JP2589129Y2 - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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JP2589129Y2
JP2589129Y2 JP1993055013U JP5501393U JP2589129Y2 JP 2589129 Y2 JP2589129 Y2 JP 2589129Y2 JP 1993055013 U JP1993055013 U JP 1993055013U JP 5501393 U JP5501393 U JP 5501393U JP 2589129 Y2 JP2589129 Y2 JP 2589129Y2
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JP
Japan
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terminal plate
separator
deflection yoke
yoke device
diameter portion
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JP1993055013U
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JPH0719940U (ja
Inventor
弘子 田嶋
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テレビジョン受像機や
CRTディスプレイ装置等の陰極線管に装着される偏向
ヨーク装置に係り、特に、片持ち状に支持される端子板
が破損しにくい構造を有する偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の偏向ヨーク装置を示す図で
ある。図6において、11は水平偏向コイルと垂直偏向
コイルとを電気的に絶縁して保持するためのラッパ型の
セパレータであり、その外側には、鞍形に巻線された一
対の垂直偏向コイル10、及びフェライト等からなるコ
ア12が装着されており、セパレータ11の内側には、
図示せぬ水平偏向コイルが装着されている。また、偏向
ヨーク装置には、偏向特性を補正する回路が必要であ
り、そのような回路を搭載した端子板13が、セパレー
タ11に取り付けられている。
【0003】この端子板13が充分に大きく、セパレー
タ11の両端部に完全にわたるような場合には、セパレ
ータ11の小径部11aと大径部11bの2か所にて端
子板13を確実に固定する方法があるが、図6に示すよ
うに、端子板13がセパレータ11の両端部にわたらな
い場合には、セパレータ小径部11aもしくはセパレー
タ大径部11bのみにて、端子板13を片持ち状に支持
している。なお、同図においては、セパレータ小径部1
1aに端子板13が取り付けられている。
【0004】この端子板13のセパレータ小径部11a
への取り付けは、作業性を考え、図6及び図7に示すよ
うに、セパレータ小径部11aに一体成型された爪15
aを、端子板13に開けられた孔13aに引っかけ、端
子板13の端を別の爪15bにはめ込み、固定・支持す
る方法が採られている。また、端子板13の回路には、
高電圧が印加されているので、感電防止と回路の保護の
ために、絶縁素材でできた端子板カバー14が端子板1
3の上から被せられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の偏向ヨ
ーク装置において、端子板13はセパレータ11の片側
端部のみにて取り付けられているので、運搬時やCRT
への装着時等に、外側から(矢印Aの方向)力が加わっ
た場合、端子板13やセパレータ小径部11aに設けら
れた爪15a,15bに無理な力が働き、端子板13が
爪15a,15bから外れてしまったり、爪15a,1
5bが折れてしまう恐れがある。また、端子板13が歪
んで、配線されている線が切れてしまったり、さらに
は、端子板13自体が割れてしまう等の問題があった。
【0006】また、端子板を片持ち状に支持される端子
板の破損を防止する方法として、実開昭63−2020
49号公報に示されているように、端子板を片持ち状に
支持するだけでなく、端子板と偏向ヨーク装置本体の間
に接着剤を介装して、固定する方法がある。しかし、こ
の方法では、接着剤を塗布する工程が増えるため、作業
性が悪くなり、コストもアップしてしまう。また、いっ
たん端子板を偏向ヨーク本体に接着固定してしまうと、
分解することができず、修理の際にサービス性が悪くな
るという問題点があった。そこで、本発明はこのような
問題点に鑑みなされたものであり、端子板を片持ち状に
支持する偏向ヨーク装置において、簡単な構造で、端子
板の外側からの押し付け力に対して破損しにくい構造と
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、垂直偏向コイルと水平偏
向コイルとを電気的に絶縁して保持するセパレータと、
