11,12,13,21,22,23 …内紙(頁数) 14,24 …糊部 15,25 …綴込片 a,b,c,h,j …折部 d …断裁線 m …ミシン目線 x1,x2,xn …折曲げ部 e …糊剤 f …袋部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 荒川 正一 東京都台東区台東一丁目5番1号 凸版 印刷株式会社内 審査官 三輪 学 (56)参考文献 実開 昭58−69469(JP,U) 実開 昭61−74466(JP,U) 特公 平3−43077(JP,B2) 特公 平4−16356(JP,B2) 実公 昭60−27671(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B42C 3/00 B42D 1/00

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷を施したウェブ状の用紙(10) の一
    方の端側に綴込片(15)を設け、該綴込片の内側に帯状の
    糊部(14)を3ヵ所以上設け、他の端側の内紙(11)を折部
    (a) から内側に谷折りし、次いで、折部(b) から谷折り
    し、というように順次4回以上内側に折り曲げ巻折りし
    て、前記糊部(14)に貼着したときに、前記糊部(14)が重
    なることなく階段状にずれて密封されることを特徴とす
    る小冊子状の折丁。
  2. 【請求項2】 前記小冊子状の折丁袋部(f) 及び天地方
    向を断裁し小冊子を形成したことを特徴とする請求項1
    に記載の小冊子状の折丁。
  3. 【請求項3】 前記綴込片(15)の内側糊部(14)に沿って
    ミシン目線(m) 設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の小冊子状の折丁。
JP1992089128U 1992-12-28 1992-12-28 小冊子状の折丁 Expired - Lifetime JP2592333Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5869469U (ja) * 1981-10-31 1983-05-11 大日本印刷株式会社 パンフレツト
JPS6027671U (ja) * 1983-07-28 1985-02-25 株式会社シマノ 釣竿
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JPH0416356A (ja) * 1990-05-10 1992-01-21 Canon Inc インクジェット記録装置

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