JP2589000Y2 - コンテナ荷役用吊具の構造 - Google Patents

コンテナ荷役用吊具の構造

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JP2589000Y2
JP2589000Y2 JP1991093950U JP9395091U JP2589000Y2 JP 2589000 Y2 JP2589000 Y2 JP 2589000Y2 JP 1991093950 U JP1991093950 U JP 1991093950U JP 9395091 U JP9395091 U JP 9395091U JP 2589000 Y2 JP2589000 Y2 JP 2589000Y2
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藤原  潔
亨 竹原
昌治 川口
正泰 三宅
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はコンテナ荷役用吊具の構
造、より詳しくは、コンテナ荷役においてコンテナを多
段積する場合の位置合せを行うときに好適なコンテナ荷
役用吊具の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にコンテナ荷役を行なう場合、コン
テナクレーンから吊り下げられた吊具としてスプレッダ
ーが使用される。このスプレッダーSは、通常図12およ
び図13に示されるようにコンテナ1の平面区画とほぼ同
じ大きさとなる枠体で構成されたスプレッダー本体2の
四隅にツイストロック3及びガイドフリッパー4が配置
されて構成されている。
【0003】そしてこのような構成によるスプレッダー
Sにおいてコンテナ1を吊上げる場合にはは、図示しな
いコンテナクレーン上に配置された巻上装置に巻廻され
たロープ5を繰出してスプレッダー1を下降させ、ガイ
ドフリッパー4によりコンテナ1に対する位置合せを行
なった後、ツイストロック3をコンテナ1の四隅の嵌合
部に嵌合させ、そしてシーブ6に巻回させたロープ5を
巻込むのである。
【0004】ところで、このコンテナ荷役においては、
コンテナを保管エリア等に多段積することがある。即
ち、あらかじめ配置されたコンテナ上にこのようなスプ
レッダーSで吊下げられたコンテナ1を積重ねるもので
あるが、この場合、既に所定位置に置かれているコンテ
ナと吊下げられているコンテナとの間の位置合せ作業が
必要である。この位置合せ作業の効率化を計るため、ス
プレッダー本体の四隅に設けられたガイドフリッパーを
下方に延長し、具体的にはコンテナの高さより大なる長
さを有するガイドフリッパーを設けることが提案されて
いる (例えば、特開昭50- 88765号) 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが前記したよう
なガイドフリッパーを下方に延長して設けると問題があ
る。即ち、このガイドフリッパーはスプレッダーをガイ
ドするとき水平力が作用するので、これが根元に大きな
曲げモーメントを発生することになる。一方、コンテナ
の高さは最大寸法では2.9mにもなり、この大きな曲げ
モーメントに耐えるためには当然のことながら強構造と
しなければならない。しかし、コンテナを効率的に収容
するために狭い間隔で多列に積付けられるため、大きな
断面を有するものを使用することができず、厚板の厚い
材料を使って構成することとなり、その結果、著しく重
量が重いものとなり、これがクレーンの全体重量及びコ
ストを大幅に引上げることとなる。そのため実用に供し
得ないものであった。
【0006】
【問題を解決するための手段】本考案は、前記したよう
な従来の問題点を解決するためになされたものであっ
て、コンテナの長さに合わせて調整可能でコンテナの平
面区画とほぼ同じ大きさの枠体構成されうるスプレッ
ダー本体と、下部四隅に下方に突出したガイドフリッパ
ーを有すると共にコンテナの長さに合わせて調整可能
でかつ前記スプレッダー本体の外周にセット可能なガイ
ドフレームとよりなり、このガイドフレームをスプレッ
ダー本体に取付けられた昇降装置によって上下動させる
ように構成したコンテナ荷役用吊具であって、前記スプ
レッダー本体でコンテナを把持し吊り下げ、かつ前記ガ
イドフレームを前記コンテナに沿って下降させてコンテ
下部外周にセットした状態で、前記ガイドフリッパ
ーで他のコンテナの上部四隅と位置合わせするコンテナ
荷役用吊具の構造を提供するものである
【0007】
【作 用】本考案に係るコンテナ荷役用吊具を使用して
コンテナを吊上げる場合は、ガイドフレームを引上げて
スプレッダー本体の下辺外周にセットし、ガイドフリッ
パーによりガイドしてスプレッダーとコンテナの位置合
