JP2589611B2 - カラー映像管 - Google Patents
カラー映像管Info
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- JP2589611B2 JP2589611B2 JP3261167A JP26116791A JP2589611B2 JP 2589611 B2 JP2589611 B2 JP 2589611B2 JP 3261167 A JP3261167 A JP 3261167A JP 26116791 A JP26116791 A JP 26116791A JP 2589611 B2 JP2589611 B2 JP 2589611B2
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- shield
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- picture tube
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- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 claims description 47
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 25
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 15
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 2
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 description 2
- 230000001965 increasing effect Effects 0.000 description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- -1 for example Substances 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
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- H01J29/003—Arrangements for eliminating unwanted electromagnetic effects, e.g. demagnetisation arrangements, shielding coils
-
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/0007—Elimination of unwanted or stray electromagnetic effects
- H01J2229/003—Preventing or cancelling fields entering the enclosure
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はカラー映像管、特に、
3つの磁界に関し良好な遮蔽(シールディング)を与え
る内部磁気シールドを有するカラー映像管に関するもの
である。
3つの磁界に関し良好な遮蔽(シールディング)を与え
る内部磁気シールドを有するカラー映像管に関するもの
である。
【0002】
【発明の背景】カラー映像管は、互いに一体に結合され
たフエースプレートとファンネルとを有する。フエース
プレートの内側表面は、電子が当たると光の3原色、
赤、緑及び青を発光する蛍光体素子の3つの組を含む蛍
光体スクリーンによって覆われている。フエースプレー
トから離れた位置でファンネルに接続されているネック
部には電子銃が取り付けられている。電子銃は蛍光体ピ
クセルを走査して所要の画像が表示されるようにするた
めに用いる3本の電子ビームを発生する。蛍光体スクリ
ーンの近くにはシャドウマスクが配置されていて、3本
の電子ビームの各々がそれに対応した発光色の蛍光体に
入射するようにする色選択電極として用いられる。従っ
て、例えば、赤のデータで変調された電子ビームは赤色
光を発する蛍光体ピクセルに当たる。電子は荷電粒子で
あるから、地球磁界が電子の軌道に影響して、電子がそ
れに対応しない色光を発する蛍光体に当たってしまうこ