前記セパレータの小径部または大径部に、片持ち状に取
り付け保持される端子板と、前記端子板を覆い、その一
部が装置本体に略接するような形状をした端子板カバー
とを有することを特徴とする偏向ヨーク装置を提供す
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の偏向ヨーク装置について、添
付図面を参照して説明する。図1は本考案の偏向ヨーク
装置の一実施例を示す側面図、図2は図1に示す端子板
カバーを下方より見た図、図3は本考案の偏向ヨーク装
置を説明するための図、図4は別の端子板カバーを用い
た例を示す概略側面図、図5は図4に示す端子板カバー
を下方より見た図である。なお、図1〜図5において、
図6と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は
省略する。
【0009】本考案の特徴は、端子板を覆う端子板カバ
ーの一部を偏向ヨーク装置本体に略接するような形状に
したことにある。図1において、端子板13をセパレー
タ小径部11aに従来と同じ方法で取り付け、その上か
ら端子板カバー24を被せている。この端子板カバー2
4には、端子板13がセパレータ小径部11aに取り付
けられる側と反対側の縁に、突出部24aが設けられて
いる。この突出部24aは、図2にも示すように、端子
板カバー24を端子板13に被せたときに、コア12に
略接するような形状になっている。
【0010】端子板カバー24をこのような形状にする
ことにより、図3に示すように、矢印Aの方向から力が
加わっても、端子板カバー24の突出部24aが直ぐに
コア12にぶつかり、それ以上動くことはない。従っ
て、端子板13やセパレータ小径部11aに設けられた
爪15a,15bに無理な力がかからず、端子板13が
外れたり、爪15a,15bが折れる等の問題がなくな
る。
【0011】次に、別の端子板カバーを用いた例を説明
する。図4及び図5において、突出部34aは、端子板
カバー34の両側面側に設けられている。この突出部3
4aも、端子板カバー34を端子板13に被せたとき
に、コア12に略接するような形状になっている。端子
板カバー34をこのような形状にすることにより、先の
実施例と同様に、矢印Aの方向から力が加わっても、端
子板カバー34の突出部34aが直ぐにコア12にぶつ
かり、それ以上動くことはない。従って、端子板13や
セパレータ小径部11aに設けられた爪15a,15b
に無理な力がかからず、端子板13が外れたり、爪15
a,15bが折れる等の問題がなくなる。
【0012】なお、本実施例においては、端子板カバー
に設けられた突出部は、コアに略接するような形状であ
るが、コアだけでなく、端子板カバーの形状に合わせ、
セパレータ等の偏向ヨーク装置本体に略接するものであ
れば良い。また、端子板カバーに設けられた突出部の形
状や数は、上述したようなものに限定されず、端子板カ
バーの一部が偏向ヨーク装置本体に略接するような形状
であれば良いことは勿論のことである。
【0013】
【考案の効果】以上詳細に説明したように、本考案の偏
向ヨーク装置は、端子板を覆う端子板カバーの一部を装
置本体に略接するような形状にしたので、端子板を片持
ち状に支持する偏向ヨーク装置において、簡単な構造
で、端子板の外側からの押し付け力に対して破損しにく
い構造を有するという実用上極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の偏向ヨーク装置の一実施例を示す側面
図である。
【図2】図1に示す端子板カバーを下方より見た図であ
る。
【図3】本考案の偏向ヨーク装置を説明するための図で
ある。
【図4】別の端子板カバーを用いた例を示す概略側面図
である。
【図5】図4に示す端子板カバーを下方より見た図であ
る。
【図6】従来の偏向ヨーク装置の一例を示す側面図であ
る。
【図7】端子板とセパレータの固定部分を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 セパレータ 12 コア 13 端子板 15a,15b 爪 24,34 端子板カバー 24a,34a 突出部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直偏向コイルと水平偏向コイルとを電気
    的に絶縁して保持するセパレータと、 前記セパレータの小径部または大径部に、片持ち状に支
    持される端子板と、 前記端子板を覆い、その一部が装置本体に略接するよう
    な形状をした端子板カバーとを有することを特徴とする
    偏向ヨーク装置。
JP1993055013U 1993-09-16 1993-09-16 偏向ヨーク装置 Expired - Lifetime JP2589129Y2 (ja)

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JPH0719940U JPH0719940U (ja) 1995-04-07
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