JP2589974Y2 - 角速度検出回路 - Google Patents

角速度検出回路

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JP2589974Y2
JP2589974Y2 JP1992078718U JP7871892U JP2589974Y2 JP 2589974 Y2 JP2589974 Y2 JP 2589974Y2 JP 1992078718 U JP1992078718 U JP 1992078718U JP 7871892 U JP7871892 U JP 7871892U JP 2589974 Y2 JP2589974 Y2 JP 2589974Y2
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hot
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睦治 田中
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、角速度検出回路に関
し、特に、一対の基準抵抗を有するブリッジ回路を用い
ることなく角速度出力を得るための新規な改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の角速度検
出回路としては、例えば、図3に示す特開平1−167671
号公報に開示されたガスレートセンサを挙げることがで
きる。すなわち、図3において符号1で示されるものは
第1ホットワイヤ2及び第2ホットワイヤ3が互いに直
列接続された構成よりなるホットワイヤ回路であり、こ
のホットワイヤ回路1の両端間には、一対の基準抵抗
4,5が直列に接続されている。
【0003】前記各ホットワイヤ2,3及び各基準抵抗
4,5によりブリッジ回路6を構成し、このブリッジ回
路6の第1接続部7には定電圧又は定電流信号を印加す
るための電源回路部8が接続されており、第2接続部9
はアース10に接地されている。
【0004】前記各ホットワイヤ2,3間の第1接続点
11及び各基準抵抗4,5間の第2接続点12から得ら
れる第1電圧V1及び第2電圧V2は、ゲインGを有する
差動増幅器13に入力されており、この差動増幅器13
からは角速度出力14が出力される構成である。
【0005】従って、前述の各ホットワイヤ2,3に均
等にガス流が供給されている時は、各ホットワイヤ2,
3の抵抗値が同一であるため、ブリッジ回路6を経て差
動増幅器13から得られる角速度出力の変化量は零であ
るが、角速度入力が発生すると、ガス流に偏向が発生
し、各ホットワイヤ2,3の抵抗値にバラツキが生じ
る。
【0006】その結果、各ホットワイヤ2,3間の第1
接続点11から得られる中点電圧V1が変化し、その変
化量を△V1とすると、角速度出力14は〔V2−(V1
+△V1)〕×Gとなり、各電圧V1とV2はV1=V2
なるように予め零点調整しているので、角速度出力=△
1×Gとなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来の角速度検出回路
は、以上のように構成されていたため、次のような課題
が存在していた。すなわち、ブリッジ回路を構成するた
めの各基準抵抗は、温度特性の良好な高価な抵抗を必要
とすると共に、差動増幅器のゲインGが高い場合、角速
度が印加されていない時の零点調整において各電圧
1,V2を等しくすることが極めて困難であり、この種
のガスレートセンサを製作する上での最大の障害となっ
ていた。
【0008】本考案は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、一対の基準抵抗を有するブ
リッジ回路を用いることなく角速度出力を得るようにし
た角速度検出回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案による請求項1記
載の角速度検出回路は、直列接続された第1ホットワイ
ヤ及び第2ホットワイヤと、前記第1ホットワイヤに接
続された電源回路部と、前記各ホットワイヤよりなるホ
ットワイヤ回路の両端間に接続されかつ前記電源回路部
に接続された信号反転器と、前記各ホットワイヤの接続
点に接続された差動増幅器とを備えた構成である。
【0010】さらに詳細には、前記信号反転器には可変
抵抗器が並列接続されている構成である。
【0011】本考案による請求項3に記載の角速度検出
回路は、直列接続された第1ホットワイヤ及び第2ホッ
トワイヤと、前記第1ホットワイヤに接続された電源回
路部と、前記第1ホットワイヤの両端間に接続された第
1差動増幅器と、前記第2ホットワイヤの両端間に接続
され前記第1差動増幅器とは逆極性の第2差動増幅器
と、前記各差動増幅器の出力端子に接続された加算増幅
器とを備えた構成である。
【0012】さらに詳細には、前記第2差動増幅器の出
力と前記加算増幅器間には可変抵抗器が接続されている
構成である。
【0013】
【作用】本考案による請求項1記載の角速度検出回路に
おいては、各ホットワイヤにガスを均等に供給した状態
で、角速度印加によりこのガスに偏りが生じると、各ホ
ットワイヤの抵抗値が変化し、差動増幅器に印加される
電圧V1がわずかに変化し、この変化分を差動増幅器で
増幅して角速度出力を得ることができる。なお、この場
合の角速度出力は△V1×Gとなる。
【0014】また、本考案による請求項3記載の角速度
検出回路においては、各ホットワイヤ間の検出電圧を互
いに逆極性に接続された一対の差動増幅器で逆極性に増
幅し、各差動増幅器からの出力を加算しているため、角
速度が印加されると、各差動増幅器の出力に△Vの電圧
差が表れ、角速度出力は△V×G(加算増幅器のゲイ
ン)となる。
【0015】
【実施例】以下、図面と共に本考案による角速度検出回
路の好適な実施例について詳細に説明する。なお、従来
例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1及び図2は本考案による角速度検出回路を示すもの
で、図1は回路図、図2は他の実施例を示す回路図であ
る。
【0016】実施例1 図1において符号1で示されるものは、第1ホットワイ
ヤ2及び第2ホットワイヤ3を互いに直列接続した構成
よりなるホットワイヤ回路であり、このホットワイヤ回
路1の一端には定電圧又は定電圧流信号Vrefを供給す
るための定電圧回路又は定電流回路からなる電源回路部
8が接続されている。
【0017】前記ホットワイヤ回路1の両端には、負端
子20aと出力端子20bが接続された信号反転器20
が設けられており、この信号反転器20の正端子20c
は接地されている。
【0018】前記各ホットワイヤ2,3の接続点21に
は、ゲインGを有する差動増幅器22が接続されてお
り、この差動増幅器22の正端子22aは接地されてい
ると共に、出力端子22bから角速度出力14が出力さ
れるように構成されている。
【0019】また、角速度印加時の前記各ホットワイヤ
2,3の変化は、各ホットワイヤ2,3の抵抗値をRと
すると、前記接続点21からの電圧V1はV1=Vref/
2となり、ガスの流れを利用して角速度を検出する角速
度検出では、角速度が印加され第1ホットワイヤ2の抵
抗値が△R変化すると、第2ホットワイヤ3の抵抗値は
−△R変化する。従って、角速度印加時の電圧V1の変
化量△V1は、△V1=(R−△R)×Vref/(R+△
R)+(R−△R)−Vref/2=−△R/R×Vref/
2となる。
【0020】次に、前述の図1の構成において、各ホッ
トワイヤ2,3の抵抗値が等しければ、信号反転器20
はゲイン−1で用が、各ホットワイヤ2,3は多少抵抗
値が異なるので、前記信号反転器20に並列接続した可
変抵抗器23によって信号反転器20のゲイン調整を行
い、角速度が印加されない時の電圧V1が零となるよう
に零点調整を行う。
【0021】前述の零点調整後、角速度が印加される
と、各ホットワイヤ2,3へのガス流の偏位が発生し、
各抵抗値が変化して電圧V1が△V1へと変化し、この電
圧△V1が差動増幅器22にて△V1×G(ゲイン)とし
て角速度出力14が得られる。
【0022】実施例2 また、図2で示す他の実施例の場合、各ホットワイヤ
2,3の両端間に互いに逆極性となるように第1差動増
幅器30及び第2差動増幅器31が接続されており、各
差動増幅器30,31の出力電圧V1,V2を出力する各
出力端子30a,31aはゲインGを有する加算増幅器
32に接続され、この加算増幅器32の正端子32aと
第2差動増幅器31の出力端子31a間にはゲインG調
整のための可変抵抗器40が直列に接続されている。
【0023】前述の構成において、各ホットワイヤ2,
3の端子間における検出電圧は、各差動増幅器30,3
1によって逆極性に増幅され、角速度非印加時の零点を
可変抵抗器40の調整により求める。
【0024】次に、角速度が印加され、各ホットワイヤ
2,3の抵抗値が変化して各差動増幅器30,31の出
力電圧V1,V2に△Vの電圧差が表れ、角速度出力は△
V×Gとなる。
【0025】
【考案の効果】本考案による角速度検出回路は、以上の
ように構成されているため、次のような効果を得ること
ができる。すなわち、従来のブリッジ回路を用いていな
いため、高精度が要求される基準抵抗を必要とせず、1
個の可変抵抗のみで零点調整を行うことができ、低コス
ト化を容易に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による角速度検出回路を示す回路図であ
る。
【図2】他の実施例を示す回路図である。
【図3】従来の角速度検出回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ホットワイヤ回路 2 第1ホットワイヤ 3 第2ホットワイヤ 8 電源回路部 14 角速度出力 20 信号反転器 21 接続点 22 差動増幅器 30,31 差動増幅器 30a,31a 出力端子 32 加算増幅器 23,40 可変抵抗器