とがある。これは不整合(ミスレジストリ)と呼ばれる
現象である。このようなことがあるので、管の内部ある
いは外部に磁気シールドを設けて、電子ビームの軌道の
大部分を地球磁界の影響から遮蔽することが一般に行わ
れている。最近の管では内部磁気シールド(IMS)が
用いられ、この磁気シールドはシャドウマスクに取り付
けられていて、電子銃側に延びている。
たフエースプレートとファンネルとを有する。フエース
プレートの内側表面は、電子が当たると光の3原色、
赤、緑及び青を発光する蛍光体素子の3つの組を含む蛍
光体スクリーンによって覆われている。フエースプレー
トから離れた位置でファンネルに接続されているネック
部には電子銃が取り付けられている。電子銃は蛍光体ピ
クセルを走査して所要の画像が表示されるようにするた
めに用いる3本の電子ビームを発生する。蛍光体スクリ
ーンの近くにはシャドウマスクが配置されていて、3本
の電子ビームの各々がそれに対応した発光色の蛍光体に
入射するようにする色選択電極として用いられる。従っ
て、例えば、赤のデータで変調された電子ビームは赤色
光を発する蛍光体ピクセルに当たる。電子は荷電粒子で
あるから、地球磁界が電子の軌道に影響して、電子がそ
れに対応しない色光を発する蛍光体に当たってしまうこ
とがある。これは不整合(ミスレジストリ)と呼ばれる
現象である。このようなことがあるので、管の内部ある
いは外部に磁気シールドを設けて、電子ビームの軌道の
大部分を地球磁界の影響から遮蔽することが一般に行わ
れている。最近の管では内部磁気シールド(IMS)が
用いられ、この磁気シールドはシャドウマスクに取り付
けられていて、電子銃側に延びている。
【0003】不整合を生じさせる電子ビームへの磁気の
影響は管の長手軸に垂直な方向に生じる。従って、内部
磁気シールドの構成あるいは構造を種々変えてみても、
1つの方向に関しては不整合が改善されるが、それと直
角な方向では逆効果となることがある。この不整合は、
3つの磁界方向、即ち、軸方向、水平方向及び垂直方向
の全てに関し補正されねばならない。軸方向(南北)磁
界は管の長手軸に平行に働き、水平(東西)磁界と垂直
磁界はそれぞれフエースプレートの水平及び垂直軸に沿
って働く。初期の従来技術では、垂直磁界は管の内部を
可能な限り完全に包囲することによって管の内部から遮
断されていた。これには、内部シールドをマスクに取り
付け、電子銃側の開口部の寸法を小さくする必要があっ
た。もっと後期の従来技術では、軸方向磁界は垂直成分
を持つように整形された。これは、シールドの側辺にV
字形ノッチを形成することによって行われる。しかし、
これを行うと、電子銃側の開口部を大きくできるが、垂
直磁界シールド効果は低下する。水平磁界はシャドウマ
スクによって再整形されるので、シールドは一般にはシ
ャドウマスクのこの機能を妨害する。この妨害作用は、
従来技術ではシールドに垂直の切り込みを入れてシール
ドを水平方向に分割する、即ち、シールドをそのフエー
スプレート側開口と電子銃側開口の双方の短軸を含む平
面で2分するようにシールドの上下壁にスロットを設け
ることによって減じていた。このような切り込みあるい
はスロットを設けると、シールドによる管内部の包囲部
分がさらに少なくなってしまい、従って、シールドの垂
直磁界遮蔽機能がさらに低下する。このように、従来技
術は、3つの磁界の全てに関して充分な遮蔽効果を得る
には充分ではない。この発明は、電子ビームの不整合に
対し全ての方向に良好な効果を与える内部磁気シールド
を有する映像管を提供することを目的とする。
影響は管の長手軸に垂直な方向に生じる。従って、内部
磁気シールドの構成あるいは構造を種々変えてみても、
1つの方向に関しては不整合が改善されるが、それと直
角な方向では逆効果となることがある。この不整合は、
3つの磁界方向、即ち、軸方向、水平方向及び垂直方向
の全てに関し補正されねばならない。軸方向(南北)磁
界は管の長手軸に平行に働き、水平(東西)磁界と垂直
磁界はそれぞれフエースプレートの水平及び垂直軸に沿
って働く。初期の従来技術では、垂直磁界は管の内部を
可能な限り完全に包囲することによって管の内部から遮
断されていた。これには、内部シールドをマスクに取り
付け、電子銃側の開口部の寸法を小さくする必要があっ
た。もっと後期の従来技術では、軸方向磁界は垂直成分
を持つように整形された。これは、シールドの側辺にV
字形ノッチを形成することによって行われる。しかし、
