JP2591086Y2 - 雨水貯水槽用取水装置 - Google Patents

雨水貯水槽用取水装置

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JP2591086Y2
JP2591086Y2 JP1993060050U JP6005093U JP2591086Y2 JP 2591086 Y2 JP2591086 Y2 JP 2591086Y2 JP 1993060050 U JP1993060050 U JP 1993060050U JP 6005093 U JP6005093 U JP 6005093U JP 2591086 Y2 JP2591086 Y2 JP 2591086Y2
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water intake
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intake device
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哲也 石田
裕敬 水口
隆司 石山
勝治 安藤
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Toyo Kagaku Co Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A20/00Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
    • Y02A20/108Rainwater harvesting

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、雨水貯水槽用取水装
置、特に、竪樋の中間部分に装着して該竪樋内を流下す
る雨水を取水して貯水槽に送水するための雨水貯水槽用
取水装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、雨水の有効利用を目的として竪樋
内を流入する雨水を取水して雨水貯水槽に送水する雨水
貯水槽用取水装置としては、これまで数多考案され、ま
た、その一部が使用されている。(実開昭56−166
78号公報、実開平2−18559号公報等参照)。
【0003】しかしながら、上記雨水貯水槽用取水装置
は切替弁やフロートを使用する等機構が複雑なために成
形が煩雑であるばかりでなく、取扱性や経済性にも劣る
等の課題を有していた。
【考案が解決しようとする課題】
【0004】そこで、本考案者は上記従来品の課題を解
消すべく管状からなる竪樋継手の内壁面に案内溝を設け
て取水された雨水を取水口に導くようになした雨水貯水
槽用取水装置を提案した。(実平2−134232号
公報参照)
【0005】ところが、上記雨水貯水槽用取水装置は上
下面が開口された管体からなる取水装着本体の内壁面に
該内壁面に沿って傾斜する案内溝を周設するとともに該
案内溝の下位部分に互いに連通する取水口を設けてなる
構成よりなり、竪樋の内壁面に沿って流下する雨水を案
内溝にて集水して該案内溝の傾斜を利用して下位部分に
設けられた取水口に流入させるものであるが、内壁面に
周設された案内溝の深さが同じ深さであるため、比較的
に降雨量が多い場合に案内溝にて取水された雨水が取水
口の部分で該案内溝の内周側壁より大量にオーバーフロ
ーして竪樋内に流下するために単位時間当たりの取水量
に自ずから限界があり、雨水を効率よく取水することが
できないという課題を有していた。
【0006】本考案は上記雨水貯水槽用取水装置の欠点
を解消すべく考案されたものであって、竪樋内を流下す
る雨水を効率よく取水するとともに取水された雨水を効
率よく貯水槽に送水し得るようになした雨水貯水槽用取
水装置を提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記に鑑み考案
されたものであって、上下面が開口された管体からなる
取水装着本体の内壁面に該内壁面に沿って傾斜する案内
溝を周設するとともに該案内溝の下位部分に互いに連通
する取水口を設けてなる雨水貯水槽用取水装置におい
て、上記案内溝の内周側壁の高さを上位部側に比し下位
部側が高くなるように形成せしめてなることを特徴とす
る雨水貯水槽用取水装置である。
【0008】上記案内溝の内周側壁は上位部側より下位
部側に向けて全体を漸次高くなるように形成してもよい
が、材料過多となるために下位部側半部のみが高くなる
ように形成することが経済性からして好ましい。
【0009】尚、短管状からなる取水装着本体としては
案内溝にて取水された雨水の取水口への流水性を良好な
らしめるために円管状からなるものが使用され、また、
その上下端部には竪樋を接続するための接続部が設けら
れている。
【0010】
【作用】本考案に係る雨水貯水槽用取水装置は、上下面
が開口された管体からなる取水装着本体の内壁面に該内
