JP2591429Y2 - 複層ガラス窓構造 - Google Patents

複層ガラス窓構造

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JP2591429Y2
JP2591429Y2 JP1992051862U JP5186292U JP2591429Y2 JP 2591429 Y2 JP2591429 Y2 JP 2591429Y2 JP 1992051862 U JP1992051862 U JP 1992051862U JP 5186292 U JP5186292 U JP 5186292U JP 2591429 Y2 JP2591429 Y2 JP 2591429Y2
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雄司 宮明
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、サッシに取り付けられ
る複層ガラス窓構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、室内の温度が保たれるような断熱
効果や、優れた防音効果を得るために、中空層を介在し
て2枚のガラス板を対向させた複層ガラスが使用される
ようになってきた。
【0003】この複層ガラスをサッシへ取り付ける場
合、新築の住宅においては、あらかじめサッシの見込み
寸法を大きく設計し、窓の厚さの増加に対応することが
できるが、既に単板ガラスの窓が取り付けられている場
合は、窓の厚さ寸法が合わないために、サッシごと交換
しなければならなかった。
【0004】さらに、どちらの場合も、これまでのサッ
シと違った特別な仕様のものを用意しなければならず、
また、その窓の厚さ寸法もそれぞれの複層ガラスによっ
て異なるものであるため、それぞれの窓に応じたサッシ
を個別に用意しなければならなかった。
【0005】そこで、これまでの単板ガラスに適合して
いたサッシの見込み寸法を変更せずにすむように、サッ
シに取り付けられる脚部は薄く、スペーサーを介した2
枚あるいはそれ以上のガラス板を受けている部分は厚く
なっているアタッチメント部材を用い、このアタッチメ
ント部材によって4辺を囲い、複層ガラスをサッシに取
り付けるといった方法が用いられるようになってきた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような複層ガラス窓の場合、図4に示すように、サッシ
30に取り付けるアタッチメント部材1は、サッシの見
込み寸法が単板ガラスの場合と変わらずに複層ガラスを
とめる部分の厚さが厚くなったために、複層ガラス
が装着されている受け部のサッシ見込み寸法方向の厚さ
が脚部のサッシ見込み寸法方向の厚さよりも厚く、アタ
ッチメント部材1の見込み寸法bはサッシ30の見込み
寸法aよりも大きく、アタッチメント部材1のコーナー
部がサッシよりも突出してしまい、この鋭利なコーナー
部が室内や室外にはり出して非常に危険であった。
【0007】さらに、このコーナー部において、アタッ
チメント部材の縦枠と横枠とが接合されており、その接
合は機械的なネジ留め等によるものであったため、複層
ガラスの水密性はきわめて悪く、スペーサーや乾燥剤等
の劣化を促進し、さらにガラス窓が曇りやすいといった
欠点を有していた。
【0008】本考案の目的は、従来技術が有していた前
述の欠点を解決しようとするものであり、従来知られて
いなかった複層ガラス窓構造を新規に提供するものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、少なくとも2枚のガラ
ス板を、その周辺部にスペーサーを介在させて中空層が
形成されるように隔置してなる複層ガラスと、前記複層
ガラスを受け止める凹部とサッシに取り付けられる脚部
とを有し、前記脚部のサッシ見込み寸法方向の幅が前記
凹部のサッシ見込み寸法方向の幅より小さいアタッチメ
ント部材と、からなる複層ガラス窓構造において、室内
方向あるいは室外方向に向かって、サッシよりも突出す
る前記アタッチメント部材の縦枠と横枠との接合コーナ
ー部には、このコーナー部を覆う保護材が備えられてい
て、前記保護材が前記アタッチメント部材の縦枠と横枠
との間の接合部に挟着されている挟着材の一部からなっ
ており、前記挟着材がアタッチメント部材の見付け面か
ら突出していて、この突出している部分が挟着されてい
る部分より厚くなっていることを特徴とする複層ガラス
窓構造を新規に提供するものである。