これを行うと、電子銃側の開口部を大きくできるが、垂
直磁界シールド効果は低下する。水平磁界はシャドウマ
スクによって再整形されるので、シールドは一般にはシ
ャドウマスクのこの機能を妨害する。この妨害作用は、
従来技術ではシールドに垂直の切り込みを入れてシール
ドを水平方向に分割する、即ち、シールドをそのフエー
スプレート側開口と電子銃側開口の双方の短軸を含む平
面で2分するようにシールドの上下壁にスロットを設け
ることによって減じていた。このような切り込みあるい
はスロットを設けると、シールドによる管内部の包囲部
分がさらに少なくなってしまい、従って、シールドの垂
直磁界遮蔽機能がさらに低下する。このように、従来技
術は、3つの磁界の全てに関して充分な遮蔽効果を得る
には充分ではない。この発明は、電子ビームの不整合に
対し全ての方向に良好な効果を与える内部磁気シールド
を有する映像管を提供することを目的とする。
【0004】
【発明の概要】この発明によれば、カラー映像管はフエ
ースプレートとこれに取り付けられたファンネルとを含
んでいる。このフエースプレートは水平方向の寸法Mh
と垂直方向の寸法Mvとを有し、これらの寸法の比Mh
/Mvは1より大きい。磁気シールドが管の内部に配置
されており、フエースプレートの近くに前部開口を有
し、また、フエースプレートから遠い側に後部開口を持
つ。前部開口は、水平寸法Fhと垂直寸法Fvとを有す
るほぼ長方形で、その水平垂直の寸法比F h /F v は1
より大きい。また後部開口は、水平寸法Rhと垂直寸法
Rvを持つほぼ長方形で、その水平垂直の寸法比R h /
R v は1より小さい。この後部開口の上下辺はファンネ
ルの側部に接近しており、また、その側辺は、最大偏向
時の電子ビームのシールド中へ進入に応じた間隔だけフ
ァンネルから隔てられている。
ースプレートとこれに取り付けられたファンネルとを含
んでいる。このフエースプレートは水平方向の寸法Mh
と垂直方向の寸法Mvとを有し、これらの寸法の比Mh
/Mvは1より大きい。磁気シールドが管の内部に配置
されており、フエースプレートの近くに前部開口を有
し、また、フエースプレートから遠い側に後部開口を持
つ。前部開口は、水平寸法Fhと垂直寸法Fvとを有す
るほぼ長方形で、その水平垂直の寸法比F h /F v は1
より大きい。また後部開口は、水平寸法Rhと垂直寸法
Rvを持つほぼ長方形で、その水平垂直の寸法比R h /
R v は1より小さい。この後部開口の上下辺はファンネ
ルの側部に接近しており、また、その側辺は、最大偏向
時の電子ビームのシールド中へ進入に応じた間隔だけフ
ァンネルから隔てられている。
【0005】
【実施例の説明】図1において、カラー映像管10はフ
リットシール線13において一体に結合されたファンネ
ル11とフエースプレート12とを有する。フエースプ
レート12の内側表面には蛍光体スクリーン14が設け
られている。蛍光体スクリーン14は蛍光体の3つ組を
含んでおり、3つ組中の各蛍光体は電子ビームが当たる
と、3原色の光の1つを発する。蛍光体スクリーン14
から間隔を置いてシャドウマスク16が配置されてお
り、3本の電子ビームが適当する色の光を発する蛍光体
に向かうようにするために用いられる。電子銃17が管
10のネック部18内に配置されていて、スクリーン1
4の蛍光体を走査するために用いられる3本の電子ビー
ムを供給する。
リットシール線13において一体に結合されたファンネ
ル11とフエースプレート12とを有する。フエースプ
レート12の内側表面には蛍光体スクリーン14が設け
られている。蛍光体スクリーン14は蛍光体の3つ組を
含んでおり、3つ組中の各蛍光体は電子ビームが当たる
と、3原色の光の1つを発する。蛍光体スクリーン14
から間隔を置いてシャドウマスク16が配置されてお
り、3本の電子ビームが適当する色の光を発する蛍光体
に向かうようにするために用いられる。電子銃17が管
10のネック部18内に配置されていて、スクリーン1
4の蛍光体を走査するために用いられる3本の電子ビー
ムを供給する。
【0006】電子は荷電粒子であり、従って、電子ビー
ムは地球磁界の影響により偏向される。地球磁界の影響
は内部磁気シールド19を利用することにより小さくで
きる。シールド19は強磁性材料、例えば、冷間圧延鋼
で形成されており、地球の磁力線を電子ビームの周囲を
迂回するように曲げあるいは方向を変えさせて、電子ビ
ームがシールドを通過する時に地球磁界のビームに及ぼ
す影響を小さくする。この点は重要なことである。なぜ
