JP2591497Y2 - 空調用フィルタ - Google Patents
空調用フィルタInfo
- Publication number
- JP2591497Y2 JP2591497Y2 JP1992057377U JP5737792U JP2591497Y2 JP 2591497 Y2 JP2591497 Y2 JP 2591497Y2 JP 1992057377 U JP1992057377 U JP 1992057377U JP 5737792 U JP5737792 U JP 5737792U JP 2591497 Y2 JP2591497 Y2 JP 2591497Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- core
- conditioning filter
- net
- denier
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Filtering Materials (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は空調用フィルタに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ビルなどの各部屋ごとに空調
機を設置し、プレフィルタとして、織物をプリーツ加工
し、リブで補強した空調用フィルタを使用していた。し
かしながら、この空調用フィルタを掃除機で吸塵或いは
水洗して、再生使用しようとすると、織物に十分な強度
がないため変形したり、織り目が広がり、元の性能が得
られないものであった。また、リブで補強しているた
め、リブによるデッドスペースが生じるという問題もあ
った。
機を設置し、プレフィルタとして、織物をプリーツ加工
し、リブで補強した空調用フィルタを使用していた。し
かしながら、この空調用フィルタを掃除機で吸塵或いは
水洗して、再生使用しようとすると、織物に十分な強度
がないため変形したり、織り目が広がり、元の性能が得
られないものであった。また、リブで補強しているた
め、リブによるデッドスペースが生じるという問題もあ
った。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記の欠点を
解決するためになされたものであり、デッドスペースが
なく、掃除機で吸塵或いは水洗しても、再生使用でき、
長期間使用できる空調用フィルタを提供することを目的
とする。
解決するためになされたものであり、デッドスペースが
なく、掃除機で吸塵或いは水洗しても、再生使用でき、
長期間使用できる空調用フィルタを提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の空調用フィルタ
は繊度600デニール以上の芯鞘型複合フィラメントが
たて糸および/またはよこ糸として織り込まれ、該芯鞘
型複合フィラメントの鞘成分樹脂により、接点で融着固
定したネットを、プリーツ加工した上流層1と、繊度
1,000〜3,000デニールの繊維から構成される
不織布からなる下流層2とが積層されたものである。な
お、打込本数がたて、よことも5〜18本/インチで織
り込まれたネットであると、より清浄性に優れ、使用寿
命にも優れている。
は繊度600デニール以上の芯鞘型複合フィラメントが
たて糸および/またはよこ糸として織り込まれ、該芯鞘
型複合フィラメントの鞘成分樹脂により、接点で融着固
定したネットを、プリーツ加工した上流層1と、繊度
1,000〜3,000デニールの繊維から構成される
不織布からなる下流層2とが積層されたものである。な
お、打込本数がたて、よことも5〜18本/インチで織
り込まれたネットであると、より清浄性に優れ、使用寿
命にも優れている。
【0005】
【作用】本考案の空調用フィルタはプリーツ加工された
ネットからなる上流層と、不織布からなる下流層とを積
層したものである。このネットは繊度600デニール以
上の芯鞘型複合フィラメントがたて糸および/またはよ
こ糸として織り込まれ、該芯鞘型複合フィラメントの鞘
成分樹脂により、接点で融着固定されているため、剛性
があり、リブを必要としないので、デッドスペースはな
く、しかも掃除機で吸塵或いは水洗などの方法により洗
浄したとしても、ネットが変形したり、ネットのフィラ
メント間距離が広がらないため、再生使用でき、長期間
使用できる空調用フィルタである。また、このネットは
プリーツ加工されて上流層を形成し、不織布からなる下
流層と積層しているため、使用寿命にも優れている。な
お、打込本数がたて、よことも5〜18本/インチのネ
ットであると、洗浄性、使用寿命ともに、より優れてい
る。
ネットからなる上流層と、不織布からなる下流層とを積
層したものである。このネットは繊度600デニール以
上の芯鞘型複合フィラメントがたて糸および/またはよ
こ糸として織り込まれ、該芯鞘型複合フィラメントの鞘
成分樹脂により、接点で融着固定されているため、剛性
があり、リブを必要としないので、デッドスペースはな
く、しかも掃除機で吸塵或いは水洗などの方法により洗
浄したとしても、ネットが変形したり、ネットのフィラ
