JP2589846Y2 - 自動車用ドアガラスのガイド装置 - Google Patents

自動車用ドアガラスのガイド装置

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JP2589846Y2 JP1991044065U JP4406591U JP2589846Y2 JP 2589846 Y2 JP2589846 Y2 JP 2589846Y2 JP 1991044065 U JP1991044065 U JP 1991044065U JP 4406591 U JP4406591 U JP 4406591U JP 2589846 Y2 JP2589846 Y2 JP 2589846Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車用ドアガラスの
昇降動を案内するガイド装置の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ガイド装置として、例え
ば、実開昭57−88867号公報に示すものが存す
る。該従来のガイド装置は、具体的には図示しないが、
自動車用ドアガラスの下部に取り付けられたスライダー
を、ドアパネルの内部に組み込まれた断面コ字形状のガ
イドレールに嵌合して、該ガイドレール内でのスライダ
ーの上下動により、駆動機構を介して昇降動するドアガ
ラスの移動を案内しようとするもので、ドアガラスの下
部適所に取付孔を穿設し、該取付孔にスライダーのボル
ト部を差し込んで、該ボルト部の先端をナットで締め付
けることにより、スライダーをドアガラスに直接取り付
ける構成となっている。又、スライダー自体の構造に関
しては、上記ボルト部の頭部を揺動可能に抱持する以外
は、その全体形状は通常のローラ形を呈しているだけで
ある。従って、ドアガラスを手動又は電動の駆動機構で
開閉する場合には、これと連動して、ガイドレール内を
上記ローラ形スライダーが上下動して、ドアガラスを所
定の軌跡上で昇降動させることが可能となる訳である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、斯る従来の
ガイド装置は、単純に、ローラ形スライダーをコ字形ガ
イドレール内で上下動させるものであるから、このスラ
イダーとガイドレール間に寸法誤差や多少の位置ズレ等
が生じていると、当該寸法誤差や位置ズレ等に起因し
て、ローラ形スライダーがガイドレール内をガタつきな
がら上下動して、ドアガラスの昇降動を円滑に案内する
ことができなくなってしまう大きな問題点を有してい
た。 そこで、これとは別に、実公昭54−44332号
公報に示すガイド装置も提案されている。当該ガイド装
置は、スライダーをドアガラスに直接取り付けずに、ド
アガラスの後端下縁に固定されるホルダー体に取り付け
ることを前提として、円柱状に成形されたスライダーの
両側に対向する一対の弾性壁を形成して、該一対の弾性
壁を断面コ字形状を呈するガイドレールの平行する内壁
面に弾接させる構成となっている。従って、一対の弾性
壁の撓みにより、一応、スライダーとガイドレール間に
生じる寸法誤差や位置ズレ等を吸収することは可能とな
るが、この一対の弾性壁は、あくまでも、互いに平行す
る状態をもって、ガイドレールの平行する内壁面に対し
て弾接するだけであるから、吸収できる方向が一方向
(例えば、ドアガラスの板厚方向)に限定されて、当該
一方向と直交する他方向(例えば、ドアガラスの板厚と
直交する方向)の寸法誤差等を吸収することができな
い。この為、異なる方向に生じる寸法誤差等を同時に吸
収し、スライダーのガイドレール内でのガタつきを完全
になくして、ドアガラスの昇降動を円滑に案内すること
は望めなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、これら従来ガ
イド装置の課題を有効に解決するために開発されたもの
で、請求項1記載の考案は、自動車用ドアガラスの昇降
動を、断面コ字形状を呈するガイドレールと該ガイドレ
ール内を上下動するスライダーを介して案内するガイド
装置において、ガイドレールの開口側端縁に開口を狭め
る方向へ延びる折曲部を設けると共に、スライダーのド
アガラスの板厚方向において対向する側部に対しては、
