JP2005180096A - 複層パネル - Google Patents

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Masahiro Takahara
正弘 高原
Michihiro Masakage
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Abstract

【課題】 透明性を損ない難い状態で、ガラス板と樹脂板との熱膨張率の違いに起因する破損を長期に亘って防止できるようにする。
【解決手段】 第1板材P1と第2板材P2と第3板材P3の板面どうしを記載順に間隔を隔てて互いに対向させるとともに、第1板材と第2板材との間、及び、第2板材と第3板材との間の周縁部を密封して形成した密閉空間Bに気体を封入し、第1板材と第3板材との組み合わせ又は第2板材の何れか一方をガラス板G1,G2で構成し、他方を樹脂板5で構成してある複層パネルであって、第1板材と第3板材の周縁部どうしを全周に亘って接着してその内側を密封可能なシール層6を設け、第2板材の周縁部を全周に亘ってシール層よりも内側に保持して、第2板材をシール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、第1板材と第2板材と第3板材の板面どうしを記載順に間隔を隔てて互いに対向させるとともに、前記第1板材と前記第2板材との間、及び、前記第2板材と前記第3板材との間の周縁部を密封して形成した密閉空間に気体を封入し、前記第1板材と前記第3板材との組み合わせ又は前記第2板材の何れか一方をガラス板で構成し、他方を樹脂板で構成してある複層パネルに関する。
上記複層パネルは、第1板材と第2板材と第3板材の板面どうしを記載順に間隔を隔てて互いに対向させるとともに、第1板材と第2板材との間、及び、第2板材と第3板材との間の周縁部を密封して形成した密閉空間に気体を封入してあるので、断熱性と遮音性を確保し易く、その上、第1板材と第3板材との組み合わせ又は第2板材の何れか一方をガラス板で構成し、他方を樹脂板で構成してあるので、断熱性及び共振現象の抑制による遮音性の向上を図ることができるとともに、軽量化や防犯性の向上も図れる利点がある。
従来の上記複層パネルでは、第1板材と第3板材との組み合わせを樹脂板で構成し、第2板材をガラス板で構成し、第1板材と第2板材の周縁部どうしも、第2板材と第3板材の周縁部どうしも、全周に亘ってスペーサーを挟んで互いに接着するとともに、ガラス板と樹脂板との熱膨張率の違いに起因してスペーサーとの接着部位に作用する剪断力などの外力を緩和できるように、ガラス板と樹脂板とを、スペーサーに加えて、そのスペーサーとは別に密閉空間内に介在させた長尺の介在物を介して互いに接着することにより、熱膨張率の違いに起因する外力がそれらの接着部位にも分散して作用するように構成している(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−166373号公報
上記従来技術によれば、ガラス板と樹脂板とを、スペーサーに加えて、密閉空間内に介在させた長尺の介在物を介して互いに接着しているために、透明性を損ない易い欠点があるとともに、ガラス板と樹脂板との相対変位を拘束しながら、熱膨張率の違いに起因する外力が分散して作用するように、ガラス板と樹脂板とをスペーサーや介在物を介して互いに接着しているために、日々の温度変化に伴って、各接着部位において外力が繰り返し作用することになり、接着材料が疲労によって劣化して接着部位が剥離したり断裂し、早期に破損し易い欠点がある。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、透明性を損ない難い状態で、ガラス板と樹脂板との熱膨張率の違いに起因する破損を長期に亘って防止できるようにすることを目的とする。
本発明の第1特徴構成は、第1板材と第2板材と第3板材の板面どうしを記載順に間隔を隔てて互いに対向させるとともに、前記第1板材と前記第2板材との間、及び、前記第2板材と前記第3板材との間の周縁部を密封して形成した密閉空間に気体を封入し、前記第1板材と前記第3板材との組み合わせ又は前記第2板材の何れか一方をガラス板で構成し、他方を樹脂板で構成してある複層パネルであって、前記第1板材と前記第3板材の周縁部どうしを全周に亘って接着してその内側を密封可能なシール層を設け、前記第2板材の周縁部を全周に亘って前記シール層よりも内側に保持して、前記第2板材を前記シール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある点にある。
〔作用及び効果〕
