JP2590354Y2 - 合成樹脂製容器における取っ手取り付け構造 - Google Patents

合成樹脂製容器における取っ手取り付け構造

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JP2590354Y2
JP2590354Y2 JP1992082578U JP8257892U JP2590354Y2 JP 2590354 Y2 JP2590354 Y2 JP 2590354Y2 JP 1992082578 U JP1992082578 U JP 1992082578U JP 8257892 U JP8257892 U JP 8257892U JP 2590354 Y2 JP2590354 Y2 JP 2590354Y2
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伸治 嶋田
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は合成樹脂製容器における
取っ手の取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、醤油やアルコール飲料用容器の
ように比較的大型なPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)ボトルには持ち易くするための取っ手が設けられる
ことがある。このような取っ手としては実開平3−15
339号公報に記載されているものがある。
【0003】これは図8及び図9に示すように、把持部
を長手方向に2分割して一方の把持部10と他方の把持
部11とし、これら一方の把持部10と他方の把持部1
1の夫々の上下端に、容器1の外周に巻着するベルト1
2、13を夫々延出し、これらベルト12、13を介し
て一方の把持部10と他方の把持部11を連結したもの
である。そして、前記ベルト12、13を容器2に巻着
した状態で前記一方の把持部10と他方の把持部11を
嵌合して取っ手とするものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記した構
成では容器と取っ手を結合する方法としてベルトを用い
ているが、ベルトは直接把持する部分ではなく、付帯的
なものであるため理想的にはこれらを省略できれば資材
の有効利用の点で望ましい。
【0005】また、取っ手を持ったときの剛性を確保す
るためにベルトにある程度の緊張が必要であるが、そう
すると把持部の取り付けの際、ベルトを強く引きつつ行
なわなければならないため取り付けが困難となる虞があ
る。
【0006】本考案は前記事項に鑑みてなされたもの
で、取っ手に付随するベルト等を必要とせず、低コスト
で製造することができ、併せて取り付けが容易な合成樹
脂製容器における取っ手取り付け構造を提供することを
技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は前記技術的課題
を解決するために、以下のような構成とした。即ち、合
成樹脂製の容器1の側面に、容器1の長手方向に沿って
2箇所以上の凸所3を形成するとともに、この凸所3の
頂部に大径部4を夫々形成する一方、把持可能に棒状に
形成した把持部5を設け、この把持部5に、個々の大径
部4を囲み挟持可能に形成した複数の係合腕6と、この
係合腕6の先端部外側に設けられた凸部7と、前記複数
の係合腕6を取り囲むようにスライド可能に外嵌した環
状体2とを設ける。
【0008】そして、前記複数の係合腕6によって個々
の大径部4を包囲した状態で、前記環状体2を係合腕6
の基部側からその先端側にスライドさせ、前記複数の係
合腕6を内方に押圧することにより、前記係合腕6と大
径部4とを合体させるよう構成した。
【0009】前記複数の係合腕6は、例えば、4つの係
合腕6を2組ずつ対向的に配置するものが例示できる。
【0010】
【作用】取っ手の取り付けに際しては、把持部5を持
ち、複数の係合腕6で個々の大径部4を包囲した状態に
保持しておく。
【0011】この状態で、前記環状体2を係合腕6の基
部側からその先端側、即ち、容器側にスライドさせる
と、前記環状体2の内側で前記凸部7を押し、前記複数
の係合腕6を内方に押圧することにより、前記係合腕6
で大径部4を強固に挟持し、把持部5は容器1に強固に
取り付けられる。
【0012】このように取っ手1は、容器に直接的に取
り付けられるため、取付のための無駄な資材を使用する
ことはなく、また、外観上も良好となる。さらに、環状
体2をスライドさせるだけで取り付けることができるた
め、ベルトにテンションをかけながら取り付けるものに
比較して取り付けが容易である。
【0013】なお、ベルトを使用するものではラベルを
貼る位置に制限があるが、本考案では占有面積が小さい
ためラベルの貼付位置についての自由度が高い。
【0014】
【実施例】次に、本考案の実施例を図1ないし図7に基
づいて説明する。合成樹脂製の容器1はPET製であ