せが行なわれる。そしてあらかじめ配置されたコンテナ
上に吊具により吊下げられたコンテナを積付ける場合
は、昇降装置を作動させてガイドフレームを下降させ
る。具体的にはガイドフレームの下部に設けられたガイ
ドフリッパーが吊下げられたコンテナの下方に突出する
まで下降し、このガイドフリッパーよりガイドしてコン
テナ間の位置合せを行なうのである。
【0008】
【実 施 例】以下図1乃至図11に基づき本考案による
コンテナ荷役用吊具の構造の一実施例を説明する。図1
は正面図、図2はその平面図、図3は側面図である。ス
プレッダー10を構成するスプレッダー本体11は、コンテ
ナ12の平面区画とほぼ同じ大きさの枠体で形成され、コ
ンテナ12の長さが変化 (異種コンテナ) しても対応でき
るように長さLが調整できるようになっている。そして
このスプレッダー本体11上にはロープ13を巻廻させるシ
ーブ14が取付けられるとともに、その側面には昇降装置
としての油圧ピストン15が取付けられ、かつその下部四
隅にはコンテナ12と嵌合するツイストロック16が設けら
れている。
【0009】17はガイドフレームで、このガイドフレー
ム17は平面がコ字形の第1の枠部材17aと同様な形状の
第2の枠部材17bと、両者を連結する中間部材17cとに
より構成されるとともに、その側方が油圧ピストン15の
下端に支持されている。そしてこのガイドフレーム17の
内方には図4及び図5に示されるように、嵌合金物18が
取付けられ、この嵌合金物18がスプレッダー本体11の側
面に取付けられたポケット19に嵌合して位置決めがなさ
れるようになっている。即ち、ガイドフレーム17を油圧
ピストン15により上昇させた場合、スプレッダー本体11
に対してガイドフレーム17の位置決めが自動的にできる
ことになる。
【0010】図5に示すように、ガイドフレーム17の四
隅には下方へ突出するガイドフリッパー20が配置され、
油圧ピストン15のストローク、ポケット19と嵌合金物18
の取付位置は図6に示されるように、ガイドフレーム17
を引上げたときガイドフリッパー20がスプレッダー本体
11より下方へ距離dだけ突出するとともに、ガイドフレ
ーム17を下降させたとき、ガイドフリッパー20が吊下げ
られたコンテナ12より下方へ距離dだけ突出するように
選択される。
【0011】更に、ガイドフレーム17を構成する第1の
枠部材17aと第2の枠部材17cとは複数のストッパー21
により連結固定されるようになっている。このストッパ
ー21は図7、図8及び図1に示されるように、第1の枠
部材17aにブラケット22を取付け、このブラケット22に
ピン23により回動可能な如くレバー24を取付け、このレ
バー24の先端に取付けられたピン25をバネ26のバネ力に
抗して移動させる。即ち、第1の枠体17aと中間部材17
cに設けられた穴27にピン25を嵌脱させるように構成さ
れている。なお、28はスプレッダー本体11に設けられた
ストライカであり、このストライカ28によりストッパー
21のレバー24を自動的に操作するようになっている。
【0012】図9及び図10はスプレッダー本体11に設け
られる昇降装置をウインチ29と吊上げロープ30とで構成
したものを示している。次に、昇降装置を油圧ピストン
15とした場合においてその作用を説明する。 A)先ず、スプレッダー本体11及びガイドフレーム17の
長手方向の長さLが所定のコンテナ12の長さに合わせて
調整される。
【0013】B)そして油圧ピストン15を操作してガイ
ドフレーム17を引上げた後、図示しない巻上装置を操作
して図11(a) に示す如く、スプレッダー10及びガイドフ
レーム17をコンテナ12上に吊り下げる (。 C)然る後、図11(b) に示す如くこのスプレッダー10を
コンテナ12の上面にセットして吊上げ、次いで油圧ピス
トン15を操作してガイドフレーム17をこのコンテナ12に
沿って下降させてガイドフリッパー20をコンテナ12の下
方へ突出させ、そしてあらかじめ配置されたコンテナ1
2'の上へ積付けるのである。
【0014】
【考案の効果】本考案に係るコンテナ荷役用吊具の構造
は、コンテナの長さに合わせて調整可能でコンテナの平
面区画とほぼ同じ大きさの枠体構成されうるスプレッ
ダー本体と、下部四隅に下方に突出したガイドフリッパ
ーを有すると共にコンテナの長さに合わせて調整可能
でかつ前記スプレッダー本体の外周にセット可能なガイ
ドフレームとよりなり、このガイドフレームをスプレッ
ダー本体に取付けられた昇降装置によって上下動させる
ように構成したコンテナ荷役用吊具であって、前記スプ
レッダー本体でコンテナを把持し吊り下げ、かつ前記ガ
イドフレームを前記コンテナに沿って下降させてコンテ
下部外周にセットした状態で、前記ガイドフリッパ