第1板材と第3板材との組み合わせを、熱膨張率が略同じになるように、ガラス板又は樹脂板で構成してあり、それらの周縁部どうしを全周に亘って接着してその内側を密封可能なシール層を設けてあるので、第1板材と第3板材が熱膨張や熱収縮しても、それらの接着部位に大きな外力が作用するおそれが少ない。
そして、第2板材の周縁部を全周に亘って、第1板材と第3板材とを接着しているシール層よりも内側に保持して、第2板材をそのシール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してあるので、ガラス板と樹脂板との熱膨張率の違いに起因する、第1板材と第3板材との組み合わせと、第2板材との、板面に沿う方向の相対変位が許容され、第1板材と第3板材との組み合わせにも、第2板材にも大きな外力が作用するおそれが少ない。
従って、ガラス板と樹脂板とを熱膨張率の違いに起因する外力が作用しにくいように組み付けることができ、透明性を損ない難い状態で、ガラス板と樹脂板との熱膨張率の違いに起因する破損を長期に亘って防止できる。
本発明の第2特徴構成は、前記第1板材と前記第3板材との間隔を保持可能なスペーサを前記シール層の内側に設け、前記スペーサに形成した凹部に前記第2板材の周縁部を入り込ませて、前記第2板材の周縁部を前記シール層よりも内側に保持してある点にある。
〔作用及び効果〕
第1板材と第3板材との間隔を保持可能なスペーサを設けてあるので、複層パネルの厚さを所望の厚さに保持し易いとともに、そのスペーサをシール層の内側に設けて、スペーサに形成した凹部に第2板材の周縁部を入り込ませて、第2板材の周縁部をシール層よりも内側に保持してあるので、第2板材と第1板材及び第3板材との間隔を所定の間隔に保持して、断熱性及び遮音性を長期に亘って確保できる。
また、第2板材をシール層に接触しないように保持できるので、第2板材が可塑剤を含んだ樹脂板であっても、その可塑剤がシール層に移行せず、可塑剤の移行によるシール層の劣化を防止できる。
本発明の第3特徴構成は、前記第2板材と前記シール層との間に弾性材を介在させて、前記第2板材を前記シール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある点にある。
〔作用及び効果〕
第2板材とシール層との間に弾性材を介在させて、第2板材をシール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してあるので、第1板材と第3板材との組み合わせと、第2板材との、板面に沿う方向の相対変位を許容しながら、第2板材が板面に沿う方向にがたつかないように保持し易い。
本発明の第4特徴構成は、前記第1板材と前記第3板材との間で、かつ、前記シール層の内側に、粘着シール材を充填し、前記第2板材の周縁部を前記粘着シール材に入り込ませて、前記第2板材を前記シール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある点にある。
〔作用及び効果〕
第1板材と第3板材との間で、かつ、シール層の内側に、粘着シール材を充填し、第2板材の周縁部を粘着シール材に入り込ませて、第2板材をシール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してあるので、第2板材と第1板材及び第3板材との間の周縁部を確実に密封できるとともに、第2板材をシール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に簡便に支持でき、第2板材と第1板材及び第3板材との間隔も、粘着シール材を介して所定の間隔に簡便に保持できる。
本発明の第5特徴構成は、前記第1板材と前記第2板材との間隔、及び、前記第2板材と前記第3板材との間隔を2mm以下に設定してある点にある。
〔作用及び効果〕
第1板材と第2板材との間隔、及び、第2板材と第3板材との間隔を2mm以下に設定してあるので、ガラス板や樹脂板のコインシデンス効果、及び、共鳴効果により発生する音響透過損失ダウンを防止して遮音性能を高めることができるとともに、薄型化を図ることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1,図2は、本発明による複層パネルの一例としての窓用の矩形複層ガラスAを示し、複層ガラスAの全周に横断面が略U字形の樹脂製ガラス保持部材1を装着して、そのガラス保持部材1を介して複層ガラス用のアルミサッシ2に嵌め込み、複層ガラスAの下端側に装着したガラス保持部材1とサッシ2との間にセッティングブロック3を挟んである。
前記複層ガラスAは、図2に示すように、第1板材P1と第2板材P2と第3板材P3の板面どうしを記載順に間隔を隔てて互いに対向させるとともに、第1板材P1と第2板材P2との間、及び、第2板材P2と第3板材P3との間の周縁部を密封して形成した密閉空間B(B1,B2)に乾燥空気を封入して空気層Cを設けてある。