メント間距離が広がらないため、再生使用でき、長期間
使用できる空調用フィルタである。また、このネットは
プリーツ加工されて上流層を形成し、不織布からなる下
流層と積層しているため、使用寿命にも優れている。な
お、打込本数がたて、よことも5〜18本/インチのネ
ットであると、洗浄性、使用寿命ともに、より優れてい
る。
【0006】本考案のネットを構成する芯鞘型複合フィ
ラメントの繊度は、ネットに剛性を付与するためには、
600デニール以上必要であり、繊度が1,500デニ
ール以下であると、ネットをプリーツ加工する際の加工
性に優れている。より好ましい繊度は、800〜120
0デニールである。
ラメントの繊度は、ネットに剛性を付与するためには、
600デニール以上必要であり、繊度が1,500デニ
ール以下であると、ネットをプリーツ加工する際の加工
性に優れている。より好ましい繊度は、800〜120
0デニールである。
【0007】また、フィラメントは芯鞘型の複合タイプ
であるため、鞘成分樹脂のみで融着固定することがで
き、芯成分樹脂は融着しないため、保形性に優れたネッ
トを得ることができる。そのため、掃除機で吸塵或いは
水洗によって洗浄しても、変形したり、フィラメント間
距離が変化することはない。この芯鞘型の複合フィラメ
ントを構成する樹脂の組み合わせとして、例えば、6ナ
イロン/ポリエチレン、ポリエステル/ナイロン6、ポ
リプロピレン/ポリエチレン、ポリプロピレン/エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル/ポリプロピレ
ン、ポリエステル/ポリエチレン、6ナイロン/66ナ
イロン、高融点ポリエステル/低融点ポリエステル、高
密度ポリエチレン/低密度ポリエチレンなどがあるが、
これらに限定されるものではない。
であるため、鞘成分樹脂のみで融着固定することがで
き、芯成分樹脂は融着しないため、保形性に優れたネッ
トを得ることができる。そのため、掃除機で吸塵或いは
水洗によって洗浄しても、変形したり、フィラメント間
距離が変化することはない。この芯鞘型の複合フィラメ
ントを構成する樹脂の組み合わせとして、例えば、6ナ
イロン/ポリエチレン、ポリエステル/ナイロン6、ポ
リプロピレン/ポリエチレン、ポリプロピレン/エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル/ポリプロピレ
ン、ポリエステル/ポリエチレン、6ナイロン/66ナ
イロン、高融点ポリエステル/低融点ポリエステル、高
密度ポリエチレン/低密度ポリエチレンなどがあるが、
これらに限定されるものではない。
【0008】なお、たて糸、よこ糸ともに芯鞘型複合フ
ィラメントである必要はなく、たて糸またはよこ糸のど
ちらか一方のみが芯鞘型複合フィラメントであっても構
わない。前記芯鞘型複合フィラメント以外に、例えば、
レーヨンなどのような再生繊維、アセテートなどのよう
な半合成繊維、ポリアミド系繊維、ポリビニルアルコー
ル系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ塩化ビニル
系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系
繊維、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポ
リウレタン系繊維、ポリクラール繊維などの合成繊維、
炭素繊維などのような無機繊維のフィラメントを使用で
きるが、これらのフィラメントに限定されるものではな
い。
ィラメントである必要はなく、たて糸またはよこ糸のど
ちらか一方のみが芯鞘型複合フィラメントであっても構
わない。前記芯鞘型複合フィラメント以外に、例えば、
レーヨンなどのような再生繊維、アセテートなどのよう
な半合成繊維、ポリアミド系繊維、ポリビニルアルコー
ル系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリ塩化ビニル
系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアクリロニトリル系
繊維、ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維、ポ
リウレタン系繊維、ポリクラール繊維などの合成繊維、
炭素繊維などのような無機繊維のフィラメントを使用で
きるが、これらのフィラメントに限定されるものではな
い。
【0009】以上のような芯鞘型複合フィラメントなど
のフィラメントがたて、よことも打込本数5〜18本/
インチで織り込まれ、芯鞘型複合フィラメントの接点で
融着固定されていると、剛性や使用寿命に優れている。
打込本数が18本/インチよりも多いと、フィラメント
間距離が短いため、ネットの剛性に優れているものの、
洗浄性に劣り、しかも圧力損失が高くなるため、使用寿
命が短くなり、逆に、打込本数が5本/インチよりも少
ないと、フィラメント間距離が長くなるため、ネット全
体の剛性がなくなり、洗浄すると変形しやすく、しかも
給塵量が悪くなる。より好ましい打込本数は、7〜12
本/インチである。なお、芯鞘型複合フィラメントの鞘