壁面に沿って傾斜する案内溝を周設するとともに該案内
溝の下位部分に互いに連通する取水口を設けてなる雨水
貯水槽用取水装置において、上記案内溝の内周側壁の高
さを上位部側に比し下位部側が高くなるように形成せし
めてなる構成よりなるため、案内溝にて取水された雨水
を効率よく取水口に送水することができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明すれば、図1は本考案に係る雨水貯水槽用取
水装置の一実施例を示す断面図であり、図2は本考案に
係る雨水貯水槽用取水装置の一実施例を示す平面図であ
り、図3は本考案に係る雨水貯水槽用取水装置の他の実
施例を示す断面図であり、図4は本考案に係る雨水貯水
槽用取水装置の他の実施例を示す断面図であり、図5は
本考案に係る雨水貯水槽用取水装置の一実施例の使用状
態を示す一部欠截断面図である。
【0012】図中、符号1は上下面が開口された円管状
短管からなる取水装着本体であって、上下部に竪樋Aを
連接するための接続部11,12を各々設けてなるもの
である。
【0013】符号2は上記取水装着本体1の内壁面13
に沿って傾斜するように周設された案内溝であって、水
平片からなる底板21に垂直片からなる内周側壁22を
立脚してなる断面L字状の板体を上記内壁面13を外周
側壁とするように周設してなるものである。
【0014】上記案内溝2の内周側壁22の高さは、上
位部側に対し下位部側が高くなるように形成されている
ものであって、図1にあっては、下位部側半分のみを上
位部側に比し漸次高くなるように形成されており、ま
た、図3および図4にあっては上位部分より下位部分に
向かうに従って漸次高くなるように形成されている。
【0015】符号3は上記案内溝2の下位部分に開設さ
れた取水口であって、該案内溝2と互いに連通するよう
に形成されている。
【0016】符号4は上記取水口3に連通する取水管路
であって、案内溝2にて取水された雨水を貯水槽Bに導
入するために先端部が取水装着本体1の外面より突出す
るように形成されている。
【0017】本考案の雨水貯水槽用取水装置は上記構成
よりなるため、使用に際しては図に示すように、設置
せんとする貯水槽Bのやや上方に位置するように竪樋A
間に装着され、案内溝2にて取水された雨水は取水口3
に連通する取水管路4に連結された送水管Cを貯水槽B
に臨ませるとともに上記送水管Cの先端部に装着された
横向きT字管からなる雨水給水管Dを介して該雨水給水
管Dの下方接続口に装着された収納容器Eにて砂等比重
の重い塵埃を沈澱させて上方に取付けられたフイルタ装
置Fを介して上記貯水槽B内に給水されるものである。
【0018】
【考案の効果】以上より明らかなように、本考案の雨水
貯水槽用取水装置は上下面が開口された管体からなる取
水装着本体の内壁面に該内壁面に沿って傾斜する案内溝
を周設するとともに該案内溝の下位部分に互いに連通す
る取水口を設けてなる雨水貯水槽用取水装置において、
上記案内溝の内周側壁の高さを上位部側に比し下位部側
が高くなるように形成せしめてなる構成よりなり、比較
的雨量が多い場合においても案内溝にて取水された雨水
が該案内溝の内周側壁よりオーバーフローすることなく
取水口に送水されるため、効率よく集水することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る雨水貯水槽の取水装置の一実施例
の断面図を示すものである。
【図2】本考案に係る雨水貯水槽の取水装置の一実施例
の平面図を示すものである。
【図3】本考案に係る雨水貯水槽の取水装置の他の実施
例の断面図を示すものである。
【図4】本考案に係る雨水貯水槽の取水装置の他の実施
例の断面図を示すものである。
【図5】本考案に係る雨水貯水槽の取水装置の使用状態
を示した一部欠截断面図である。
【符号の説明】
1 取水装着本体 2 案内溝 3 取水口 13 内壁面 22 内周側壁
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03B 3/02 E03B 3/03 E04D 13/08 E04D 13/08 301

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面が開口された管体からなる取水装
    着本体1の内壁面13に該内壁面13に沿って傾斜する
    案内溝2を周設するとともに該案内溝2の下位部分に互
    いに連通する取水口3を設けてなる雨水貯水槽用取水装
    置において、上記案内溝2の内周側壁22の高さを上位
    部側に対し下位部側が高くなるように形成せしめてなる
    ことを特徴とする雨水貯水槽用取水装置。
JP1993060050U 1993-10-12 1993-10-12 雨水貯水槽用取水装置 Expired - Fee Related JP2591086Y2 (ja)

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