JP2589614Y2 - 電気−空気圧レギュレータ - Google Patents

電気−空気圧レギュレータ

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JP2589614Y2
JP2589614Y2 JP1991111695U JP11169591U JP2589614Y2 JP 2589614 Y2 JP2589614 Y2 JP 2589614Y2 JP 1991111695 U JP1991111695 U JP 1991111695U JP 11169591 U JP11169591 U JP 11169591U JP 2589614 Y2 JP2589614 Y2 JP 2589614Y2
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JP
Japan
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solenoid valve
port
solenoid
electric signal
mounting base
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JP1991111695U
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木 康 仁 鈴
谷 昌 生 梶
田 哲 朗 徳
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エスエムシー 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気−空気圧レギュレ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本考案の考案者らは、先に実開平3−8
6416号公報によって、圧縮空気の供給ポート、出力
ポート及び排出ポートを有し、ソレノイドの励磁及び励
磁解除により出力ポートを供給ポートと排出ポートとに
切換えて連通させる電磁弁と、上記出力ポートのフィー
ドバック空気圧を電気信号に変換して出力する圧力セン
サと、入力電気信号と上記圧力センサの電気信号との大
小によりソレノイドを励磁及び励磁解除して、出力ポー
トの空気圧を入力電気信号で定まる所望の圧力に設定す
るための制御回路とを備えた電気−空気圧レギュレータ
を提案した。この既提案の電気−空気圧レギュレータ
は、制御部が小さくて全体を小形化できるという利点を
有するが、作動騒音に関する配慮に欠けるところがあ
り、レギュレータの騒音源である頻繁(略連続的)に開
閉する電磁弁の作動音とパルス状の排気音とが比較的大
きいという問題がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、作動騒音が小さい電気−空気圧レギュレー
タを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本考案は、圧縮空気の供給ポート、出力ポート及び
排出ポートを有し、ソレノイドの励磁及び励磁解除によ
り出力ポートを供給ポートと排出ポートとに切換えて連
通させる電磁弁と、上記出力ポートのフィードバック空
気圧を電気信号に変換して出力する圧力センサと、入力
電気信号と上記圧力センサの電気信号との大小によりソ
レノイドを励磁及び励磁解除して、出力ポートの空気圧
を入力電気信号で定まる所望の圧力に設定するための制
御回路とを備えた電気−空気圧レギュレータにおいて、
上記電磁弁と該電磁弁を設置する取付台との間に、電磁
弁の各ポートを取付台の対応する各通路に個別に連通さ
せる供給開口、出力開口及び排出開口を有し電磁弁の作
動音を消音させるための平板状の振動減衰部と、これら
の開口を個別に囲むポートシール部とを備え、弾性を有
する単一の素材で形成したガスケットを設け、上記取付
台に、電磁弁の排出ポートからガスケットの排出開口を
通って排出された空気を膨張させて消音させる膨張室を
設けたことを特徴としている。
【0005】
【作用】電磁弁と取付台との間にガスケットを介在させ
てこれらを締結すると、ガスケットに設けた複数の開口
によって電磁弁の各ポートと取付台の対応する各通路が
個別に連通するとともに、平板状の振動減衰部が電磁弁
と取付台の間に位置し、ガケットの各開口の周囲がポー
トシール部によって個別にシールされる。 したがって、
電磁弁と取付台とは、平板状の振動減衰部により広い平