一方側にガイドレールの内壁面に弾接する第一弾性壁を
ガイドレールの奥側に向かう片持ち状態に形成し、他方
側にガイドレールの内壁面に摺接する第一ガイド面を形
成し、スライダーのドアガラスの板厚と直交する方向に
おいて対向する側部に対しては、一方側にガイドレール
奥側の内壁面に弾接する第二弾性壁を形成し、他方側
に上記開口側の折曲部に摺接する第二ガイド面を形成す
る構成を採用した。請求項2記載の考案は、自動車用ド
アガラスの昇降動を、断面コ字形状を呈するガイドレー
ルと該ガイドレール内を上下動するスライダーを介して
案内するガイド装置において、ドアガラスの端縁に固定
されるホルダー体を備え、該ホルダー体に上記スライダ
ーを取り付ける構成となして、ホルダー体に対しては、
その偏平状の周縁から一方向に隆起してドアガラスの端
縁を嵌入する溝部を画成し、スライダーに対しては、中
央部に当該ホルダー体の周縁を嵌入する凹部を形成する
と共に、ドアガラスの板厚方向に存する側部に、ガイド
レールの内壁面に弾接する第一弾性壁を形成し、ドアガ
ラスの板厚と直交する方向に存する側部に、ガイドレー
ルの内壁面に弾接する第二弾性壁を形し、ガイドレー
に対しては、その開口側端縁に開口を狭める方向へ延
びる折曲部を設けて、当該折曲部に対するスライダーの
摺接で、上記第二弾性壁を対応するガイドレールの内壁
面に弾接させると共に、上記ホルダー体の周縁と溝部の
隆起方向との間に第一弾性壁を位置させる構成を採用し
た。
【0005】
【作用】依って、各請求項記載の考案にあっては、スラ
イダーにガイドレールの直交する内壁面に対して弾接す
る第一弾性壁と第二弾性壁を交差して形成した関係で、
例え、スライダーとガイドレール間に方向の異なる寸法
誤差や多少の位置ズレ等が同時に生じていても、ドアガ
ラスの板厚方向に生じたものは、これに対応する第一弾
性壁の撓みにより効率良く吸収でき、ドアガラスの板厚
と直交する方向に生じたものは、これと対応する第二弾
性壁の撓みにより効率良く吸収できるので、異なる方向
に同時に生じる寸法誤差等に起因して、スライダーがガ
イドレール内をガタつきながら上下動して、ドアガラス
の昇降動を円滑に案内することができなくなってしまう
心配が完全に解消される。 又、ガイドレールの開口側端
縁に開口を狭める方向へ延びる折曲部を設けたことは、
上記の吸収作用を保障することに加えて、スライダーが
ガイドレールの開口から抜け外れることを防止できるの
で、車両組立工程における組み付け作業性の向上が期待
できると共に、使用中に、例え、スライダーに極めて大
きな外力が加わり、スライダーがガイドレールから飛び
出そうとしても、この飛び出しをも有効に防止できるの
で、隣接するドアの駆動機構やロック機構にスライダー
が誤って入り込んで、当該各機構に支障を来して、ドア
ガラスが昇降できなくなったり、ドア自体が開かなくな
るような事態を回避できる。
【0006】これに加えて、特に、請求項1記載の考案
にあっては、第一弾性壁は、ガイドレールの奥側に向か
う片持ち状態に形成され、第二弾性壁は、ガイドレール
の奥側の内壁面と弾接する構成となっているので、スラ
イダーをドアガラス側に固定する場合には、第一・第二
弾性壁の位置関係で、そのドアガラスに対する固定姿勢
が自動的に決定されるので、誤姿勢のまま固定される心
配が全くなくなると共に、ガイドレール内にスライダー
を嵌合する場合にも、スムーズな嵌合作業が保障でき
る。請求項2記載の考案にあっては、ドアガラスの端縁
に固定されるホルダー体の溝部をその偏平状の周縁から
一方向に隆起する状態に画成すると共に、当該周縁をス
ライダーの中央部に形成された凹部に嵌入して、上記ホ
ルダー体の周縁と溝部の隆起方向との間に第一弾性壁を
位置させる関係で、ドアガラスとガイドレールとの位置
関係が極めてコンパクト化できると共に、ドアガラスを
その重心に沿って円滑に昇降動させることが可能とな
る。
【0007】
【実施例】以下、本考案を図示する一実施例に基づいて
詳述すれば、該実施例に係るガイド装置も、従来と同様
に、スライダーとガイドレールを介して、自動車用ドア
ガラスの昇降動を案内するものであるが、特徴とすると
ころは、図1に示す如く、ドアガラスの後端下縁に接着
剤を介して接着固定されるホルダー体1を新たに用意し
て、該ホルダー体1に寸法誤差等の吸収機能を有するス
