JP2590861Y2 - 保冷箱 - Google Patents

保冷箱

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JP2590861Y2
JP2590861Y2 JP1993000697U JP69793U JP2590861Y2 JP 2590861 Y2 JP2590861 Y2 JP 2590861Y2 JP 1993000697 U JP1993000697 U JP 1993000697U JP 69793 U JP69793 U JP 69793U JP 2590861 Y2 JP2590861 Y2 JP 2590861Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、レジャー用クーラー,
魚釣り用クーラー等に使用される保冷箱の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の保冷箱は、通常その底部分に氷
等の冷却物が入れられ、その周囲のスペースに魚,缶ジ
ュース等の被冷却物が収納される。
【0003】かかる保冷箱にあっては、当然外部から内
部への熱の侵入の遮断が必要であり、従来各種の遮断手
段が用いられているが、熱の侵入防止の対策としては十
分ではない。熱が外部から保冷箱内に侵入する要因とし
ては、次の各要因が知られている。 (1) 対流 対流は、空気を媒体として熱が保冷箱内に侵入する現象
である。この場合は、断熱材により保冷箱の内蓋と外蓋
とがなす空間及び内箱と外箱とがなす空間を断熱材によ
り充満させ、空気層を作らないようにすることにより対
流の発生しない環境となし、空気による対流を停止せし
めることにより熱の透過を防止できる。 (2) 輻射 輻射は、熱線が外部から内部へ熱を透過させる現象であ
る。この場合は、熱線を反射させるための光沢を有する
金属膜等により輻射を減少または防止できる。 (3) 伝導 伝導は、保冷箱の内蓋と外蓋との間および内箱と外箱と
間を連結する物体を通じて熱を伝達させる現象であ
る。
【0004】従来の魚釣り用の保冷箱では、輻射と伝導
により外部からの熱が保冷箱内に侵入する場合が多い。
図10に、従来の魚釣り用の保冷箱の断熱構造の要部断
面図と、熱が「輻射」と「伝導」により外部から保冷箱
内に侵入する経路を示す。
【0005】図10に示すように、保冷箱H0 は蓋体5
0と箱体60とを備え、前記蓋体50は外蓋51と内蓋
52の間に断熱材53を挟んで構成され、前記箱体60
も同様に外箱61と内箱62の間に断熱材63を挟んで
構成されている。そして、蓋体50と箱体60の当接密
閉部分には、蓋体50に固定された断熱用のパッキン5
5が配設されている。
【0006】かかる構成の保冷箱H0 においては、通
常、輻射と伝導とにより外部から熱が保冷箱H0 の内部
に伝えられ、その熱の伝達経路を符号A〜Eで示す。符
号Aの伝達経路(主として伝導と輻射)は、外蓋51→
断熱材53→内蓋52であり、符号Bの伝達経路(主と
して伝導)は外蓋51の表面・内部→内蓋52の表面・
内部であり、符号Cの伝達経路(主として伝導と輻射)
はパッキン55であり、符号Dの伝達経路(主として伝
導)は外箱61の表面・内部→断熱材63→内箱62の
表面・内部であり、符号Eの伝達経路(主として伝導と
輻射)は外箱61→断熱材63→内箱62である。
【0007】従来、以上のような熱の侵入経路を遮断す
べく、次に示す各種の遮断手段が実施・提案されてい
る。 携帯用の折り畳み式の保冷箱等には、アルミニュー
ム(以下、アルミと記す)箔を蓋体および箱体を構成す
