JP2590619Y2 - 負荷時タップ切換装置 - Google Patents
負荷時タップ切換装置Info
- Publication number
- JP2590619Y2 JP2590619Y2 JP1991107644U JP10764491U JP2590619Y2 JP 2590619 Y2 JP2590619 Y2 JP 2590619Y2 JP 1991107644 U JP1991107644 U JP 1991107644U JP 10764491 U JP10764491 U JP 10764491U JP 2590619 Y2 JP2590619 Y2 JP 2590619Y2
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- Japan
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- motor
- load
- torque
- tap
- tap changer
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、負荷時タップ切換装置
に関し、特に負荷時タップ切換器を駆動する電動操作機
構の改良に関するものである。
に関し、特に負荷時タップ切換器を駆動する電動操作機
構の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】負荷時タップ切換装置は、一般に図３に
示すように、負荷電流を切り換える切換開閉器２と、変
圧器タップリードに接続されて切換開閉器２の切換動作
に先行して無負荷状態でタップ選択動作するタップ選択
器３で構成された負荷時タップ切換器１と、これを駆動
する電動操作機構４及び両者を連結駆動する連動部９か
ら構成され、負荷時タップ切換器１は変圧器タンク１０
内に埋め込み設置されている。
示すように、負荷電流を切り換える切換開閉器２と、変
圧器タップリードに接続されて切換開閉器２の切換動作
に先行して無負荷状態でタップ選択動作するタップ選択
器３で構成された負荷時タップ切換器１と、これを駆動
する電動操作機構４及び両者を連結駆動する連動部９か
ら構成され、負荷時タップ切換器１は変圧器タンク１０
内に埋め込み設置されている。
【０００３】この負荷時タップ切換器１が万一駆動系統
でタップ切換中に固渋が発生し、駆動トルクが過大とな
った場合、電動操作機構４における電動機５の出力トル
クとの関係から駆動系統が折損したり破損することにな
る。
でタップ切換中に固渋が発生し、駆動トルクが過大とな
った場合、電動操作機構４における電動機５の出力トル
クとの関係から駆動系統が折損したり破損することにな
る。
【０００４】特にタップ選択器３で固渋が発生すると変
圧器タンク１０内の絶縁媒体（油又はガス）を抜いて改
修することになり重大事故に拡大する可能性がある。
圧器タンク１０内の絶縁媒体（油又はガス）を抜いて改
修することになり重大事故に拡大する可能性がある。
【０００５】これを防止するために、現在は電動操作機
構内の電動機５の出力軸に摩擦板で構成された摩擦式ト
ルクリミッタ６を取り付けたものもある。
構内の電動機５の出力軸に摩擦板で構成された摩擦式ト
ルクリミッタ６を取り付けたものもある。
【０００６】
【考案が解決しようとする課題】上記従来負荷時タップ
切換装置において、負荷時タップ切換器に固渋による過
大トルクが発生すると、トルクリミッタはある一定時間
以上電動機に電圧が掛かっている条件で電動機回路の配
線用遮断器を開くタップ渋滞検出回路が働くまで空転を
続けるため、焼付いてしまいこれの変換が必要となる。
切換装置において、負荷時タップ切換器に固渋による過
大トルクが発生すると、トルクリミッタはある一定時間
以上電動機に電圧が掛かっている条件で電動機回路の配
線用遮断器を開くタップ渋滞検出回路が働くまで空転を
続けるため、焼付いてしまいこれの変換が必要となる。
【０００７】また、負荷時タップ切換装置には、任意の
点数のタップ数の範囲しか駆動されないように電気的、
機械的なリミットオーバー防止装置が装着されている
が、万一電気的リミットオーバー防止装置が動作不良等
により極限を超えて電動操作機構が駆動された場合も同
様な結果となる。
点数のタップ数の範囲しか駆動されないように電気的、
機械的なリミットオーバー防止装置が装着されている
が、万一電気的リミットオーバー防止装置が動作不良等
により極限を超えて電動操作機構が駆動された場合も同
様な結果となる。
【０００８】本考案は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、負荷
時タップ切換器に過大トルクが発生したとき駆動系統の
過負荷を高精度で防止すると共に、操作用電動機の回転
