JP2589273Y2 - 工具迅速着脱装置 - Google Patents

工具迅速着脱装置

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JP2589273Y2 JP1993064385U JP6438593U JP2589273Y2 JP 2589273 Y2 JP2589273 Y2 JP 2589273Y2 JP 1993064385 U JP1993064385 U JP 1993064385U JP 6438593 U JP6438593 U JP 6438593U JP 2589273 Y2 JP2589273 Y2 JP 2589273Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工作機械の工具取付部
に工具を迅速に着脱するための工具迅速着脱装置に関す
るものであり、特に、その加工の容易化に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】工作機械の工具取付部に固定されるアダ
プタと、工具を保持してアダプタに対して着脱される工
具保持体とを備えた工具迅速着脱装置として、例えば、
図4に示すものがある。
【0003】図4において、アダプタ400は、第一端
面402、その第一端面402から突出した嵌合突部4
04、その嵌合突部404の中心部を貫通する軸方向孔
406、およびその軸方向孔406から嵌合突部404
の外周面まで延びる半径方向孔408を備えている。
【0004】一方、工具保持体412は、アダプタ40
0の第一端面402に密着可能な第二端面414、その
第二端面414に形成されて嵌合突部404と嵌合する
嵌合孔416、およびその嵌合孔416の内周面に形成
され、内周面から半径方向外側に向かうに従って第二端
面414から遠ざかる方向に傾斜した傾斜面418を有
する係合凹部420を備えている。
【0005】アダプタ400の半径方向孔408内に
は、一対の係合駒424が摺動可能に嵌合されている。
各係合駒424は、半径方向外側の端部に工具保持体4
12の傾斜面418に係合する第一係合部426を、半
径方向内側の端部に第二係合部428をそれぞれ有して
いる。
【0006】また、アダプタ400の軸方向孔406内
には、駒駆動部材432が摺動可能に嵌合されている。
駒駆動部材432は、各係合駒424の第二係合部42
8とそれぞれ係合する係合部434を備え、自身が軸方
向に移動することにより係合駒424を半径方向孔40
8内で移動させるようになっている。
【0007】係合駒424の第二係合部428は、図5
に示すように、断面がT字形のT溝440から構成され
ており、駒駆動部材432の係合部434は、断面がT
溝440に対応するT字形の突条442から構成されて
いる。両者が係合させられることにより、係合駒424
が突条442に沿って摺動可能に駒駆動部材432に取
り付けられる。
【0008】この工具迅速着脱装置において、アダプタ
400が図示しない工作機械の工具取付部に取り付けら
れた状態で、先端部に工具を保持した工具保持体412
をアダプタ400に取り付ける場合には、まず、アダプ
タ400の嵌合突部404に工具保持体412の嵌合孔
416を嵌合させる。駒駆動部材432は常にはアダプ
タ400の軸方向孔406の先端側へ前進させられてお
り、この状態では、係合駒424が半径方向孔408内
にあり、嵌合突部404と嵌合孔416との嵌合を許容
する。
【0009】次に、駒駆動部材432を軸方向孔406
の後端側へ引き込めば、係合駒424が半径方向外向き
に移動し、第一係合部426が傾斜面418に係合す
る。この状態でさらに駒駆動部材432を後退させれ
ば、斜面の効果により、工具保持体412がアダプタ4
00側へ引き込まれ、工具保持体412の第二端面41
4がアダプタ400の第一端面402に密着させられ
て、工具を保持した工具保持体412がアダプタ400
を介して工作機械の工具取付部に迅速に取り付けられ
る。
【0010】一方、工具保持体412をアダプタ400
から取り外す場合には、駒駆動部材432を前進させれ
