JP2590057Y2 - 屋根パネル受金物 - Google Patents

屋根パネル受金物

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JP2590057Y2
JP2590057Y2 JP1993040604U JP4060493U JP2590057Y2 JP 2590057 Y2 JP2590057 Y2 JP 2590057Y2 JP 1993040604 U JP1993040604 U JP 1993040604U JP 4060493 U JP4060493 U JP 4060493U JP 2590057 Y2 JP2590057 Y2 JP 2590057Y2
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JP
Japan
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roof panel
projection
inclined surface
roof
hole
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JP1993040604U
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JPH0710140U (ja
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栄忠 河上
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は屋根パネル受金物に係
り、特にユニット式建物において傾斜する屋根パネルを
取付ける際に利用できる。
【0002】
【背景技術】ユニット式建物は、予め工場で生産した建
物ユニットや屋根パネル等を建設現場に搬入し、そこで
それらを組み合わせて建てられている。このようなユニ
ット式建物において、屋根パネルの支持は、その屋根パ
ネルが例えば、切り妻屋根のように傾斜している場合、
従来、図7に示すように屋根パネル受金物10を介して行
われていた。すなわち、この屋根パネル受金物10は、ユ
ニット式建物11を構成する建物ユニット12の四隅の柱13
の上端部を結合する天井梁14の上面に取付けられてお
り、屋根パネル15が設置される傾斜部を有する断面略コ
字形状の本体16を備え、この本体16の傾斜部にはその傾
斜に直交するガイドピン17が立設されている。一方、屋
根パネル15側には前記ガイドピン17に係合する係合孔15
A が設けられており、屋根パネル15は、ガイドピン17に
ガイドされながら本体16に取付けられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の屋根パ
ネル受金物10では、本体16の傾斜部にガイドピン17を傾
斜に直交させて取付けなければならず、直角度が出しに
くい上に、直角度を維持してガイドピン17を本体16の傾
斜部に溶接取付けすることが困難であった。また、受金
物10と屋根パネル15の加工精度の誤差等から、屋根パネ
ル15を取付ける際、受金物10のガイドピン17に屋根パネ
ル15の係合孔15A が入りずらく、両者の位置調整が困難
であった。そのため、受金物10の傾斜部に位置調整用の
工具である例えば、しの等を差し込む孔を明けなければ
ならず、工程が増えるという問題があった。
【0004】ここに、本考案の目的は、溶接が不要とな
るとともに、屋根パネルを容易に取付けることができる
屋根パネル受金物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、建物本
体の上面に取付けられるとともに、傾斜する屋根パネル
に明けられた孔に係合し前記屋根パネルを支持する受金
物であって、前記屋根パネルと接触する傾斜面を有し、
この傾斜面の一部を傾斜面に対して略直角に切り起こし
前記屋根パネルの孔に係合する突起部とした屋根パネル
受金物としたものである。
【0006】この屋根パネル受金物において、突出部
は、傾斜方向に沿った長円部の一部を起こして形成され
た所定長さを有していてもよく、また、傾斜方向に対し
て向き合う断面略半リング状に形成されていてもよい。
【0007】
【作用】このような本考案では、屋根パネルは、建物ユ
ニットの天井梁に取付けられた屋根パネル受金物の突起
部にガイドされて取付けられる。突起部は、屋根パネル
受金物の傾斜面にこの傾斜面の一部を傾斜面に対して略
直角に起こして形成されているので、溶接が不要とな
り、直角度が出しやすい。また、突起部は、屋根パネル
に明けられた孔に係合するので、屋根パネルの取付けが
容易とされる。
【0008】また、突起部が傾斜方向に沿って一部を残
して長円形に切り抜くとともに、その部分を起こして所
定の長さに形成してあれば、ガイド部の高さが高くな
り、屋根パネルを取付けてもそのパネルが風のあおり等
で抜けたりしない。さらに、突起部が傾斜方向に対して
向き合う断面略半リング状に形成されていれば、突起部
の強度が増すとともに、屋根パネルの取付けが容易とな
り、これらにより、前記目的が達成される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の屋根パネル受金物1を適
用したユニット式建物11の一部が示されている。なお、
本図において、前記従来例で説明した部材と同一部材に
は同一符号を付すとともに、その説明は省略または簡略
化する。ユニット式建物11において、屋根パネル15は、
建物ユニット12の天井梁14に屋根パネル受金物(以下、
受金物という)1を介して取付けられている。
【0010】この受金物1は、図2に示すように、前記
天井梁14に取付けられる底面部2と、屋根パネル15の下
面と当接する傾斜部3と、底面部2と傾斜部3の一端部
同士を繋ぐ垂直部4とで折り曲げ形成され、断面略コ字
形状とされている。
【0011】受金物1の傾斜部3には、図2〜4に示す
ように、傾斜に略直角となり屋根パネルガイド用の突起
部5が2箇所形成されている。この突起部5は、傾斜面
における所定位置の下部を起点として上部を長円形に切
り抜くとともに、切り抜いた部分を起こすことによって
形成されたものであり、例えば、雄雌からなるダイおよ