を即座に停止して故障の拡大を防止しうる負荷時タップ
切換装置を提供することにある。
てなされたものであり、その目的とするところは、負荷
時タップ切換器に過大トルクが発生したとき駆動系統の
過負荷を高精度で防止すると共に、操作用電動機の回転
を即座に停止して故障の拡大を防止しうる負荷時タップ
切換装置を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における負荷時タップ切換装置は、負荷時タ
ップ切換器を連結部材を介して電動操作機構により操作
するものにおいて、電動操作機構の電動機出力軸に分離
式自動復帰形トルクガードを介在させると共に、このト
ルクガードの分離を検出するリミットスイッチと、この
リミットスイッチの動作により電動機回路をオフとする
と共に電動機を制動する制御回路とを設けてなるもので
ある。
に、本考案における負荷時タップ切換装置は、負荷時タ
ップ切換器を連結部材を介して電動操作機構により操作
するものにおいて、電動操作機構の電動機出力軸に分離
式自動復帰形トルクガードを介在させると共に、このト
ルクガードの分離を検出するリミットスイッチと、この
リミットスイッチの動作により電動機回路をオフとする
と共に電動機を制動する制御回路とを設けてなるもので
ある。
【００１０】
【作用】分離式トルクガードは負荷時タップ切換器の固
渋に伴う過大トルクが発生すると分離し空転して電動操
作機構の電動機の回転が連結部材側に伝達されないの
で、駆動系統の折損，破損が防止される。リミットスイ
ッチはトルクガードの分離を検出する。制御回路はリミ
ットスイッチの動作により電動機回路をオフとし電動機
の駆動を停止すると共に電動機に制動をかけて電動機の
回転を直ちに停止するので、故障の拡大が防止される。
渋に伴う過大トルクが発生すると分離し空転して電動操
作機構の電動機の回転が連結部材側に伝達されないの
で、駆動系統の折損，破損が防止される。リミットスイ
ッチはトルクガードの分離を検出する。制御回路はリミ
ットスイッチの動作により電動機回路をオフとし電動機
の駆動を停止すると共に電動機に制動をかけて電動機の
回転を直ちに停止するので、故障の拡大が防止される。
【００１１】表示器はリミットスイッチの動作により制
御回路により状態表示をするので、早期の復旧が可能と
なる。
御回路により状態表示をするので、早期の復旧が可能と
なる。
【００１２】
【実施例】図１に負荷時タップ切換装置の構成を示し、
図２に電動機操作機構の電動機制御回路を示す。
図２に電動機操作機構の電動機制御回路を示す。
【００１３】図１について、７は従来図３に示す摩擦板
式トルクリミッタ６の代わりに電動機５の出力軸に取り
付けられた公知の分離式自動復帰形トルクガード、例え
ばトルクが入力（又は出力）するカム軸と、通常時この
カム軸の１ケ所のポケットとラジアル方向に噛み合うカ
ムフオロワを有するケース状の出力（又は入力）軸と、
ポケットからカムフオロワが外れ入，出力軸間に位相差
が生じた場合軸方向に動かされるリミットスイッチ操作
部材を備え、過負荷時はポケットからカムフオロワが外
れて過負荷が完全に分離され、過負荷解除時はカム軸が
少し動くことでカムフオロワがポケット噛み合って通常
時の位相に自動復帰するワンポジションタイプのトルク
ガードである。８は負荷時タップ切換器１に過大トルク
が発生しトルクガード７が空転すると同時に動くトルク
ガードのリミット操作部材に連動して動作するリミット
スイッチである。その余の部分は図３と同じく構成され
ているので、図３と同一符号を付してその重複する説明
を省略する。
式トルクリミッタ６の代わりに電動機５の出力軸に取り
付けられた公知の分離式自動復帰形トルクガード、例え
ばトルクが入力（又は出力）するカム軸と、通常時この
カム軸の１ケ所のポケットとラジアル方向に噛み合うカ
ムフオロワを有するケース状の出力（又は入力）軸と、
ポケットからカムフオロワが外れ入，出力軸間に位相差
が生じた場合軸方向に動かされるリミットスイッチ操作
部材を備え、過負荷時はポケットからカムフオロワが外
れて過負荷が完全に分離され、過負荷解除時はカム軸が
少し動くことでカムフオロワがポケット噛み合って通常
時の位相に自動復帰するワンポジションタイプのトルク
ガードである。８は負荷時タップ切換器１に過大トルク
が発生しトルクガード７が空転すると同時に動くトルク
ガードのリミット操作部材に連動して動作するリミット
スイッチである。その余の部分は図３と同じく構成され
ているので、図３と同一符号を付してその重複する説明
を省略する。
【００１４】図２について、１１及び１２は夫々外部か
らの昇圧及び降圧指令により動作しその接点１１１，１
１２及び１２１，１２２がオンする電磁接触器、１３は
接点１１１ 又は１２ １ のオンにより動作しその接点１３
１がオン，１３２がオフする電磁接触器、１４はリミッ