ば、係合駒424が半径方向内向きに移動して第一係合
部426と傾斜面418との係合が解除されるため、工
具保持体412をアダプタ400から容易に取り外すこ
とができる。
【0011】なお、上記装置とは逆に、工具保持体に嵌
合突部,駒駆動部材,係合駒等を設け、アダプタに嵌合
孔等を設けて工具保持体を取り付けるようにすることも
可能である。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記工
具迅速着脱装置においては、係合駒のT字溝および駒駆
動部材のT字形の突条の加工が面倒であるという問題が
あった。また、係合駒が円滑に摺動するように駒駆動部
材に係合させることが不可欠であるため、T字溝と突条
とを高い精度で加工しなければならず、加工に時間を要
し、製造コストが高いという問題があった。本考案はこ
の問題に鑑み、上記T字溝と突条とによる係合部に代え
て、加工が容易な係合駒と駒駆動部材との係合部を備え
た工具迅速着脱装置を得ることを課題として為されたも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】そして、本考案の要旨
は、前述のように、(a)第一端面,嵌合突部,軸方向
孔および半径方向孔を備えた第一部材と、(b)第二端
面,嵌合孔および傾斜面を有する係合凹部を備えた第二
部材と、(c)第一係合部および第二係合部を有する係
合駒と、(d)第二係合部と係合する係合部を備えた駒
駆動部材とを含み、前記第一部材と第二部材との一方が
工作機械の工具取付部に固定されるアダプタ、他方が工
具を保持してアダプタに対して着脱される工具保持体で
ある工具迅速着脱装置において、駒駆動部材の係合部
を、駒駆動部材にその駒駆動部材の軸方向に対して傾斜
して形成した第一摺動平面とその第一摺動平面に平行に
駒駆動部材に取り付けた案内ピンとにより構成し、前記
係合駒の第二係合部を前記第一摺動平面上を摺動する第
二摺動平面と前記案内ピンと摺動可能に嵌合するピン孔
とにより構成したことにある。
【0014】
【作用】上記のように構成された工具迅速着脱装置にお
いては、駒駆動部材が軸方向に移動させられるにつれ
て、係合駒が案内ピンに案内されて駒駆動部材の摺動面
上を摺動し、第一部材の半径方向孔内を移動する。第一
部材と第二部材とが固定される際、係合駒の第一係合部
が第二部材の傾斜面に強く係合させられ、傾斜面からの
反力により係合駒が駒駆動部材側へ強く押されるが、こ
の大きな力は係合駒の摺動面から駒駆動部材の摺動面に
伝達される。案内ピンは係合駒の摺動面が駒駆動部材の
摺動面から浮き上がることを防止すればよく、それほど
大きな力を受けないため、比較的細いもので十分であ
る。
【0015】
【考案の効果】上記のように、本考案においては、係合
駒と駒駆動部材との係合部が互いに摺動する一対の摺動
平面と、互いに嵌合するピン孔および案内ピンとにより
構成されるため、従来のようにT字溝とそれに対応する
T字形の突条とによって構成される場合に比較して、加
工が容易であり、短時間で安価に加工を行うことができ
る。単純な平面である摺動平面と円形断面のピン孔およ
び案内ピンは共に加工が容易なのである。
【0016】さらに、従来のようなT字溝および突条は
加工することが難しいため、係合駒および駒駆動部材が
大形となることを避け得なかったが、本考案によれば係
合駒および駒駆動部材を小形化することができ、従来不
可能であった小形の工具迅速着脱装置の製造が可能とな
った。
【0017】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1において、10は装置本体である。
装置本体10の下部には位置決め突部12が形成されて
おり、工作機械の工具取付部14に図3に示すように形
成された位置決め溝15に嵌合される。装置本体10の
底面と工具取付部14との間にはスペーサ16が挟まれ
て装置本体10の高さが調節される。位置決め突部12
にはT溝17が形成されており、これに断面形状がT字
形のクランプ部材18が嵌合されるとともに図示しない
ボルトにより工具取付部14側へ引き付けられることに