成分樹脂のみにより融着固定しているため、芯成分樹脂
は融着しておらず、芯鞘型複合フィラメントの強度的な
低下も少ない。
のフィラメントがたて、よことも打込本数5〜18本/
インチで織り込まれ、芯鞘型複合フィラメントの接点で
融着固定されていると、剛性や使用寿命に優れている。
打込本数が18本/インチよりも多いと、フィラメント
間距離が短いため、ネットの剛性に優れているものの、
洗浄性に劣り、しかも圧力損失が高くなるため、使用寿
命が短くなり、逆に、打込本数が5本/インチよりも少
ないと、フィラメント間距離が長くなるため、ネット全
体の剛性がなくなり、洗浄すると変形しやすく、しかも
給塵量が悪くなる。より好ましい打込本数は、7〜12
本/インチである。なお、芯鞘型複合フィラメントの鞘
成分樹脂のみにより融着固定しているため、芯成分樹脂
は融着しておらず、芯鞘型複合フィラメントの強度的な
低下も少ない。
【0010】このようなネットは常法によりプリーツ加
工され、本考案の上流層1を形成する。なお、このプリ
ーツ加工したネットの隣接する山の距離は5〜30mmで
あるのが好ましく、5mmよりも短くなると、清浄性が悪
くなり、30mmよりも長くなると、剛性が低下し、洗浄
時に変形しやすいと共に、給塵量が低下する。より好ま
しい距離は10〜20mmである。
工され、本考案の上流層1を形成する。なお、このプリ
ーツ加工したネットの隣接する山の距離は5〜30mmで
あるのが好ましく、5mmよりも短くなると、清浄性が悪
くなり、30mmよりも長くなると、剛性が低下し、洗浄
時に変形しやすいと共に、給塵量が低下する。より好ま
しい距離は10〜20mmである。
【0011】この上流層1に対して、不織布からなる下
流層2が積層される。この下流層2は上流層1で捕集さ
れなかった塵埃を捕集する層であるため、上流層1より
も圧力損失の高い不織布から成っている。なお、下流層
2の不織布を構成する繊維の繊度が1,000デニール
未満であると、剛性がなくなり、洗浄性が低下しやすい
ことに加えて、圧力損失が高くなりやすく、上流層1と
の圧力損失の差が大きくなるため使用寿命が短くなり、
逆に、繊度が3,000デニールを越えると、繊維が剛
直すぎて、繊維間に形成される空隙が大きくなりやす
く、上流層1との圧力損失の差が小さすぎて、給塵量が
悪くなるので、不織布を構成する繊維の繊度は1,00
0〜3,000デニールである。
流層2が積層される。この下流層2は上流層1で捕集さ
れなかった塵埃を捕集する層であるため、上流層1より
も圧力損失の高い不織布から成っている。なお、下流層
2の不織布を構成する繊維の繊度が1,000デニール
未満であると、剛性がなくなり、洗浄性が低下しやすい
ことに加えて、圧力損失が高くなりやすく、上流層1と
の圧力損失の差が大きくなるため使用寿命が短くなり、
逆に、繊度が3,000デニールを越えると、繊維が剛
直すぎて、繊維間に形成される空隙が大きくなりやす
く、上流層1との圧力損失の差が小さすぎて、給塵量が
悪くなるので、不織布を構成する繊維の繊度は1,00
0〜3,000デニールである。
【0012】この不織布を構成する繊維として、難燃性
のポリクラール繊維、ビニリデン繊維、ポリ塩化ビニル
繊維を主体として使用するのが好ましく、その他の繊維
として、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル
繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリプロピレン繊
維、ポリエチレン繊維、ポリウレタン繊維などの合成繊
維や、レーヨン、ビスコースなどの再生繊維、アセテー
トなどの半合成繊維、炭素、金属、ガラスなどの無機繊
維なども使用できる。
のポリクラール繊維、ビニリデン繊維、ポリ塩化ビニル
繊維を主体として使用するのが好ましく、その他の繊維
として、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、アクリル
繊維、ポリビニルアルコール繊維、ポリプロピレン繊
維、ポリエチレン繊維、ポリウレタン繊維などの合成繊
維や、レーヨン、ビスコースなどの再生繊維、アセテー
トなどの半合成繊維、炭素、金属、ガラスなどの無機繊
維なども使用できる。
【0013】これらの繊維からなる不織布は、例えば、
カード法、エアレイ法或いはスパンボンド法などにより
繊維ウエブを形成した後、ニードルパンチ、水流などに
より絡合する方法、構成繊維中の熱融着性繊維を熱処理
により融着させて繊維相互を結合する方法、難燃性の塩
化ビニル系バインダーなどのバインダーにより繊維相互
を接着する方法により得ることができるが、これらに限
定するものではない。
カード法、エアレイ法或いはスパンボンド法などにより
繊維ウエブを形成した後、ニードルパンチ、水流などに
より絡合する方法、構成繊維中の熱融着性繊維を熱処理
により融着させて繊維相互を結合する方法、難燃性の塩
化ビニル系バインダーなどのバインダーにより繊維相互
を接着する方法により得ることができるが、これらに限
定するものではない。
【0014】なお、下流層2の不織布は塵埃の給塵量を
高めるため、不織布上面の断面形状を波形や鋸形に成形
