JP2590520Y2 - 嵌合構造 - Google Patents

嵌合構造

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JP2590520Y2
JP2590520Y2 JP1992042073U JP4207392U JP2590520Y2 JP 2590520 Y2 JP2590520 Y2 JP 2590520Y2 JP 1992042073 U JP1992042073 U JP 1992042073U JP 4207392 U JP4207392 U JP 4207392U JP 2590520 Y2 JP2590520 Y2 JP 2590520Y2
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Japan
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speaker unit
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pawl
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JP1992042073U
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清司 大谷
光浩 平本
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は嵌合構造、より詳細には
例えばツイータ等のスピーカユニットと該ユニットを保
持するスペーサとの嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種嵌合構造としてスピーカに
おける嵌合構造を例に挙げて説明する。
【0003】図4(a)(b)は従来の車載用スピーカ
ユニット及び該スピーカユニットを保持するスペーサを
示す概略斜視図である。図中21は略円筒形状をしたス
ペーサ21を示しており、このスペーサ21の側面中央
部には正面視四角形形状の孔21aが形成されている。
スペーサ21の上方には円盤の中央部が半円球状に突出
し、かつ円盤の外周側面の一端部に断面形状がL字状の
つめ24を有するスピーカユニット22が配設されてい
る。そして、スペーサ21の孔21aとスピーカユニッ
ト22のつめ24とが嵌合することによりスピーカユニ
ット22がスペーサ21側に固定されている。
【0004】また、スピーカユニット22の周端部とス
ペーサ21の側面を被うように飾りリング23が配設さ
れており、スピーカユニット22の側面にはブチルゴム
からなる粘着性のテープが貼着され、このテープにより
スピーカユニット22と飾りリング23とが固定されて
いる。
【0005】図5はスペーサ21の孔21aとスピーカ
ユニット22のつめ24との嵌合状態を示しており、
(a)は拡大斜視図、(b)は拡大側断面図である。孔
21aの側面とつめ24の側面24aとは平行状態に配
置されており、上記嵌合構造にあっては、飾りリング2
3をスピーカユニット22から取り外し可能な構成にし
ておけばスペーサ21とスピーカユニット22との取り
外しが可能である。スピーカユニット22をスペーサ2
1から取り外す際にはまず、スピーカユニット22から
飾りリング23を取りはずし、その後図5(b)に矢印
Aで示したようにつめ24と垂直方向に力を加えてつめ
24を孔21aから退出させ、スペーサ21からスピー
カユニット22を取り外す。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示したような従来の嵌合構造ではスペーサ21とスピー
カユニット22とを取り外すためには、つめ24と垂直
方向の力をつめ24に直接加える必要があり、嵌合部分
によっては取り外しが困難であるという課題があった。
【0007】またスペーサ21とスピーカユニット22
との取り外しの際に、一旦スピーカユニット22から飾
りリング23を取り外す必要があり、スピーカユニット
22と飾りリング23とを完全に固着状態にすることは
できず、粘着性のテープによりスピーカユニット22と
飾りリング23との取り外しを可能にしていたため、製
品としては完成度が低いものとなるという課題もあっ
た。
【0008】本考案はこのような課題に鑑み考案された
ものであって、製品として完成度が高く、さらに嵌合部
分の取り外しを容易に行なうことができる嵌合構造を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案に係る嵌合構造は、相対的に回転可能な一方の
部材に孔が形成され、他方の部材に前記孔に嵌合する突
起が形成され、前記孔と前記突起とを嵌合して両部材を
嵌合する嵌合構造において、前記突起の前記回転可能な
方向に対して直交する側面と、該側面に対向する前記孔
の側面とが前記回転可能な方向に関して傾斜角を有して
おり、前記突起が嵌め込み方向先端側に行くに従って先
細状となっていることを特徴としている。
【0010】
【作用】上記した構成によれば、相対的に回転可能な
方の部材に孔が形成され、他方の部材に前記孔に嵌合す
る突起が形成され、前記孔と前記突起とを嵌合して両部
材を嵌合する嵌合構造において、前記突起の前記回転可
能な方向に対して直交する側面と、該側面に対向する
記孔の側面とが前記回転可能な方向に関して傾斜角を有
して構成されているので、前記他方の部材を前記一方の
部材に対して相対的に回転させることにより、前記突起
には前記回転方向に対して直角方向の力が生じ、前記一
方の部材から前記他方の部材を容易に取り外すことが可
能となる。
【0011】さらに、前記一方の部材と前記他方の部材
を覆うような飾り部材が配設され、前記他方の部材に前
記飾り部材が完全に固着されて一体化された状態であっ
ても、前記一体化されたものを前記一方の部材に対して
相対的に回転させることにより、前記突起には前記回転
方向に対して直角方向の力が生じ、前記一体化されたも
のを前記一方の部材から取り外すことが容易に行なえ、
製品として完成度の高いものを作製することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下、本考案に係る嵌合構造の実施例を図面
に基づいて説明する。図1は実施例に係る嵌合構造とし
てスピーカにおける嵌合構造を例に挙げて示した概略斜
視図である。図中11は略円筒形状をしたスペーサ11
を示しており、このスペーサ11の側面中央部には段部
11bが形成され、この段部11bの上方には四角形形
状の孔11aが形成されている。スペーサ11の上方に
は円盤12aの中央部が半円球状に突出した突出部12
bを有し、かつ円盤12aの外周側面の一端部から断面
形状がL字状のつめ14が形成されたスピーカユニット
12が配設されている。つまり、スペーサ11の孔11
aとスピーカユニット12のつめ14とが嵌合すること
によりスピーカユニット12がスペーサ11側に固定さ
れている。このつめ14の先端部形状を図2に拡大して
示した。図2(a)は拡大正面図、(b)は拡大側面
