JP2938657B2 - 電流検出回路 - Google Patents

電流検出回路

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JP2938657B2
JP2938657B2 JP5434792A JP5434792A JP2938657B2 JP 2938657 B2 JP2938657 B2 JP 2938657B2 JP 5434792 A JP5434792 A JP 5434792A JP 5434792 A JP5434792 A JP 5434792A JP 2938657 B2 JP2938657 B2 JP 2938657B2
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俊章 磯村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電流検出回路に関し、特
に、電流を検出する素子よりの出力を異なる感度でもっ
て検出する電流検出回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電流を検出する回路としては種々
なものがあり、例えば検出対象である電流が流れるライ
ンを、エアギャップを有する磁気コア内に貫通させて、
電流ラインに電流が流れることにより発生する磁界をコ
ア内部に閉じ込めることで、該エアギャップ内に発生す
る磁束密度をホール素子で検出し、適度に増幅すること
で電流値に比例する電圧出力を非接触で検出するものが
ある。
【0003】一般にこのような電流検出回路にあって
は、検出する電流量に応じて、異なる感度で電流を検出
するように図3に示すような電流検出回路が考えられて
いる。図示するように、電流を検出する素子であるホー
ル素子1の一方の出力端子は、抵抗3を介してオペアン
プ2の反転入力端子−に接続され、その他方の出力端子
は抵抗4を介してオペアンプ2の非反転入力端子+に接
続されている。そして、非反転入力端子+は、抵抗5と
6とを介して接地されていると共に、抵抗5と6とのノ
ードには、抵抗7介して図示しない電源間に接続され
た、零点調整手段としての可変抵抗8が接続されてい
る。更に、オペアンプ2の出力端子は、低感度出力端子
Aに接続されると共に、ゲイン調整用手段としての可変
抵抗9と、抵抗10とを介して接地される。この可変抵
抗10には、抵抗11を介して反転出力端子−が接続さ
れている。
【0004】また、ホール素子1の一方の出力端子は、
抵抗31を介してオペアンプ30の反転入力端子−に接
続されていると共に、その他方の出力端子は抵抗32を
介してオペアンプ30の非反転出力端子+に接続されて
いる。そして、オペアンプ30の非反転入力端子+は、
抵抗33と34とを介して接地されていると共に、抵抗
33と34とのノードには、抵抗35を介して図示しな
い電源間に接続された、零点調整手段としての可変抵抗
36が接続されている。更に、オペアンプ30の出力端
子は、高感度出力端子Bに接続されると共に、ゲイン調
整用手段としての可変抵抗37と抵抗38とを介して接
地される。この可変抵抗37には、抵抗39を介して反
転出力端子−が接続されている。
【0005】上記した構成の電流検出回路によれば、ホ
ール素子1からの出力を各オペアンプ2、30により増
幅して図2の電流−電圧特性図に示されるような2つの
異なる出力を得ることができる。この場合、オペアンプ
2からは、ゲインa1でオフセット電圧b1からなる電圧
Vaを出力し、オペアンプ30からは、ゲインa2でオ
フセット電圧b2からなる電圧Vbを出力するように、
ゲインa1、a2をゲイン調整手段としての可変抵抗9及
び37により設定し、オフセット電圧b1、b2を零点調
整手段としての可変抵抗8及び抵抗36により設定して
いた。
【0006】しかしながら、上記従来の電流検出回路で
は、ホール素子1の特性がホール素子個々によって必ず
しも均一でないため、図2に示されるような出力を得た
い場合には各調整用の可変抵抗8、9並びに36、37
を調整して出力を補正しなければならない煩わしさがあ
った。しかも、高精度な可変抵抗を使用する関係上どう
しても製品コストが上昇してしまい、特にオペアンプ3
0にあっては、入力電圧であるホール素子の出力を大き
く増幅しなければならないことから、回路の基板実装上
及びアンプ特性上の問題が生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術の
問題点に鑑み、本発明の主な目的は、出力調整の煩雑さ
から開放し得ると共に、安定した2つの異なる出力を発
生し得る電流検出回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、電流を検出する素子のための高感度出力及び低
感度出力を有する電流検出回路であって、該電流検出回
路の入力端を入力とし、その低感度出力端を出力とする
第一の増幅回路と、前記第1の増幅回路の後段に直列接
続され、高感度出力端を出力とする第二の増幅回路とを
備え、零点調整用、及びゲイン調整用手段を前記第1の
増幅回路に設け、前記第2の増幅回路に於いて、少なく
ともゲイン調整用手段を省略したことを特徴とする特徴
とする電流検出回路を提供することにより達成される。
【0009】
【作用】このようにすれば、電流を検出する素子からの
出力は、第一の増幅回路によって増幅され、しかもこの
際に前記検出素子毎に変化する特性を補正することがで
きる。一方第2の増幅回路は、補正されかつ増幅された
検出素子の出力を増幅することから、第2の増幅回路に