【0010】また、本考案によれば、コーナー部を覆う
保護材が、アタッチメント部材の縦枠と横枠との間の接
合部に挟着されている、アタッチメント部材の水密性の
向上をはかる挟着材の一部からなっており、挟着材はア
タッチメント部材の見付け面から突出していて、この突
出している部分が挟着されている部分より厚くなってア
タッチメントのコーナー部を保護する。
【0011】
【作用】このように本考案によれば、サッシの見込み寸
法よりも、アタッチメント部材の複層ガラス窓を受けて
いる部分の厚さのほうが大きく、このアタッチメント部
材の鋭利なコーナー部が室内あるいは室外にはり出し
ても、このコーナー部を覆うように保護材備えて
るため、アタッチメント部材のコーナー部の危険が防止
される。
【0012】さらに、この危険防止の保護材がアタッチ
メント部材の縦枠と横枠に密接した挟着材の一部である
ので、縦枠と横枠の隙間を確実にふさぐことができ、水
密性に富んだ複層ガラス窓の構造となっている。
【0013】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
することとする。
【0014】図1は、本考案の基本的構成の1例を示す
要部斜視図であり、アタッチメント部材1の縦枠11と
横枠12とが接合されている、脚部16よりも大きくは
り出したコーナー部21は、軟質の合成樹脂からなる保
護材14によって覆われている。
【0015】このアタッチメント部材1の凹部17に
は、スペーサー2を介在して中空層9を形成するように
隔置され、周辺をシール材4によってシールされた2枚
の対向するガラス板3、3からなる複層ガラス13が嵌
合されており、アタッチメント部材1の内側壁と複層ガ
ラス13との間隙をふさぐように押し縁5が嵌入され
て、アタッチメント部材1と複層ガラス13との厚さ寸
法を調節している。
【0016】また、図2は、本考案の基本的構成の1例
を示す要部分解図である。保護材14は、アタッチメン
ト部材1の縦枠11と横枠12との接合部分に挟着され
ている挟着材41の一部であり、挟着材41は、縦枠1
1と横枠12との接合面に見合った形状となっており、
縦枠11と横枠12とがネジ6によって接合締めつけら
れ、これら縦枠11と横枠12との接合面によって押圧
されて、両者の間隙をなくすように密着されている。
【0017】保護材14は、挟着材41のアタッチメン
ト部材の見付け面20よりも突出している部分からなっ
ており、その厚さcは挟着材41の挟着部の厚さdより
も厚く、アタッチメント部材の縦枠11と横枠12とに
よって形成される鋭利なコーナー部は、この突出してい
る保護材14によって覆われている。
【0018】図3は、本考案の別の構成例を示す要部斜
視図であり、縦枠と横枠とが接合する部分は各々斜め形
状になって接合される留め加工がされている。この斜め
形状の接合部には、挟着材41が介在されて挟着されて
おり、挟着材41の一部として保護材14は、縦枠11
と横枠12との間にある挟着部よりも、アタッチメント
部材1の見付け面20から突出している部分の幅が厚く
なっており、アタッチメント部材1の縦枠11と横枠1
2とによって形成される鋭利なコーナー部21がこの突
出部分である保護材14によって覆われている。
【0019】本考案における複層ガラス窓構造は、上記
の図1〜図3に示された実施例に限定されるものでな
、例えば、本考案に用いられる保護材は、アタッチメ
ントのコーナー部の鋭さを緩和するものであれば軟質の
合成樹脂に制限されるものではなく、硬質の樹脂、ある
いはそれ以外のものでもい。
【0020】特に、保護材が、アタッチメント部材の縦
枠と横枠との接合部に挟着される挟着材の一部であっ
て、アタッチメント部材の見付け面よりも突出してコー
ナー部を覆うので、アタッチメント部材の縦枠と横枠と
から押圧されて挟着され、両者に密着して水密性に富ん
だ挟着材が得られる点に鑑みて、軟質の合成樹脂を用い
ることが好ましい。
【0021】さらに、この保護材のアタッチメント部材
に当接する一面あるいはそれ以上の面が、接着剤によっ
てアタッチメント部材に接合されていてもよく、また、
アタッチメント部材の縦枠と横枠との固定は、隙間なく
確実に接合されるものであれば、特にネジ留めに限定さ
れず、所望の接合手段によって固定される。
【0022】また、本考案における挟着材の挟着部の形
状は、アタッチメント部材の縦枠と横枠との水密性を確
保されるものであれば、脚部も含んで縦枠と横枠との接
合面と略同形状であっても、アタッチメント部材の凹部
も覆うような形状であっても、特に制限されるものでは
ない。