図、(c)は拡大平面図を示している。また、孔11a
とつめ14との嵌合状態を図3(a)に拡大して示し
た。つめ14の側面14aは孔11aの側面11bに対
してある傾斜角を有して構成されており、このような孔
11aとつめ14とが嵌合して固定状態が維持されてい
る。
【0013】また、スピーカユニット12の側面12c
とスペーサ11の上部側面11cを被うように飾りリン
グ13が配設されており、スピーカユニット12の円盤
形状部分12aの外周側面12cに接着剤等を塗布する
ことによりスピーカユニット12と飾りリング13とが
固着され、一体化されている。
【0014】上記実施例に係る嵌合構造を有するスペー
サ11からスピーカユニット12を取り外す際の工程を
図1(b)、図3(a)(b)に基づいて説明する。ま
ず、飾りリング13を図1(b)中の矢印B方向に回転
させる(図1(b))。スピーカユニット12と飾りリ
ング13とは一体化されているので、前記回転と同時に
スピーカユニット12も矢印B方向に回り、スピーカユ
ニット12のつめ14が図3(a)中の矢印方向に回
転され、この回転により、つめ14には矢印方向とは
直角方向(図中の矢印方向)の力が生じ(図3
(a))、つめ14は孔11aから自動的に退出するこ
ととなり、スピーカユニット12をスペーサ11から容
易に取り外すことができる(図3(b))。
【0015】本実施例に係る嵌合構造にあっては、スピ
ーカユニット12とスペーサ11とを取り外す場合、ス
ピーカユニット12をスペーサ11に対して相対的に回
転させることにより、つめ14に周方向に対して直角方
向内側への力が生じ、つめ14が孔11aから自動的に
退出し、スピーカユニット12とスペーサ11との取り
外しを容易に行なうことができる。また、スピーカユニ
ット12と飾りリング13が一体化されており、前記一
体化された状態において飾りリング13を回転させれ
ば、同時にスピーカユニット12を回転させることがで
きるので、従来のように一旦スピーカユニットから飾り
リングを取り外さなくとも、上記したようにつめ14に
周方向に対して直角方向内側への力が生じさせることが
でき、スピーカユニット12とスペーサ11との取り外
しを容易に行なうことができ、かつ製品として完成度の
高いものを作製することができる。
【0016】なお、上記実施例ではつめ14の側面14
aは孔11aの側面11bに対してある傾斜角を有して
構成されているが、別の実施例では逆につめ14の側面
は周方向に対して垂直方向に維持され、孔11aの側面
がつめ14の側面に対してある傾斜角を有して構成され
ていてもかまわない。
【0017】
【考案の効果】以上詳述したように本考案に係る嵌合構
造にあっては、相対的に回転可能な一方の部材に孔が形
成され、他方の部材に前記孔に嵌合する突起が形成さ
、前記孔と前記突起とを嵌合して両部材を嵌合する
合構造において、前記突起の前記回転可能な方向に対し
て直交する側面と、該側面に対向する前記孔の側面とが
前記回転可能な方向に関して傾斜角を有して構成されて
いるので、前記他方の部材を前記一方の部材に対して相
対的に回転させることにより、前記突起には前記回転方
向に対して直角方向の力が生じ、前記一方の部材から前
記他方の部材を容易に取り外すことができる。
【0018】さらに、前記一方の部材と前記他方の部材
を覆うような飾り部材が配設され、前記他方の部材に前
記飾り部材が完全に固着されて一体化された状態であっ
ても、前記一体化されたものを前記一方の部材に対して
相対的に回転させることにより、前記突起には前記回転
方向に対して直角方向の力が生じ、前記一体化されたも
のを前記一方の部材から取り外すことが容易に行なえ、
製品として完成度の高いものを製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本考案に係る嵌合構造の実施例
としてのスピーカを示す概略斜視図である。
【図2】(a)はつめを示す拡大正面図であり、(b)
は拡大側面図であり、(c)は拡大平断面図である。
【図3】(a)(b)はスペーサの孔からスピーカユニ
ットのつめを取り外す工程を示す拡大斜視図である。
【図4】(a)(b)従来の嵌合構造を有するスピーカ
を示す概略斜視図である。
【図5】(a)は図4におけるスペーサの孔とスピーカ
ユニットのつめとの嵌合状態を示す拡大斜視図であり、
(b)は拡大側断面図である。
【符号の説明】
11 スペーサ 11a 孔 12 スピーカユニット 14 つめ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−21060(JP,A) 特開 昭48−41881(JP,A) 実開 昭64−35209(JP,U) 実開 昭57−121008(JP,U) 実開 昭58−98940(JP,U) 実開 平1−71212(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 21/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対的に回転可能な一方の部材に孔が形
    成され、他方の部材に前記孔に嵌合する突起が形成さ
    、前記孔と前記突起とを嵌合して両部材を嵌合する
    合構造において、前記突起の前記回転可能な方向に対し
    て直交する側面と、該側面に対向する前記孔の側面とが
    前記回転可能な方向に関して傾斜角を有しており、前記
    突起が嵌め込み方向先端側に行くに従って先細状となっ
    ていることを特徴とする嵌合構造。
JP1992042073U 1992-06-18 1992-06-18 嵌合構造 Expired - Lifetime JP2590520Y2 (ja)

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JP1992042073U JP2590520Y2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 嵌合構造

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JP1992042073U JP2590520Y2 (ja) 1992-06-18 1992-06-18 嵌合構造

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JPH061821U JPH061821U (ja) 1994-01-14
JP2590520Y2 true JP2590520Y2 (ja) 1999-02-17

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6435209U (ja) * 1987-08-28 1989-03-03

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JPH061821U (ja) 1994-01-14

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