JP2591184Y2 - 相互誘導用コイルの取付構造 - Google Patents

相互誘導用コイルの取付構造

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JP2591184Y2
JP2591184Y2 JP1993035790U JP3579093U JP2591184Y2 JP 2591184 Y2 JP2591184 Y2 JP 2591184Y2 JP 1993035790 U JP1993035790 U JP 1993035790U JP 3579093 U JP3579093 U JP 3579093U JP 2591184 Y2 JP2591184 Y2 JP 2591184Y2
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稔典 佐々木
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は相互誘導用コイル、例え
ば、電気炊飯器,電子ジャー等に組み込まれる相互誘導
用コイルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】従来、例
えば、電気炊飯器では、その蓋体の内面に凝縮した水滴
が炊き上がった米飯に落下したり、蓋体を開放した際に
外部に流れ落ちたりするという不具合がある。このた
め、蓋体の内面に内鍋を覆う加熱板を設け、この加熱板
を加熱し、その内面に発生した水滴を消散させることが
考えられている。このものでは、炊飯器本体に設けた1
次コイルと、蓋体に設けた2次コイルとで相互誘電回路
を形成し、相互誘導作用によって2次コイルに発生した
起電力を前記加熱板の裏面に設けた加熱ヒータに供給す
ることにより、前記加熱板を加熱する方法が考えられ
る。そして、リード線を環状に巻いて束ねた1次コイル
および2次コイルは、炊飯器本体および蓋体にそれぞれ
環状に配した複数の係止用リブに係止して取り付けられ
る。
【0003】しかしながら、リード線を環状に巻いて束
ねた1次コイル,2次コイルの全周長さを取付位置の全
周長さと同等にすると、前記コイルは伸縮性がないの
で、コイルの取り付けが容易でなく、作業性が悪い。こ
のため、1次コイル,2次コイルの全周長さを取付位置
の全周長さよりも若干長くし、炊飯器本体等に形成した
前記係止用リブに1次,2次コイルをそれぞれ係止して
取り付ける方法が考えられている。しかし、この方法で
は、1次コイル,2次コイルを炊飯器本体,蓋体にそれ
ぞれ取り付けても、緩みがあるので、コイルにガタツキ
が生じやすく、断線や起電力のバラツキが生じるという
問題点がある。
【0004】そこで、本考案は、前記問題点に鑑み、コ
イルにガタツキが生ぜず、取付作業が容易な相互誘導用
コイルの取付構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる相互誘導
用コイルの取付構造は、前記目的を達成するため、炊飯
器本体に設けた1次コイルと、蓋体に設けた2次コイル
とで相互誘導回路を形成し、相互誘導作用によって2次
コイルに発生した起電力で前記蓋体に設けた加熱板を加
熱する相互誘導用コイルの取付構造において、前記炊飯
器本体および蓋体のうち、少なくともいずれか一方に複
数の係止用リブを環状に突設するとともに、前記係止用
リブの近傍に複数の突起を設ける一方、これに取り付け
るコイルの全周長さを係止用リブで形成する取付位置の
全周長さよりも長くし、前記コイルを前記係止用リブに
係止するとともに、余ったコイルの一部を前記突起に係
止した構成としてある。また、前記炊飯器本体および蓋
体のうち、少なくともいずれか一方に複数の係止用爪部
を環状に突設する一方、これに取り付けるコイルを断面
略コ字形の環状ボビンに収納し、このボビンを前記係止
用爪部に係止した構成であってもよい。さらに、前記炊
飯器本体および蓋体のうち、少なくともいずれか一方に
複数の係止用リブを環状に突設する一方、両端部を一対
のコネクタにそれぞれ接続した多数本のリード線を前記
係止用リブに巻き付けて係止するとともに、前記コネク
タを相互に接続してコイルを形成した構成であってもよ
い。
【0006】
【作用】したがって、本考案の請求項1によれば、コイ
ルの長さに余裕があるので、係止用リブにコイルを最後
まで容易に取り付けできることになる。また、請求項2
によれば、係止用爪部に係止したボビンを介してコイル
を取り付けできることになる。さらに、請求項3によれ
ば、コネクタを接続するこにより、コイルを形成できる
と同時に、取付作業が完了することになる。
【0007】
【実施例】次に、本考案にかかる実施例を図1ないし図
4の添付図面を参照して説明する。 第1実施例は、図
1および図2に示すように、炊飯器本体1と、蓋体10
とからなる電気炊飯器に適用した場合である。