ライダー6を固定する構成となした点にある。
【0008】これを具体的に説明すると、前者のホルダ
ー体1は、図示する如く、2枚のステンレス板1a・1
bにより成形されて、両ステンレス板1a・1bの一側
周縁を重ね合わせて溶接し、該偏平状の溶接周縁2の上
下方向に下記のスライダー6をネジ止めするネジ孔3を
設ける一方、一のステンレス板1aの他側部を折曲し
て、該一のステンレス板1aの折曲他側部と他のステン
レス板1bの対応部位間にドアガラスの後端下縁を嵌入
するU溝部4を画成すると共に、該U溝部4の適所に保
護クリップ5を装着する構成となっている。従って、上
記のU溝部4は、一のステンレス板1aの折曲方向にの
み隆起した状態となるので、当該U溝部4の隆起方向と
偏平状の溶接周縁2との間には十分な空域が存在する。
【0009】又、後者のスライダー6は、合成樹脂の一
体成形品で、図2・図3にも示す如く、その矩形状基体
7の中央部に上記ホルダー体1の溶接周縁2を嵌入する
凹部8を形成すると共に、ネジ手段13を挿通する挿通
孔9を貫通する状態に形成し、且つ、上記凹部8を画成
する基体7の一側壁の開口端縁両側に、裏面に所定の空
間S1を画しながら後方、即ち、ガイドレールの奥側
向かって折曲する湾曲爪状の第一弾性壁10を片持ち状
態に形成すると共に、一側壁と対向する基体7の他側壁
に第一ガイド面10aを形成して、当該第一弾性壁10
と第一ガイド面10aとをガイドレール内でドアガラス
の板厚方向に位置させる構成となしている。又、基体7
の背面側、即ち、ガイドレールの奥と対面する側には、
裏面に空間S2を画して後方に突出するアーチ状の第二
弾性壁11を両持ち状態に形成すると共に、該第二弾性
壁11と対向する正面側に第二ガイド面11aを形成し
て、当該第二弾性壁11と第二ガイド面11aとをガイ
ドレール内でドアガラスの板厚と直交する方向に位置さ
せる構成となしている。従って、上記した第一弾性壁1
0は、対向する第一ガイド面10aのガイドレールの内
壁面に対する摺接状態を得て、対応するガイドレールの
内壁面に弾接し、第二弾性壁11は、対向する第二ガイ
ド面11aの後述する折曲部15aに対する摺接状態を
得て、対応するガイドレールの奥側の内壁面に弾接する
こととなる。これに加えて、本実施例にあっては、この
第一弾性壁10の撓みを許容する空間S1と、第二弾性
壁11の撓みを許容する空間S2内に、ゴムパッキン等
の弾性材12を装着する構成を採用している。
【0010】依って、斯る構成のガイド装置の下で、ド
アガラスGの昇降動を案内する場合には、各スライダー
6の基体7に形成された凹部8内にホルダー体1の対応
する溶接周縁2を夫々嵌入して、該基体7の挿通孔9か
らネジ手段13を挿通して、該ネジ手段13を溶接周縁
2側のネジ孔3に螺合すれば、スライダー6がホルダー
体1に確実に固定できる。そこで、斯る状態のまま、ホ
ルダー体1のU溝部4内にドアガラスGの後端下縁を嵌
入して、該ドアガラスGの後端下縁にホルダー体1を接
着剤14を介して接着固定すれば、従来の如く、ドアガ
ラスGに取付孔を無理に穿設しなくとも、図4に示す如
く、ドアガラスG側にスライダー6を極めて簡単に取り
付けることが可能となる。従って、後は、図5に示す如
く、このスライダー6を断面略コ字形状を呈するガイド
レール15内に嵌合すれば、ドアガラスGを手動又は電
動の駆動機構(図示せず)で開閉する場合にも、これと
連動して、該ガイドレール15内を上記スライダー6が
上下動するので、ドアガラスGは所定の軌跡上で昇降動
できることとなる。
【0011】しかし、本実施例にあっては、スライダー
6にガイドレール15の直交する内壁面に対して個々に
弾接する第一・第二の弾性壁10・11を一体に形成し
ている関係で、例え、スライダー6とガイドレール15
間に方向の異なる寸法誤差や多少の位置ズレ等が同時に
生じていても、これらの寸法誤差や位置ズレの内、図中
X方向(ドアガラスGの板厚方向)に生じたものは、第
一弾性壁10の撓みにより効率良く吸収でき、図中Y方
向(ドアガラスGの板厚と直交する方向)に生じたもの
は、第二弾性壁11の撓みにより効率良く吸収できるの
で、異なる方向に同時に生じる寸法誤差や位置ズレ等に
起因して、スライダー6がガイドレール15内でガタつ
きながら上下動して、ドアガラスGの昇降動を円滑に案
