JP2591981Y2 - 芝生送り出し機構付き敷詰装置 - Google Patents
芝生送り出し機構付き敷詰装置Info
- Publication number
- JP2591981Y2 JP2591981Y2 JP1993056426U JP5642693U JP2591981Y2 JP 2591981 Y2 JP2591981 Y2 JP 2591981Y2 JP 1993056426 U JP1993056426 U JP 1993056426U JP 5642693 U JP5642693 U JP 5642693U JP 2591981 Y2 JP2591981 Y2 JP 2591981Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lawn
- drum
- wheel
- guide rail
- wheels
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Pretreatment Of Seeds And Plants (AREA)
- Transplanting Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、マット状に育成された
芝生を、例えば巻取ドラムに巻き取った後に、再び巻き
出して敷き詰めるための装置に関する。
芝生を、例えば巻取ドラムに巻き取った後に、再び巻き
出して敷き詰めるための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】芝生を育成した後回収し、他の場所へ移
植する作業などが容易なように、網状の敷物の上に土を
入れ、芝生種を蒔き、芝生をマット状に育成させた後、
この敷物を巻いて芝生を回収して別の場所に移植する技
術を、本出願人は既に出願している。また、細かな樹皮
薄片を敷き詰めたものをベースとし、その上に芝生を育
成してマット状にする技術も公開されている(特開昭5
3−75035号公報)。
植する作業などが容易なように、網状の敷物の上に土を
入れ、芝生種を蒔き、芝生をマット状に育成させた後、
この敷物を巻いて芝生を回収して別の場所に移植する技
術を、本出願人は既に出願している。また、細かな樹皮
薄片を敷き詰めたものをベースとし、その上に芝生を育
成してマット状にする技術も公開されている(特開昭5
3−75035号公報)。
【0003】さらに、このようなマット状の芝生を巻取
ドラムに巻き取り、この巻取ドラムの両端を、車輪の付
いたフレームの先端に係止させて牽引し敷き詰める装置
を、本出願人は既に出願している(特願平5−1830
62)。
ドラムに巻き取り、この巻取ドラムの両端を、車輪の付
いたフレームの先端に係止させて牽引し敷き詰める装置
を、本出願人は既に出願している(特願平5−1830
62)。
【0004】そして、例えばサッカーなどの競技を行う
ためには天然の芝生が必要だが、他の競技では人工芝の
方が良い場合もあり、それらの競技に合わせて芝生を巻
き取り、運搬し、あるいは敷き詰めなければならない。
ためには天然の芝生が必要だが、他の競技では人工芝の
方が良い場合もあり、それらの競技に合わせて芝生を巻
き取り、運搬し、あるいは敷き詰めなければならない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そして、巻き取った芝
生を巻き出して敷き詰める場合に、このロール状の芝生
の回転と車輪の回転とが同じ周速で行われないと、巻き
出された芝生がしわになって一部が重なってしまった
り、あるいは芝生が引っ張られて傷んだり、甚だしい場
合には切れたりする可能性がある。
生を巻き出して敷き詰める場合に、このロール状の芝生
の回転と車輪の回転とが同じ周速で行われないと、巻き
出された芝生がしわになって一部が重なってしまった
り、あるいは芝生が引っ張られて傷んだり、甚だしい場
合には切れたりする可能性がある。
【0006】本考案は、以上の問題点を解決するために
なされたもので、芝生を滑らかに送り出し、重なったり
傷んだりすることがない芝生送り出し機構付き敷詰装置
を提供することを目的とする。
なされたもので、芝生を滑らかに送り出し、重なったり
傷んだりすることがない芝生送り出し機構付き敷詰装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、本考案は、マット状の芝生をロール状に巻いたも
のを載せる2本の平行な送り出しドラムと、これら両送
り出しドラムに外周部分が接して共に回転する車輪と、
を備えたものである。
めに、本考案は、マット状の芝生をロール状に巻いたも
のを載せる2本の平行な送り出しドラムと、これら両送
り出しドラムに外周部分が接して共に回転する車輪と、
を備えたものである。
【0008】
【作用】2本の送り出しドラムと車輪とは外周部分が接
して共に回転するので、車輪と送り出しドラムの周速は
一致する。従って、この送り出しドラムに載せられるロ
ール状の芝生の周速も一致する。
して共に回転するので、車輪と送り出しドラムの周速は
一致する。従って、この送り出しドラムに載せられるロ
ール状の芝生の周速も一致する。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図3にお
いて説明する。装置のフレーム1には、車輪3と、アー
ム4を介してサポート補助輪5とが設けられる。車輪3
の車軸6は、フレーム1の下端に形成された車軸差し込
み組み立て用溝7を通って車軸孔に差し込まれ回転自在
に支持される。この車輪3は左右に2つ設けられる。各
車輪3に対し平行に、2本の送り出しドラム9が設けら
