JP2591882Y2 - 靴 下 - Google Patents

靴 下

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JP2591882Y2
JP2591882Y2 JP1993011758U JP1175893U JP2591882Y2 JP 2591882 Y2 JP2591882 Y2 JP 2591882Y2 JP 1993011758 U JP1993011758 U JP 1993011758U JP 1175893 U JP1175893 U JP 1175893U JP 2591882 Y2 JP2591882 Y2 JP 2591882Y2
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理 関谷
政之 井澤
嘉幸 西島
輝昌 喜多
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KITAI CO.,LTD.
Unitika Ltd
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KITAI CO.,LTD.
Unitika Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特にスポーツ用として
好適に着用しうる靴下に関し、着用中に身部がずり落ち
にくく且つ足に対するフィット性に優れた靴下に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、スポーツ用靴下としては、一
般的に非弾性糸よりなる表糸と弾性糸よりなる裏糸とを
引き揃え、口部2からつま先部7まで連続して編成して
なるものが知られている。そして、かかと部4を編成す
る際には、かかと部4に一定の曲率を付与するため、編
立機を半回転させて編成することが行なわれている。従
って、靴下のかかと部4には編目をかがった線が現わ
れ、これをゴアライン1と称している(図1)。
【0003】ところで、従来の靴下は、ゴアライン1の
始点11から足首部前下端12までの距離aと、ゴアラ
イン1の始点11からかかと部後端13までの距離bと
は、b/a=1 /1 となっていた。従って、かかと部4
の曲率は、靴下自体の大きさによって制限され、一般的
に人間のかかとの曲率よりも小さいものであった。この
ため、このような靴下を着用すると、かかと部4が極端
に引っ張られた状態になり、身部8がずり落ちやすいと
いう欠点があった。また、かかと部4からつま先部7間
においても、靴下が引っ張られて、足裏に靴下が密着し
にくく、足に対するフィット性に劣るという欠点があっ
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このため、b/aの値
を2.0/1程度にした靴下が提案されている(実公昭
41−18354号公報)。確かに、この靴下は、身部
8がずり落ちにくく、また足に対するフィット性にも優
れたものである。
【0005】しかしながら、この靴下は、かかと部4の
みの形状を工夫したものであり、足首部3や土ふまず部
5の形状には何らの工夫もないものである。また、靴下
の編成の際における糸使いや、度目及び給糸量に格別な
工夫のないものである。従って、かかと部4の形状は足
に合致していても、他の足首部等が足に合致しない場合
があった。そして、特にスポーツをする際に着用した場
合、身部8がずり落ちやすく、足に対するフィット性が
低下するということがあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案は、かか
と部4以外の足首部3等の形状も足に合致させた形状に
すると共に、非弾性糸を表糸とし弾性糸を裏糸とし、度
目変化と給糸量変化とを独立して制御させ、足に対して
よりフィット性に優れた靴下、特にスポーツ用として好
適な靴下を提供しようというものである。即ち、本考案
は、ゴアラインの始点から足首部前下端までの距離a
と、該ゴアラインの始点からかかと部後端までの距離b
とが、b/a=1.5〜2.4/1の関係になるように
編成すると 共に、口部からつま先部に亙って下記(1)
〜(5)に設定した度目変化及び給糸量変化で、且つ該
度目変化と該給糸量変化とを独立に制御して、非弾性糸
よりなる表糸及び弾性糸よりなる裏糸を編成してなる
ことを特徴とする靴下に関するものである。 (1)口部から足首部までは徐々に度目及び給糸量を減
少させる。 (2)足首部からかかと部までは徐々に度目及び給糸量
を増加させる。 (3)かかと部から土ふまず部までは徐々に度目及び給
糸量を減少させる。 (4)土ふまず部から足指の根元部までは徐々に度目及
び給糸量を増加させる。 (5)足指の根元部からつま先部までは徐々に度目及び
給糸量を減少させる。
【0007】以下、図2に基づいて本考案を説明する。
本考案に係る靴下は、ゴアラインの始点11から足首部
前下端12までの距離aと、ゴアラインの始点11から
かかと部後端13までの距離bとが、b/a=1.5〜
2.4/1 の関係になるように編成されている。特に、
b/a=2.0〜2.4/1 であることが好ましい。b
/a=1.5未満/1 になると、かかと部4の曲率半径
が小さくなって、人間のかかとの一般的な曲率よりも小
さくなるので好ましくない。ここで、足首部前下端12
は、靴下の側面が平らになるように畳んだ状態で、ゴア
ライン1を延長して靴下の前側稜線と交わる点のことを
意味しており、一方かかと部後端13は、靴下の後側稜
線と交わる点のことを意味している。
【0008】本考案に係る靴下を編成するには、口部
2,身部8,足部9,つま先部7を従来周知の方法で編
成する。一方、かかと部4は、編立機を所定の回転運動
となるように回転させながら、編成すればよい。本考案
においては、2 /3 回転程度の回転運動で、かかと部4
を編成するのが好ましい。
【0009】本考案に係る靴下を編成する際、非弾性糸
よりなる表糸及び弾性糸よりなる裏糸を使用して編成す
る。従って、編成された各編目は、少なくとも非弾性糸