る外蓋,内蓋,外箱,内箱の、それぞれの両面または片
面に設けたタイプのものがある。 実開昭50−154952号公報に示されるよう
に、外板と内張の間に2層の断熱材を設け、その中間に
アルミ箔を設ける。 実開平2−148989号公報に示されるように、
硬質プラスチックからなる2層の板材(断熱材)間に輻
射材を設ける。 実開昭64−7992号公報に示されるように、ア
ルミ蒸着フィルムと透明凹凸フィルムで構成した空間を
真空にする。 粉末真空パネルを箱体の空洞部の壁体へ当接させる
か若しくは中間へ配置する。この手段に関する発明・考
案は多数提案されている。 一般的な魔法瓶と同様に、内筒外壁,外筒内壁へ金
属メッキを施す。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記
〜の各手段にはそれぞれ次のような問題点があった。 前記の問題点 箱体上部側(開口部側)において、内箱側のアルミ箔と
外箱側のアルミ箔との縫合部では、互いにアルミ箔同士
が当接され、熱伝導により外部の熱が内部に伝導され
る。 前記の問題点 この手段の保冷箱の箱体への採用は、箱体の製法上から
みて困難である。 前記の問題点 板材(断熱材)が風呂等に貯えられた温水に直接接触し
ているため、内層の断熱材の熱伝率が大きくなってし
まう。 前記の問題点 前述の如き構成では、真空状態を長期間維持するのは困
難である。 前記の問題点 アルミ蒸着フィルム,アルミ箔フィルムを外袋に使用し
ているため、外方の熱が外袋を伝わって内方へ入り込
み、測定器により得られる熱伝導率よりも、実際の使用
状態での効率が低い。更に、長期間使用すると真空度が
低下し、断熱性能が低下しやすい。
【0009】そこで、本考案は上記課題を解決するため
になされたものであり、保冷箱における熱の伝達要因で
ある伝導・輻射を起さないようにした保冷箱を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は上記課題を解決
するために、合成樹脂からなる外箱と内箱との間に断熱
材を配置した箱体と、該箱体の開口を閉鎖するように設
けられて合成樹脂からなる外蓋と内蓋との間に断熱材を
配置した蓋体とからなる保冷箱において、箱体と蓋体と
の少なくとも一方の前記断熱材の内側と外側との少なく
とも一方に金属光沢を有する熱線反射層と熱伝導率の低
い熱伝導阻止層とを積層した断熱板を配置し、複数の断
熱板を配置時に断熱板相互が接触しないように配置し
た。
【0011】さらに、前記断熱板が金属光沢を有する熱
線反射層と熱伝導率の低い熱伝導阻止層とからなる積層
板の小片を互いに一部が重なり合うように鱗状に貼着し
て形成されている。
【0012】
【作用】金属板としては、例えば光沢のあるアルミ箔を
使用する。従って、「輻射」の場合は、アルミ箔により
熱線を反射して熱線の透過を減少させる。
【0013】蓋体と箱体のそれぞれには少なくとも二枚
の金属板が配設され、例えば蓋体の内面側と外面側にそ
れぞれ配設された金属板は、相互に非接触である(図1
参照)。従って、例えば蓋体の外面側の金属板から内面
側の金属板への直接的な熱伝導は発生しない。
【0014】また、例えば蓋体の内部には、少なくとも
一面を熱伝導阻止部材により被覆された複数枚の金属板
がその一部を重ね合わされて配設され、前記金属板の金
属部分は非接触に配設されている(図2参照)。従っ
て、複数枚の金属板の間では直接的な熱伝導が発生しな
い。
【0015】
【実施例】以下、本考案の保冷箱を図示の実施例に基づ
いて説明する。(1) 実施例 第1実施例 図1(A),(B)に魚釣り用保冷箱Hの断面図および