れる。この2本の送り出しドラム9はイコライザーフレ
ーム11を介して、ピン12により前記フレーム1に取
り付けられている。送り出しドラム9と車輪3は外周部
分が接している。ここにいう外周部分とは、車輪3にお
いては地面に接する部分であり、送り出しドラム9にお
いてはロール状の芝生13に接する部分である。送り出
しドラム9と車輪3は共に、表面がスリップを起こしに
くい部材が用いられている。
いて説明する。装置のフレーム1には、車輪3と、アー
ム4を介してサポート補助輪5とが設けられる。車輪3
の車軸6は、フレーム1の下端に形成された車軸差し込
み組み立て用溝7を通って車軸孔に差し込まれ回転自在
に支持される。この車輪3は左右に2つ設けられる。各
車輪3に対し平行に、2本の送り出しドラム9が設けら
れる。この2本の送り出しドラム9はイコライザーフレ
ーム11を介して、ピン12により前記フレーム1に取
り付けられている。送り出しドラム9と車輪3は外周部
分が接している。ここにいう外周部分とは、車輪3にお
いては地面に接する部分であり、送り出しドラム9にお
いてはロール状の芝生13に接する部分である。送り出
しドラム9と車輪3は共に、表面がスリップを起こしに
くい部材が用いられている。
【0010】フレーム1からは上方に向かって、U型ガ
イドレール15が設けられている。このU型ガイドレー
ル15には、巻取ドラム17の両端のドラム軸19が取
り込まれ、上下方向に移動できるようになっている。ま
た、このU型ガイドレール15には補強材20が設けら
れ、構造の補強がなされている。そして、U型ガイドレ
ール15は後方に向かって少し傾斜しており、この傾斜
は前記サポート補助輪5の位置により決定される。ま
た、フレーム1にはハンドル21が固定されており、装
置全体を牽引し易くなっている。そして、前記U型ガイ
ドレール15の傾斜により、重量物である芝生13が巻
かれた巻取ドラム17全体の重心は、前記車輪3よりも
ハンドル21側に位置することとなる。これによりハン
ドル21による操作が容易となる。
イドレール15が設けられている。このU型ガイドレー
ル15には、巻取ドラム17の両端のドラム軸19が取
り込まれ、上下方向に移動できるようになっている。ま
た、このU型ガイドレール15には補強材20が設けら
れ、構造の補強がなされている。そして、U型ガイドレ
ール15は後方に向かって少し傾斜しており、この傾斜
は前記サポート補助輪5の位置により決定される。ま
た、フレーム1にはハンドル21が固定されており、装
置全体を牽引し易くなっている。そして、前記U型ガイ
ドレール15の傾斜により、重量物である芝生13が巻
かれた巻取ドラム17全体の重心は、前記車輪3よりも
ハンドル21側に位置することとなる。これによりハン
ドル21による操作が容易となる。
【0011】また、このハンドル21によりフレーム1
全体を前方へ傾斜させ、従って前記U型ガイドレール1
5を前方へ傾斜させることができる(図1中の鎖線)。
この傾斜時に、U型ガイドレール15へ、巻取ドラム1
7のドラム軸19を取り込みやすいように、U型ガイド
レール15の先端には切欠による傾斜23が設けられて
いる。
全体を前方へ傾斜させ、従って前記U型ガイドレール1
5を前方へ傾斜させることができる(図1中の鎖線)。
この傾斜時に、U型ガイドレール15へ、巻取ドラム1
7のドラム軸19を取り込みやすいように、U型ガイド
レール15の先端には切欠による傾斜23が設けられて
いる。
【0012】なお、左右の2枚のフレーム1は繋ぎシャ
フト25により繋がれ、剛性が保たれる。また、ハンド
ル21はステー27を介して設けられ剛性が保たれる。
以下、本実施例の作用について説明する。マット状の芝
生13をロール状に巻き取った巻取ドラム17は、地面
29に置かれている(図1中左側鎖線)。この巻取ドラ
ム17のドラム軸19に対し、作業者は、ハンドル21
により装置のフレーム1を前方に傾斜させて近づく。こ
れによりU型ガイドレール15も前方に傾斜し、先端か
らドラム軸19を取り込む。このとき切欠による傾斜2
3が、取り込みを容易にする。取り込んだ後には、装置
をロール状の芝生13に前進させると共に、ハンドル2
1を用いてU型ガイドレール15を起こして行く。U型
ガイドレール15が完全に起きると、巻取ドラム17は
完全に取り込まれた状態となる。
フト25により繋がれ、剛性が保たれる。また、ハンド
ル21はステー27を介して設けられ剛性が保たれる。
以下、本実施例の作用について説明する。マット状の芝
生13をロール状に巻き取った巻取ドラム17は、地面
29に置かれている(図1中左側鎖線)。この巻取ドラ
ム17のドラム軸19に対し、作業者は、ハンドル21
により装置のフレーム1を前方に傾斜させて近づく。こ
れによりU型ガイドレール15も前方に傾斜し、先端か
らドラム軸19を取り込む。このとき切欠による傾斜2
3が、取り込みを容易にする。取り込んだ後には、装置
をロール状の芝生13に前進させると共に、ハンドル2
1を用いてU型ガイドレール15を起こして行く。U型
ガイドレール15が完全に起きると、巻取ドラム17は
完全に取り込まれた状態となる。
【0013】このとき芝生13は巻取ドラム17に対し
表面を内側にして巻き取られている(図2)。芝生13
を巻き出す際には、巻き出される芝生13の端部を地面
29の上に置き、ハンドル21により装置を図中右方向
へ牽引する。これにより装置は車輪3およびサポート補
助輪5により滑らかに移動する。この車輪3の回転は送
り出しドラム9に伝達される。そして、送り出しドラム
9と車輪3とは共に外周部分が接しているので、車輪3
の周速(外周部分の速度)と送り出しドラム9の周速と