【0008】すなわち、炊飯器本体1は外装体2の開口
縁部に設けた肩カバー3に外容器4を組みつけて形成し
たもので、この外容器4内に内鍋5が出し入れ自在に収
納されている。そして、前記肩カバー3の天井面から断
面略L字形状の係止用リブ6が下方側に突出し、このリ
ブ6にリード線を巻いて束ねた環状の1次コイル7が係
止されている。
【0009】蓋体10は、炊飯器本体1の上面を覆う略
皿形状の蓋本体11からなるもので、この蓋本体11の
下面縁部に嵌合され、2次コイル12を取り付けた略皿
形状の蓋リング13と、この蓋リング13の下面に配設
され、上面に加熱ヒータ14を設けた加熱板15と、こ
の加熱板15の中央部から突設した軸部16を介して着
脱可能に取り付けられ、前記内鍋5の開口部を閉鎖する
アルミニウム製放熱板17とから構成されている。
【0010】蓋リング13は、2次コイル12を取り付
けるため、外周面から側方に突出する係止用リブ18を
環状に配設するとともに、図2に示すように、前記リブ
18の近傍に3本の突起20を突設してある。一方、前
記2次コイル12は環状に配設したリブ18によって形
成される取付位置の全周長さよりも長い全周長さを有す
るものである。そして、2次コイル12の一部を蓋リン
グ13の上面に設けたガイド溝19に圧入し、ついで、
前記リブ18に2次コイル12を係止する。さらに、2
次コイル12の一部を引っ張ることにより、蓋リング1
3の外周面に2次コイル12を密接させ、余った2次コ
イル12の一部を蓋リング13の3本の突起20に適宜
係止することにより、取り付け作業が完了する。なお、
2次コイル12は必ずしも3本の突起20に図2に示す
ように取り付ける必要はなく、2次コイル12の余った
長さに応じ、適宜選択して係止してもよい。そして、蓋
リング13は、その上面縁部に設けたシール溝21内に
溶着リング22を収納し、この溶着リング22に前記蓋
本体11の下面縁部から突出した突状23を誘導加熱で
溶着させることにより、シールされている。
【0011】前記加熱板15は、図1に示すように、そ
の外周縁部を蓋パッキン24とともに、蓋リング13の
下面にネジ25で固定され、前記蓋パッキン24は前記
内鍋5の絞り加工を施した上端縁部8に圧接するように
なっている。
【0012】本実施例によれば、余った2次コイル12
の一部を蓋リング13の3本の突起20に係止している
ので、万一、蓋リング13に対する2次コイル12の取
り付けが緩くても、前記3本の突起20が2次コイル1
2を位置規制し、2次コイル12の断線や相互誘導作用
のバラツキを防止するという利点がある。
【0013】したがって、本実施例によれば、1次コイ
ル7に高周波電流を流して交番磁界を発生させると、相
互誘導作用によって2次コイル12に起電力が生じる。
そして、これを加熱ヒータ14に供給することにより、
加熱板15が加熱され、その放射熱が放熱板17を加熱
して放熱板17の下面に生じた水滴を消散させる。
【0014】なお、本実施例では1次コイル7の取り付
け方法について特に明示していないが、2次コイル12
と同様であってもよく、後述する他の実施例による取付
方法であってもよいことは勿論である。
【0015】第2実施例は、図3に示すように、前述の
第1実施例が加熱ヒータ14で加熱板15を加熱するも
のであるのに対し、相互誘導作用によって生じた起電力
を蓋リング13の上面に取り付けた補助コイル26に供
給し、加熱板15に発生する渦電流によって加熱するも
のである。前記補助コイル26は蓋リング13の上面中
央部に設けた溝27に収納され、蓋本体11の下面に設
けた突条28で抜け止めされているが、必ずしもこの方
法に限らず、前述の2次コイル12と同様に取り付けて
もよい。他は前述の第1実施例と同様であるので、説明
を省略する。
【0016】第3実施例は、図4に示すように、前述の
実施例が1次コイル7および2次コイル12を炊飯器本
体1および蓋体10にそれぞれ直接取り付けた場合であ
るのに対し、断面略コ字形の環状ボビン9,29に1次
コイル7および2次コイル12をそれぞれ収納して取り
付けるようにしたものである。すなわち、1次コイル7
を環状ボビン9内に収納し、このボビン9を肩カバー3
の天井面に設けた係止用爪部6aに係止して取り付ける
一方、2次コイル12を環状ボビン29内に収納し、こ
のボビン29を蓋リング13の外周部に設けた係止用爪
部18aに係止して取り付けてある。
【0017】本実施例では、1次コイル7が露出するよ
うに環状ボビン9を爪部6aに係止してあるので、1次
コイル7が爪部6aに接触するおそれがなく、1次コイ
ル7の断線を防止できる。一方、2次コイル12を密閉
するように環状ボビン29を爪部18aに係止してある
ので、シール性が高いという利点がある。
【0018】前述の実施例では、1本のリード線を巻い