面において直接接触することがなく、しかも弾性を有す
る単一の素材で形成した上記平板状の振動減衰部によっ
て、電磁弁の頻繁な開閉に起因する作動音に伴う振動を
減衰させるので、電磁弁から取付台への振動の伝播が抑
制され、これによって作動音が消音される。また、パル
ス状の排気音は、取付台に設けた膨張室における排気の
膨張で消音される。したがって、電気−空気圧レギュレ
ータの主な作動騒音を消音することによって、全体の作
動騒音を小さくすることができる。
【0006】
【実施例】図は本考案の実施例を示し、この電気−空気
圧レギュレータにおける3ポート電磁弁1は、後記する
ガスケット2を介して取付台3に設置され、これらはカ
バー4内に組付けられており、カバー4は取付ねじによ
ってサブプレート5に取付けられている。図9に詳細を
示す上記3ポート電磁弁1は、圧縮空気の供給ポート
P、出力ポートA、排出ポートR、ポートPとAを連通
させる流路中の供給弁座6、ポートAとRを連通させる
流路中の排出弁座7 、これらの弁座を開閉する供給弁体
8と排出弁体9、並びにこれらの弁体を駆動するソレノ
イド10を備え、ソレノイド10の励磁により供給弁体
8が供給弁座6を開放し、ソレノイド10の励磁解除に
より復帰ばね11の付勢力で排出弁体9が排出弁座7を
開放する、周知の3ポート電磁弁で構成されている。
【0007】上記電磁弁1には、出力ポートAの空気圧
を電気信号に変換して出力する圧力センサ15と、制御
基板16とが取付けられ(図2参照)、該制御基板16
に設けられた制御回路は、入力電気信号と圧力センサ1
5から出力される電気信号とを比較して、入力電気信号
が大きいときはソレノイド10を励磁させ、小さいとき
はソレノイド10の励磁を解除させる信号を出力するも
のとして構成されている(図10参照)。
【0008】ガスケット2は、合成ゴム等の弾性を有す
単一の素材で形成され、図4及び図5に示すように、
電磁弁1の作動音を減音させるための平板状の振動減衰
部2aと、該振動減衰部2aに開設した電磁弁の各ポー
トP,A,Rに個別に連通する供給開口20、出力開口
21及び排出開口22と、これらの開口を囲むポートシ
ール部2bとを備え、ポートシール部2bを電磁弁1の
ポート周囲の溝12に嵌入させることによって電磁弁1
に取付けられる。
【0009】図1に外形を図6に詳細を示す上記取付台
3は、ガスケット2の供給開口20及び出力開口21を
サブプレート5の供給口31及び出力口32(図7参
照)に個別に連通させる供給通路24及び出力通路25
と、排出開口22をサブプレート5側が開口する膨張室
27に連通させる排出口26とを備え、膨張室27は高
さの高い部分27aと低い部分27bとを有している。
なお、図示を省略しているが、膨張室27にフェルトや
多孔質樹脂等の吸音材を内蔵させてもよい。
【0010】サププレート5は、一側面に供給ポート3
3と排出ポート35を、他側面に出力ポート34を備
え、供給ポート33と出力ポート34は上記供給口31
と出力口32に個別に連通し、排出ポート35は絞り3
7と膨張室36を介して取付台3の膨張室27に連通
し、絞り37の径は電磁弁1の弁座の径よりも大径にさ
れている。
【0011】上記実施例は、電磁弁1と取付台3との間
にガスケット2を介在させて、適宜の取付手段(図示省
略)によってこれらを締結すると、ガスケット2に設け
た供給開口20、出力開口21及び排出開口22によっ
て、電磁弁1の供給ポートP、出力ポートA及び排出ポ
ートRが取付台3の供給通路24、出力通路25及び排
出口26に個別に連通するとともに、ポートシール部2
bによりこれらの開口20〜22の周囲がそれぞれシー
ルされ、平板状の振動減衰部2aが電磁弁1と取付台3
との間に位置するので、電磁弁1と取付台3か広い平面
において直接接触しない。 制御回路に、ある設定圧を得
るための入力電気信号を入力すると、圧力センサ15か
ら出力されるフィードバック電気信号が上記入力電気信
号より小さい場合は、ソレノイド10の励磁により供給
弁体8が供給弁座6を開放して出力ポートAから出力さ
れる空気圧を上昇させ、フィードバック電気信号が入力
電気信号より大きい場合は、ソレノイド10の励磁解除
により排出弁体9が排出弁座7を開放して出力ポートA
の空気圧を低下させることによって、出力ポートAの空
気圧が入力電気信号によって定まる圧力に設定される。
上記制御回路によるソレノイド10の励磁及びその解除
は頻繁(略連続的)に行なわれるために、弁座の開閉に
よって電磁弁1から連続的な作動音が発生するが、この
作動音は、電磁弁1と取付台3とがこれらの間のガスケ