内することができなくなってしまう心配が全くなくな
る。尚、第二弾性壁11の撓みは、図示する如く、ガイ
ドレール15の開口側端縁に設けられた折曲部15aに
対する第二ガイド面11aの摺接により保障される。し
かも、この第一・第二の弾性壁10・11は、各自の空
間S1・S2に装着された弾性材12により補強される
こととなるので、長期の使用に際しても、ヘタル心配が
全くなくなると共に、弾性力の強化と防音効果をも併せ
て期待できることとなる。その上、本実施例にあって
は、第一弾性壁10は、ガイドレール15の奥側に向か
う片持ち状態に形成され、第二弾性壁11は、ガイドレ
ール15の奥側の内壁面と弾接する構成となっているの
で、スライダー6をホルダー体1を介してドアガラスG
の後端下縁側に固定する場合には、第一・第二弾性壁1
0・11の位置関係で、そのドアガラスGに対する固定
姿勢が自動的に決定されるので、誤姿勢のまま固定され
る心配が全くなくなると共に、ガイドレール15内にス
ライダー6を嵌合する場合にも、スムーズな嵌合作業が
保障できる。 又、ドアガラスGの後端下縁に接着固定さ
れるホルダー体1のU溝部4をその偏平状の溶接周縁2
から一方向に隆起する状態に画成すると共に、当該周縁
2をスライダー6の中央部に形成された凹部8に嵌入し
て、上記ホルダー体1の溶接周縁2とU溝部4の隆起方
向との間に存する空域内に第一弾性壁10を位置させる
関係で、ドアガラスGとガイドレール15との位置関係
が極めてコンパクト化 できると共に、ドアガラスGをそ
の重心に沿って円滑に昇降動させることが可能となる。
【0012】尚、上記実施例にあっては、ホルダー体1
に2個のスライダー6を固定したものであるが、固定す
るスライダー6の数は任意に決定できることは言うまで
もないが、スライダー6の第二弾性壁11の機能を得る
ためには、既述した如く、ガイドレール15の開口側端
縁に開口を狭める方向へ延びる折曲部15aを積極的に
設ける必要がある。又、当該折曲部15aの存在は、ス
ライダー6がガイドレル15の開口から抜け外れるこ
とを防止できるので、車両組立工程における組み付け作
業性の向上が期待できると共に、使用中に、例え、スラ
イダー6にホルダー体1から外れる極めて大きな外力が
加わり、スライダー6がガイドレール15から飛び出そ
うとしても、この飛び出しをも有効に防止できるので、
隣接するドアの駆動機構やロック機構にスライダー6が
誤って入り込んで、当該各機構に支障を来して、ドアガ
ラスGが昇降できなくなったり、ドア自体が開かなくな
るような事態を回避できる
【0013】
【考案の効果】以上の如く、各請求項記載の考案は、ス
ライダーにガイドレールの直交する内壁面に対して弾接
する第一弾性壁と第二弾性壁を交差して形成した関係
で、例え、スライダーとガイドレール間に方向の異なる
寸法誤差や多少の位置ズレ等が同時に生じていても、ド
アガラスの板厚方向に生じたものは、これに対応する第
一弾性壁の撓みにより効率良く吸収でき、ドアガラスの
板厚と直交する方向に生じたものは、これと対応する第
二弾性壁の撓みにより効率良く吸収できるので、異なる
方向に同時に生じる寸法誤差等に起因して、スライダー
がガイドレール内をガタつきながら上下動して、ドアガ
ラスの昇降動を円滑に案内することができなくなってし
まう心配が完全に解消される。 又、ガイドレールの開口
側端縁に開口を狭める方向へ延びる折曲部を設けたこと
は、上記の吸収作用を保障することに加えて、スライダ
ーがガイドレールの開口から抜け外れることを防止でき
るので、車両組立工程における組み付け作業性の向上が
期待できると共に、使用中に、例え、スライダーに極め
て大きな外力が加わり、スライダーがガイドレールから
飛び出そうとしても、この飛び出しをも有効に防止でき
るので、隣接するドアの駆動機構やロック機構にスライ
ダーが誤って入り込んで、当該各機構に支障を来して、
ドアガラスが昇降できなくなったり、ドア自体が開かな
くなるような事態を回避できる。
【0014】これに加えて、請求項1記載の考案にあっ
ては、第一弾性壁は、ガイドレールの奥側に向かう片持
ち状態に形成され、第二弾性壁は、ガイドレールの奥側
の内壁面と弾接する構成となっているので、スライダー
をドアガラス側に固定する場合には、第一・第二弾性壁
の位置関係で、そのドアガラスに対する固定姿勢が自動
