JP2589371Y2 - ガラス風除室 - Google Patents

ガラス風除室

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JP2589371Y2
JP2589371Y2 JP1993036769U JP3676993U JP2589371Y2 JP 2589371 Y2 JP2589371 Y2 JP 2589371Y2 JP 1993036769 U JP1993036769 U JP 1993036769U JP 3676993 U JP3676993 U JP 3676993U JP 2589371 Y2 JP2589371 Y2 JP 2589371Y2
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JP
Japan
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door
pit
opening
automatic door
automatic
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JP1993036769U
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JPH074758U (ja
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尚男 大山
茂尚 当麻
健一 稲村
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、出入口を引き戸形式の
自動ドアにより開閉する風除室に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から建物の出入口に自動ドアを設置
する場合にはドアの開動作に伴って建物の内部と外部と
の間で生じ易い空気の流れを抑えるために、風除室を設
けてその風除室の屋外側と屋内側とに自動ドアを設置す
ることが多い。そしてこのような風除室は建物の玄関と
して外観を整えるためにガラス板を壁面として多用した
仕様としており、この風除室の壁面の一部として構成さ
れる自動ドアの扉も強化ガラス板が使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで風除室に自動
ドアを設ける場合、出入口の上に上部幕板を設け、自動
ドアの扉を支持してこれを移動動作させるための機構や
駆動源からなる扉開閉駆動部を前記上部幕板内に隠蔽さ
せるようにしたり、風除室自体に天井が設けられている
場合にはその天井裏に扉開閉駆動部を配置して、扉開閉
駆動部が見えないように工夫されている。また出入口に
回転自動ドアをを組み込むようにした開き戸形式では、
旋回する扉の荷重を受けるようにするためにヒンジが必
要となっている。しかしながら、天面および四周側面に
ガラス板を使用して風除室を構成しようとすると、自動
ドアの設ける際に上述したように上部幕板が必要になっ
たり、回転式の場合にはヒンジが使用されたりして、前
記上部幕板やヒンジが際立って目立つようになり、この
ため、ガラス板を使用して透明感を演出しつつも出入口
が強調されてしまうという問題がある。
【0004】また従来の自動ドアにおいては、出入口へ
の接近物の検出に電子マットを用いて扉の開動作を行う
ようにした構成のものがあるが、前記電子マットの特性
によって導体(金属等)から距離を空けており、このた
め自動ドアの扉枠、レールなどの導体から約30cm程
度の無感知エリアを他の検知手段を用いてカバーする必
要があった。
【0005】そこで本考案は、風除室の天面、壁面をガ
ラス板からなる仕様とし、出入口を自動ドアにて開閉す
るようにした際に、その扉開閉機構部を隠すとともに、
扉周りの無感知エリアを生じさせないようにすることを
課題とし、出入口を強調させずに透明感が演出された風
除室を得て、そして他の検出手段を不要にすることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記した課題を
考慮してなされたもので、出入口を自動ドアにより開閉
可能に設けた風除室であって、前記出入口に対応する床
部にピットを形成して、該ピットに前記自動ドアの扉開
閉駆動部を配置し、風除室の床材を上面に備えるととも
に前記床材下に出入口への近接物を検知する電子マット
を備えたピット点検蓋で前記ピットの点検口を覆い、該
ピット点検蓋を、自動ドアの扉の移動用空間に近接配置
したことを特徴とすることを特徴とするガラス風除室を
提供して、上記した課題を解消するものである。
【0007】
【作用】本考案においては、出入口に対応して床部にピ
ットが設けられ、そのピットに扉開閉駆動部が配置され
るため、ピット点検口を覆う点検蓋により扉開閉駆動部
が隠蔽されるようになる。また電子マットが床材面から
下がった位置に配置されているため床面との間にレベル
差があり、扉などに付設された導体の移動動作などを感
知しないようになる。
【0008】
【実施例】つぎに本考案を図1から図5に示す一実施例
に基づいて詳細に説明する。図中1はガラス風除室で、
該風除室1は図に示すように、天面A、四方側面B,
C,D,Eがガラス板から形成され、正面となる側面B
において設けられた開口2に自動ドア3が設置されてい
るとともに、背面となる側面Cにおいて設けられた開口
4に同様にしてガラス板からなる通路部5が連続してい
る(開口4においても自動ドア3が設置されている)。
前記天面Aは三枚のガラス板6,7,8を並設してな
り、側面Bでは天地に亘る左右のガラス板9,11とこ
の間にして開口2の上部に位置する短寸のガラス板10
とを並設してなるものである。また側面D,Eはそれぞ
れ一枚のガラス板12,13からなり、側面Cも詳しく
は説明しないが開口4回りが複数枚のガラス板14から
構成されている。なお図2はガラス風除室1の側面Bを
示し、図3はガラス風除室1の平面を、そして図4は断