あっては検出素子毎に変化する特性を補正する必要が不
要となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付の図面につ
いて詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例を示す電気回路
構成図である。この実施例の構成が図3に示す従来のも
のと異なる点は、オペアンプ2の後段にオペアンプ12
が接続されいることである。詳しく言えば、抵抗及び可
変抵抗3〜11と共に第1の増幅回路を構成するオペア
ンプ2の出力端子には、抵抗16を介してオペアンプ1
2の非反転入力端子+が接続されている。また、オペア
ンプ12の非反転入力端子+は抵抗18を介して接地さ
れていると共に、その反転入力端子−には、抵抗13を
介して、更に図示しない電源間に接続された抵抗14
と、零点調整手段としての可変抵抗15とのノードに接
続されている。オペアンプ12の出力端子は、高感度出
力端子Bに接続されると共に、抵抗17を介してこのオ
ペアンプ12の反転入力端子−に接続されている。
【0012】上記のように構成されたオペアンプ12
は、抵抗及び可変抵抗13〜18と共に第2の増幅回路
を構成し、その反転入力端子−には、図示しない電源を
抵抗14並びに可変抵抗15により分圧した電圧(基準
電圧Vref)が供給され、その非反転入力端子+には、
オペアンプ2よりの出力電圧Vaが供給される。従っ
て、このオペアンプ12は差動増幅回路として作動する
こととなる。即ち、オペアンプ12は、オペアンプ2の
出力を差動増幅することから、図2に示す出力Vbを得
るためのオペアンプ12のゲインは、両出力Va、Vb
の比となることから、 ゲイン=a2/a1 となる。従って、このオペアンプ12の出力電圧Vb
は、 Vb=(a2/a1)・(Va−Vref) となる。この出力電圧Vbにオフセット時の電圧(電流
I=0)b1、b2を代入して基準電圧Vrefを求める
と、 Vref=b1−{(a1・b2)/a2} となる。この基準電圧Vrefを可変抵抗15にて調整す
れば、出力Vaが出力Vbに差動増幅回路で変換された
こととなり、従来の回路で得ていた出力Vbと同様の出
力を得ることができる。
【0013】このように構成された電流検出回路によれ
ば、ホール素子毎に変化する特性のばらつきは可変抵抗
8、9で補正されることとなり、オペアンプ2からは補
正後のホール素子1の電圧が増幅され出力される。そし
て、オペアンプ12はオペアンプ2の出力を差動増幅す
ることから、該オペアンプ12にはホール素子のばらつ
きが影響することがない。従って、オペアンプ12に
は、基準電圧Vrefを調整するための可変抵抗15のみ
を備えるだけで従来と同様の出力を得ることができる。
ここで、オペアンプ12に接続された各抵抗13〜18
の抵抗値の誤差が十分に小さいものであれば、可変抵抗
15にて基準電圧Vrefを調整する必要がないため、更
に可変抵抗を少なくすることができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による電流検出回路によれば、電流を検出する素子か
らの出力は、第1の増幅回路に於いて増幅される際にゲ
イン調整手段及び零点調整用手段により補正され、第2
の増幅回路には安定した電圧供給が常時なされることと
なる。従って、従来から行われてきた検出素子毎の特性
の変化を補正する煩雑さが軽減することから、作業効率
が上昇すると共に、補正に必要な高価な調整手段を減少
し得ることから製造コストを低減できる。また、従来に
比して第2の増幅回路のゲインが大幅に低減され、入力
信号に対する増幅精度が向上することから、安定した2
つの出力を提供し得る電流検出回路を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電流検出回路の構成を示す電気回路図
である。
【図2】本発明、及び従来の電流検出回路により出力さ
れる信号の電流−電圧特性図である。
【図3】従来の電流検出回路の構成を示す電気回路図で
ある。
【符号の説明】
1 ホール素子 2、12 オペアンプ 3〜11、13〜18 抵抗 8、9、15 可変抵抗
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−105177(JP,A) 特開 平4−50773(JP,A) 特開 昭63−82366(JP,A) 特開 平3−170073(JP,A) 特開 平3−41484(JP,A) 特開 昭62−176220(JP,A) 実開 平2−85366(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 19/00 - 19/32 G01R 15/00 - 15/26 H03M 1/00 - 1/88 G01D 3/00 - 3/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流を検出する素子のための高感度出力
    及び低感度出力を有する電流検出回路であって、 該電流検出回路の入力端を入力とし、その低感度出力端
    を出力とする第一の増幅回路と、 前記第1の増幅回路の後段に直列接続され、高感度出力
    端を出力とする第二の増幅回路とを備え、 零点調整用、及びゲイン調整用手段を前記第1の増幅回
    路に設け、 前記第2の増幅回路に於いて、少なくともゲイン調整用
    手段を省略したことを特徴とする電流検出回路。
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