JP2591645Y2 - 側部隅開き式のキャラメル箱 - Google Patents

側部隅開き式のキャラメル箱

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JP2591645Y2
JP2591645Y2 JP1993053584U JP5358493U JP2591645Y2 JP 2591645 Y2 JP2591645 Y2 JP 2591645Y2 JP 1993053584 U JP1993053584 U JP 1993053584U JP 5358493 U JP5358493 U JP 5358493U JP 2591645 Y2 JP2591645 Y2 JP 2591645Y2
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wall
opening
lid
cutout
piece
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JP1993053584U
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JPH0719175U (ja
Inventor
明博 坂林
Original Assignee
株式会社タイヨーパッケージ
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cartons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ぶどうの実や豆程度
の大きさの粒に成形したチョコレート菓子やキヤラメル
を収納し、一粒づつ取り出しやすくした側部隅開き式の
キャラメル箱に関する。
【0002】
【従来の技術】普通のキャラメル箱であると、一端に全
体的に開くように蓋が設けられているが、これであると
蓋の開閉が面倒であり、また、丸いチョコレート菓子や
丸い粒キャラメルを取り出す場合に、一度に多数のチョ
コレート菓子やキヤラメルが転がり出て、小さい子供の
手からこぼれ落ちることがあるので、箱の一角の側部に
指で簡単に開閉できる小さな粒出し開閉口が設けられ
る。
【0003】図6は、この種の従来の箱を示したもの
で、それによれば、一側壁34が外壁と内壁とからなる
二重壁となっており、その一側壁34の前端部を断続的
な切込により開き得るようにして、蓋36として切り抜
くと、その部分が粒出し開閉口38として開くようにし
てあって、角部では内壁の一部40を残し、その残部4
0と前端壁42との間に差し込まれる側部引出し片44
が蓋36に連設される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記のような従来の側
部隅開き式のキャラメル箱によれば、側部引出し片44
により蓋36の開閉状態が保持されるが、その保持力が
十分ではなく、蓋を閉じても少し開いた状態となるため
に、不体裁であるばかりか、チョコレート菓子やキヤラ
メルが不用意にこぼれ出ることがあり、また開いても閉
じる方向に復帰するために、チョコレート菓子やキヤラ
メルが取り出し難いという問題があった。
【0005】蓋を開くときには、蓋の上端に指を擦り掛
けるが、殊に、蓋が開かないようにそれを粒出し開閉口
に押し込んだ場合には、蓋を開くときに、蓋の上端に指
が掛からなくなるので、蓋の開きに不都合となる。
【0006】この考案は、上記のような実情に鑑みて、
蓋の開いた状態および閉じた状態が安定して保持され、
しかも、蓋を開くときに、その上端に指を確実に掛ける
ことのできる側部隅開き式のキャラメル箱を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この考案は、上面壁に連設される外壁と、下面壁
に連設される内壁との接着により二重に一側壁を形成す
ると共に、その前端部において、外壁を欠除する一方、
内壁には、その欠除部の縦縁に沿って断続的な切込みを
設けることにより欠除部から開く切抜蓋を形成し、欠除
部に、その巾中央部における上面壁の切欠きと、外壁の
上端における横スリット状の案内口とを開口し、切抜蓋
には、前端壁の内面に接合する側部引出し片と、上面壁
の内面に接合する上部引出し片とを連設し、上部引出し
片には、切抜蓋との境界から奥へ開く粒出し開閉口と、
その粒出し開閉口の奥端よりもやや手前で弾力的に折り
曲がり得る折れ線とを設け、また、この上部引出し片の
一端に、案内口から引き出される巾広突部を形成し、且
つ、折れ線よりも先端部片には引き出されない段部片を
設け、さらに、切抜蓋には、上面壁の切欠きからやや上
に突出する爪を粒出し開閉口の縁として形成して側部隅
開き式のキャラメル箱を構成した。
【0008】
【作用】一側壁を構成する内外壁のうち、内壁の一部に
蓋が形成され、切込みの断続性により封止状態が保持さ
れているので、切込みで切り離すことにより蓋を開閉可
能にする。蓋を開くと、上部引出し片に形成される粒出
し開閉口が引き出され、上部引出し片の段部片が一側壁
に突き当たることにより開きが停止するので、この状態
でチョコレート菓子やキヤラメルを一粒づつ取り出すこ
とができる。
【0009】蓋の開閉状態は、側部引出し片によっても
保持されるが、上部引出し片がその保持に大きく作用
し、開閉いずれの状態においても、それが上面壁に接合
していることと、巾広突部が案内口と係合していること
によりその作用を果たす。
【0010】
【実施例】次に、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0011】図1ないし図5は、一実施例を示したもの
で、その側部隅開き式のキャラメル箱は、一側壁1の前
端部に切抜蓋3を形成したものであって、一側壁1が、
上面壁5に連設される外壁1aと、下面壁7に連設され
る内壁1bとの二重壁に構成され、外壁1aを端部にお
いて欠除し、その欠除部9から内壁1bの一部を切抜蓋
3として引き出すように構成される。箱としての組立て
構造については、従来のこの種の箱とほぼ同様である。
【0012】欠除部9においては、外壁1aの上端にそ
の欠除部9に開口する横スリット状の案内口11を設
け、それを設けるために、展開紙ではややL字形に切込
みが形成される(図5)。また、欠除部9の上端では、
巾中央部において上面壁5の浅い切欠き13が設けられ
る。
【0013】切抜蓋3は、言わば内壁1bの一部であっ
て、内壁1bに欠除部9の縦縁に沿って切込み15を設
けると共に、切込み15に二点で接続点17,17を設
け、接続点17,17で切り離すことにより切抜蓋3が
開かれるようになっている。しかし、切抜蓋3の開きが
そのまま口になるのではなく、切抜蓋3の上端に、上面
壁5の下に接合する上部引出し片19を連設し、それに
粒出し開閉口21が形成されているので、切抜蓋3を開
くと、その粒出し開閉口21が斜め上向きに開口する。
【0014】切抜蓋3の側端には、従来のものと同様に
側部引出し片23を連設し、その先端に掛止部26を形
成し、切抜蓋3を開くと、その掛止部26が上面壁5に
突き当たって停止するようになっている。また、上端に
は爪25を粒出し開閉口21の縁として突設し、指を掛
けやすいように、それが上面壁5の切欠き13から少し
突出する高さに形成される。また、爪25がその切欠き
13に納まるので、切抜蓋3を深く閉じることができ
る。
【0015】上部引出し片19は、案内口11から側端
部が引き出される横に突出した巾であり、その巾広突部
24の開き方向端24aが少し突出した形状に形成され
る。なお、閉じた状態において、その端24aが案内口
11から突出していても良いし、引っ込んでいても良い
が、突出しているようにすると、その案内口11の部分
で、上部引出し片19が水平に支持されるし、引っ込む
ようにしておけば、特に切抜蓋3の閉止状態が保持され
やすい。
【0016】上部引出し片19には、さらに、粒出し開
閉口21の奥端よりもやや手前の位置において折れ線2
7が形成され、折れ線27よりも先の先端部片29の側
端には、案内口11から引き出されない段部片31が形
成され、切抜蓋3を開くと、この段部片31が一側壁1
に掛り、これにより開きが確実に停止される。
【0017】図3は、切抜蓋3を閉じた状態を示したも
ので、それに連設される上部引出し片19が上面壁5に
接合しているために、これにより閉じた状態が保持され
る力は大きい。
【0018】図4は、切抜蓋3を開いた状態を示したも
ので、この場合であると、上部引出し片19が一端では
側部引出し片23により支持され、他端では案内口11
との係合により支持されるために、上部引出し片19が
折れ線27で確実に曲がり、その屈折により先端部片2
9が上面壁5と接合して開き状態が保持される。また、
上部引出し片19には、折れ線27の位置において段差
33を設けてあるので、それが前端壁22の端縁に掛か
ることによっても、開き状態が保持されるようになって
いる。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の側部隅
開き式のキャラメル箱によれば、次のような優れた効果
がある。
【0020】粒出し開閉口の閉じた状態および開いた状
態が安定して保持されるために、チョコレート菓子やキ
ヤラメルが不用意にこぼれ出るおそれがなくなり、ま
た、それを容易に取り出すことができる。
【0021】切抜蓋の上端の爪が上面壁に開けられる切
欠きに納まるために、切抜蓋を体裁良く深く閉じること
ができ、また爪が切欠きから上へ突出する形状であるの
で、切抜蓋を開くときに、爪に指を擦り掛けやすく、開
くのに好都合である。
【0022】切抜蓋を開いたときに、上部引出し片の段
部片が一側壁に突き当たって一定の開きとなり、開き過
ぎが確実に防止される。また、切抜蓋を開いても、上部
引出し片が案内口に支持されるために、その先端部片が
上面壁に確実に接合し、これで開き状態の保持が強力と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側部隅開き式のキャラメル箱を未開封の状態で
示す要部の斜視図である。
【図2】同箱の口を開いた状態を示す全体の斜視図であ
る。
【図3】図2のA−A線の位置において、切抜蓋を閉じ
た状態を示す拡大断面図である。
【図4】同位置における開いた状態を示す拡大断面図で
ある。
【図5】同箱の展開図である。
【図6】従来例を図2に対応して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 一側壁 1a 外壁 1b 内壁 3 切抜蓋 5 上面壁 7 下面壁 9 欠除部 11 案内口 13 切欠き 15 切込み 19 上部引出し片 22 前端壁 23 側部引出し片 24 巾広突部 25 爪 27 折れ線 29 先端部片 31 段部片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 83/04 B65D 5/00 - 5/76 B65D 85/72

