JP2589261Y2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
内燃機関用点火装置Info
- Publication number
- JP2589261Y2 JP2589261Y2 JP1992040766U JP4076692U JP2589261Y2 JP 2589261 Y2 JP2589261 Y2 JP 2589261Y2 JP 1992040766 U JP1992040766 U JP 1992040766U JP 4076692 U JP4076692 U JP 4076692U JP 2589261 Y2 JP2589261 Y2 JP 2589261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal combustion
- combustion engine
- power switch
- angle sensor
- ignition device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、エンジンのクランク
角度を検出するクランク角センサと、イグニションコイ
ルの一次電流を通電遮断するパワースイッチとが一体の
内燃機関点火用装置に関するものである。
角度を検出するクランク角センサと、イグニションコイ
ルの一次電流を通電遮断するパワースイッチとが一体の
内燃機関点火用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の内燃機関点火用装置の一例
を示す部分断面図、図5は図4の要部平面図、図6は図
5の側面図であり、1はハウジング、2はこのハウジン
グ1の開口部を覆うキャップ、20はハウジング1内に
収納されたイグニションコイル、3はハウジング1に軸
承された駆動軸で、内燃機関のクランク軸(図示せず)に
同期して回転される。
を示す部分断面図、図5は図4の要部平面図、図6は図
5の側面図であり、1はハウジング、2はこのハウジン
グ1の開口部を覆うキャップ、20はハウジング1内に
収納されたイグニションコイル、3はハウジング1に軸
承された駆動軸で、内燃機関のクランク軸(図示せず)に
同期して回転される。
【0003】4はハウジング1内に配設されたクランク
角センサで、磁気センサである第1および第2のホール
ICセンサ(図示せず)、第1および第2のマグネット
(図示せず)により構成されている。5,15はそれぞれ
駆動軸3にブランク6を介してねじ7で固着され駆動軸
3と一体に回転する磁性材料からなる第1および第2の
ベーンで、信号遮断部である第1および第2のベーン
5,15は円板状をしており、かつ先端部には90°の角
度間隔で折曲部5a,15aが形成されている。この折
曲部5a,15aは発信部であるマグネットと受信部で
あるホールICセンサとの間に形成された第1および第
2の間隙8,18を通過するようになっている。
角センサで、磁気センサである第1および第2のホール
ICセンサ(図示せず)、第1および第2のマグネット
(図示せず)により構成されている。5,15はそれぞれ
駆動軸3にブランク6を介してねじ7で固着され駆動軸
3と一体に回転する磁性材料からなる第1および第2の
ベーンで、信号遮断部である第1および第2のベーン
5,15は円板状をしており、かつ先端部には90°の角
度間隔で折曲部5a,15aが形成されている。この折
曲部5a,15aは発信部であるマグネットと受信部で
あるホールICセンサとの間に形成された第1および第
2の間隙8,18を通過するようになっている。
【0004】9は駆動軸3の先端部に取り付けられ駆動
軸3と一体に回転する配電ロータで、キャップ2に設け
られた中心電極10に摺接したロータ電極11を有して
いる。12はキャップ2に内燃機関(図示せず)の各気筒
の点火プラグ(図示せず)に対応して設けられた周辺電極
で、ロータ電極11を介して順次点火コイル(図示せず)
の二次電圧が配電され、点火プラグが着火される。
軸3と一体に回転する配電ロータで、キャップ2に設け
られた中心電極10に摺接したロータ電極11を有して
いる。12はキャップ2に内燃機関(図示せず)の各気筒
の点火プラグ(図示せず)に対応して設けられた周辺電極
で、ロータ電極11を介して順次点火コイル(図示せず)
の二次電圧が配電され、点火プラグが着火される。
【0005】図7は図5に示したカバー21を除いた状
態を示す図、図8は図7のクランク角センサに接合され
たヒートシンク22の平面図であり、23は絶縁板(図
示せず)を介してヒートシンク22に接着され、イグニ
ションコイル20の一次コイルに流れる一次電流を制御
するためのハイブリッド集積回路(HICと略称す
る。)、24はヒートシンク22に絶縁板(図示せず)
を介して接着され、イグニションコイル20の一次コイ
ルに流れる一次電流を通電遮断するパワートランジスタ
である。
態を示す図、図8は図7のクランク角センサに接合され
たヒートシンク22の平面図であり、23は絶縁板(図
