JP2592235Y2 - コンクリート養生用エアキャツプシート - Google Patents
コンクリート養生用エアキャツプシートInfo
- Publication number
- JP2592235Y2 JP2592235Y2 JP1993019503U JP1950393U JP2592235Y2 JP 2592235 Y2 JP2592235 Y2 JP 2592235Y2 JP 1993019503 U JP1993019503 U JP 1993019503U JP 1950393 U JP1950393 U JP 1950393U JP 2592235 Y2 JP2592235 Y2 JP 2592235Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- air cap
- sheet
- curing
- formwork
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、各種のコンクリート構
造物の構築に際し、型枠のコンクリート打設面に張着し
てコンクリートを養生するとともに、打上りのコンクリ
ート表面に凹凸を形成して表面施工材の接着性を高める
コンクリート養生用エアキャツプシートに関するもので
ある。
造物の構築に際し、型枠のコンクリート打設面に張着し
てコンクリートを養生するとともに、打上りのコンクリ
ート表面に凹凸を形成して表面施工材の接着性を高める
コンクリート養生用エアキャツプシートに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】最近、各種のコンクリート構造物の構築
に際し、型枠のコンクリート打設面側に張着してコンク
リートを養生するとともに、打上りのコンクリート表面
に凹凸を形成して表面施工材の接着性を高めるコンクリ
ート養生用エアキャツプシートが使用されている。この
エアキャツプシートは、合成樹脂シートによつて形成さ
れ表面に適宜の間隔を置き多数のエアキャツプ（突起）
を配設したシート構造になつており、型枠のコンクリー
ト打設面側にホッチキス止めなどの手段で張着して、打
設したコンクリートの表面を被覆して養生するととも
に、打上りコンクリート表面に凹凸を形成して、そのコ
ンクリート表面にモルタルを上塗りしたり、モルタル等
を接着して各種の表面仕上げを施し、コンクリートの養
生とともに表面施工材の接着性を高めている。
に際し、型枠のコンクリート打設面側に張着してコンク
リートを養生するとともに、打上りのコンクリート表面
に凹凸を形成して表面施工材の接着性を高めるコンクリ
ート養生用エアキャツプシートが使用されている。この
エアキャツプシートは、合成樹脂シートによつて形成さ
れ表面に適宜の間隔を置き多数のエアキャツプ（突起）
を配設したシート構造になつており、型枠のコンクリー
ト打設面側にホッチキス止めなどの手段で張着して、打
設したコンクリートの表面を被覆して養生するととも
に、打上りコンクリート表面に凹凸を形成して、そのコ
ンクリート表面にモルタルを上塗りしたり、モルタル等
を接着して各種の表面仕上げを施し、コンクリートの養
生とともに表面施工材の接着性を高めている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来のコンクリート養
生用エアキャツプシートは、前記のように型枠のコンク
リート打設面側にホッチキス止めなどの手段で張着して
配設され、張着作業に多くの手数、手間を要し、そのホ
ッチキス止めにバラツキが生じ易く、シート表面側に打
設したコンクリートのノロがシート端部から裏面に回り
込みそのシート端部がコンクリートに埋め込まれて、型
枠の撤去が難しくエアキャツプシートがコンクリート表
面から剥離され易くなり、コンクリートの養生や表面凹
凸の形成に支障をきたすなどの課題がある。
生用エアキャツプシートは、前記のように型枠のコンク
リート打設面側にホッチキス止めなどの手段で張着して
配設され、張着作業に多くの手数、手間を要し、そのホ
ッチキス止めにバラツキが生じ易く、シート表面側に打
設したコンクリートのノロがシート端部から裏面に回り
込みそのシート端部がコンクリートに埋め込まれて、型
枠の撤去が難しくエアキャツプシートがコンクリート表
面から剥離され易くなり、コンクリートの養生や表面凹
凸の形成に支障をきたすなどの課題がある。
【０００４】本考案は、上記のような課題に対処するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、シ