ーで他のコンテナの上部四隅と位置合わせするように構
成されている。
【0015】従って、スプレッダー本体とガイドフレー
ムの長さをコンテナの長さに合わせて調整可能であっ
て、スプレッダー本体で把持し吊り下げたコンテナの下
部外周にガイドフレームをセットできるので、ガイドフ
レームの下部四隅に突出したガイドフリッパーで他のコ
ンテナと位置合わせする際、ガイドフリッパーとガイド
フレームに作用する水平力ないし横加重を、把持し吊り
下げたコンテナに伝達し負担させることができる。従っ
て、ガイドフリッパーガイドフレームを強構造にする
必要がないから、小型で軽構造のままでよく、クレーン
の全体重量及びコストを低く押さえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるコンテナ荷役用吊具の
構造の正面図である。
【図2】本考案の一実施例によるコンテナ荷役用吊具の
構造の平面図である。
【図3】本考案の一実施例によるコンテナ荷役用吊具の
構造の側面図である。
【図4】図2のA部拡大図である。
【図5】図4のB−B矢視図である。
【図6】コンテナ荷役用吊具とコンテナとの関係を示す
説明図である。
【図7】コンテナ荷役用吊具のストッパーの側面図であ
る。
【図8】コンテナ荷役用吊具のストッパーの作動説明図
である。
【図9】他の実施例のコンテナ荷役用吊具の側面図であ
る。
【図10】他の実施例のコンテナ荷役用吊具の平面図であ
る。
【図11】a図は、吊具をコンテナに位置合わせする際の
動作の説明図である。b図は、既に置かれたコンテナ上
に別のコンテナを段積みする状況の説明図である。
【図12】従来のコンテナ荷役用吊具の正面図である。
【図13】従来のコンテナ荷役用吊具の側面図である。
【符号の説明】
1,12 コンテナ 2, 11 スプレッ
ダー本体 3, 16 ツイストロック 4, 20 ガイドフ
リッパー 5, 13, 30 ロープ 6, 14 シーブ 10 スプレッダー 15 油圧ピストン 17 ガイドフレーム 18 嵌合金物 19 ポケット 21 ストッパー 22 ブラケット 23, 25 ピン 24 レバー 26バネ 27 穴 28 ストライカ 29 ウインチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 川口 昌治 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造 船株式会社 玉野事業所内 (72)考案者 三宅 正泰 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造 船株式会社 玉野事業所内 (56)参考文献 特開 昭62−153086(JP,A) 実開 昭59−112884(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 1/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナの長さに合わせて調整可能でコン
    テナの平面区画とほぼ同じ大きさの枠体構成されうる
    スプレッダー本体と、下部四隅に下方に突出したガイド
    フリッパーを有すると共にコンテナの長さに合わせて
    調整可能でかつ前記スプレッダー本体の外周にセット
    能なガイドフレームとよりなり、このガイドフレームを
    スプレッダー本体に取付けられた昇降装置によって上下
    動させるように構成したコンテナ荷役用吊具であって、
    前記スプレッダー本体でコンテナを把持し吊り下げ、か
    前記ガイドフレームを前記コンテナに沿って下降させ
    てコンテナ下部外周にセットした状態で、前記ガイド
    フリッパーで他のコンテナの上部四隅と位置合わせする
    コンテナ荷役用吊具の構造。
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DE3124960A1 (de) * 1981-06-25 1983-01-20 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart "vorrichtung zur messung der masse eines stroemenden mediums"
JPS59112884U (ja) * 1983-01-20 1984-07-30 三井造船株式会社 コンテナ吊具
JPS62153086A (ja) * 1985-12-24 1987-07-08 三菱重工業株式会社 重量物の位置決め兼用吊具

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