JPS6128234Y2 - - Google Patents

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JPS6128234Y2
JPS6128234Y2 JP8740681U JP8740681U JPS6128234Y2 JP S6128234 Y2 JPS6128234 Y2 JP S6128234Y2 JP 8740681 U JP8740681 U JP 8740681U JP 8740681 U JP8740681 U JP 8740681U JP S6128234 Y2 JPS6128234 Y2 JP S6128234Y2
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JP
Japan
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head
drum
head frame
adhesive
frame
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JP8740681U
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JPS57199397U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は構造簡易にして接着剤の離脱を防止
し、ドラムヘツドとヘツド枠とを強固に固定し得
るようにしたドラムヘツド固定装置に関する。
従来から、ドラムヘツドとしては動物性天然皮
革もしくはポリエステル樹脂、ポリカーボネート
樹脂等の合成樹脂製フイイルムによつて形成され
たものが使用され、これを支持緊張手段によつて
ドラム胴本体の開口端に張設している。そのた
め、ドラムヘツドはドラム胴本体の外周縁に嵌合
される環状のヘツド枠に外周縁が固定されて使用
されるが、特に動物性天然皮革に比べて柔軟性に
乏しい合成樹脂製フイルムにおいては木製のヘツ
ド枠に巻き付けて接着固定することが困難である
ため、通常第1図a,bに示すヘツド枠が使用さ
れる。すなわち、1はアルミニウム等の軽金属に
よつて形成された環状のヘツド枠で、断面形状が
略U字形をなすことにより軸方向に開口する環状
凹部2を有し、この環状凹部2に円形に形成され
たドラムヘツド3の外周縁3aが挿入され、かつ
エポキシ樹脂等の接着剤4を充填固化することに
より、前記周縁部3aがヘツド枠1に固定されて
いる。なお、図中5はドラム胴本体、6はヘツド
枠1を押圧する締枠、7は支持緊張手段を構成す
る締付ボルトで、この締付ボルト7は締枠6に取
り付けられて下端がドラム胴本体5の外周面に固
定された周知のラグ(図示せず)に螺入連結され
ている。
しかるに、このようなドラムヘツド固定装置に
おいても、締枠6でヘツド枠1を押し下げたり、
ドラムヘツド3を強打すると大きな力がドラムヘ
ツド3に加わるため、接着剤4がヘツド枠1から
離脱するという不都合があつた。そのため、ヘツ
ド枠1の内壁にギザギザ8を設けて粗面とし、接
着剤4を離脱を防止するなどの工夫が施されては
いるが、このような構造においても末だ十分に接
着剤4の離脱を防止することができなかつた。ま
た、ヘツド枠1の環状凹部2内にギザギザ8を設
ける作業が非常に面倒であるという欠点があつ
た。
この考案は上述したような点に鑑みてなされた
もので、断面略U字形に形成されたヘツド枠の少
なくとも一方の開口端縁に延長部を設け、この延
長部を内側に折り返して環状凹部内に挿入位置さ
せるという極めて簡単な構成により、接着剤の離
脱を防止してなるドラムヘツド固定装置を提供す
るものである。
以下、この考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
第2図はこの考案に係るドラムヘツド固定装置
の一実施例を示す半断面図である。なお、図中第
1図と同一構成部材のものに対しては同一符号を
以つて示し、その説明を省略する。この考案の要
旨とするところは断面形状が略U字状に形成され
た環状のヘツド枠1の少なくとも一方の開口端縁
1aに鎖線で示す延長部10を延長し、この延長
部10を実線で示すように内側に略180度折り返
して環状凹部2内に挿入したことにある。この場
合、延長部10はヘツド枠1の内壁に密接させた
例を示したが、かならずしも密接する必要はな
く、延長部10と内壁との間に適宜な間隙を設け
てもよい。なお、ドラムヘツド3のヘツド枠1に
対する固定には従来と同様エポキシ樹脂等の接着
剤4が用いられる。
かくして、このようなヘツド枠1を使用したド
ラムヘツド固定装置によれば、ヘツド枠1が締枠
6によつて押し下げられたり、ドラムヘツド3を
強打した際、固化した接着剤4に上向きの力が作
用するが、この接着剤4は延長部10の下端面1
0Aによつて上方への移動を阻止されているた
め、ヘツド枠1の環状凹部2から抜け出す虞れが
なく、ドラムヘツド3をヘツド枠1に強固に固定
することができる。また、延長部10は折り返さ
れることにより、その基部10Bが曲面形状をな
して締枠6の下面と線状に接触するので、従来の
平坦な切り口端面に比べて安定性が良い。さら
に、ヘツド枠1は延長部10の長さxを適宜変更
することにより、外形自体を何ら変更することな
く音響的特性を変化させ得る。この場合、ヘツド
枠1は弾性材、質量材として作用し、接着剤4が
ダンピング材として作用し、これら両者のマツチ
ングによつてドラムヘツド固定装置の音響特性を
変化させる。
なお、上記実施例はヘツド枠1の外側開口端縁
1aのみに延長部10を設けた場合について説明
したが、この考案はこれに限らず、内側の開口端
縁1bに設けたり、あるいはこれら双方に設けて
もよい。
また、上記実施例はドラムに適用した場合につ
いて説明したが、テインパニーヘツド、バンジヨ
ーヘツド、タンバリンヘツド等のドラムヘツドに
も適用実施し得ることは勿論である。
以上説明したように、この考案に係るドラムヘ
ツド固定装置によれば、環状体からなり断面形状
が略U字形のヘツド枠の少なくとも一方の開口端
縁を延長して延長部を設け、この延長部を折り返
して環状凹部内に挿入位置させ、前記環状凹部に
挿入されるドラムヘツドの周縁部を該凹部に充填
される接着剤によつてヘツド枠に固定して構成し
たので、延長部により接着剤の抜けを確実に防止
でき、また延長部の長さを変えることにより音響
特性を変化させ得るほか、延長部を単に折り返す
だけでよいのでその作業および構造が簡単で安価
に製造できるなど、その実用的効果は非常に大で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは従来のドラムヘツド固定装置の
一例を示す一部破断斜視図および要部拡大断面
図、第2図はこの考案に係るドラムヘツド固定装
置の一実施例を示す拡大半断面図である。 1……ヘツド枠、2……環状凹部、3……ドラ
ムヘツド、3a……ドラムヘツドの周縁部、4…
…接着剤、10……延長部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面形状が略U字形の環状体に形成されること
    により軸方向に開口する環状凹部を有し、かつ少
    なくとも一方開口端縁に延長部を延設して、この
    延長部を内側に折り返して前記環状凹部内に挿入
    位置させてなるヘツド枠を備え、前記環状凹部に
    ドラムヘツドの外周縁を挿入すると共に接着剤を
    充填し、ドラムヘツドをヘツド枠に固定したこと
    を特徴とするドラムヘツド固定装置。
JP8740681U 1981-06-16 1981-06-16 Expired JPS6128234Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8740681U JPS6128234Y2 (ja) 1981-06-16 1981-06-16

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JP8740681U JPS6128234Y2 (ja) 1981-06-16 1981-06-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57199397U JPS57199397U (ja) 1982-12-17
JPS6128234Y2 true JPS6128234Y2 (ja) 1986-08-21

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ID=29882613

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JP8740681U Expired JPS6128234Y2 (ja) 1981-06-16 1981-06-16

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JPS57199397U (ja) 1982-12-17

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