びダイス等を使用してプレス機等で加工される。
【0012】突起部5は、強度を確保するために図5に
示すように略半リング状に形成されており、その先端
は、屋根パネル15の係合孔15A に容易に挿入しやすいよ
うに、図2,4に示すような先すぼまりとなっている。
また、突起部5は、屋根パネル15を取付けた際、そのパ
ネル15が風のあおり等で抜けたりしないように、例え
ば、パネル15の厚さに近い所定寸法Lの高さを有してい
る。従って、長円形に打ち抜かれた残り部分は、略L寸
法の長孔3Aとなっていおり、この長孔3Aから、例えば、
しの等を屋根パネル15の係合孔15A 内に挿入し、パネル
15の位置調整を行うようになっている。
【0013】受金物1の底面部2には、建物ユニット12
の天井梁14に固定するための2つのボルト穴2Aが明けら
れており、受金物1の幅方向中央には、補強用のリブ6
が設けられている。
【0014】このような受金物1を使用して、建物ユニ
ット12に屋根パネル15を取付けるには、受金物1を建物
ユニット12の天井梁14の所定位置にボルトで固着した
後、その受金物1に屋根パネル15を取付ける。この際、
受金物1の傾斜部3の長孔3Aに、しの等を差し込んで屋
根パネル15の位置を調整し、その係合孔を突起部5に挿
入させる。
【0015】このような本実施例によれば次のような効
果がある。すなわち、受金物1の突起部5は、傾斜部3
の一部を切り抜くとともに、切り抜いた部分を起こすこ
とによって形成されているので、溶接が不要となるとと
もに、容易に設けることができ、かつ、直角度も出しや
すいものとなった。
【0016】また、突起部5を形成するために長円形に
切り抜かれた残りの部分には長孔3Aが形成されているの
で、屋根パネル15を取付ける際、前記長孔3Aに、しの等
を差し込んで位置を調整できる。従って、位置調整のた
めに別途しの孔を設けなくてもよく、工程を増やさなく
ともよい。さらに、突起部5は所定寸法の高さを有して
いるので、屋根パネル15を取付けてもそのパネル15が風
のあおり等で抜けたりしない。
【0017】また、突起部5を形成するための切り抜き
構成は、傾斜部3の一部を例えば、雄雌のダイおよびダ
イス等を使用してプレス機等で長円形に打ち抜くととも
に、その部分を起こせばよいので、簡単に加工でき、受
金物1の製作が短時間に、かつ、容易にできる。
【0018】なお、本考案は前述の実施例に限定される
ものではなく、その目的を達成できる範囲の変形例を含
むものである。例えば、前記実施例では受金物1の突起
部5は傾斜の下部を起点にして、上部を切り抜いてその
部分を起点側に起こしてあるが、これに限らず、図6に
示すようにしてもよい。すなわち、本実施例では、傾斜
の上部を起点にして、下部をきり抜いてその部分を起点
側に起こしてあり、前記実施例の逆向きに突起部5Aを形
成したものである。このようにしても、前述の作用,効
果を奏することができる。
【0019】また、前記実施例では受金物1の突起部5
は、長円形の一部を切り抜いて形成したが、切り抜くの
は長円形でなくてもよく、例えば円形の一部を切り抜く
とともに、切り抜いた部分を起こしてもよい。しかし、
前記実施例のように長円形の一部を切り抜いたものとす
れば、屋根パネル15が風のあおり等で抜けたりしないと
いう効果がある。
【0020】
【考案の効果】以上に説明したように、本考案の屋根パ
ネル受金物によれば、突起部が受金物の傾斜面にこの傾
斜面の一部を傾斜面に対して略直角に起こして形成され
ているので、溶接が不要となり、直角度が出しやすい。
また、屋根パネルをガイドする突起部が傾斜方向に沿っ
て一部を残して長円形に切り抜くとともに、その部分を
起こして所定の長さに形成してあるので、突出部の高さ
が高くなり、屋根パネルを取付けてもそのパネルが風の
あおり等で抜けたりしない。さらに、屋根パネルをガイ
ドする突起部が傾斜方向に対して断面略半リング状に形
成されているので、突起部の強度が増すとともに、屋根
パネルの取付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る屋根パネル受金物を使
用したユニット式建物を示す部分正面図である。
【図2】本実施例の屋根パネル受金物を示す側面図であ
る。
【図3】図2におけるIII 矢視図である。
【図4】図2におけるIV矢視図である。
【図5】図2におけるV−V線断面図である。
【図6】本実施例の屋根パネル受金物の変形例を示す側
面図である。
【図7】従来の屋根パネル受金物を使用したユニット式
建物を示す部分正面図である。
【符号の説明】
1 屋根パネル受金物 2 底面部 3 傾斜部 3A 長孔 5 突起部 12 建物ユニット 14 天井梁

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物本体の上面に取付けられるととも
    に、傾斜する屋根パネルに明けられた孔に係合し前記屋
    根パネルを支持する受金物であって、前記屋根パネルと
    接触する傾斜面を有し、この傾斜面の一部を傾斜面に対
    して略直角に切り起こし前記屋根パネルの孔に係合する
    突起部としたことを特徴とする屋根パネル受金物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の屋根パネル受金物におい
    て、前記突出部は傾斜方向に沿って一部を残して長円形
    に切り抜くとともに、その部分を起こして形成された所
    定の長さを有することを特徴とする屋根パネル受金物。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の屋根パネル受金物におい
    て、前記突出部は断面略半リング状に形成されているこ
    とを特徴とする屋根パネル受金物。
JP1993040604U 1993-07-26 1993-07-26 屋根パネル受金物 Expired - Lifetime JP2590057Y2 (ja)

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JPH0710140U JPH0710140U (ja) 1995-02-14
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