と弾性糸の二本の糸で構成されることになる。非弾性糸
としては、綿糸,綿−ポリエステル混紡糸,綿−アクリ
ル混紡糸,ウール糸,ウール−ポリエステル混紡糸,ウ
−ル−アクリル混紡糸,ポリエステル糸,ナイロン糸等
が用いられる。また、弾性糸としては、ポリウレタン
糸,ポリウレタン繊維にナイロン繊維を被覆した糸(F
TY),ポリウレタン繊維に綿繊維を被覆した糸(DC
Y)等が用いられる。弾性糸を裏糸として編成すること
により、靴下全体に均一な伸縮性を与えることができ、
足に対するフィット性をより向上させることができる。
【0010】また、本考案に係る靴下を編成する際、口
部2からつま先部7に亙って下記(1)〜(5)に設定
した度目変化及び給糸量変化で編成する。即ち、(1)
口部2から足首部3までは徐々に度目及び給糸量を減少
させる、(2)足首部3からかかと部4までは徐々に度
目及び給糸量を増加させる、(3)かかと部4から土ふ
まず部5までは徐々に度目及び給糸量を減少させる、
(4)土ふまず部5から足指の根元部6までは徐々に度
目及び給糸量を増加させる、(5)足指の根元部6から
つま先部7までは徐々に度目及び給糸量を減少させる、
という条件で編成する。この条件は、一般的な人間の足
の周長に、靴下の周長を合致させ、足に対する靴下のフ
ィット性を向上させるためのものである。周長の長い部
位においては度目及び給糸量を増加させ、周長の短い部
位においては度目及び給糸量を減少させたものである。
【0011】また、この際、度目変化と給糸量変化は、
各々独立して制御する。度目変化と給糸量変化とを独立
に制御するとは、度目の変化量に対応して給糸量が一定
の関係で変化しないということである。一般に、度目の
大きい箇所では、それに対応して一定の割合で給糸量を
多くし、また度目の小さい箇所では、それに対応して一
定の割合で給糸量を少なくすればよい。しかし、このよ
うに度目変化と給糸量変化とを一定の関係で対応させる
と、ふくらはぎ等に十分フィットする靴下が得られない
傾向がある。即ち、度目と給糸量とを一定の関係で相関
させると、ふくらはぎ等に対する微妙な緊締力を調節す
ることができず、ふくらはぎ等に対するフィット性に優
れた靴下を得られない傾向がある。このため、度目及び
給糸量を増加させ又は減少させる場合、一定の関係で増
加又は減少させるのではなく、各々の部位に適合した関
係で増加又は減少させるようにするのである。
【0012】
【作用及び考案の効果】以上説明したように、本考案に
係る靴下は、ゴアラインの始点から足首部前下端までの
距離aと、該ゴアラインの始点からかかと部後端までの
距離bとが、b/a=1.5〜2.4/1 の関係になる
ように編成されているので、かかと部の曲率が人間の足
のかかとに近似したものとなっている。従って、かかと
部が極端に引っ張られた状態になりにくく、身部のずり
落ちを防止しうる。また、かかと部からつま先部間にお
いても、靴下が引っ張られにくく、足裏に靴下が密着し
ており、足に対するフィット性が向上する。そして、口
部からつま先部に亙って、一般の人間の足の周長と靴下
の周長とが合致するようにして、度目を変化させ且つ給
糸量を変化させると共に、度目変化と給糸量変化とを独
立に制御し、非弾性糸を表糸とし弾性糸を裏糸として靴
下を編成したので、足全体に対する靴下のフィット性が
より一層向上すると共に、前記した身部のずり落ちをも
一層有効に防止しうるという効果を奏する。従って、本
考案に係る靴下は、特にスポーツをする際に着用すれば
好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面が平らになるように畳んだ状態における、
従来例に係る靴下の概略側面図である。
【図2】側面が平らになるように畳んだ状態における、
本考案の一例に係る靴下の概略側面図である。
【符号の説明】
1 ゴアライン 2 口部 3 足首部 4 かかと部 5 土ふまず部 6 足指の根元部 7 つま先部 11 ゴアラインの始点 12 足首部前下端 13 かかと部後端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西島 嘉幸 大阪府大阪市福島区鷺洲3−6−19 (72)考案者 喜多 輝昌 奈良県香芝市高32 (56)参考文献 実開 昭51−44436(JP,U) 実開 昭56−119405(JP,U) 実開 昭63−143503(JP,U) 実開 昭49−137724(JP,U) 実開 昭63−158902(JP,U) 実開 昭50−116619(JP,U) 実開 昭64−14105(JP,U) 特公 昭48−13624(JP,B1) 実公 昭41−18354(JP,Y1) 実公 昭41−18353(JP,Y1) 特許75675(JP,C1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A41B 11/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴアラインの始点から足首部前下端まで
    の距離aと、該ゴアラインの始点からかかと部後端まで
    の距離bとが、b/a=1.5〜2.4/1の関係にな
    るように編成 すると共に、口部からつま先部に亙って
    下記(1)〜(5)に設定した度目変化及び給糸量変化
    で、且つ該度目変化と該給糸量変化とを独立に制御し
    て、非弾性糸よりなる表糸及び弾性糸よりなる裏糸を編
    成してなることを特徴とする靴下。 (1)口部から足首部までは徐々に度目及び給糸量を減
    少させる。 (2)足首部からかかと部までは徐々に度目及び給糸量
    を増加させる。 (3)かかと部から土ふまず部までは徐々に度目及び給
    糸量を減少させる。 (4)土ふまず部から足指の根元部までは徐々に度目及
    び給糸量を増加させる。 (5)足指の根元部からつま先部までは徐々に度目及び
    給糸量を減少させる。
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