要部拡大図を示す。
【0016】図1(A),(B)に示すように、保冷箱
Hは、蓋体1と、箱体11と、蓋体1と箱体11との接
合部に設けられたパッキン21等により構成されてい
る。前記蓋体1は、外蓋2と内蓋3を備え、これら蓋
2,3は成形用合成樹脂の中で最も熱伝導率の小さいポ
リプロピレン樹脂により構成されている。
【0017】前記外蓋2と内蓋3のそれぞれの内面に沿
ってアルミ箔からなる金属板4,5が配設され、金属板
4と5との間には断熱材6が配設されている。この断熱
材6は、発泡ポリスチレン又は塩化ビニリデンの発泡成
形体、もしくは硬質ポリウレタンを注入発泡されて構成
されている。前記金属板4と5とは非接触であり、左右
端部においても非接触である。このように金属板同士を
非接触にすると、外側の金属板4から内側の金属板5へ
の直接的な熱伝導が発生せず、外部からの熱が内部に侵
入しない。
【0018】同様に、前記箱体11は、外箱12と内箱
13を備え、これら箱12,13は成形用合成樹脂の中
で最も熱伝導率の小さいポリプロピレン樹脂により構成
されている。そして、前記外箱12と内箱13のそれぞ
れの内面側にはアルミ箔からなる金属板14,15が配
設され、金属板14と15との間には前述と同様の材質
からなる断熱材16が配設されている。前記金属板14
と15とは非接触であり、左右の上端部においても非接
触である。このように金属板同士を非接触にすると、外
側の金属板15から内側の金属板14への直接的な熱伝
導が発生せず、外部からの熱が内部に侵入しない。
【0019】また、前記蓋体1の内蓋3の外周側にはパ
ッキン21を固定するための凹部3aが形成されてい
る。ここに、パッキン21を構成する材質としては、独
立気泡を有して熱伝導率が小さく、スポンジ硬度が20
〜30で、圧縮により独立気泡が破壊され難く、圧縮永
久歪みが残り難く、耐候性,耐オゾン性が良好で、耐老
化性に優れたものが好ましい。かかる要求に適うものと
して、独立気泡発泡体を有するエチレンプロピレンゴム
が好適である。一方、前記内箱13の外周側にはパッキ
ン21に係合されて密封するための係合突起13aが突
設されている。
【0020】そして、前記外箱12の抜勾配は0°であ
り、内箱13の抜勾配を1°〜3°にすることにより底
部に近い部分ほど、断熱材16が挿入される空洞部が増
加される。このように底部側ほど空洞部を広くする理由
は次の通りである。即ち、一般的に冷却用の氷は保冷箱
Hの底部に置かれるので、保冷箱Hの底部側ほど外部
(外気)との間に大きな温度差が生じる。この大きな温
度差ほど熱透過量が増加するので、前記空洞部を広くし
て多量の断熱材16を介在させることにより前記底部側
の熱透過量を少なくし、氷の溶解を防止する。
【0021】そして、前記金属板14と15とは前述と
同様に互いに非接触に配設され、これら金属板14と1
5の間には、断熱材16が配置され、この断熱材16
は、硬質ポリウレタンを注入発泡されて構成されてい
る。このように前記蓋体1の断熱材6と箱体11の断熱
材16として、独立気泡を有する樹脂が使用されている
ので、熱伝導を低下させると共に、対流現象を防止でき
る。第2実施例 前記第1実施例では蓋体1と箱体11の内部に配設した
金属板をそれぞれ2枚の金属板としたが、本実施例の如
く短冊状の金属片を複数枚配設してもよい。
【0022】即ち、図2(A),(B)に示すように、
前記外蓋2の内面側には、金属薄板を含む積層フィルム
4Aが外蓋内面の全面に亘って貼り付けられている。こ
の積層フィルム4Aは、光沢のあるアルミ箔4a1の両面
