JPH068686U - 改善された複層ガラス窓構造 - Google Patents

改善された複層ガラス窓構造

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JPH068686U
JPH068686U JP5186292U JP5186292U JPH068686U JP H068686 U JPH068686 U JP H068686U JP 5186292 U JP5186292 U JP 5186292U JP 5186292 U JP5186292 U JP 5186292U JP H068686 U JPH068686 U JP H068686U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】はり出したコーナーの危険のない複層ガラス窓
構造を得る。 【構成】アタッチメント部材1の縦枠11と横枠12と
が接合されている、脚部16よりも大きくはり出したコ
ーナー部21が、軟質の合成樹脂からなる保護材4によ
って覆われており、このアタッチメント部材1に、スペ
ーサーを介在して中空層9を形成する2枚の対向するガ
ラス板3、3が嵌合された複層ガラス窓構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サッシに取り付けられる複層ガラス窓構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、室内の温度が保たれるような断熱効果や、優れた防音効果を得るために 、中空層を介在して2枚のガラス板を対向させた複層ガラスが使用されるように なってきた。
【0003】 この複層ガラスをサッシへ取り付ける場合、新築の住宅においては、あらかじ めサッシの見込み寸法を大きく設計し、窓の厚さの増加に対応することができる が、既に単板ガラスの窓が取り付けられている場合は、窓の厚さ寸法が合わない ために、サッシごと交換しなければならなかった。
【0004】 さらに、どちらの場合も、これまでのサッシと違った特別な仕様のものを用意 しなければならず、また、その窓の厚さ寸法もそれぞれの複層ガラスによって異 なるものであるため、それぞれの窓に応じたサッシを個別に用意しなければなら なかった。
【0005】 そこで、これまでの単板ガラスに適合していたサッシの見込み寸法を変更せず にすむように、サッシに取り付けられる脚部は薄く、スペーサーを介した2枚あ るいはそれ以上のガラス板を受けている部分は厚くなっているアタッチメント部 材を用い、このアタッチメント部材によって4辺を囲い、複層ガラスをサッシに 取り付けるといった方法が用いられるようになってきた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような複層ガラス窓の場合、図4に示すように、サッシ 30に取り付けるアタッチメント部材1は、サッシの見込み寸法が単板ガラスの 場合と変わらずに複層ガラスを受とめる部分の厚さが厚くなったために、複層ガ ラスが装着されている受け部の厚さが脚部の厚さよりも厚く、アタッチメント部 材1の見込み寸法bはサッシ30の見込み寸法aよりも大きく、アタッチメント 部材1のコーナー部がサッシよりも突出してしまい、この鋭利なコーナー部が室 内や室外にはり出して非常に危険であった。
【0007】 さらに、このコーナー部において、アタッチメント部材の縦枠と横枠とが接合 されており、その接合は機械的なネジ留め等によるものであったため、複層ガラ スの水密性はきわめて悪く、スペーサーや乾燥剤等の劣化を促進し、さらにガラ ス窓が曇りやすいといった欠点を有していた。
【0008】 本考案の目的は、従来技術が有していた前述の欠点を解決しようとするもので あり、従来知られていなかった複層ガラス窓構造を新規に提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の課題を解決すべくなされたものであり、少なくとも2枚のガ ラス板を、その周辺部にスペーサーを介在させて中空層が形成されるように隔置 し、周辺部をシールしてなる複層ガラスと、前記複層ガラスを受け止める凹部と サッシに取り付けられる脚部とを有するアタッチメント部材とからなる複層ガラ ス窓構造において、室内方向あるいは室外方向に向かって、サッシよりも突出す る前記アタッチメント部材の縦枠と横枠との接合コーナー部には、このコーナー 部を覆う保護材が備えられていることを特徴とする改善された複層ガラス窓構造 を新規に提供するものである。
【0010】 また、本考案によれば、コーナー部を覆う保護材が、アタッチメント部材の縦 枠と横枠との間の接合部に挟着されている、アタッチメント部材の水密性の向上 をはかる挟着材の一部からなっており、挟着材はアタッチメント部材の見付け面 から突出していて、この突出している部分が挟着されている部分より厚くなって アタッチメントのコーナー部を保護することもできる。
