JP2589677B2 - 温風暖房器 - Google Patents

温風暖房器

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JP2589677B2
JP2589677B2 JP61161352A JP16135286A JP2589677B2 JP 2589677 B2 JP2589677 B2 JP 2589677B2 JP 61161352 A JP61161352 A JP 61161352A JP 16135286 A JP16135286 A JP 16135286A JP 2589677 B2 JP2589677 B2 JP 2589677B2
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heater
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shaped heater
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政則 小西
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば電気やぐらこたつの様にファンに
より発生した風をヒータに当てることにより温風を吹き
出させるとともに、ヒータの加熱を防止する安全器を設
けた温風暖房器に関するものである。
従来の技術 従来より電気やぐらこたつは、こたつ内の空間を広く
するためできる限り薄くすることが望まれている。そし
て、この薄型を目的としてヒータの細径化,反射板とヒ
ータ間、およびヒータと保護ガード間の寸法を最小にす
る発熱体部の構造がとえられるとともに、天板の温度や
保護ガードが過熱されることを防ぐため、発熱体部内に
ファンを設け、このファンにより発熱体部内の熱気を強
制的に発熱体部の外側へ放出する構造がとられている。
そして、ファンの回転が止まったり、並列接続された複
数個のヒータの内どれかが断線等により発熱を中止し、
他のヒータが異常過熱した場合等の安全対策として安全
器を発熱体部内に設けていた。例えば、実開昭57−1950
53号公報に示すように、ファンの風下で温度ヒューズ等
の安全器をヒータに対向した位置の反射板に設けてい
た。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述のように安全器をヒータに対向さ
せて反射板に設けた構成においては、ファンが回転して
ヒータから発生した熱気を強制的に発熱体部の外側に放
出する平常使用状態でも安全器がヒータと対向している
ため安全器が感知するヒータの温度は高いものとなる。
したがって、ヒータの異常過熱やファンの回転が停止し
て発熱体部内が過熱した場合に安全器が動作する動作温
度の設定を高くし、平常使用状態における安全器の誤動
作が発生しないようにしている。しかし、安全器の動作
温度を高くするとヒータの異常過熱やファンの回転が停
止して発熱体部内が過熱しても安全器が即座に動作せず
火災等の危険があるなどの問題があった。
本発明は上記問題点を解決するものであり、ヒータや
モータの部品故障等による発熱体部の過熱を防止し、よ
り安全な温風暖房器を提供するものである。
問題点を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の温風暖房器は、
モータにより回転するファンと、そのファンにより発生
する空気流の風下に位置するように配置された棒状ヒー
タと、前記棒状ヒータと前記ファンの上方を覆うように
設けられた反射板と、前記空気流を前記棒状ヒータの長
手方向に導くようにその棒状ヒータの下方に設けられた
案内部とを有し、所定の温度以上の温度を検出した際に
前記発熱体への通電を阻止する安全器を、前記棒状ヒー
タに沿って流れる前記空気流の風上側に位置する前記棒
状ヒータの端部に対向する位置の反射板に配置したこと
を特徴とする。
作用 この様な構成により、部品故障等の場合においても、
安全器を各棒状ヒータに対向して配設している為、安全
器の感知性を落すことがなく、さらに、比較的低温領域
である棒状ヒータの長手方向の中心から案内部により導
びかれる空気流の風上側に配設されているため、棒状ヒ
ータに対向する位置に設けても温度的に余裕のある安全
器の動作温度設定ができ、通常の製品使用状態における
安全器の信頼性が改善出来る。
実施例 以下本発明の一実施例の温風式こたつを添付図面を用
いて説明する。第3図において、やぐらの本体は、木製
の枠12と、その中央部に配置された木製の基板11と、前
記枠12を受ける4本の木製の脚13から構成されている。
その基板11の下方には温風を発生さす発熱体部18が設け
られている。
第1図は発熱体部18の一部切欠平面図で、第2図は前
記発熱体部の要部断正面図である。以下これらの図を用
いて構成を説明する。基板1の下方に配置された反射板
1の下方にはアルミ製ファン7の駆動用モータ6が配設
されたモータ固定板3と、前記モータ固定板3の両外側
に位置するよう棒状ヒータ4を設け、その棒状ヒータ4
をはさんで反射板1に対向する側にコ形状の発熱体カバ
ー2を設け、又、棒状ヒータ4とモータ6の間に位置し
この棒状ヒータ4に沿って案内ガイド16を設けている。
この発熱体カバー2と案内ガイド16にて棒状ヒータ4の
長手方向に沿った空気流を発生する案内部17が形成され
ている。安全器8は反射板1と基板11との空間部で棒状
ヒータ4と対向する反射板1の部分に当接するととも
に、前記案内部17にて発生する前記空気流の風上側に配
設している。次に動作を説明する。発熱体部18に器具用
プラグ14を挿入すると通電され、ファン7が駆動され
る。これによって空気は発熱体部18の下方に設けられた
発熱体部18の内部を外力から損傷を防ぐ外部金網5の中
央附近から吸込まれ、モータ固定板3の吸込孔及び、モ
ータ固定板3と発熱体カバー2の間を通り、ファン7を
介して発熱体カバー2と反射板1の間を通過する空気流
と、発熱体カバー2と案内ガイド16よりなる案内部17に
て前記空気流の一部が導びかれることによりファン回転
方向と同一方向の空気流が発生、棒状ヒータ4の長手方
向に沿って導かれる空気流bと、ファン7の接線方向に
流れる空気流aが発生する。
本発明で重要となる部分は、ファン7を介して発生す
る空気流を棒状ヒータ4で温め温風とすることと、少な
くとも前記空気流bの方向性により、棒状ヒータ4の周
囲において長手方向に温度差が生じることである。ここ