にポリプロピレン又は塩化ビニリデンからなる「熱伝導
阻止部材」である透明な樹脂膜4a2,4a3を積層して構
成され、かかる積層フィルム4Aを短冊状に切断したも
のが積層フィルム片4aを構成している。そして、積層
フィルム片4aを両面テープ,粘着テープ等により外蓋
2の全内面に鱗状に粘着する。このように鱗状に貼り付
けると、符号Z方向から到来する外部からの熱線は、先
ずアルミ箔4a1により反射されるので輻射が減少され、
アルミ箔4a1を透過した一部の熱は、符号X,Y方向に
は伝導されるものの、外蓋2の内方(即ち、符号Zの延
長線上)には伝導されない。これは、各積層フィルム片
4aを構成するアルミ箔4a1の直接接触がなく、前記フ
ィルム片4aの表面の樹脂膜4a2,4a3同士が接触し、
しかも前記樹脂膜4a2,4a3の熱伝導率が非常に低いた
めである。なお、前記積層フィルム4Aの代りに、片面
のみにアルミ蒸着を施した塩化ビニリデン又はポリプロ
ピレン,塩化ビニリデン又はポリプロピレンとアルミ蒸
着フィルムと塩化ビニリデン又はポリプロピレンとから
なる積層フィルム等でもよい。
【0023】前記外箱12の内面側には前記積層フィル
ム4Aと同様の構成の積層フィルムが貼り付けられ、こ
の積層フィルムも前述と同様に短冊状の積層フィルム片
からなる。このように前記外蓋2と内蓋3の内面側およ
び外箱12と内箱13の内面側に短冊状の金属板を含む
積層フィルムを鱗状に貼り付けることにより、輻射熱を
減少すると共に、金属板(アルミ箔)間の熱伝導を遮断
することができる。
【0024】なお、前記第1,第2実施例では断熱材中
に真空層を形成したり、真空粉末パネルを使用しなかっ
たので、樹脂膜や袋体の溶着部からの空気の流入や、粉
体からの水分,ガスの発生に伴う真空度の低下による断
熱性能の劣化が発生せず、長期間に渡って安定した保冷
性能を維持することができる。第3実施例 図3に第3実施例の断面図を示す。
【0025】本実施例は、外蓋2と外箱12のそれぞれ
の内面側にのみ、前述と同様の構成の積層フィルム3
1,32を短冊状の積層フィルム片として貼り付けた場
合である。このように構成しても輻射と伝導を減少させ
ることができる。第4実施例 図4に第4実施例の断面図を示す。
【0026】本実施例は、内蓋3と内箱13のそれぞれ
の内面側にのみ、前述と同様の構成の積層フィルム3
3,34を短冊状の積層フィルム片として貼り付けた場
合である。このように構成しても輻射と伝導を減少させ
ることができる。第5実施例 図5に第5実施例の断面図を示す。
【0027】本実施例は、箱体11の外箱12と内箱1
3のそれぞれの内面側にのみ、前述と同様の構成の積層
フィルム35,36を短冊状の積層フィルム片として貼
り付けた場合である。このように構成しても輻射と伝導
を減少させることができる。第6実施例 図6に第6実施例の断面図を示す。
【0028】本実施例は、箱体11の内箱13の内面側
にのみ、前述と同様の構成の積層フィルム37を短冊状
の積層フィルム片として貼り付けた場合である。このよ
うに構成しても輻射と伝導を減少させることができる。(2) 性能比較 保冷箱の形成材料をポリプロピレン又はABS樹脂材料
とした場合、保冷箱を三タイプの箱体形状にした場合、
保冷箱中金属板の有無の場合等について、融解した氷の
重量を測定することによる保冷箱の保冷性能比較実験を
行った。その 性能比較の結果を図7(A)に示す。
【0029】なお、性能比較には融解氷重量測定法を用
いた。ここに言う融解氷重量測定法は、全て魚釣り用の
保冷箱は内容積20lとし、保冷箱内に4kgの氷を設
置した後、密閉し、この状態で周囲温度50°C±0.