より装置本体10を工具取付部14に固定する
【0018】装置本体10の上部にはシリンダボア20
が形成されている。シリンダボア20にはピストン22
が油密に嵌合されており、シリンダボア20とピストン
22との間に油室24が形成されている。油室24には
図示しない油圧源からポート25を経て加圧された作動
油が供給され、ピストン22を前進させる。ピストン2
2からピストンロッド28が延び出させられ、先端部に
はT溝30が形成されている。
【0019】シリンダボア20の開口部にはアダプタ3
4が嵌合され、図3に示すように、キー32によって回
転を防止されるとともに、ボルトによって装置本体10
に固定されている。アダプタ34の装置本体10との嵌
合部内には大径のばね収容穴35が形成されており、ば
ね収容穴の底面36とピストン22との間には、角ばね
38が配設され、角ばね38によってピストン22がア
ダプタ34から離れる方向、すなわち後方へ引き込まれ
る向きに付勢されている。
【0020】アダプタ34の装置本体10側とは反対側
の端面42からは、嵌合突部44が突出させられてい
る。嵌合突部44の外周面は、先端部ほど直径が小さい
テーパ面とされている。嵌合突部44の中心部には、先
端部からばね収容穴35へ貫通する軸方向孔46が形成
されている。また、嵌合突部44には、軸方向孔46か
ら嵌合突部44の外周面まで延びる半径方向孔48が形
成されている。半径方向孔48は一直径上に一対形成さ
れている。
【0021】アダプタ34の嵌合突部44には、工具保
持体54が着脱可能に嵌合されるようになっている。工
具保持体54はアダプタ34の端面42に密着可能な端
面56を備えるとともに、端面56に、嵌合突部44の
テーパ面に対応するテーパ状の嵌合孔58を備えてお
り、嵌合突部44としまり嵌合可能とされている。ま
た、工具保持体54の嵌合孔58の内周面には係合凹部
60が形成されており、係合凹部60の装置本体10に
近い側の側壁面がテーパ面62とされている。テーパ面
62は嵌合突部44の先端側に向かうにしたがって直径
が大きくなる状態で形成されており、このテーパ面62
は、嵌合孔58の内周面から半径方向外側に向かうに従
って端面56から遠ざかる方向に傾斜した傾斜面である
ことになる。工具保持体54には、切削工具66が着脱
可能に取り付けられている。
【0022】アダプタ34の一対の半径方向孔48の各
々に係合駒70が摺動可能に嵌合されている。各係合駒
70は図1および図2から明らかなように、前側半分に
矩形の溝72が形成されており、後側端面の外周側部分
が工具保持体54のテーパ面62に係合する第一係合部
たる傾斜面(テーパ面の一部)74とされている。
【0023】また、アダプタ34の嵌合突部44に形成
された軸方向孔46には、駒駆動部材76が軸方向に摺
動可能に嵌合されている。駒駆動部材76は、概して軸
方向孔46よりやや小径の円柱状を成す本体部78と、
その本体部78の先端および後端にそれぞれ一体に設け
られた頭部80およびT形突起82とを備えている。ピ
ストンロッド28の先端部が軸方向孔46に嵌合された
状態でT形突起82がピストンロッド28のT溝30に
係合させられることにより、駒駆動部材76がピストン
22およびピストンロッド28と一体的に軸方向に移動
させられるようになっている。
【0024】頭部80は、駒駆動部材76の先端に形成
された半径方向外向きの円形フランジの直径方向に隔た
った2部分が大きく平面取りされることにより、本体部
78の直径より狭い幅とされたものである。本体部78
は軸方向孔46に隙間を残して嵌合されており、Oリン
グ83により軸方向孔46のほぼ中心に位置決めされて
いる。本体部78の軸方向の中間部の直径方向に隔たっ
た2か所に、頭部80側ほど駒駆動部材80の軸線から
隔たる向きに傾斜した一対の摺動平面84が形成されて
いる。これら摺動平面84に平行に一対の案内ピン88
が設けられている。各案内ピン88は、それぞれの両端
部が頭部80と本体部78とにそれぞれ形成された嵌合
孔に嵌合されることにより駒駆動部材76に取り付けら
れている。
【0025】各係合駒70は、駒駆動部材76の各摺動