【0023】また、アタッチメント部材がサッシに取り
付けられる脚部には、その長手方向にわたって集水溝が
設けられていてもよく、特に、下部のアタッチメント部
材の横枠に設けられているこの集水溝には、アタッチメ
ント部材の外に向かって水分を排出する排水孔が設けら
れていてもよいし、縦枠の下端に、集水溝にたまった水
分を逃がす排水溝が設けられていてもよい。
【0024】さらに、アタッチメント部材の内側壁と複
層ガラスとが当接する部分は、両者の隙間をなくすよう
になっていれば、アタッチメント部材にあらかじめ合成
樹脂等が一体成形されていても、複層ガラスの端部を巻
くようにグレージングチャンネルが備えられてもよく、
さらにそのほかの部材が備えられていてもよいが、複層
ガラスの厚さの違いや、さらには複層ガラスの中空層に
ブラインド等が備えつけられた場合等に、容易に設計変
更ができることに鑑みて、押し縁がアタッチメント部材
の内側壁とガラス板との間に嵌着されることが好まし
い。
【0025】さらにまた、本考案におけるアタッチメン
ト部材は、複層ガラスを確実に固定するものであれば、
その材質は特に制限されるものではないが、その重さや
硬度に鑑みて、アルミニウム等の軽金属からなることが
好ましい。
【0026】本考案における複層ガラスは、中空層を介
在して3枚以上のガラス板が対向したものでも、また、
ガラス板の表面にフィルム層が積層されていてもよく、
各種のコーティングが施されていてもよい。また、その
中空層には、ブラインドやカーテン等が備えられていて
もよく、これらを、複層ガラスの外側から開閉可能に操
作することもできる。
【0027】
【考案の効果】本考案によれば、複層ガラス窓を従来の
ような見込み寸法の小さいサッシに取り付ける場合に、
アタッチメント部材のコーナー部がサッシよりも突出し
て、鋭利なコーナー部が室内や室外にはり出しても、ア
タッチメント部材の縦枠と横枠との接合部に保護材が備
えられており、この保護材が、アタッチメント部材のコ
ーナー部を覆うため、危険を解消することができる。
【0028】さらに、このコーナー部において、アタッ
チメント部材の縦枠と横枠とが接合されており、その接
合が保護材を一部とする挟着材を介在してなされるもの
であるので、複層ガラス窓は水密性に富み、窓の曇り
や、スペーサーや乾燥剤等の劣化を防止することができ
る。
【0029】また、本考案によれば、従来通りのサッシ
の構成のまま、複層ガラス窓をこのようなサッシに取り
付けることができ、断熱効果や防音効果に富んだ、曇り
のない複層ガラス窓構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的構成の1例を示す要部斜視図
【図2】本考案の基本的構成の1例を示す要部分解図
【図3】本考案の基本的構成の1例を示す要部斜視図
【図4】従来の複層ガラス窓構造を示す要部斜視図
【符号の説明】
1:アタッチメント部材 2:スペーサー 3:ガラス板 4:シール材 5:押し縁 6:ネジ 11:枠 12:枠 16:脚部 17:複層ガラス受け凹部 20:見付け面 21:コーナー部 30:サッシ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2枚のガラス板を、その周辺部
    にスペーサーを介在させて中空層が形成されるように隔
    置してなる複層ガラスと、 前記複層ガラスを受け止める凹部とサッシに取り付けら
    れる脚部とを有し、前記脚部のサッシ見込み寸法方向の
    幅が前記凹部のサッシ見込み寸法方向の幅より小さい
    タッチメント部材と、 からなる複層ガラス窓構造において、 室内方向あるいは室外方向に向かってサッシよりも突出
    する前記アタッチメント部材の縦枠と横枠との接合コー
    ナー部には、このコーナー部を覆う保護材が備えられて
    て、前記保護材が前記アタッチメント部材の縦枠と横
    枠との間の接合部に挟着されている挟着材の一部からな
    っており、前記挟着材がアタッチメント部材の見付け面
    から突出していて、この突出している部分が挟着されて
    いる部分より厚くなっていることを特徴とする複層ガラ
    ス窓構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS574698Y2 (ja) * 1978-01-26 1982-01-28
JPS642077U (ja) * 1987-06-19 1989-01-09

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