は一致する。従って、車輪3が移動した長さ分だけ、芝
生13が巻き出され、滑らかに送り出される。
表面を内側にして巻き取られている(図2)。芝生13
を巻き出す際には、巻き出される芝生13の端部を地面
29の上に置き、ハンドル21により装置を図中右方向
へ牽引する。これにより装置は車輪3およびサポート補
助輪5により滑らかに移動する。この車輪3の回転は送
り出しドラム9に伝達される。そして、送り出しドラム
9と車輪3とは共に外周部分が接しているので、車輪3
の周速(外周部分の速度)と送り出しドラム9の周速と
は一致する。従って、車輪3が移動した長さ分だけ、芝
生13が巻き出され、滑らかに送り出される。
【0014】以上のように本実施例によれば、装置を移
動させる速度に拘らず、車輪3が移動した長さ分だけ芝
生13が送り出されるので、スムーズな送り出しが行わ
れる。即ち、芝生13の送り出される速さが速すぎて芝
生13がしわになり重なってしまったり、逆に芝生13
を送り出す速度が遅すぎて、芝生13が装置と、既に送
り出された芝生13との間で引っ張られ、傷んだり切れ
たりする可能性をなくすことができる。
動させる速度に拘らず、車輪3が移動した長さ分だけ芝
生13が送り出されるので、スムーズな送り出しが行わ
れる。即ち、芝生13の送り出される速さが速すぎて芝
生13がしわになり重なってしまったり、逆に芝生13
を送り出す速度が遅すぎて、芝生13が装置と、既に送
り出された芝生13との間で引っ張られ、傷んだり切れ
たりする可能性をなくすことができる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の芝生送り
出し機構付き敷詰装置によれば、車輪とロール状の芝生
の周速は一致するので、巻き出された芝生は重なってし
まったり、引っ張られて傷んだり切れたりすることがな
い。
出し機構付き敷詰装置によれば、車輪とロール状の芝生
の周速は一致するので、巻き出された芝生は重なってし
まったり、引っ張られて傷んだり切れたりすることがな
い。
【図1】本考案の一実施例を示す装置を示すもので、芝
生を巻き取った巻取ドラムを装置に取り込む状態を示す
側面図である。
生を巻き取った巻取ドラムを装置に取り込む状態を示す
側面図である。
【図2】図1において芝生の取り込みが終り再び巻き出
しを行っている状態の側面図である。
しを行っている状態の側面図である。
【図3】図2の要部拡大図であり、(a)は一部正面
図、(b)は(a)の斜視図である。
図、(b)は(a)の斜視図である。
1 フレーム 3 車輪 4 アーム 5 サポート補助
輪 6 車軸 7 車軸差し込み
組み立て用溝 9 送り出しドラム 11 イコライザ
ーフレーム 12 ピン 13 芝生 15 U型ガイドレール 17 巻取ドラム 19 ドラム軸 20 補強材 21 ハンドル 23 傾斜 25 繋ぎシャフト 27 ステー
輪 6 車軸 7 車軸差し込み
組み立て用溝 9 送り出しドラム 11 イコライザ
ーフレーム 12 ピン 13 芝生 15 U型ガイドレール 17 巻取ドラム 19 ドラム軸 20 補強材 21 ハンドル 23 傾斜 25 繋ぎシャフト 27 ステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 1/04 A01C 11/00
Claims (1)
- 【請求項1】 マット状の芝生をロール状に巻いたもの
を載せる2本の平行な送り出しドラムと、これら両送り
出しドラムに外周部分が接して共に回転する車輪と、を
備えたことを特徴とする芝生送り出し機構付き敷詰装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056426U JP2591981Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 芝生送り出し機構付き敷詰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993056426U JP2591981Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 芝生送り出し機構付き敷詰装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0725713U JPH0725713U (ja) | 1995-05-16 |
JP2591981Y2 true JP2591981Y2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=13026774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993056426U Expired - Lifetime JP2591981Y2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | 芝生送り出し機構付き敷詰装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591981Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP1993056426U patent/JP2591981Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0725713U (ja) | 1995-05-16 |
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