で、前記棒状ヒータ4に対向する反射板1に生じる温度
差について第1図と第4図および第5図を用いて説明す
る。第1図において、棒状ヒータ4に対向する反射板1
の部分で反射板1と基板11の空間側に当接して配設する
安全器の位置としてファン回転時の空気流bの風上側を
A部、風下側をB部とする。第5図において、棒状ヒー
タの長さをlとし、棒状ヒータ4に対向する反射板の裏
面上の風上側からO点,1/2l点,l点をとると、O点はA
部を示し、l点はB部を示すとともに1/2l点は棒状ヒー
タ4の長手方向の中心部を示す。図中、ファン7の回転
時の反射板のヒータ対向部における温度分布を示す温度
特性23とファンの停止時の反射板1のヒータ対向部にお
ける温度分布を示す温度特性24を描いている。ファン停
止時はO点をT11℃とすると1/2l点はピーク値T22℃とな
り、l点はT11℃とO点と同様温度となる。又、ファン
回転時はO点をT1℃とすると、l点に近ずく程上昇しl
点ではT2となる。したがって安全器8の温度的は配設位
置は、平常使用状態では低く、異常時は高くなることが
設定位置として一番好ましいため、ファン回転時とファ
ン停止時の特性カーブを重ねて見るとO点から1/2l点ま
でが配設位置として適当であることがわかる。次に、第
4図は電気用品取締法によるファン回転時の平常温度試
験を行なった場合のA部とB部における時間−温度関係
を示す温度特性図である。A部における温度特性20のピ
ーク値と、B部における温度特性21のピーク値の差は約
20℃(T2−T1)となる。ここで、例えばB部温度特性21
のピーク値から安全器の動作温度の余裕を15℃程度とす
ると、平常時における15℃程度の余裕は、電圧変動など
外的要因により安全器動作までの余裕がなくなる事があ
り、安全器8が誤動作して棒状ヒータ4への電源供給を
停止する恐れがある。しかしながらA部に安全器8を配
設することにより約35℃の余裕を設けることが出来るの
で安全器8の信頼性を高めることが出来る。尚、第5図
において、ファン7が回転している温度特性23の平常使
用状態より、ファン7が回転のみが急激に停止した異常
使用状態に移行した場合を考えると、ファンの停止後に
おいては、A部、B部及びその中心部の各点は温度特性
24に示す温度状態にそれぞれ移行することとなり、温度
差が大きい及び温度上昇速度が速い部分はA部と中心部
となる。さらに、電圧変動を考えた場合、温度特性24に
示すように、風上側の棒状ヒータの端部であるA部の温
度は棒状ヒータの長手方向の中心部の温度に比べれ低温
となるが、その低温であるということは、電圧変動によ
り温度のバラツキにおいては、中心部に比べて風上側の
端部の方が少なくなることを意味することとなるので、
A部は中心部に比べて変動が少ないものとなる。したが
って、温度差、温度上昇速度及び電圧変動を考慮した場
合は、A部に安定器を配置することは安定器の動作温度
の設定の際には一番容易となるものであり、長時間の使
用における安定器の熱劣化による動作温度のバラツキを
考慮した場合にも、A部に安定器を配置することは安定
器の動作温度の設定をより容易にするものである。
発明の効果 以上のごとく本発明の温風暖房器、ファンによる空気
流を棒状ヒータに沿って流れるように構成し、その棒状
ヒータに沿って流れる空気流の風上側に位置する前記棒
状ヒータの端部に安全器を配置したものであるため、平
常使用状態とファンの停止した異常使用状態における温
度差が大きく、異常状態になると、より速やかに温度状
態が上昇し、かつ、安定器の動作温度が設定容易となる
電圧変動の少ない点に安全器を配置したこととなり、迅
速確実に異常を検知できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における温風暖房器の発熱体
部を示す一部切欠平面図、第2図は同温風暖房器の発熱
体部の要部断正面図、第3図は同温風暖房器の要部断正
面図、第4図は同温風暖房器の発熱体部の時間−温度関
係を示す温度特性図、第5図は同温風暖房器の発熱体部
における棒状ヒータの温度分布を示す温度特性図であ
る。 1……反射板、2……発熱体カバー、3……モータ固定
板、4……棒状ヒータ、5……外部金網、6……モー
タ、7……ファン、8……安全器、9……A部、10……
B部、11……基板、16……案内ガイド、17……案内部、
18……発熱体部、21……A部温度特性、22……B部温度
特性。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータにより回転するファンと、そのファ
    ンにより発生する空気流の風下に位置するように配置さ
    れた棒状ヒータと、前記棒状ヒータと前記ファンの上方
    を覆うように設けられた反射板と、前記空気流を前記棒
    状ヒータの長手方向に導くようにその棒状ヒータの下方
    に設けられた案内部とを有し、所定の温度以上の温度を
    検出した際に前記発熱体への通電を阻止する安全器を、
    前記棒状ヒータに沿って流れる前記空気流の風上側に位
    置する前記棒状ヒータの端部に対向する位置の反射板に
    配置したことを特徴とする温風暖房器。
JP61161352A 1986-07-09 1986-07-09 温風暖房器 Expired - Lifetime JP2589677B2 (ja)

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JP61161352A JP2589677B2 (ja) 1986-07-09 1986-07-09 温風暖房器

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JPS6317349A JPS6317349A (ja) 1988-01-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57195053U (ja) * 1981-06-04 1982-12-10
JPS6062551A (ja) * 1983-09-14 1985-04-10 Sanyo Electric Co Ltd 温風式コタツユニット

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JPS6317349A (ja) 1988-01-25

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