的に決定されるので、誤姿勢のまま固定される心配が全
くなくなると共に、ガイドレール内にスライダーを嵌合
する場合にも、スムーズな嵌合作業が保障できる。
【0015】請求項2記載の考案にあっては、ドアガラ
スの端縁に固定されるホルダー体の溝部をその偏平状の
周縁から一方向に隆起する状態に画成すると共に、当該
周縁をスライダーの中央部に形成された凹部に嵌入し
て、上記ホルダー体の周縁と溝部の隆起方向との間に第
一弾性壁を位置させる関係で、ドアガラスとガイドレー
ルとの位置関係が極めてコンパクト化できると共に、ド
アガラスをその重心に沿って円滑に昇降動させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るガイド装置の要部を一部
分解して示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】スライダーの背面側を示す斜視図である。
【図4】ホルダー体をドアガラスの後端下縁に接着固定
した状態を示す要部正面図である。
【図5】スライダーをガイドレールに嵌合した状態を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1 ホルダー体 3 ネジ孔 4 U溝部 6 スライダー 7 基体 10 第一弾性壁10a 第一ガイド面 11 第二弾性壁11a 第二ガイド面 13 ネジ手段 14 接着剤 15 ガイドレール15a 折曲部 G ドアガラスS1 第一弾性壁側の空間 S2 第二弾性壁側の空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 1/17

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ドアガラスの昇降動を、断面コ
    字形状を呈するガイドレールと該ガイドレール内を上下
    動するスライダーを介して案内するガイド装置におい
    て、ガイドレールの開口側端縁に開口を狭める方向へ延
    びる折曲部を設けると共に、スライダーのドアガラスの
    板厚方向において対向する側部に対しては、一方側にガ
    イドレールの内壁面に弾接する第一弾性壁をガイドレー
    ルの奥側に向かう片持ち状態に形成し、他方側にガイド
    レールの内壁面に摺接する第一ガイド面を形成し、スラ
    イダーのドアガラスの板厚と直交する方向において対向
    する側部に対しては、一方側にガイドレールの奥側の
    壁面に弾接する第二弾性壁を形成し、他方側に上記開口
    側の折曲部に摺接する第二ガイド面を形成したことを特
    徴とする自動車用ドアガラスのガイド装置。
  2. 【請求項2】 自動車用ドアガラスの昇降動を、断面コ
    字形状を呈するガイドレールと該ガイドレール内を上下
    動するスライダーを介して案内するガイド装置におい
    て、ドアガラスの端縁に固定されるホルダー体を備え、
    該ホルダー体に上記スライダーを取り付ける構成となし
    て、ホルダー体に対しては、その偏平状の周縁から一方
    向に隆起してドアガラスの端縁を嵌入する溝部を画成
    し、スライダーに対しては、中央部に当該ホルダー体の
    周縁を嵌入する凹部を形成すると共に、ドアガラスの板
    厚方向に存する側部に、ガイドレールの内壁面に弾接す
    る第一弾性壁を形成し、ドアガラスの板厚と直交する方
    向に存する側部に、ガイドレールの内壁面に弾接する第
    二弾性壁を形し、ガイドレールに対しては、その開口
    側端縁に開口を狭める方向へ延びる折曲部を設けて、当
    該折曲部に対するスライダーの摺接で、上記第二弾性壁
    を対応するガイドレールの内壁面に弾接させると共に、
    上記ホルダー体の周縁と溝部の隆起方向との間に第一弾
    性壁を位置させたことを特徴とする自動車用ドアガラス
    のガイド装置。
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JPS624778Y2 (ja) * 1978-07-25 1987-02-03
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