前記第1板材P1と第3板材P3との組み合わせは、赤外線などの熱線を反射する低放射膜4をCVD法によって一側面に設けてある室内(屋内)側ガラス板(第1板材P1)G1と室外(屋外)側ガラス板(第3板材P3)G2との、略同じ外形寸法で厚さが異なる二枚の透明ガラス板で構成し、第2板材P3は、外形寸法がガラス板G1,G2よりも一回り小さくて重量も軽く、熱伝導率がガラス板G1,G2よりも小さいポリカーボネート樹脂などの耐衝撃性の高い厚さ2mm程度の透明樹脂板5で構成してある。
前記室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2は、低放射膜4側の板面どうしを間隔を隔てて互いに対向させるとともに、それらの周縁部どうしをシリコーンやポリサルファイドなどで形成したシール層(二次シール)6で全周に亘って接着して、その内側を密封してある。
また、アルミ製の筒状長尺スペーサ7に形成した凹溝部8に樹脂板5の周縁部を全周に亘って入り込ませて、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間に挟み込むことにより、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間隔を保持するとともに、樹脂板5の周縁部と長尺スペーサ7とを全周に亘ってシール層6よりも内側に保持してある。
そして、各ガラス板G1,G2と長尺スペーサ5との間にブチルゴムなどの粘着シール材(一次シール)9を充填するとともに、シリコーン又はポリサルファイドなどの第3シール材10を長尺スペーサ7の凹溝部8とガラス板G1,G2の板面との間に充填して、室内側ガラス板G1と樹脂板5との間隔、及び、樹脂板5と室外側ガラス板G2との間隔を1mm〜2mmに設定し、室内側ガラス板G1と樹脂板5との間の室内(屋内)側密閉空間B1と、室外側ガラス板G2と樹脂板5との間の室外(屋外)側密閉空間B2とを形成してある。
また、長尺スペーサ7のうちの、ガラス板G1,G2どうしの間隔を上下方向側辺と下端辺とに沿って保持している長尺スペーサ部分の凹溝部8に発泡ポリエチレンなどの発泡樹脂から成る弾性材11を装着することにより、樹脂板5とシール層6との間に弾性材11を介在させて、樹脂板5をシール層6に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある。
前記長尺スペーサ7はその内部に粒径が1mm以下程度の乾燥剤12を充填してあり、密閉空間B側に連通する多数の通気用貫通孔13を設けて、室内側密閉空間B1内と室外側密閉空間B2内の水分を乾燥剤12で吸収して、各密閉空間B内での結露防止を図れるようにしてある。
本実施形態の変形例を次に示す。
1.長尺スペーサ7の凹溝部8に装着した弾性材11と、長尺スペーサ7の内部に充填した乾燥剤12とに代えて、乾燥剤を練り込んだ発泡樹脂を長尺スペーサ7の内部に充填しても良い。
2.密閉空間B側に連通する通気用貫通孔13を設けていない長尺スペーサ7を使用しても良い。
3.低放射膜4を設けていない室内側ガラス板G1を使用しても良い。
4.低放射膜4を設けていない室外側ガラス板G2を使用しても良い。
5.同じ厚さの室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2とを使用しても良い。
6.室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2、及び、樹脂板5との3枚の板材P1,P2,P3に加えて、ガラス板又は樹脂板からなる別の板材を間隔を隔てて設けても良い。
7.冷凍ケースなどの産業用の窓装置に使用するものであっても良い。
8.車両用の窓装置に使用するものであっても良い。
〔第2実施形態〕
図示しないが、第1実施形態において、ガラス板で構成した第1板材P1と第3板材P3との組み合わせに代えて、樹脂板で構成した第1板材P1と第3板材P3との組み合わせを設けるとともに、樹脂板で構成した第2板材P2に代えて、ガラス板で構成した第2板材P2を設けて実施しても良い。
〔第3実施形態〕
図3は、本発明による複層パネルの別実施形態を示し、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間で、かつ、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2の周縁部どうしを接着しているシール層6の内側に、ブチルゴムなどの粘着シール材(一次シール)9を全周に亘って充填し、樹脂板5の周縁部を全周に亘ってその粘着シール材9に直接入り込ませて、樹脂板5をシール層6に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
本実施形態の変形例を次に示す。