示せず)を介してヒートシンク22に接着され、イグニ
ションコイル20の一次コイルに流れる一次電流を制御
するためのハイブリッド集積回路(HICと略称す
る。)、24はヒートシンク22に絶縁板(図示せず)
を介して接着され、イグニションコイル20の一次コイ
ルに流れる一次電流を通電遮断するパワートランジスタ
である。
【0006】上記構成の内燃機関点火用装置において
は、内燃機関のクランク軸の回転により駆動軸3が回転
すると、これと一体的に固着された信号遮断部である第
1および第2のベーン5,15も回転し、折曲部5a,1
5aが第1および第2の間隔8,18を横切る毎に、折曲
部5a,15aは発信部であるマグネットから受信部で
ある第1および第2のホールICセンサに向けて通る磁
束を遮断し、第1および第2のホールICセンサには駆
動軸3の回転に応じた磁束の変化として与えられる。こ
の第1のホールICセンサでは磁束の変化を電気信号に
変換し、この電気信号はコンピュータで処理された後に
HIC23およびパワートランジスタ24で構成された
パワースイッチに送られ、その結果イグニションコイル
の一次電流が制御され、点火時期にはイグニションコイ
ルに二次電圧が発生する。この二次電圧は配電ロータ9
の回転に伴い中心電極10、ロータ電極11を介して周
辺電極12に順次配電され、各気筒の点火プラグが順次
着火され、内燃機関は継続運転される。また、第2のホ
ールICセンサでは磁束の変化を電気信号に変換し、そ
の電気信号は各気筒の判別機能に供される。
は、内燃機関のクランク軸の回転により駆動軸3が回転
すると、これと一体的に固着された信号遮断部である第
1および第2のベーン5,15も回転し、折曲部5a,1
5aが第1および第2の間隔8,18を横切る毎に、折曲
部5a,15aは発信部であるマグネットから受信部で
ある第1および第2のホールICセンサに向けて通る磁
束を遮断し、第1および第2のホールICセンサには駆
動軸3の回転に応じた磁束の変化として与えられる。こ
の第1のホールICセンサでは磁束の変化を電気信号に
変換し、この電気信号はコンピュータで処理された後に
HIC23およびパワートランジスタ24で構成された
パワースイッチに送られ、その結果イグニションコイル
の一次電流が制御され、点火時期にはイグニションコイ
ルに二次電圧が発生する。この二次電圧は配電ロータ9
の回転に伴い中心電極10、ロータ電極11を介して周
辺電極12に順次配電され、各気筒の点火プラグが順次
着火され、内燃機関は継続運転される。また、第2のホ
ールICセンサでは磁束の変化を電気信号に変換し、そ
の電気信号は各気筒の判別機能に供される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の内燃機関点火用装置では、パワースイッチをヒ
ートシンク22に取り付ける場合、ヒートシンク22に
HIC23およびパワートランジスタ24を接着し、そ
の後HIC23およびパワートランジスタ24に半田付
けされたリードをクランク角センサ4とそれぞれ接続
し、次にHIC23およびパワートランジスタ24の表
面を保護および放熱性から比較的柔らかいシリコーン系
の樹脂(図示せず)で覆い、最後にカバー21でパワー
スイッチを密閉しなければならないことから、部品点数
が多く、また接続工程も多くそれだけ接続部の信頼性が
悪く、さらに組立作業性が悪いという課題があった。こ
の考案は、かかる課題を解消するためになされたもの
で、部品点数が削減されるとともに接続部の信頼性が向
上し、また組立作業性が向上する内燃機関点火用装置を
得ることを目的とする。
た従来の内燃機関点火用装置では、パワースイッチをヒ
ートシンク22に取り付ける場合、ヒートシンク22に
HIC23およびパワートランジスタ24を接着し、そ
の後HIC23およびパワートランジスタ24に半田付
けされたリードをクランク角センサ4とそれぞれ接続
し、次にHIC23およびパワートランジスタ24の表
面を保護および放熱性から比較的柔らかいシリコーン系
の樹脂(図示せず)で覆い、最後にカバー21でパワー
スイッチを密閉しなければならないことから、部品点数
が多く、また接続工程も多くそれだけ接続部の信頼性が
悪く、さらに組立作業性が悪いという課題があった。こ
の考案は、かかる課題を解消するためになされたもの
で、部品点数が削減されるとともに接続部の信頼性が向
上し、また組立作業性が向上する内燃機関点火用装置を
得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案に係る内燃機関
点火用装置は、パワートランジスタとハイビリッド集積
回路とをモールドパッケージしてパワースイッチを構成
し、またこのパワースイッチをクランク角センサと同一
平面上に配設したものである。
点火用装置は、パワートランジスタとハイビリッド集積
回路とをモールドパッケージしてパワースイッチを構成
し、またこのパワースイッチをクランク角センサと同一
平面上に配設したものである。
【0009】
【作用】この考案においては、パワースイッチを単一化