て束ねた環状の1次コイル,2次コイルを使用する場合
について説明したが、必ずしもこれに限らず、例えば、
両端部を一対のコネクタにそれぞれ接続した多数本のリ
ード線を、炊飯器本体1,蓋体10に環状に配置した係
止用リブに巻き付けて係止し、ついで、前記コネクタを
相互に接続することにより、コイルを形成する同時に、
取付作業が完了するものを使用してもよい。
【0019】なお、1次コイル,2次コイルは、必要に
応じて前述の実施例を適宜組み合わせて取り付けてもよ
いことは勿論である。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
にかかる請求項1の相互誘導用コイルの取付構造によれ
ば、余ったコイルの一部は複数の突起に係止して取り付
けられるので、係止用リブにコイルを余裕をもって係止
でき、取付作業が容易になる。しかも、余ったコイルの
一部を係止する前記突起がコイルを位置規制するので、
コイルにガタツキが生ぜず、断線や起電力のバラツキを
防止できる。また、請求項2によれば、断面略コ字形の
環状のボビンを介してコイルを取り付けるので、ワンタ
ッチ取り付けが可能となり、取り付け作業が容易にな
る。しかも、前記ボビンがコイルを位置規制するので、
コイルのガタツキを防止でき、断線や起電力のバラツキ
を防止できる。さらに、請求項3によれば、一対のコネ
クタを接続するまでは、束ねた多数本のリード線を環状
に配した係止用リブに巻き付けて係止でき、その後、前
記コネクタを相互に接続してコイルを形成するので、取
付作業が従来例よりも容易になる。しかも、コイルの全
周長さは炊飯器本体等の取付位置の全周長さと同一であ
ればよいので、炊飯器本体等に取り付けても、コイルに
ガタツキが生ぜず、断線や起電力のバラツキが生じない
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案にかかる相互誘導用コイルの取付構造
の第1実施例を示す部分断面図である。
【図2】 本考案にかかる相互誘導用コイルの取付構造
の第1実施例を示す蓋リングの平面図である。
【図3】 本考案にかかる相互誘導用コイルの取付構造
の第2実施例を示す部分断面図である。
【図4】 本考案にかかる相互誘導用コイルの取付構造
の第3実施例を示す部分断面図である。
【符号の説明】 1…炊飯器本体、6,18…係止用リブ、6a,18a
…係止用突起、7…1次コイル、9…ボビン、10…蓋
体、11…蓋本体、12…2次コイル、13…蓋リン
グ、14…加熱ヒータ、15…加熱板、17…放熱板、
26…補助コイル。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯器本体に設けた1次コイルと、蓋体
    に設けた2次コイルとで相互誘導回路を形成し、相互誘
    導作用によって2次コイルに発生した起電力で前記蓋体
    に設けた加熱板を加熱する相互誘導用コイルの取付構造
    において、 前記炊飯器本体および蓋体のうち、少なくともいずれか
    一方に複数の係止用リブを環状に突設するとともに、前
    記係止用リブの近傍に複数の突起を設ける一方、これに
    取り付けるコイルの全周長さを係止用リブで形成する取
    付位置の全周長さよりも長くし、前記コイルを前記係止
    用リブに係止するとともに、余ったコイルの一部を前記
    突起に係止したことを特徴とする相互誘導用コイルの取
    付構造。
  2. 【請求項2】 炊飯器本体に設けた1次コイルと、蓋体
    に設けた2次コイルとで相互誘導回路を形成し、相互誘
    導作用によって2次コイルに発生した起電力で前記蓋体
    に設けた加熱板を加熱する相互誘導用コイルの取付構造
    において、 前記炊飯器本体および蓋体のうち、少なくともいずれか
    一方に複数の係止用爪部を環状に突設する一方、これに
    取り付けるコイルを断面略コ字形の環状ボビンに収納
    し、このボビンを前記係止用爪部に係止したことを特徴
    とする相互誘導用コイルの取付構造。
  3. 【請求項3】 炊飯器本体に設けた1次コイルと、蓋体
    に設けた2次コイルとで相互誘導回路を形成し、相互誘
    導作用によって2次コイルに発生した起電力で前記蓋体
    に設けた加熱板を加熱する相互誘導用コイルの取付構造
    において、 前記炊飯器本体および蓋体のうち、少なくともいずれか
    一方に複数の係止用リブを環状に突設する一方、両端部
    を一対のコネクタにそれぞれ接続した多数本のリード線
    を前記係止用リブに巻き付けて係止するとともに、前記
    コネクタを相互に接続してコイルを形成したことを特徴
    とする相互誘導用コイルの取り付け構造。
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