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面壁(5)に連設される外壁(1a)
    と、下面壁(7)に連設される内壁(1b)との接着に
    より二重に一側壁(1)を形成すると共に、その前端部
    において、外壁(1a)を欠除する一方、内壁(1b)
    には、その欠除部(9)の縦縁に沿って断続的な切込み
    (15)を設けることによって欠除部(9)から開く切
    抜蓋(3)を形成し、欠除部(9)に、巾中央部におけ
    る上面壁(5)の切欠き(13)と、外壁(1a)の上
    端における横スリット状の案内口(11)とを開口し、
    切抜蓋(3)には、前端壁(22)の内面に接合する側
    部引出し片(23)と、上面壁(5)の内面に接合する
    上部引出し片(19)とを連設し、上部引出し片(1
    9)には、切抜蓋(3)との境界から奥へ開く粒出し開
    閉口(21)と、その粒出し開閉口(21)の奥端より
    もやや手前で弾力的に折り曲がり得る折れ線(27)と
    を設け、また、上部引出し片(19)の一端に、案内口
    (11)から引き出される巾広突部(24)を形成し、
    且つ、折れ線(27)よりも先端部片(29)には引き
    出されない段部片(31)を設け、さらに、切抜蓋
    (3)には、上面壁(5)の切欠き(13)からやや上
    に突出する爪(25)を粒出し開閉口(21)の縁とし
    て形成したことを特徴とする側部隅開き式のキャラメル
    箱。
JP1993053584U 1993-09-07 1993-09-07 側部隅開き式のキャラメル箱 Expired - Lifetime JP2591645Y2 (ja)

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