したことにより、部品点数が減少し、また組立作業性が
向上する。
したことにより、部品点数が減少し、また組立作業性が
向上する。
【0010】
【実施例】以下、この考案の実施例を図について説明す
る。図1(a)はこの考案の一実施例を示す平面図、図
1(b)は図1(a)のAーA線に沿う断面図、図2は
図1(a)の側面図であり、図4ないし図8と同一または
相当部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
る。図1(a)はこの考案の一実施例を示す平面図、図
1(b)は図1(a)のAーA線に沿う断面図、図2は
図1(a)の側面図であり、図4ないし図8と同一または
相当部分は同一符号を付し、その説明は省略する。
【0011】図において、30はパワートランジスタと
HICとをあらかじめモールドパッケージして構成され
たパワースイッチで、このパワースイッチ30は、図3
に示すようにねじ31によりヒートシンク22に固着さ
れている。
HICとをあらかじめモールドパッケージして構成され
たパワースイッチで、このパワースイッチ30は、図3
に示すようにねじ31によりヒートシンク22に固着さ
れている。
【0012】このように構成された内燃機関点火用装置
では、ヒートシンク22に熱伝導性のよい絶縁シートを
介してパワースイッチ30をねじ31を用いて固着し、
その後クランク角センサ4とヒートシンク22との接着
剤を用いた接着および突起部32をヒートシンク22の
孔33に貫通した後の溶着により、クランク角センサ4
とパワースイッチ30とは一体化される。また、このパ
ワースイッチ30はクランク角センサ4と同一平面上に
配設されており、内燃機関点火用装置の全高を低く抑え
ることができる。なお、上記実施例ではクランク角セン
サとしてホール効果型センサ装置について説明したが、
勿論このものに限定されるものではなく、例えば発信部
である光源と、この光源と間隙を介して対向した受信部
であるフォトダイオードとからなり、間隙を信号遮断部
が通過することで光源からフォトダイオードに向けて発
信する光が遮断されることでクランクの回転角度が検出
される光学式センサ装置であってもよい。また、HIC
にはパワートランジスタチップ、モノリシックICおよ
びチップ状抵抗をリードフレームに取り付けたものも含
まれる。
では、ヒートシンク22に熱伝導性のよい絶縁シートを
介してパワースイッチ30をねじ31を用いて固着し、
その後クランク角センサ4とヒートシンク22との接着
剤を用いた接着および突起部32をヒートシンク22の
孔33に貫通した後の溶着により、クランク角センサ4
とパワースイッチ30とは一体化される。また、このパ
ワースイッチ30はクランク角センサ4と同一平面上に
配設されており、内燃機関点火用装置の全高を低く抑え
ることができる。なお、上記実施例ではクランク角セン
サとしてホール効果型センサ装置について説明したが、
勿論このものに限定されるものではなく、例えば発信部
である光源と、この光源と間隙を介して対向した受信部
であるフォトダイオードとからなり、間隙を信号遮断部
が通過することで光源からフォトダイオードに向けて発
信する光が遮断されることでクランクの回転角度が検出
される光学式センサ装置であってもよい。また、HIC
にはパワートランジスタチップ、モノリシックICおよ
びチップ状抵抗をリードフレームに取り付けたものも含
まれる。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように、この考案の内燃機
関点火用装置によれば、パワースイッチをパワートラン
ジスタとHICとをモールドパッケージして構成したこ
とにより、部品点数が削減されるとともに、組立作業性
が向上し、さらに接続部のうちパワートランジスタ等の
チップ側の接続がモールド内部にあるので、接続部の信
頼性が向上するという効果もある。また、パワースイッ
チはクランク角センサと同一平面上に配設されており、
内燃機関点火用装置の全高を低く抑えることができる効
果もある。
関点火用装置によれば、パワースイッチをパワートラン
ジスタとHICとをモールドパッケージして構成したこ
とにより、部品点数が削減されるとともに、組立作業性
が向上し、さらに接続部のうちパワートランジスタ等の
チップ側の接続がモールド内部にあるので、接続部の信
頼性が向上するという効果もある。また、パワースイッ
チはクランク角センサと同一平面上に配設されており、
内燃機関点火用装置の全高を低く抑えることができる効
果もある。
【図1】 (a)はこの考案の一実施例を示す平面図、
(b)は図(a)のAーA線に沿う断面図である。
(b)は図(a)のAーA線に沿う断面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 図1のパワースイッチがヒートシンクに固着
された状態を示す平面図である。
された状態を示す平面図である。
【図4】 従来の内燃機関用点数装置の断面図である。
【図5】 図4のクランク角センサの平面図である。