り、ブロー成形によって形成されている。この容器1の
頂部には口筒部1cが形成され、容器1の側面には凹面
1aが形成されている。この凹面1aは、取っ手を取り
付ける部分の逃げとして形成されている。
【0015】前記凹面1aには、容器1の長手方向に沿
って2箇所の凸所3が形成されている。この凸所3は、
容器1のブロー成形時、または軟化状態において外部か
ら吸引することによって、図6に示すような形状に突出
するようにしたものである。
【0016】そして、前記凸所3、3の頂部に、この凸
部3、3の基部よりも小許突出した大径部4、4を夫々
形成する。この形成に際しては、例えば図7に示すよう
に、上下(または左右)に分割した受け治具20、20
によって凸所3を挟持し、この状態で、熱板プレス21
を凸所3の頂部に押し当てて潰す。これにより凸所3の
頂部に大径部4が夫々形成できる。
【0017】この大径部4に取り付けられるべき把持部
5は、把持可能に厚みの薄い棒状に形成されており、こ
の把持部5の一方の面には前記大径部4に対応した係合
腕6が設けられている。この係合腕6は、図5に示すよ
うに、板状に形成した4つの係合腕6を2組ずつ対向的
に立設されており、これら係合腕6によって前記大径部
4を囲み、挟持可能となっている。
【0018】この係合腕6の先端内側には、前記大径部
4に係合する係合突起6aが設けられているとともに、
この係合腕6の先端部外側には凸部7が設けられてい
る。そして、前記4つの係合腕6を取り囲むように断面
四角形の環状体2がスライド可能に外嵌されている。こ
の環状体2の内面には、環状体2の前進位置において前
記凸部7を押圧する押圧突起2aが形成されている。
【0019】なお、前記凹面1aの上下端には前記把持
部5の上下端が収容される収容凹部1b、1bが設けら
れている。これにより、把持部5の取り付け後でも把持
部5の端部が外部に突出しないようになっている。
【0020】前記した構成において、取っ手を取り付け
るに際しては、まず把持部5を持ち、図3に示すように
4つの係合腕6で個々の大径部4を包囲した状態に保持
しておく。
【0021】この状態で、図4に示すように、前記環状
体2を係合腕6の基部側からその先端側、即ち、容器1
側にスライドさせると、前記環状体2の内側に設けられ
た押圧突起2aで前記凸部7を押し、前記複数の係合腕
6が内方に押圧される。
【0022】これにより前記係合腕6は大径部4を強固
に挟持し、把持部5は容器1に強固に取り付けられる。
このように、把持部5は容器1に直接的に取り付けられ
るため取付のための無駄な資材を使用することはなく、
また、外観上も良好となる。
【0023】さらに、環状体2をスライドさせるだけで
取り付けることができるため、ベルトにテンションをか
けながら取り付ける従来のものに比較して取り付けが容
易である。
【0024】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、容器と取
っ手とを直接係合するように構成したので、取っ手に付
随するベルト等を必要とせず、最小限の資材で構成する
ことができる。このため低コストで製造することができ
る。
【0025】また、環状体をスライドさせるだけで取り
付けでき、ベルトで固定するものに比較して取付が容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す要部の斜視図
【図2】本考案の一実施例を示す全体の斜視図
【図3】本考案の一実施例の組立過程の前段階を示す断
面図
【図4】本考案の一実施例の組立過程の後段階を示す断
面図
【図5】本考案の一実施例を示す係合腕周辺の正面図
【図6】本考案の一実施例を示す凸所を形成する過程を
示す断面図
【図7】本考案の一実施例を示す大径部を形成する過程
を示す断面図
【図8】従来の取っ手取り付け構造を示す正面図
【図9】従来の取っ手取り付け構造を示す側面図
【符号の説明】
1・・容器、 2・・環状体、 3・・凸所、 4・・大径部、 5・・把持部、 6・・係合腕、 7・・凸部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の容器の側面に、容器の長手
    方向に沿って2箇所以上の凸所を形成するとともに、こ
    の凸所の頂部に大径部を夫々形成する一方、把持可能に
    棒状に形成した把持部を設け、この把持部には、個々の
    大径部を囲み挟持可能に形成した複数の係合腕と、この
    係合腕の先端部外側に設けられた凸部と、前記複数の係
    合腕を取り囲むようにスライド可能に外嵌した環状体と
    を設け、前記複数の係合腕で個々の大径部を包囲した状
    態で前記環状体を係合腕の基部側からその先端側にスラ
    イドさせ、前記複数の係合腕を内方に押圧することによ
    り、前記係合腕と大径部とを合体させたことを特徴とす
    る合成樹脂製容器における取っ手取り付け構造。
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