平面84上を摺動する摺動平面89と、それら摺動平面
89と平行に係合駒70を貫通するピン孔90とを備え
ており、図1および図2に示すように、各ピン孔90と
案内ピン88とが嵌合されることにより、係合駒70の
摺動平面89の駒駆動部材76の摺動平面84からの浮
き上がりが防止されている。したがって、駒駆動部材7
6の軸方向の移動により、係合駒70がアダプタ34の
半径方向孔48内を移動させられる。
【0026】駒駆動部材76の頭部80には、頭部80
と同形の押さえ板92(図3参照)がねじ94によって
固定されており、案内ピン88の駒駆動部材76からの
抜け出しが防止されている。また、アダプタ34の嵌合
突部44の半径方向孔48よりも先端側の部分には、図
3に示すように駒駆動部材76の頭部80および押さえ
板92の嵌入を許容する溝98が形成されている。
【0027】なお、係合駒70の前側半分に矩形の溝7
2が形成されているのは、駒駆動部材80が後退させら
れた際、頭部80および押さえ板92が係合駒70の前
側半分と干渉することを回避しつつ、係合駒70を広い
摺動平面89で駒駆動部材80の摺動平面84に密着さ
せることにより、係合駒70が傾斜面74において工具
保持体54のテーパ面62に係合したときの係合駒70
の倒れを効果的に防止するためである。
【0028】以上のように構成された工具迅速着脱装置
においては、アダプタ34が工作機械の工具取付部14
に取り付けられたままで、切削工具66を保持した工具
保持体54がアダプタ34に着脱される。工具保持体5
4の装着時には、まず、装置本体10の油室24にポー
ト26から作動油が供給される。それにより、ピストン
22が角ばね38の付勢力に打ち勝って前進し、図1に
示すように、駒駆動部材76を前進させる。このとき、
駒駆動部材76の頭部80と押さえ板92とが、係合駒
70の溝72から脱してアダプタ34の溝98に嵌入す
る。
【0029】駒駆動部材76の上記前進に伴って、係合
駒70が案内ピン88により、図1に示すように、アダ
プタ34の半径方向孔48内に引っ込まされる。この状
態で、アダプタ34の嵌合突部44に工具保持体54の
嵌合孔58を嵌合させる。
【0030】次に、装置本体10の油室24の油圧を大
気圧まで低下させれば、角ばね38の付勢力によりピス
トン22が後退させられて、駒駆動部材76が軸方向孔
46内へ引き込まれる。それにより、図2に示すよう
に、係合駒70の摺動平面89が駒駆動部材76の摺動
平面84上を摺動し、半径方向孔48内を半径方向外向
きに移動して、傾斜面74が工具保持体54のテーパ面
62と係合する。そして、さらに駒駆動部材76が引き
込まれることによって、斜面の効果により工具保持体5
4がアダプタ34側へ引き付けられて工具保持体54の
端面56がアダプタ34の端面42と密着させられると
ともに、工具保持体54のテーパ状の嵌合孔58とアダ
プタ34のテーパ状の嵌合突部44とが締まり嵌合し
て、工具保持体54がアダプタ34に強固に取り付けら
れる。
【0031】なお、係合駒70の傾斜面74と工具保持
体54のテーパ面62との係合によって工具保持体54
がアダプタ34側へ引き付けられる際、一対の係合駒7
0が良好にテーパ面62に係合するために、係合駒70
およびそれらを保持している駒駆動部材76が半径方向
に僅かに移動可能であることが望ましい。この半径方向
の移動は、Oリング83の弾性変形により許容される。
【0032】また、係合駒70の傾斜面74はテーパ面
62に強く係合させられるため、係合駒70に半径方向
内向きの大きな力が作用するが、この力は駒駆動部材7
6の摺動平面84によって受けられ、案内ピン88には
作用しない。したがって、案内ピン88は、係合駒70
の摺動平面84からの浮き上がりを防止するに足るもの
であればよい。
【0033】一方、工具保持体54をアダプタ34から
取り外す場合には、油室24の油圧を高めれば、駒駆動
部材76が前進させられて、係合駒70が半径方向孔4
8内に引っ込み、傾斜面74とテーパ面62との係合が
解除されるため、迅速かつ容易に工具保持体54をアダ