ートの張着及び型枠の撤去性能とともにコンクリートの
養生性能、表面凹凸の形成性能を向上したコンクリート
養生用エアキャツプシートを提供するにある。
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、シ
ートの張着及び型枠の撤去性能とともにコンクリートの
養生性能、表面凹凸の形成性能を向上したコンクリート
養生用エアキャツプシートを提供するにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は、型枠に張着し
てコンクリートを養生するとともに打上りのコンクリー
ト表面に凹凸を形成するコンクリート養生用エアキャツ
プシートにおいて、同エアキャツプシートの少なくとも
側縁部に、型枠の側面に巻き込み止着する平面シート部
を帯状に形成して、同平面シート部とエアキャツプ付き
シート部の間に切離用のミシン目を設けたことにより、
その帯状の平面シート部を型枠の側面に巻き込み止着し
て張着を容易とし信頼性を高めるとともに、型枠のみの
撤去を容易にしている。
てコンクリートを養生するとともに打上りのコンクリー
ト表面に凹凸を形成するコンクリート養生用エアキャツ
プシートにおいて、同エアキャツプシートの少なくとも
側縁部に、型枠の側面に巻き込み止着する平面シート部
を帯状に形成して、同平面シート部とエアキャツプ付き
シート部の間に切離用のミシン目を設けたことにより、
その帯状の平面シート部を型枠の側面に巻き込み止着し
て張着を容易とし信頼性を高めるとともに、型枠のみの
撤去を容易にしている。
【０００６】
【作用】コンクリート養生用エアキャツプシートのエア
キャツプ付きシート部を型枠のコンクリート打設面側に
当接して、そのシート側縁部に形成した平面シート部を
型枠の側面に巻き込み止着して型枠に容易に精度よく張
着され、また、切離用のミシン目により平面シート部を
エアキャツプ付きシート部から切り離し型枠を容易に取
り外し撤去して、エアキャツプ付きシート部を打設した
コンクリート表面に残置せしめ、コンクリートの養生及
び表面凹凸の形成性能を高めている。
キャツプ付きシート部を型枠のコンクリート打設面側に
当接して、そのシート側縁部に形成した平面シート部を
型枠の側面に巻き込み止着して型枠に容易に精度よく張
着され、また、切離用のミシン目により平面シート部を
エアキャツプ付きシート部から切り離し型枠を容易に取
り外し撤去して、エアキャツプ付きシート部を打設した
コンクリート表面に残置せしめ、コンクリートの養生及
び表面凹凸の形成性能を高めている。
【０００７】
【実施例】図１（Ａ）に本考案の第１実施例、図２
（Ｂ）に第２実施例、及び図３に使用例を示す。図１に
おいて１０は第１実施例のコンクリート養生用エアキャ
ツプシート、１ａは表面に多数のエアキャツプを間隔を
置き突設したエアキャツプ付きシート部、１ｂはエアキ
ャツプを設けていない平面シート部、２はシート表面に
形成したエアキャツプ（突起）、３は切離用のミシン
目、５は切断用のミシン目であつて、図１に示す第１実
施例のコンクリート養生用エアキャツプシート１０は、
適宜の間隔を置き多数の突起（エアキャツプ）を配設し
た合成樹脂製の表面シートに合成樹脂製の裏面シートを
適宜の手段で貼着して、その表面にエアキャツプ群を配
設した構造とし、その中央部にエアキャツプ群を配設し
たエアキャツプ２付きシート部１ａを形成するととも
に、そのエアキャツプ２付きシート部１ａの両側部にエ
アキャツプを設けていない平面シート部１ｂを帯状に形
成して、平面シート部１ｂとエアキャツプ２付きシート
部１ａの間に切離用のミシン目３を設けた構造とし、ま
た、エアキャツプ２付きシート部１ａは、型枠３０の幅
サイズＬ（図２参照）とほぼ同幅（例えば６００mm）に
形成し、平面シート部１ｂは、型枠３０の側面上に適宜
の長さ巻き込み止着可能な幅サイズ（図２参照）に形成
している。さらに、図１（Ａ）に示すように型枠３０の
長さサイズＨ（図２参照）とほぼ同長の部分に平面シー
ト部１ｂ，１ｂを形成するとともに、切離用のミシン目
３及び切断用のミシン目５を付設した構造になつてい
る。
（Ｂ）に第２実施例、及び図３に使用例を示す。図１に
おいて１０は第１実施例のコンクリート養生用エアキャ
ツプシート、１ａは表面に多数のエアキャツプを間隔を
置き突設したエアキャツプ付きシート部、１ｂはエアキ
ャツプを設けていない平面シート部、２はシート表面に
形成したエアキャツプ（突起）、３は切離用のミシン
目、５は切断用のミシン目であつて、図１に示す第１実