しても良い。また、構成繊維などに芳香剤、抗菌剤や防
黴剤などを混入し、芳香性、抗菌性や防黴性などの機能
を付加しても良い。
高めるため、不織布上面の断面形状を波形や鋸形に成形
しても良い。また、構成繊維などに芳香剤、抗菌剤や防
黴剤などを混入し、芳香性、抗菌性や防黴性などの機能
を付加しても良い。
【0015】本考案の空調用フィルタは、以上のような
上流層1のネットと下流層2の不織布とが積層されたも
のである。なお、積層方法として、例えば、不織布中に
混入した熱融着性繊維を融着させて固定する方法、バイ
ンダーにより接着する方法、或いは枠により固定する方
法があるが、これらの方法に限定されるものではない。
上流層1のネットと下流層2の不織布とが積層されたも
のである。なお、積層方法として、例えば、不織布中に
混入した熱融着性繊維を融着させて固定する方法、バイ
ンダーにより接着する方法、或いは枠により固定する方
法があるが、これらの方法に限定されるものではない。
【0016】以下に、本考案の空調用フィルタの実施例
を記載するが、以下の実施例に限定されるものではな
い。
を記載するが、以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0017】
【実施例】(実施例1) 芯成分樹脂がポリプロピレンで鞘成分樹脂がポリエチレ
ンからなる、繊度1,000デニールの芯鞘型複合フィ
ラメントを、たて糸およびよこ糸として、打込本数1
0.5×10.5本/インチで平織したネットを、温度1
30℃で熱処理して、鞘成分樹脂であるポリエチレンで
熱融着させた。このネットを隣接する山同士の間隔が2
0mmでプリーツ加工して上流層1を得た。
ンからなる、繊度1,000デニールの芯鞘型複合フィ
ラメントを、たて糸およびよこ糸として、打込本数1
0.5×10.5本/インチで平織したネットを、温度1
30℃で熱処理して、鞘成分樹脂であるポリエチレンで
熱融着させた。このネットを隣接する山同士の間隔が2
0mmでプリーツ加工して上流層1を得た。
【0018】他方、繊度1,000デニール、繊維長1
50mmのポリ塩化ビニリデン繊維をエアレイ法により繊
維ウエブを形成した後、スプレー法でポリ塩化ビニル系
バインダーにより繊維同士を結合し、面速1m/sにおけ
る圧力損失が0.2mmAq、目付820g/m2、厚み15mm
の不織布からなる下流層2を得た。その後、これら上流
層1と下流層2を鋼板枠で固定し、空調用フィルタを得
た。
50mmのポリ塩化ビニリデン繊維をエアレイ法により繊
維ウエブを形成した後、スプレー法でポリ塩化ビニル系
バインダーにより繊維同士を結合し、面速1m/sにおけ
る圧力損失が0.2mmAq、目付820g/m2、厚み15mm
の不織布からなる下流層2を得た。その後、これら上流
層1と下流層2を鋼板枠で固定し、空調用フィルタを得
た。
【0019】(実施例2) 繊度650デニールの芯鞘型複合フィラメントを、打込
本数5×5本/インチで平織したネットを使用した以外
は、実施例1と全く同様にして空調用フィルタを得た。
本数5×5本/インチで平織したネットを使用した以外
は、実施例1と全く同様にして空調用フィルタを得た。
【0020】(比較例1) 繊度400デニールの芯鞘型複合フィラメントを、打込
本数7×7本/インチで平織したネットを使用した以外
は、実施例1と全く同様にして空調用フィルタを得た。
本数7×7本/インチで平織したネットを使用した以外
は、実施例1と全く同様にして空調用フィルタを得た。
【0021】(実施例3) 芯鞘型複合フィラメントを打込本数7×7本/インチで
平織したネットを使用した以外は、実施例1と全く同様
にして空調用フィルタを得た。
平織したネットを使用した以外は、実施例1と全く同様
にして空調用フィルタを得た。
【0022】(実施例4) 繊度650デニールの芯鞘型複合フィラメントを、打込
本数18×18本/インチで平織したネットを使用した
以外は、実施例1と全く同様にして空調用フィルタを得
た。
本数18×18本/インチで平織したネットを使用した
以外は、実施例1と全く同様にして空調用フィルタを得
た。
【0023】(比較例2) 繊度200デニールのポリプロピレンフィラメントを、
打込本数53×53本/インチでハニカム状に織り込ん
だネットを、隣接する山同士の間隔が20mmでプリーツ
加工して、面速1m/sにおける圧力損失が0.3mmAqの空
調用フィルタを得た。
打込本数53×53本/インチでハニカム状に織り込ん
だネットを、隣接する山同士の間隔が20mmでプリーツ
加工して、面速1m/sにおける圧力損失が0.3mmAqの空
調用フィルタを得た。
【0024】(清浄性及び使用寿命の試験) 実施例1〜4及び比較例1〜2の空調用フィルタをAS
HRAE 52−76、重量法により、塵埃濃度35mg/
m3、面速1m/sの条件下で、最終圧力損失が5mmAqにな
るまでの給塵量を測定した。その後、実施例1〜2及び
比較例1〜2の空調用フィルタをタワシを用いて水道水
により洗浄した。この給塵量及び洗浄性の結果は表1に
示す。
HRAE 52−76、重量法により、塵埃濃度35mg/
m3、面速1m/sの条件下で、最終圧力損失が5mmAqにな