5°Cに設定された炉体中に保冷箱を置き、22時間後
に融解した水の重量を測定して融解氷重量とすることで
ある。
【0030】また、射出成形用の合成樹脂の材質別の熱
伝導率は、次の通りである。 ポリプロピレン…2.8×10-4/Cal /Sec /cm2 /°C /cm ABS …4.4〜8.0 〃 ナイロン …5.8 〃 ポリアセタール…5.5 〃 塩化ビニリデン…3.0 〃 図7(A)〜(D)の結果から明らかなように、イ〜ト
の各場合間で融解氷重量は相違し、記号トで示す場合が
融解氷重量が最も少ない。即ち、蓋体と箱体の材質はポ
リプロピレン、箱体形状は外箱に抜勾配0°、内箱に抜
勾配1°〜3°、金属板は箱体の外箱と内箱のそれぞれ
の内面側に貼り付け、真空断熱パネル無しの場合が、融
解氷重量が最も少なく、この条件の場合がイ〜トに示し
た保冷箱の中では魚釣り用の保冷箱に最適であることが
分かる。また、真空粉末パネルを使用した場合(記号
ホ)より、1.5〜4.0%性能が良好であり、上部か
ら下部まで断熱材層の厚さが同一の場合(記号ニ)よ
り、性能が11〜13%向上し、金属板が無い場合(記
号ロ,ハ,ニ,ホ)より、性能が1.5〜4%向上し、
ABS樹脂(記号ハ)より、ポリプロピレン樹脂の場合
は性能が5%向上した。
【0031】なお、本実施例ではアルミ箔の両面に樹脂
膜を形成した場合を説明したが、樹脂膜を片面に形成
し、アルミ箔部分を相互に非接触で配設しても、熱伝導
を防止できる。
【0032】また前記第2乃至第6実施例では短冊状の
金属片を多数舞枚配設する場合を示したが、図8(A)
〜(D)に示すようにしてもよい。即ち、図8(A)〜
(D)に示すように、数枚の積層フィルム4Aを組み合
わせて、外蓋2、外箱12又は、内蓋3、内箱13(図
3、図4参照)のそれぞれの内面側に貼り付けてもよ
い。図9にたとえば、前記図8(C)に示した構成の積
層フィルムを外箱に貼り付けた場合を示す。なお、以上
の実施例において、金属板4,5,14,15及び、積
層フィルム4A,31,32,33,34,35,3
6,37は、実用新案登録請求の範囲記載の断熱板に対
応する。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、箱
体の内面側に配設した金属板(光沢のあるアルミ箔)の
相互を非接触に配設したので、熱線はアルミ箔の反射に
より減少され、熱伝導は遮断(非接触)により伝達が少
なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す断面図であって、
(A)は保冷箱全体の断面図、(B)は保冷箱の要部断
面図である。
【図2】第2実施例の要部を示す図であって、(A)は
保冷箱の蓋体の内部構造を示す切欠斜視図、(B)は保
冷箱に貼り付ける積層フィルムの断面図である
【図3】第3実施例の断面図である。
【図4】第4実施例の断面図である。
【図5】第5実施例の断面図である。
【図6】第6実施例の断面図である。
【図7】各種材質および箱体形状の場合の性能比較結果
を示す図である。
【図8】(A)〜(D)は、第2乃至第6実施例の変形
例の斜視図である。
【図9】前記図8(C)に示す積層フィルムの組み合せ
を、外箱に貼り付けた場合の断面を含む斜視図である。
【図10】従来の保冷箱における熱の伝達経路を示す図
である。
【符号の説明】
H…保冷箱 1…蓋体 2…外蓋 3…内蓋 4,5…金属板 4a…積層フィルム片(金属板) 4a1…アルミ箔(金属板) 4a2,4a3…透明な樹脂膜(熱伝導阻止部材) 6,16…断熱材 11…箱体 12…外箱 13…内箱 21…パッキン

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂からなる外箱と内箱との間に断
    熱材を配置した箱体と、 該箱体の開口を閉鎖するように設けられて合成樹脂から
    なる外蓋と内蓋との間に断熱材を配置した蓋体とからな
    る保冷箱において、 箱体と蓋体との少なくとも一方の前記断熱材の内側と外
    側との少なくとも一方に金属光沢を有する熱線反射層と
    熱伝導率の低い熱伝導阻止層とを積層した断熱板を配置
    し、複数の断熱板を配置時に断熱板相互が接触しないよ
    うに配置したことを特徴とする保冷箱。
  2. 【請求項2】 前記断熱板が金属光沢を有する熱線反射
    層と熱伝導率の低い熱伝導阻止層とからなる積層板の小
    片を互いに一部が重なり合うように鱗状に貼着して形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の保冷箱。
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