トスイッチ８の動作によりその接点１４１，１４４がオ
ンし、１４２，１４３がオフする電磁接触器、１５は電
動機５回路の配線用遮断器、１６は接点１４４で働く表
示器である。
らの昇圧及び降圧指令により動作しその接点１１１，１
１２及び１２１，１２２がオンする電磁接触器、１３は
接点１１１ 又は１２ １ のオンにより動作しその接点１３
１がオン，１３２がオフする電磁接触器、１４はリミッ
トスイッチ８の動作によりその接点１４１，１４４がオ
ンし、１４２，１４３がオフする電磁接触器、１５は電
動機５回路の配線用遮断器、１６は接点１４４で働く表
示器である。
【００１５】接点１１２は相順を変えることなく電動機
５を正転させる正転用接点、接点１２２は相順を変えて
電動機５を逆転させる逆転用接点、接点１３１は電動機
５を停止させる接点、接点１３２は電動機５の端子を短
絡させ制動する制動用接点として電動機５に接続されて
いる。
５を正転させる正転用接点、接点１２２は相順を変えて
電動機５を逆転させる逆転用接点、接点１３１は電動機
５を停止させる接点、接点１３２は電動機５の端子を短
絡させ制動する制動用接点として電動機５に接続されて
いる。
【００１６】図１，図２において昇圧又は降圧指令によ
り電磁接触器１１又は１２が動作すると、接点１１1，
１１2又は１２1，１２2がオンし、接点１１1又は１２1
により電磁接触器１３が動作し、接点１１2と１３1、又
は１２2と１３1の回路により電動器５が正転又は逆転し
て昇圧又は降圧タップ切り換えをする。
り電磁接触器１１又は１２が動作すると、接点１１1，
１１2又は１２1，１２2がオンし、接点１１1又は１２1
により電磁接触器１３が動作し、接点１１2と１３1、又
は１２2と１３1の回路により電動器５が正転又は逆転し
て昇圧又は降圧タップ切り換えをする。
【００１７】タップ切換時に、万一負荷時タップ切換器
１が固渋し過大トルクが発生すると、トルクガード７が
分離し空転すると同時にリミットスイッチ８が動作す
る。
１が固渋し過大トルクが発生すると、トルクガード７が
分離し空転すると同時にリミットスイッチ８が動作す
る。
【００１８】このため電磁接触器１４が動作し、接点１
４1により自己保持されると共に、接点１４2，１４3が
オフとなり電磁接触器１１又は１２の励磁を解除する。
４1により自己保持されると共に、接点１４2，１４3が
オフとなり電磁接触器１１又は１２の励磁を解除する。
【００１９】しかして接点１１1，１１2，１２1，１２2
は全てオフとなるので、電磁接触器１３の励磁が解除さ
れ、接点１３1がオフとなって電動機５回路をオフする
と共に接点１３2がオンとなって電動機の端子を短絡し
て制動する。同時に接点１４4により表示器１６に過負
荷状態の表示がされる。
は全てオフとなるので、電磁接触器１３の励磁が解除さ
れ、接点１３1がオフとなって電動機５回路をオフする
と共に接点１３2がオンとなって電動機の端子を短絡し
て制動する。同時に接点１４4により表示器１６に過負
荷状態の表示がされる。
【００２０】負荷時タップ切換器１の固渋を除去し過負
荷故障要因を取り除いて、昇圧又は降圧指令により電磁
接触器１１又は１２を動作させ、電動機５を回転させる
と、トルクガード７は自己復帰形であるため自動的に正
常状態に復帰し、負荷時タップ切換器１を駆動し昇圧又
は降圧タップ切り換えをする。
荷故障要因を取り除いて、昇圧又は降圧指令により電磁
接触器１１又は１２を動作させ、電動機５を回転させる
と、トルクガード７は自己復帰形であるため自動的に正
常状態に復帰し、負荷時タップ切換器１を駆動し昇圧又
は降圧タップ切り換えをする。
【００２１】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【００２２】（１）分離式自動復帰式トルクガードを用
いて過負荷防止をしているので、従来摩擦式トルクリミ
ッタを用いたものに比し精度がよく動作し駆動系統の折
損，破損事故を防止することができ、トルクガードは過
負荷で空転するので電動機が即座に停止しなくても焼付
くことがなく信頼性が高く、又故障要因を取り除いて電
動機を回転させれば、そのまま運転に入ることができる
ので、点検，保守の簡便化が図れる。
いて過負荷防止をしているので、従来摩擦式トルクリミ
ッタを用いたものに比し精度がよく動作し駆動系統の折
損，破損事故を防止することができ、トルクガードは過
負荷で空転するので電動機が即座に停止しなくても焼付
くことがなく信頼性が高く、又故障要因を取り除いて電
動機を回転させれば、そのまま運転に入ることができる
ので、点検，保守の簡便化が図れる。
【００２３】（２）トルクガードにリミットスイッチを
取り付けてトルクガードの空転に連動して過大トルクの
発生を瞬時に検知し、制御回路を介して電動機回路をオ
フとすると同時に電動機を制動するため電動機の慣性等