施例のコンクリート養生用エアキャツプシート１０は、
適宜の間隔を置き多数の突起（エアキャツプ）を配設し
た合成樹脂製の表面シートに合成樹脂製の裏面シートを
適宜の手段で貼着して、その表面にエアキャツプ群を配
設した構造とし、その中央部にエアキャツプ群を配設し
たエアキャツプ２付きシート部１ａを形成するととも
に、そのエアキャツプ２付きシート部１ａの両側部にエ
アキャツプを設けていない平面シート部１ｂを帯状に形
成して、平面シート部１ｂとエアキャツプ２付きシート
部１ａの間に切離用のミシン目３を設けた構造とし、ま
た、エアキャツプ２付きシート部１ａは、型枠３０の幅
サイズＬ（図２参照）とほぼ同幅（例えば６００mm）に
形成し、平面シート部１ｂは、型枠３０の側面上に適宜
の長さ巻き込み止着可能な幅サイズ（図２参照）に形成
している。さらに、図１（Ａ）に示すように型枠３０の
長さサイズＨ（図２参照）とほぼ同長の部分に平面シー
ト部１ｂ，１ｂを形成するとともに、切離用のミシン目
３及び切断用のミシン目５を付設した構造になつてい
る。
【０００８】前記のコンクリート養生用エアキャツプ付
きシート１０は、図２のように型枠３０のコンクリート
打設面側にエアキャツプ２付きシート部１ａを当接し、
その両側に形成した平面シート部１ｂをそれぞれ型枠３
０の側面上に巻き込み、適宜の間隔を置きホツチキス止
め２１して止着すると、エアキャツプ２付きシート部１
ａの両側に設けた切離用のミシン目３，３が型枠３０の
両側に配設されて、型枠３０に容易に精度良く止着して
張着でき、多数のエアキャツプ２が突設されているシー
ト表面に打設されたコンクリート表面を被覆して養生す
る。打設したコンクリートが適度に硬化すると、ミシン
目３，３により平面シート部１ｂ，１ｂをエアキャツプ
２付きシート部１ａから切り離し、型枠３０を容易に分
離して取り外し撤去して、エアキャツプ付きシート部１
ａのみをコンクリート表面に残置してコンクリートの養
生が遂行される。このエアキャツプ付きシート部１ａ
は、打上りのコンクリートに埋設されず、養生終了後に
容易に剥離される。
きシート１０は、図２のように型枠３０のコンクリート
打設面側にエアキャツプ２付きシート部１ａを当接し、
その両側に形成した平面シート部１ｂをそれぞれ型枠３
０の側面上に巻き込み、適宜の間隔を置きホツチキス止
め２１して止着すると、エアキャツプ２付きシート部１
ａの両側に設けた切離用のミシン目３，３が型枠３０の
両側に配設されて、型枠３０に容易に精度良く止着して
張着でき、多数のエアキャツプ２が突設されているシー
ト表面に打設されたコンクリート表面を被覆して養生す
る。打設したコンクリートが適度に硬化すると、ミシン
目３，３により平面シート部１ｂ，１ｂをエアキャツプ
２付きシート部１ａから切り離し、型枠３０を容易に分
離して取り外し撤去して、エアキャツプ付きシート部１
ａのみをコンクリート表面に残置してコンクリートの養
生が遂行される。このエアキャツプ付きシート部１ａ
は、打上りのコンクリートに埋設されず、養生終了後に
容易に剥離される。
【０００９】図１（Ｂ）に示す第２実施例は、第１実施
例に比べると型枠３０の幅サイズＬに対しほぼ２倍幅に
形成した構成に特徴を有し、図１（Ｂ）の第２実施例
は、型枠３０に張着してコンクリートを養生するととも
に打上りのコンクリート表面に凹凸を形成するコンクリ
ート養生用エアキャツプ付きシート２０において、同エ
アキャツプシート２０の少なくとも側縁部及び中央部
に、型枠３０の側面に巻き込み止着する平面シート部１
１ｂを帯状に形成して、同平面シート部１１ｂとエアキ
ャツプ１２付きシート部１１ａの間に切離用のミシン目
１３を設けたことを特徴とするコンクリート養生用のエ
アキャツプ付きシートになつている。図中１５は切断用
のミシン目である。
例に比べると型枠３０の幅サイズＬに対しほぼ２倍幅に
形成した構成に特徴を有し、図１（Ｂ）の第２実施例
は、型枠３０に張着してコンクリートを養生するととも
に打上りのコンクリート表面に凹凸を形成するコンクリ
ート養生用エアキャツプ付きシート２０において、同エ
アキャツプシート２０の少なくとも側縁部及び中央部
に、型枠３０の側面に巻き込み止着する平面シート部１
１ｂを帯状に形成して、同平面シート部１１ｂとエアキ
ャツプ１２付きシート部１１ａの間に切離用のミシン目
１３を設けたことを特徴とするコンクリート養生用のエ
アキャツプ付きシートになつている。図中１５は切断用
のミシン目である。
【００１０】第２実施例のコンクリート養生用エアキャ
ツプ付きシート２０は、その中央部に設けた切断用のミ