【図6】 図5の側面図である。
【図7】 図5のカバーを除去したときの平面図であ
る。
る。
【図8】 図5のパワースイッチがヒートシンクに固着
された状態の平面図である。
された状態の平面図である。
3 駆動軸、4 クランク角センサ、5,15 べーン
(信号遮断部)、20イグニションコイル、22 ヒー
トシンク、30 パワースイッチ。
(信号遮断部)、20イグニションコイル、22 ヒー
トシンク、30 パワースイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−136484(JP,A) 特開 昭64−45968(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02P 7/067 302 F02P 7/00 F02P 15/00 303
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動軸と、この駆動軸に固定され駆動軸
とともに回転する信号遮断部と、発信部とこの発信部と
間隙を介して対向した受信部とから構成されたクランク
角センサと、イグニションコイルの一次コイルに流れる
電流を断続通電するとともにパワートランジスタおよび
ハイブリッド集積回路からなるパワースイッチとを備
え、前記信号遮断部が前記間隙を通過して前記発信部か
ら前記受信部に向けて発信する信号を遮断することでク
ランクの回転角度が検出されるようになっているととも
に、前記クランク角センサと前記パワースイッチとが一
体に構成された内燃機関用点火装置において、前記パワ
ースイッチは前記パワートランジスタと前記ハイブリッ
ド集積回路とがモールドパッケージされて構成されてお
り、また前記パワースイッチは前記クランク角センサと
同一平面上に配設されたことを特徴とする内燃機関用点
火装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040766U JP2589261Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 内燃機関用点火装置 |
KR1019930009754A KR970003158B1 (ko) | 1992-06-15 | 1993-05-31 | 내연기관용 점화장치 |
US08/076,200 US5365909A (en) | 1992-06-15 | 1993-06-14 | Ignitor for an internal combustion engine |
DE4319720A DE4319720C2 (de) | 1992-06-15 | 1993-06-15 | Zündvorrichtung für einen Verbrennungsmotor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992040766U JP2589261Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 内燃機関用点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612762U JPH0612762U (ja) | 1994-02-18 |
JP2589261Y2 true JP2589261Y2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=12589753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992040766U Expired - Lifetime JP2589261Y2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589261Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6445968A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-20 | Nippon Denso Co | Ignition device for internal combustion engine |
JP2590601B2 (ja) * | 1990-09-28 | 1997-03-12 | 松下電器産業株式会社 | 電子点火装置 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP1992040766U patent/JP2589261Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0612762U (ja) | 1994-02-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
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