1.低放射膜4を設けていない室内側ガラス板G1を使用しても良い。
2.低放射膜4を設けていない室外側ガラス板G2を使用しても良い。
3.同じ厚さの室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2とを使用しても良い。
4.室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2、及び、樹脂板5との3枚の板材P1,P2,P3に加えて、ガラス板又は樹脂板からなる別の板材を間隔を隔てて設けても良い。
5.冷凍ケースなどの産業用の窓装置に使用するものであっても良い。
6.車両用の窓装置に使用するものであっても良い。
〔第4実施形態〕
図示しないが、第3実施形態において、ガラス板で構成した第1板材P1と第3板材P3との組み合わせに代えて、樹脂板で構成した第1板材P1と第3板材P3との組み合わせを設けるとともに、樹脂板で構成した第2板材P2に代えて、ガラス板で構成した第2板材P2を設けて実施しても良い。
〔第5実施形態〕
図4は、本発明による複層パネルの別実施形態を示し、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間で、かつ、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2の周縁部どうしを接着しているシール層6の内側に、ブチルゴムなどの粘着シール材(一次シール)9を全周に亘って充填してある。
そして、樹脂板5の周縁部の全周に亘って、アルミテープなどの透湿性がなく、しかも、粘着シール材9との接着性に優れた金属製二次シールテープ14を、その周縁部を覆うように貼着し、樹脂板5が粘着シール材9に接触しないように、その周縁部を全周に亘って粘着シール材9に入り込ませて、樹脂板5に含まれる可塑剤がシール層6にも粘着シール材9にも移行しないように構成してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第6実施形態〕
図5は、本発明による複層パネルの別実施形態を示し、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間で、かつ、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2の周縁部どうしを接着しているシール層6の内側に、ブチルゴムなどの粘着シール材(一次シール)9を全周に亘って充填してある。
そして、粘着シール材9の内側に、発泡ポリエチレンなどの発泡樹脂から成る弾性材11を全周に亘って装着して、その弾性材11に形成した凹溝部15に樹脂板5の周縁部を全周に亘って入り込ませて、樹脂板5をシール層6に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第7実施形態〕
図6は、本発明による複層パネルの別実施形態を示し、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間で、かつ、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2の周縁部どうしを接着しているシール層6の内側に、ブチルゴムなどの粘着シール材(一次シール)9を全周に亘って充填してある。
そして、樹脂板5の周縁部を全周に亘って凹溝部8に入り込ませた長尺スペーサ7を、樹脂板5が粘着シール材9に接触しないように、粘着シール材9に入り込ませて、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間に挟み込むことにより、室内側ガラス板G1と室外側ガラス板G2との間隔を保持するとともに、樹脂板5の周縁部と長尺スペーサ7とを全周に亘ってシール層6よりも内側に保持してある。
また、長尺スペーサ7のうちの、ガラス板G1,G2どうしの間隔を上下方向側辺と下端辺とに沿って保持している長尺スペーサ部分の凹溝部8に発泡ポリエチレンなどの発泡樹脂から成る弾性材11を装着することにより、樹脂板5とシール層6との間に弾性材11を介在させて、樹脂板5をシール層6に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある。
その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第8実施形態〕
図7(イ)は、第1実施形態で示した複層ガラスAの周縁部に沿ってアルミ製のアタッチメント16を嵌め込んで、図7(ロ)に示すように、アルミ製の単板用サッシ17に嵌め込るように構成してある実施形態を示す。