プタ34から取り外すことができる。
【0034】本実施例においては、傾斜面74により係
合駒70の第一係合部が、またピン孔90および摺動平
面89により第二係合部がそれぞれ構成されるととも
に、案内ピン88および摺動平面84により駒駆動部材
76の係合部が構成されているのである。
【0035】このように、駒駆動部材76と係合駒70
との係合を、一対の摺動平面89,84と案内ピン88
およびピン孔90とにより実現することにより、両者の
係合部の加工が容易となり、短い時間で、安価に加工を
行うことができる。また、両者の係合部は、従来のT字
形の突条とT溝とに比較して小形にすることが容易であ
るため、従来製造が不可能であったような小形の工具迅
速着脱装置の製造が可能になる。
【0036】なお、本実施例においては、アダプタ34
が第一部材,端面42が第一端面を構成し、工具保持体
54が第二部材,端面56が第二端面を構成しており、
アダプタ側に係合駒70,駒駆動部材76等が設けられ
ているため、工具保持体54の構造が簡単となる。した
がって、1個のアダプタ34に対して複数の工具保持体
54を用意する場合に、製造コストを低く抑えることが
できる。しかし、本実施例とは逆に、工具保持体を第一
部材,アダプタを第二部材として、工具保持体側に嵌合
突起,駒駆動部材および係合駒を設けるようにすること
も可能である。
【0037】その他、いちいち例示することはしない
が、当業者の知識に基づいて種々の変形,改良を施した
態様で本考案を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である工具迅速着脱装置を示
す正面断面図である。
【図2】上記装置の図1とは別の作動状態を示す正面断
面図である。
【図3】上記装置の正面断面図(工具保持体を除く)で
ある。
【図4】従来の工具迅速着脱装置の要部を示す正面断面
図である。
【図5】図4の装置の係合駒および駒駆動部材の係合部
を拡大して示す正面断面図である。
【符号の説明】
34 アダプタ 42 端面 44 嵌合突部 54 工具保持体 56 端面 58 嵌合孔 62 テーパ面 70 係合駒 74 傾斜面 76 駒駆動部材 84 摺動平面 88 案内ピン 89 摺動平面 90 ピン孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一端面、その第一端面から突出した嵌
    合突部、その嵌合突部の中心部を貫通する軸方向孔、お
    よびその軸方向孔から嵌合突部の外周面まで延びる半径
    方向孔を備えた第一部材と、 前記第一端面に密着可能な第二端面、その第二端面に形
    成されて前記嵌合突部と嵌合する嵌合孔、およびその嵌
    合孔の内周面に形成され、内周面から半径方向外側に向
    かうに従って前記第二端面から遠ざかる方向に傾斜した
    傾斜面を有する係合凹部を備えた第二部材と、 前記第一部材の前記半径方向孔内に摺動可能に嵌合さ
    れ、半径方向外側の端部に前記第二部材の傾斜面に係合
    する第一係合部を、半径方向内側の端部に第二係合部を
    それぞれ有する係合駒と、 前記第一部材の軸方向孔内に摺動可能に嵌合され、前記
    係合駒の第二係合部と係合する係合部を備え、自身が軸
    方向に移動することにより係合駒を半径方向孔内で移動
    させる駒駆動部材とを含み、前記第一部材と第二部材と
    の一方が工作機械の工具取付部に固定されるアダプタ、
    他方が工具を保持してアダプタに対して着脱される工具
    保持体である工具迅速着脱装置において、 前記駒駆動部材の係合部を、駒駆動部材にその駒駆動部
    材の軸方向に対して傾斜して形成した第一摺動平面とそ
    の第一摺動平面に平行に駒駆動部材に取り付けた案内ピ
    ンとにより構成し、前記係合駒の第二係合部を前記第一
    摺動平面上を摺動する第二摺動平面と前記案内ピンと摺
    動可能に嵌合するピン孔とにより構成したことを特徴と
    する工具迅速着脱装置。
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