なら、地球磁界による電子ビームの偏向のために、ある
1つの電子ビームがそれに対応する色の光を出す蛍光体
以外の蛍光体に入射し、その結果、不整合が生じ、画像
表示の質が低下してしまうという可能性があるからであ
る。さらに、映像管を含むテレビジョン受像機が1つの
場所から別の場所に移されると、地球磁界に対する管の
軸の相対的な位置が変わり、電子ビームの不整合がさら
に増加して、表示画像の質が相当に低下してしまう可能
性がある。
ムは地球磁界の影響により偏向される。地球磁界の影響
は内部磁気シールド19を利用することにより小さくで
きる。シールド19は強磁性材料、例えば、冷間圧延鋼
で形成されており、地球の磁力線を電子ビームの周囲を
迂回するように曲げあるいは方向を変えさせて、電子ビ
ームがシールドを通過する時に地球磁界のビームに及ぼ
す影響を小さくする。この点は重要なことである。なぜ
なら、地球磁界による電子ビームの偏向のために、ある
1つの電子ビームがそれに対応する色の光を出す蛍光体
以外の蛍光体に入射し、その結果、不整合が生じ、画像
表示の質が低下してしまうという可能性があるからであ
る。さらに、映像管を含むテレビジョン受像機が1つの
場所から別の場所に移されると、地球磁界に対する管の
軸の相対的な位置が変わり、電子ビームの不整合がさら
に増加して、表示画像の質が相当に低下してしまう可能
性がある。
【0007】図1と図2において、磁気シールド19は
同じく強磁性体のシャドウマスクフレーム21に支持さ
れており、従って、両者は磁気的に結合されている。磁
気シールド19はフエースプレート12の近傍に配置さ
れた前部開口22と、フエースプレート12から遠い側
にあり、電子銃17に対向する後部開口23とを持って
いる。磁気シールド19はファンネル11の内側表面の
範囲内にある。後部開口23は電子ビームがシールド内
に入れるようにするものであり、全てのビームが入れる
に充分な大きさでなければならない。前部開口22と後
部開口23との間で、シールドはファンネル11の内表
面の範囲内にある必要があるが、シールドが電子ビーム
を遮断してしまうほどファンネルの側部から離れてはな
らない。従って、ファンネルの内側表面と電子ビームに
より満たされる空間の表面とによって、電子の流れのな
い殻(シェル)あるいは間隙が規定される。。
同じく強磁性体のシャドウマスクフレーム21に支持さ
れており、従って、両者は磁気的に結合されている。磁
気シールド19はフエースプレート12の近傍に配置さ
れた前部開口22と、フエースプレート12から遠い側
にあり、電子銃17に対向する後部開口23とを持って
いる。磁気シールド19はファンネル11の内側表面の
範囲内にある。後部開口23は電子ビームがシールド内
に入れるようにするものであり、全てのビームが入れる
に充分な大きさでなければならない。前部開口22と後
部開口23との間で、シールドはファンネル11の内表
面の範囲内にある必要があるが、シールドが電子ビーム
を遮断してしまうほどファンネルの側部から離れてはな
らない。従って、ファンネルの内側表面と電子ビームに
より満たされる空間の表面とによって、電子の流れのな
い殻(シェル)あるいは間隙が規定される。。
【0008】従来技術では、シールドは、ファンネルの
表面からシールドまでの間隔が、シールドの上下部と側
部においてほぼ等しくなるように、管内に配置される。
このような間隔を採用すると、シールドをファンネル中
に配置する際に発生する種々の問題が少なくなり、か
つ、シールドが電子ビームを遮断することによる問題も
軽減される。この発明によるシールド19では、シール
ドの上部及び下部はファンネルの上部と下部に接近して
位置するようにされており、また、シールド19の側部
はビームを遮断しない範囲でファンネルの側部から可能
な限り離れるようにされている。このようにすると、フ
ァンネルはシールドの後部近傍の位置で水平方向に長い
長方形から垂直方向の長方形に形が変わるので、その位
置においてシールドの高さは幅よりも大きくなる。シー
ルド19の最後部において、開口23の幅は電子ビーム
を通過させるに充分なだけの大きさとなり、開口23の
高さはその幅より大きい。
表面からシールドまでの間隔が、シールドの上下部と側
部においてほぼ等しくなるように、管内に配置される。
このような間隔を採用すると、シールドをファンネル中
に配置する際に発生する種々の問題が少なくなり、か
つ、シールドが電子ビームを遮断することによる問題も