【0011】
【作用】
このように本考案によれば、サッシの見込み寸法よりも、アタッチメント部材 の複層ガラス窓を受けている部分の厚さのほうが大きく、このアタッチメント部 材の鋭利なコーナー部が室内あるいは室外にはり出してしまっていても、このコ ーナー部を覆うように保護材が備えてあるため、アタッチメント部材のコーナー 部の危険が防止される。
【0012】 さらに、この危険防止の保護材がアタッチメント部材の縦枠と横枠に密接した 挟着材の一部である場合には、縦枠と横枠の隙間を確実にふさぐことができ、水 密性に富んだ複層ガラス窓の構造となっている。
【0013】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明することとする。
【0014】 図1は、本考案の基本的構成の1例を示す要部斜視図であり、アタッチメント 部材1の縦枠11と横枠12とが接合されている、脚部16よりも大きくはり出 したコーナー部21は、軟質の合成樹脂からなる保護材14によって覆われてい る。
【0015】 このアタッチメント部材1の凹部17には、スペーサー2を介在して中空層9 を形成するように隔置され、周辺をシール材4によってシールされた2枚の対向 するガラス板3、3からなる複層ガラス13が嵌合されており、アタッチメント 部材1の内側壁と複層ガラス13との間隙をふさぐように押し縁5が嵌入されて 、アタッチメント部材1と複層ガラス13との厚さ寸法を調節している。
【0016】 また、図2は、本考案の基本的構成の1例を示す要部分解図である。保護材1 4は、アタッチメント部材1の縦枠11と横枠12との接合部分に挟着されてい る挟着材41の一部であり、挟着材41は、縦枠11と横枠12との接合面に見 合った形状となっており、縦枠11と横枠12とがネジ6によって接合締めつけ られ、これら縦枠11と横枠12との接合面によって押圧されて、両者の間隙を なくすように密着されている。
【0017】 保護材14は、挟着材41のアタッチメント部材の見付け面20よりも突出し ている部分からなっており、その厚さcは挟着材41の挟着部の厚さdよりも厚 く、アタッチメント部材の縦枠11と横枠12とによって形成される鋭利なコー ナー部は、この突出している保護材14によって覆われている。
【0018】 図3は、本考案の別の構成例を示す要部斜視図であり、縦枠と横枠とが接合す る部分は各々斜め形状になって接合される留め加工がされている。この斜め形状 の接合部には、挟着材41が介在されて挟着されており、挟着材41の一部とし て保護材14は、縦枠11と横枠12との間にある挟着部よりも、アタッチメン ト部材1の見付け面20から突出している部分の幅が厚くなっており、アタッチ メント部材1の縦枠11と横枠12とによって形成される鋭利なコーナー部21 がこの突出部分である保護材14によって覆われている。
【0019】 本考案における複層ガラス窓構造は、上記の図1〜図3に示された実施例に限 定されるものでないことはもちろんであり、例えば、本考案に用いられる保護材 は、アタッチメントのコーナー部の鋭さを緩和するものであれば軟質の合成樹脂 に制限されるものではなく、硬質の樹脂、あるいはそれ以外のものでもかまわな い。
【0020】 特に、保護材が、アタッチメント部材の縦枠と横枠との接合部に挟着される挟 着材の一部であって、アタッチメント部材の見付け面よりも突出してコーナー部 を覆うような場合には、アタッチメント部材の縦枠と横枠とから押圧されて挟着 され、両者に密着して水密性に富んだ挟着材が得られる点に鑑みて、軟質の合成 樹脂を用いることが好ましい。
【0021】 さらに、この保護材のアタッチメント部材に当接する一面あるいはそれ以上の 面が、接着剤によってアタッチメント部材に接合されていてもよく、また、アタ ッチメント部材の縦枠と横枠との固定は、隙間なく確実に接合されるものであれ ば、特にネジ留めに限定されず、所望の接合手段によって固定される。
【0022】 また、本考案における保護材は、アタッチメント部材のコーナー部を覆うもの であれば、上記のように挟着材の一部に限定されるものではなく、帯状の保護材 がアタッチメント部材のコーナー部に貼り付けられていてもよく、また、このよ うな場合、保護材と分離して、アタッチメント部材の縦枠と横枠との水密性を確 保する挟着材が備えられていてもよい。さらに、挟着材の挟着部の形状も、アタ ッチメント部材の縦枠と横枠との水密性を確保されるものであれば、脚部も含ん で縦枠と横枠との接合面と略同形状であっても、アタッチメント部材の凹部も覆 うような形状であっても、特に制限されるものではない。