ット2の平板状の振動減衰部2aによって広い面積にお
いて直接接触しないことと、該振動減衰部2aを弾性を
有する単一の素材で形成したこととによって、振動減衰
部2aにおいて減衰され、これにより電磁弁1から取付
台3への振動の伝播が抑制されて作動音が消音される。
また、電磁弁1から排出されるパルス状排気音は、取付
台3の膨張室27において排気を膨張させることによっ
消音される。この場合、電磁弁1を設置する取付台3
に膨張室27を設けたので、別体のサイレンサを取付け
る手数を省略することができる。したがって、電磁弁1
の頻繁な作動による作動音と排気音とに起因する電気−
空気圧レギュレータの作動騒音を小さくすることができ
る。
【0012】
【考案の効果】本考案の電気−空気圧レギュレータは、
電磁弁の頻繁な開閉による作動音が、電磁弁と取付台と
の間に設けた弾性を有する単一の素材で形成したガスケ
ットの平板状の振動減衰部において電磁弁の振動を減衰
して、取付台への伝播を抑制することにより消音され、
またパルス状の排気音が、取付台に設けた膨張室におい
て排気を膨張させることによって消音されるので、電気
−空気圧レギュレータの作動騒音を小さくすることがで
きる。さらに、電磁弁を設置する取付台に膨張室を設け
たので、排気音を消音するための別体のサイレンサを取
付ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部縦断正面図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく構成図である。
【図4】ガスケットの拡大平面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】取付台の裏面図である。
【図7】サブプレートの平面図である。
【図8】同じく横断面図である。
【図9】電磁弁の断面図である。
【図10】制御回路の構成図である。
【符号の説明】
1 3ポート電磁弁 2 ガスケット 2a 振動減衰部 2b ポートシール部 3 取付台 15 圧力センサ 20 供給開口 21 出力開口 22 排出開口 24 供給流路 25 出力流路 27 膨張室 P,A,R ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 徳 田 哲 朗 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社筑波技術センタ ー内 (56)参考文献 実開 平3−52468(JP,U) 実開 昭57−130053(JP,U) 実開 昭62−174181(JP,U) 実開 昭64−7966(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮空気の供給ポート、出力ポート及び排
    出ポートを有し、ソレノイドの励磁及び励磁解除により
    出力ポートを供給ポートと排出ポートとに切換えて連通
    させる電磁弁と、上記出力ポートのフィードバック空気
    圧を電気信号に変換して出力する圧力センサと、入力電
    気信号と上記圧力センサの電気信号との大小によりソレ
    ノイドを励磁及び励磁解除して、出力ポートの空気圧を
    入力電気信号で定まる所望の圧力に設定するための制御
    回路とを備えた電気−空気圧レギュレータにおいて、 上記電磁弁と該電磁弁を設置する取付台との間に、電磁
    弁の各ポートを取付台の対応する各通路に個別に連通さ
    せる供給開口、出力開口及び排出開口を有し電磁弁の作
    動音を消音させるための平板状の振動減衰部と、これら
    の開口を個別に囲むポートシール部とを備え、弾性を有
    する単一の素材で形成したガスケットを設け、 上記取付台に、電磁弁の排出ポートからガスケットの排
    出開口を通って排出された空気を膨張させて消音させる
    膨張室を設けた、 ことを特徴とする電気−空気圧レギュレータ。
JP1991111695U 1991-12-20 1991-12-20 電気−空気圧レギュレータ Expired - Lifetime JP2589614Y2 (ja)

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CN109154388A (zh) * 2016-06-10 2019-01-04 纳博特斯克有限公司 垫片以及阀装置

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