るまでの給塵量を測定した。その後、実施例1〜2及び
比較例1〜2の空調用フィルタをタワシを用いて水道水
により洗浄した。この給塵量及び洗浄性の結果は表1に
示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1から、本考案の空調用フィルタは洗浄
性に優れているため再生使用でき、使用寿命の長いこと
がわかる。
性に優れているため再生使用でき、使用寿命の長いこと
がわかる。
【0027】
【考案の効果】本考案の空調用フィルタは繊度600デ
ニール以上の芯鞘型複合フィラメントが織り込まれ、該
芯鞘型複合フィラメントの鞘成分樹脂により、接点で融
着固定されたネットを、プリーツ加工した上流層と、繊
度1,000〜3,000デニールの繊維から構成され
る不織布からなる下流層とが積層されているため、掃除
機で吸塵或いは水洗しても、再生使用でき、長期間使用
できる空調用フィルタである。
ニール以上の芯鞘型複合フィラメントが織り込まれ、該
芯鞘型複合フィラメントの鞘成分樹脂により、接点で融
着固定されたネットを、プリーツ加工した上流層と、繊
度1,000〜3,000デニールの繊維から構成され
る不織布からなる下流層とが積層されているため、掃除
機で吸塵或いは水洗しても、再生使用でき、長期間使用
できる空調用フィルタである。
【0028】本考案の上流層を構成するネットの打込本
数が5〜18本/インチであると、より清浄性に優れ、
使用寿命にも優れた空調用フィルタである。
数が5〜18本/インチであると、より清浄性に優れ、
使用寿命にも優れた空調用フィルタである。
【図1】本考案の空調用フィルタの一部切削斜視図
1 上流層 2 下流層
Claims (2)
- 【請求項1】 繊度600デニール以上の芯鞘型複合フ
ィラメントがたて糸および/またはよこ糸として織り込
まれ、該芯鞘型複合フィラメントの鞘成分樹脂により、
接点で融着固定したネットを、プリーツ加工した上流層
1と、繊度1,000〜3,000デニールの繊維から
構成される不織布からなる下流層2とが積層されている
ことを特徴とする空調用フィルタ。 - 【請求項2】 打込本数がたて、よことも5〜18本/
インチで織り込まれたネットであることを特徴とする請
求項1記載の空調用フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992057377U JP2591497Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 空調用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992057377U JP2591497Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 空調用フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615718U JPH0615718U (ja) | 1994-03-01 |
JP2591497Y2 true JP2591497Y2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=13053912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992057377U Expired - Lifetime JP2591497Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 空調用フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2591497Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8449858B2 (en) | 2009-06-10 | 2013-05-28 | Carbon Solutions, Inc. | Continuous extraction technique for the purification of carbon nanomaterials |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP1992057377U patent/JP2591497Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8449858B2 (en) | 2009-06-10 | 2013-05-28 | Carbon Solutions, Inc. | Continuous extraction technique for the purification of carbon nanomaterials |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0615718U (ja) | 1994-03-01 |
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