により故障の拡大を防ぐことができ、また制御回路によ
り状態表示がなされるため早期の復旧が可能となる。
取り付けてトルクガードの空転に連動して過大トルクの
発生を瞬時に検知し、制御回路を介して電動機回路をオ
フとすると同時に電動機を制動するため電動機の慣性等
により故障の拡大を防ぐことができ、また制御回路によ
り状態表示がなされるため早期の復旧が可能となる。
【図１】実施例にかかる負荷時タップ切換装置の構成
図。
図。
【図２】電動機制御回路図。
【図３】従来負荷時タップ切換装置の構成図。
１…負荷時タップ切換装置、２…切換開閉器、３…タッ
プ選択図、４…電動操作機構、５…電動機、６…トルク
リミッタ、７…トルクガード、８…リミットスイッチ、
９…連結軸部、１０…変圧器タンク、１１〜１４…電磁
接触器、１５…配線用遮断器、１６…表示器。
プ選択図、４…電動操作機構、５…電動機、６…トルク
リミッタ、７…トルクガード、８…リミットスイッチ、
９…連結軸部、１０…変圧器タンク、１１〜１４…電磁
接触器、１５…配線用遮断器、１６…表示器。
Claims (1)
- 【請求項１】 負荷時タップ切換器を連結部材を介して
電動操作機構により操作するタップ切換装置において、 電動操作機構の電動機出力軸に分離式自動復帰形トルク
ガードを介在させると共に、このトルクガードの分離を
検出するリミットスイッチと、このリミットスイッチの
動作により電動機回路をオフとすると共に電動機を制動
する制御回路と、リミットスイッチの動作により過負荷
の状態表示をする表示回路を備えていることを特徴とし
た負荷時タップ切換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107644U JP2590619Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 負荷時タップ切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991107644U JP2590619Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 負荷時タップ切換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0557828U JPH0557828U (ja) | 1993-07-30 |
| JP2590619Y2 true JP2590619Y2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=14464420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991107644U Expired - Lifetime JP2590619Y2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 負荷時タップ切換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2590619Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010283226A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 負荷時タップ切換装置の異常検出のための電力波形表示システム |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59207612A (ja) * | 1983-05-11 | 1984-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | タツプ切換器の駆動装置 |
| JPH0283909A (ja) * | 1988-09-21 | 1990-03-26 | Toshiba Corp | タップ切換制御装置の監視装置 |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP1991107644U patent/JP2590619Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010283226A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 負荷時タップ切換装置の異常検出のための電力波形表示システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0557828U (ja) | 1993-07-30 |
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