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直列接続された第1ホットワイヤ(2)及
    び第2ホットワイヤ(3)と、前記第1ホットワイヤ(2)に
    接続された電源回路部(8)と、前記各ホットワイヤ(2,3)
    よりなるホットワイヤ回路(1)の両端間に接続されかつ
    前記電源回路部(8)に接続された信号反転器(20)と、前
    記各ホットワイヤ(2,3)の接続点(21)に接続された差動
    増幅器(22)とを備え、角速度印加時に前記各ホットワイ
    ヤ(2,3)の抵抗値が変化した場合、前記差動増幅器(22)
    から角速度出力(14)を得るように構成したことを特徴と
    する角速度検出回路。
  2. 【請求項2】 前記信号反転器(20)には可変抵抗器(23)
    が並列接続されていることを特徴とする請求項1記載の
    角検出回路。
  3. 【請求項3】 直列接続された第1ホットワイヤ(2)及
    び第2ホットワイヤ(3)と、前記第1ホットワイヤ(2)に
    接続された電源回路部(8)と、前記第1ホットワイヤ(2)
    の両端間に接続された第1差動増幅器(30)と、前記第2
    ホットワイヤ(3)の両端間に接続され前記第1差動増幅
    器(30)とは逆極性の第2差動増幅器(31)と、前記各差動
    増幅器(30,31)の出力端子(30a,31a)に接続された加算増
    幅器(32)とを備え、前記加算増幅器(32)から角速度出力
    (14)を得るように構成したことを特徴とする角速度検出
    回路。
  4. 【請求項4】 前記第2差動増幅器(31)の出力端子(31
    a)と前記加算増幅器(32)間には可変抵抗器(40)が接続さ
    れていることを特徴とする請求項3記載の角速度検出回
    路。
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