軽減される。この発明によるシールド19では、シール
ドの上部及び下部はファンネルの上部と下部に接近して
位置するようにされており、また、シールド19の側部
はビームを遮断しない範囲でファンネルの側部から可能
な限り離れるようにされている。このようにすると、フ
ァンネルはシールドの後部近傍の位置で水平方向に長い
長方形から垂直方向の長方形に形が変わるので、その位
置においてシールドの高さは幅よりも大きくなる。シー
ルド19の最後部において、開口23の幅は電子ビーム
を通過させるに充分なだけの大きさとなり、開口23の
高さはその幅より大きい。
【0009】図2において、フエースプレート12は長
軸水平方向寸法Mhと短軸垂直方向寸法Mvとを持って
いる。これらの寸法は、アスペクト比Mh/Mvが1よ
り大きくなるように選択されている。前部開口22の近
くでは、磁気シールド19は図示のようにフエースプレ
ート12の範囲内に配置されており、前部開口は水平方
向寸法Fhと垂直方向寸法Fvを持つ。前部開口22の
付近では、磁気シールド19はフエースプレート12の
形状に非常に相似するように構成されている。従って、
前部開口22の寸法FhとFvは、アスペクト比Fh/
Fvが1より大きくなるように選択されている。後部開
口23はシールド19の中心に設けられており水平方向
の寸法Rhと垂直方向の寸法Rvとを持っている。シー
ルド19が管10のファンネル11内に適切に配置され
ると、ファンネルの上部と下部と後部開口23の上部と
下部との間隔は、ファンネルの側部と開口23の側部と
の間の間隔よりも実質的に小さくなる。開口23の寸法
RhとRvは、開口23が偏向された電子ビームが後部
開口23に入るに必要なだけの大きさとなるように選択
されている。従って、寸法RhとRvはアスペクト比R
h/Rvが1より小さくなるように選択することが好ま
しい。これらの条件に従って、あるいは、アスペクト比
Rh/Rvを1より小さくなるように寸法を決めた後部
開口23を用いると、垂直成分が大きくなるように磁界
が整形されることにより、南北磁界に関する不整合が実
質的に減少する。東西磁界に関する不整合は、電子ビー
ムに対して平坦な磁気シールドを設けることにより減少
する。
軸水平方向寸法Mhと短軸垂直方向寸法Mvとを持って
いる。これらの寸法は、アスペクト比Mh/Mvが1よ
り大きくなるように選択されている。前部開口22の近
くでは、磁気シールド19は図示のようにフエースプレ
ート12の範囲内に配置されており、前部開口は水平方
向寸法Fhと垂直方向寸法Fvを持つ。前部開口22の
付近では、磁気シールド19はフエースプレート12の
形状に非常に相似するように構成されている。従って、
前部開口22の寸法FhとFvは、アスペクト比Fh/
Fvが1より大きくなるように選択されている。後部開
口23はシールド19の中心に設けられており水平方向
の寸法Rhと垂直方向の寸法Rvとを持っている。シー
ルド19が管10のファンネル11内に適切に配置され
ると、ファンネルの上部と下部と後部開口23の上部と
下部との間隔は、ファンネルの側部と開口23の側部と
の間の間隔よりも実質的に小さくなる。開口23の寸法
RhとRvは、開口23が偏向された電子ビームが後部
開口23に入るに必要なだけの大きさとなるように選択
されている。従って、寸法RhとRvはアスペクト比R
h/Rvが1より小さくなるように選択することが好ま
しい。これらの条件に従って、あるいは、アスペクト比
Rh/Rvを1より小さくなるように寸法を決めた後部
開口23を用いると、垂直成分が大きくなるように磁界
が整形されることにより、南北磁界に関する不整合が実
質的に減少する。東西磁界に関する不整合は、電子ビー
ムに対して平坦な磁気シールドを設けることにより減少
する。
【0010】この発明のシールド19を用いると、管1
0の内部の包囲はシールド19内での電子ビームの最大
偏向を許容する状態で完全に保たれる。狭い後部開口2
3により、軸方向の磁界は垂直成分を持つように再整形
される。これによって、V字形のノッチを設けた従来の
シールドと全く同様な態様でビームと蛍光体の整合が改
善される。また、シールド19はファンネルの内部とマ
ッチして垂直方向に高く、それにより、軸方向の磁界が
垂直成分を持つようにするための軸方向磁界の方向を変
える作用が強められる。
0の内部の包囲はシールド19内での電子ビームの最大
偏向を許容する状態で完全に保たれる。狭い後部開口2
3により、軸方向の磁界は垂直成分を持つように再整形