前記アタッチメント16は、単板用サッシ17の嵌合溝18に嵌合自在なサッシ側嵌合部19と、パネル端部の両側を挟み込むように嵌合自在なパネル側嵌合部20とを各別に備え、パネル側嵌合部20を、軟質塩化ビニル樹脂などの軟質樹脂21を挟んで、複層ガラスAの周縁部に嵌め込み、サッシ側嵌合部19を、軟質塩化ビニル樹脂などの軟質樹脂製のグレージングチャンネル22を挟んで、単板用サッシ17の嵌合溝18に嵌合して、複層ガラスAを単板用サッシ17に高い気密性を確保した状態で嵌め込んである。
尚、第1実施形態で示した複層ガラスAに代えて、第2〜第7実施形態で示した複層ガラスAの周縁部に沿ってアタッチメント16を嵌め込んであっても良い。
〔その他の実施形態〕
1.本発明による複層パネルは、熱伝導率が空気よりも小さいガスを密閉空間に封入してあっても良い。
2.本発明による複層パネルは、第1板材と第2板材との間の密閉空間に、第1板材と第2板材の板面どうしが接触しないように、粒状の金属製や樹脂製のスペーサを介在させてあっても良い。
3.本発明による複層パネルは、第2板材と第3板材との間の密閉空間に、第2板材と第3板材の板面どうしが接触しないように、粒状の金属製や樹脂製のスペーサを介在させてあっても良い。
4.本発明による複層パネルは、第2板材の周縁部に樹脂製の長尺スペーサを外嵌してあっても良い。
5.本発明による複層パネルは、第2板材の上側周縁部を、その板材端面とスペーサーとの間に隙間ができるように嵌合して、第2板材をシール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してあっても良い。
6.本発明による複層パネルは、板材に設けた低放射膜を空気層側に臨ませて組み付けてあっても、外部空間側に臨ませて組み付けてあっても良い。
7.本発明による複層パネルは、低放射膜を、耐久性を含めて使用強度に耐えられるものであれば、CVD法以外のスパッタ法やディッピング法などの製造方法で第1〜第3板材に設けてあっても良い。
8.本発明による複層パネルは、フロートガラスの他、熱線吸収ガラス、熱線反射ガラス、網入りガラス、倍強度ガラス、強化ガラス、耐熱強化ガラス、合わせガラス、色焼き付けガラスなどのガラス板を、第1板材と第3板材との組み合わせや第2板材として設けてあっても良い。
9.本発明による複層パネルは、建築用に使用するものだけでなく、車両用や冷凍ケース用などの他の用途に使用するものであっても良い。
サッシに嵌め込んである複層パネルの一部断面斜視図 複層パネルの要部縦断面図 第3実施形態を示す複層パネルの要部縦断面図 第5実施形態を示す複層パネルの要部縦断面図 第6実施形態を示す複層パネルの要部縦断面図 第7実施形態を示す複層パネルの要部縦断面図 第8実施形態の説明図
符号の説明
5 樹脂板
6 シール層
7 スペーサ
8 凹部
9 粘着シール材
11 弾性材
B 密閉空間
G1 ガラス板
G2 ガラス板
P1 第1板材
P2 第2板材
P3 第3板材

Claims (5)

  1. 第1板材と第2板材と第3板材の板面どうしを記載順に間隔を隔てて互いに対向させるとともに、前記第1板材と前記第2板材との間、及び、前記第2板材と前記第3板材との間の周縁部を密封して形成した密閉空間に気体を封入し、
    前記第1板材と前記第3板材との組み合わせ又は前記第2板材の何れか一方をガラス板で構成し、他方を樹脂板で構成してある複層パネルであって、
    前記第1板材と前記第3板材の周縁部どうしを全周に亘って接着してその内側を密封可能なシール層を設け、
    前記第2板材の周縁部を全周に亘って前記シール層よりも内側に保持して、前記第2板材を前記シール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある複層パネル。
  2. 前記第1板材と前記第3板材との間隔を保持可能なスペーサを前記シール層の内側に設け、
    前記スペーサに形成した凹部に前記第2板材の周縁部を入り込ませて、前記第2板材の周縁部を前記シール層よりも内側に保持してある請求項1記載の複層パネル。
  3. 前記第2板材と前記シール層との間に弾性材を介在させて、前記第2板材を前記シール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある請求項1又は2記載の複層パネル。
  4. 前記第1板材と前記第3板材との間で、かつ、前記シール層の内側に、粘着シール材を充填し、
    前記第2板材の周縁部を前記粘着シール材に入り込ませて、前記第2板材を前記シール層に対して板面に沿う方向に相対変位自在に支持してある請求項1記載の複層パネル。
  5. 前記第1板材と前記第2板材との間隔、及び、前記第2板材と前記第3板材との間隔を2mm以下に設定してある請求項1〜4のいずれか1項記載の複層パネル。
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