【0023】 また、アタッチメント部材がサッシに取り付けられる脚部には、その長手方向 にわたって集水溝が設けられていてもよく、特に、下部のアタッチメント部材の 横枠に設けられているこの集水溝には、アタッチメント部材の外に向かって水分 を排出する排水孔が設けられていてもよいし、縦枠の下端に、集水溝にたまった 水分を逃がす排水溝が設けられていてもよい。
【0024】 さらに、アタッチメント部材の内側壁と複層ガラスとが当接する部分は、両者 の隙間をなくすようになっていれば、アタッチメント部材にあらかじめ合成樹脂 等が一体成形されていても、複層ガラスの端部を巻くようにグレージングチャン ネルが備えられてもよく、さらにそのほかの部材が備えられていてもよいが、複 層ガラスの厚さの違いや、さらには複層ガラスの中空層にブラインド等が備えつ けられた場合等に、容易に設計変更ができることに鑑みて、押し縁がアタッチメ ント部材の内側壁とガラス板との間に嵌着されることが好ましい。
【0025】 さらにまた、本考案におけるアタッチメント部材は、複層ガラスを確実に固定 するものであれば、その材質は特に制限されるものではないが、その重さや硬度 に鑑みて、アルミニウム等の軽金属からなることが好ましい。
【0026】 本考案における複層ガラスは、中空層を介在して3枚以上のガラス板が対向し たものでも、また、ガラス板の表面にフィルム層が積層されていてもよく、各種 のコーティングが施されていてもよい。また、その中空層には、ブラインドやカ ーテン等が備えられていてもよく、これらを、複層ガラスの外側から開閉可能に 操作することもできる。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、複層ガラス窓を従来のような見込み寸法の小さいサッシに取 り付ける場合に、アタッチメント部材のコーナー部がサッシよりも突出して、鋭 利なコーナー部が室内や室外にはり出しても、アタッチメント部材の縦枠と横枠 との接合部に保護材が備えられており、この保護材が、アタッチメント部材のコ ーナー部を覆うため、危険を解消することができる。
【0028】 さらに、このコーナー部において、アタッチメント部材の縦枠と横枠とが接合 されており、その接合が保護材を一部とする挟着材を介在してなされるものであ る場合には、複層ガラス窓は水密性に富み、窓の曇りや、スペーサーや乾燥剤等 の劣化を防止することができる。
【0029】 また、本考案によれば、従来通りのサッシの構成のまま、複層ガラス窓をこの ようなサッシに取り付けることができ、断熱効果や防音効果に富んだ、曇りのな い複層ガラス窓構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基本的構成の1例を示す要部斜視図
【図2】本考案の基本的構成の1例を示す要部分解図
【図3】本考案の基本的構成の1例を示す要部斜視図
【図4】従来の複層ガラス窓構造を示す要部斜視図
【符号の説明】
1:アタッチメント部材 2:スペーサー 3:ガラス板 4:シール材 5:押し縁 6:ネジ 11:下枠 12:縦枠 16:脚部 17:複層ガラス受け凹部 20:見つけ面 21:コーナー部 30:サッシ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2枚のガラス板を、その周辺部
    にスペーサーを介在させて中空層が形成されるように隔
    置し、周辺部をシールしてなる複層ガラスと、前記複層
    ガラスを受け止める凹部とサッシに取り付けられる脚部
    とを有するアタッチメント部材とからなる複層ガラス窓
    構造において、室内方向あるいは室外方向に向かって、
    サッシよりも突出する前記アタッチメント部材の縦枠と
    横枠との接合コーナー部には、このコーナー部を覆う保
    護材が備えられていることを特徴とする改善された複層
    ガラス窓構造。
  2. 【請求項2】前記保護材は、前記アタッチメント部材の
    縦枠と横枠との間の接合部に挟着されている挟着材の一
    部からなっており、前記挟着材はアタッチメント部材の
    見付け面から突出していて、この突出している部分が挟
    着されている部分より厚くなっていることを特徴とする
    請求項1の改善された複層ガラス窓構造。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54111936U (ja) * 1978-01-26 1979-08-07
JPS642077U (ja) * 1987-06-19 1989-01-09

Patent Citations (2)

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