される。これによって、V字形のノッチを設けた従来の
シールドと全く同様な態様でビームと蛍光体の整合が改
善される。また、シールド19はファンネルの内部とマ
ッチして垂直方向に高く、それにより、軸方向の磁界が
垂直成分を持つようにするための軸方向磁界の方向を変
える作用が強められる。
【0011】水平方向の磁界については、理想的には、
マスクが水平方向磁界を軸方向成分及び垂直方向成分を
持つように再整形できるようにするために、シールドは
ないほうがよい。シールドを設けるとすれば、磁界に直
角なシールド板はその磁界を変化させることはないの
で、理想的には、そのようなシールドは短軸平面内にあ
る、即ち、水平磁界に直角な平坦な板とすべきである。
勿論、平坦な板というのは電子ビームの通過に邪魔にな
る。これに近い最良のものは最小の幅と最大の高さをも
った箱形構造である。この発明のシールド19はこのよ
うな構造を提供するものである。
マスクが水平方向磁界を軸方向成分及び垂直方向成分を
持つように再整形できるようにするために、シールドは
ないほうがよい。シールドを設けるとすれば、磁界に直
角なシールド板はその磁界を変化させることはないの
で、理想的には、そのようなシールドは短軸平面内にあ
る、即ち、水平磁界に直角な平坦な板とすべきである。
勿論、平坦な板というのは電子ビームの通過に邪魔にな
る。これに近い最良のものは最小の幅と最大の高さをも
った箱形構造である。この発明のシールド19はこのよ
うな構造を提供するものである。
【図1】この発明の内部磁気シールドを有するカラー映
像管の断面図である。
像管の断面図である。
【図2】フエースプレートに取り付けた磁気シールドの
推奨実施例を示す図である。
推奨実施例を示す図である。
【図3】この発明の推奨実施例による磁気シールドの斜
視図である。
視図である。
11 ファンネル 12 フエースプレート 19 磁気シールド 22 前部開口 23 後部開口
Claims (1)
- 【請求項1】 フエースプレートとこのフエースプレー
トに取り付けられたファンネルとを有するカラー映像管
であって、上記フエースプレートは、水平フエースプレ
ート寸法Mh と垂直フエースプレート寸法Mvとを有し
かつこの寸法比Mh/Mvが1より大きく、さらに上記
カラー映像管はその内部に配置された磁気シールドを有
し、 上記磁気シールドは、上記フエースプレートに近い位置
にあって水平寸法F h と垂直寸法F v を有しその寸法比
F h /F v が1より大きなほぼ長方形の前部開口と、上
記フエースプレートより遠い位置にあって水平寸法R h
と垂直寸法R v を有しその寸法比R h /R v が1より小
さなほぼ長方形の後部開口とを有することを特徴とす
る、 カラー映像管。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/580,687 US5081392A (en) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | Color picture tube having an internal magnetic shield |
US580687 | 1990-09-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0737516A JPH0737516A (ja) | 1995-02-07 |
JP2589611B2 true JP2589611B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=24322125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3261167A Expired - Fee Related JP2589611B2 (ja) | 1990-09-11 | 1991-09-11 | カラー映像管 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5081392A (ja) |
JP (1) | JP2589611B2 (ja) |
KR (1) | KR950007685B1 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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