面を示している。
【0009】上記風除室1の開口2,4に設けられた自
動ドア3は、例えば図2の側面Bにおける開口2に設置
された自動ドア3で例示するように、それぞれ強化ガラ
ス板からなる一対の扉15が側面方向に開く引き戸形式
のものであって、扉15それぞれはその移動時に、開口
2,4の上縁に沿って設けられた細いレール16に案内
される。そして前記扉15を動作させる扉開閉駆動部1
7は、図4に示すように、開口2,4に対応した床部に
形成された排水機能付きピット18の内部に配置されて
いる。前記扉開閉駆動部17は扉15それぞれに対応し
て設置されるものであって、図5に示すように、ピット
18中で組み上げられたフレーム19に取付固定された
駆動エンジン20と、前記フレーム19に対して移動可
能に取り付けられ扉15の下端を受けてこの扉15全体
を支持する台車21とからなるものである。そして前記
駆動エンジン20の動作によって台車21が移動し、扉
15が開閉移動動作するように設けられている。
【0010】上記扉開閉駆動部17を配置したピット1
8の点検口22は、ピット点検蓋23によって覆われて
いる。詳しくは図5に示すように、ピット点検蓋23は
非帯電性の架台24を介して床部の高さに設定されてお
り、上面側に石板などからなる床材25を配置するとと
もに、その下部に電子マット26を配置した積層構造と
なっている。電子マット26は出入口への接近物を検知
するものであって、その検知を行うと上記扉開閉駆動部
17を動作させて扉の開動作を行わせるように設けられ
ている。そしてこのピット点検蓋23は図4,5に示す
ように、自動ドアの扉15の移動用空間27に近接配置
されている。このように電子マット26を備えたピット
点検蓋23はその電子マット26を床材25の下部に位
置させているため、扉などに付設された物体を出入口の
接近物として検出するようなことがなくなり、そして上
記したようにこのピット点検蓋23を扉の移動用空間2
7に近接させ、すなわち電子マット26を移動用空間2
7に近接させて、自動ドア4周りに無検知エリアが生じ
ないようになっている。なお、上記電子マットはピット
点検蓋にのみに備えられているものではなく、風除室1
内の床部を構成している床材の下部や自動ドアが面して
いる所定領域の範囲で床材の下部に配置されている。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の風除室
は、出入口を自動ドアにより開閉可能に設けた風除室で
あって、前記出入口に対応する床部にピットを形成し
て、該ピットに前記自動ドアの扉開閉駆動部を配置し、
風除室の床材を上面に備えるとともに前記床材下に出入
口への近接物を検知する電子マットを備えたピット点検
蓋で前記ピットの点検口を覆い、該ピット点検蓋を、自
動ドアの扉の移動用空間に近接配置したことを特徴とす
るものである。このように出入口の床部にピットを形成
して自動ドアの扉開閉駆動部を配置するようにしている
ため、従来のような出入口上部に上部帯板を設ける構成
をとる必要がなくなり、風除室をガラス板で構成した場
合においてもその出入口が強調されることのない透明感
のある風除室が得られるようになる。さらに自動ドアの
開動作を行わせる電子マットが床材の下部に配置された
状態で扉の移動用空間に近接されていることから、従来
ん生じていた無感知エリアが生じないようになり、他の
検出手段を必要としなくなるなど、実用性に優れた効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガラス風除室の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】一実施例における正面を示す説明図である。
【図3】同じく一実施例における平面を示す説明図であ
る。
【図4】同じく一実施例における断面を示す説明図であ
る。
【図5】同じく一実施例における扉開閉駆動部周りを示
す説明図である。
【符号の説明】
1…風除室 2,4…開口 3…自動ドア 15…自動ドアの扉 16…レール 17…扉開閉駆動部 18…ピット 20…駆動エンジン 21…台車 22…点検口 23…ピット点検蓋 25…床材 26…電子マット 27…移動用空間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入口を自動ドアにより開閉可能に設けた
    風除室であって、前記出入口に対応する床部にピットを
    形成して、該ピットに前記自動ドアの扉開閉駆動部を配
    置し、風除室の床材を上面に備えるとともに前記床材下
    に出入口への近接物を検知する電子マットを備えたピッ
    ト点検蓋で前記ピットの点検口を覆い、該ピット点検蓋
    を、自動ドアの扉の移動用空間に近接配置したことを特
    徴とすることを特徴とするガラス風除室。
JP1993036769U 1993-06-14 1993-06-14 ガラス風除室 Expired - Lifetime JP2589371Y2 (ja)

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JP1993036769U JP2589371Y2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ガラス風除室

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JP1993036769U JP2589371Y2 (ja) 1993-06-14 1993-06-14 ガラス風除室

Publications (2)

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JPH074758U JPH074758U (ja) 1995-01-24
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