シン目１５により切断して型枠３０とほぼ同幅に形成す
るとともに、型枠と同長に切断して、図２に示すように
第１実施例と同様に使用されて同様な作用、効果が得ら
れる。
ツプ付きシート２０は、その中央部に設けた切断用のミ
シン目１５により切断して型枠３０とほぼ同幅に形成す
るとともに、型枠と同長に切断して、図２に示すように
第１実施例と同様に使用されて同様な作用、効果が得ら
れる。
【００１１】
【考案の効果】本考案のコンクリート養生用エアキャツ
プ付きシートは、そのエアキャツプ付きシート部を型枠
のコンクリート打設面側に当接して、そのシート側縁部
に形成した平面シート部を型枠の側面上に巻き込み止着
し、容易に精度よく型枠に張着されるとともに、切離用
のミシン目により平面シート部をエアキャツプ付きシー
ト部から容易に切り離して型枠のみ取り外して撤去で
き、エアキャツプ付きシート部を打設したコンクリート
表面に残置して使用され、張着性能、信頼性とともにコ
ンクリートの養生、表面凹凸の形成性能を著しく向上し
ている。
プ付きシートは、そのエアキャツプ付きシート部を型枠
のコンクリート打設面側に当接して、そのシート側縁部
に形成した平面シート部を型枠の側面上に巻き込み止着
し、容易に精度よく型枠に張着されるとともに、切離用
のミシン目により平面シート部をエアキャツプ付きシー
ト部から容易に切り離して型枠のみ取り外して撤去で
き、エアキャツプ付きシート部を打設したコンクリート
表面に残置して使用され、張着性能、信頼性とともにコ
ンクリートの養生、表面凹凸の形成性能を著しく向上し
ている。
【図１】本考案の第１実施例を示す平面図（Ａ）と第２
実施例を示す平面図（Ｂ）
実施例を示す平面図（Ｂ）
【図２】本考案の使用例を示す斜視図（Ａ）とその要部
の横断面図（Ｂ）である。
の横断面図（Ｂ）である。
１ａ，１１ａ エアキャツプ付きシート部 １ｂ，１１ｂ 平面シート部 ２，１２ エアキャツプ ３，１３ ミシン目（切離用） １０，２０ エアキャツプ付きシート（コンクリート
養生用）
養生用）
Claims (1)
- 【請求項１】 型枠に張着してコンクリートを養生する
とともに打上りのコンクリート表面に凹凸を形成するコ
ンクリート養生用エアキャツプシートにおいて、同エア
キャツプシートの少なくとも側縁部に、型枠の側面に巻
き込み止着する平面シート部を帯状に形成して、同平面
シート部とエアキャツプ付きシート部の間に切離用のミ
シン目を設けたことを特徴とするコンクリート養生用エ
アキャツプシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993019503U JP2592235Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | コンクリート養生用エアキャツプシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993019503U JP2592235Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | コンクリート養生用エアキャツプシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673248U JPH0673248U (ja) | 1994-10-11 |
| JP2592235Y2 true JP2592235Y2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=12001184
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993019503U Expired - Lifetime JP2592235Y2 (ja) | 1993-03-25 | 1993-03-25 | コンクリート養生用エアキャツプシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2592235Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-25 JP JP1993019503U patent/JP2592235Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0673248U (ja) | 1994-10-11 |
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