JP2588846B2 - 電柱用アースターミナル - Google Patents
電柱用アースターミナルInfo
- Publication number
- JP2588846B2 JP2588846B2 JP6168913A JP16891394A JP2588846B2 JP 2588846 B2 JP2588846 B2 JP 2588846B2 JP 6168913 A JP6168913 A JP 6168913A JP 16891394 A JP16891394 A JP 16891394A JP 2588846 B2 JP2588846 B2 JP 2588846B2
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- terminal
- terminal cap
- nut
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、中空に形成されたコン
クリート電柱に装着して、中途で切断された２本のアー
ス線の端部を１本ずつ別々のターミナル部に係留させる
ようにした電柱用アースターミナルに関するものであ
る。
クリート電柱に装着して、中途で切断された２本のアー
ス線の端部を１本ずつ別々のターミナル部に係留させる
ようにした電柱用アースターミナルに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、中空に形成されたコンクリート電
柱にあって、中空内部に引き入れたアース線を抵抗値を
測定し易くするために中途で切断し、この切断端部を２
本まとめてターミナル部に係留するようにしたアースタ
ーミナルが、例えば実公昭５７−２８５０６号、実公昭
５７−３１６１３号及び実公平１−２７３８７号公報に
よって知られている。
柱にあって、中空内部に引き入れたアース線を抵抗値を
測定し易くするために中途で切断し、この切断端部を２
本まとめてターミナル部に係留するようにしたアースタ
ーミナルが、例えば実公昭５７−２８５０６号、実公昭
５７−３１６１３号及び実公平１−２７３８７号公報に
よって知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の公報に記載されているアースターミナルは何れも、ア
ース線を係留したターミナルキャップを電柱に埋設した
枠体に、２本のビスで締め付けて固定するようにしてい
るために、アース線の抵抗値を測定する都度、２本のビ
スを取り外し、また締め付けることが必要で、極めて面
倒であった。また、電柱に埋設した枠体が小径の筒体で
形成されていて電柱の中空内部と接する角部が直角をな
しているために、アース線が引き入れ及び引き出し共に
やりにくい上に、角部に擦られてアース線が傷付き易い
といった問題がある。そこで本発明は、このような従来
技術にみられる問題点を解決した電柱用アースターミナ
ルを提供することを目的とするものである。
の公報に記載されているアースターミナルは何れも、ア
ース線を係留したターミナルキャップを電柱に埋設した
枠体に、２本のビスで締め付けて固定するようにしてい
るために、アース線の抵抗値を測定する都度、２本のビ
スを取り外し、また締め付けることが必要で、極めて面
倒であった。また、電柱に埋設した枠体が小径の筒体で
形成されていて電柱の中空内部と接する角部が直角をな
しているために、アース線が引き入れ及び引き出し共に
やりにくい上に、角部に擦られてアース線が傷付き易い
といった問題がある。そこで本発明は、このような従来
技術にみられる問題点を解決した電柱用アースターミナ
ルを提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明の電柱用アースターミナルは、円板形状のタ
ーミナルキャップを嵌挿させる円筒状をなす開口受口
に、円すい台形状の縦長筒部を連設することにより前後
両端で開口した筒状の枠体を形成して、前記ターミナル
キャップの裏面にアース線を係留するターミナル部を２
個設け、さらに、該ターミナルキャップにはその前面か
ら１本のビスを貫通してターミナルキャップの裏面でナ
ットを螺合させると共に、該ナットに抑止片を八字状に
突設し、これらの抑止片対がナットの締め付けに追随し
て開角し、枠体の対向する内壁に弾発係止してターミナ
ルキャップを開口受口に固定させるように構成した。
めに本発明の電柱用アースターミナルは、円板形状のタ
ーミナルキャップを嵌挿させる円筒状をなす開口受口
に、円すい台形状の縦長筒部を連設することにより前後
両端で開口した筒状の枠体を形成して、前記ターミナル
キャップの裏面にアース線を係留するターミナル部を２
個設け、さらに、該ターミナルキャップにはその前面か
ら１本のビスを貫通してターミナルキャップの裏面でナ
ットを螺合させると共に、該ナットに抑止片を八字状に
突設し、これらの抑止片対がナットの締め付けに追随し
て開角し、枠体の対向する内壁に弾発係止してターミナ
ルキャップを開口受口に固定させるように構成した。
【０００５】
【作用】電柱の中空内部に引き入れられ、中途で切断し
たアース線の切断端部を枠体から電柱の外方へ引き出し
て、ターミナルキャップのターミナル部にアース線を係
留させる。そして、ターミナルキャップに貫通したビス
にナットを軽く締め付けた状態に仮り止めし、該ターミ
ナルキャップを枠体前面の開口受口に嵌挿させ、前記ビ
スを締め付けることによってナットがターミナルキャッ
プの裏面に引き付けられ、ナットに突設した抑止片対が
開角させられ、その先端が枠体の対向内壁に弾発係止し
てターミナルキャップを開口受口に固定させる。また、
ターミナル部に切断端部を係留された２本のアース線
は、円すい台形状に形成された縦長筒部によってアース
線が損傷されないように電柱の上方と下方とに無理なく
引き出される。
たアース線の切断端部を枠体から電柱の外方へ引き出し
て、ターミナルキャップのターミナル部にアース線を係
留させる。そして、ターミナルキャップに貫通したビス
にナットを軽く締め付けた状態に仮り止めし、該ターミ
ナルキャップを枠体前面の開口受口に嵌挿させ、前記ビ
スを締め付けることによってナットがターミナルキャッ
プの裏面に引き付けられ、ナットに突設した抑止片対が
開角させられ、その先端が枠体の対向内壁に弾発係止し
てターミナルキャップを開口受口に固定させる。また、
ターミナル部に切断端部を係留された２本のアース線
は、円すい台形状に形成された縦長筒部によってアース
線が損傷されないように電柱の上方と下方とに無理なく
引き出される。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面と共に説明す
る。図において１は中空状のコンクリート電柱Ｐの製造
時に、該電柱Ｐの中空内部と連通するように埋設して取
り付けられる、前後両端で開口した枠体である。該枠体
１は、断面楕円形状をなす円すい台形状の縦長筒部２に
より形成され、その前面側に後述するターミナルキャッ
プ６を嵌着保持させる浅い円筒状の開口受口３を設けて
いる。前記開口受口３には前面開口に臨む上下位置にタ
ーミナルキャップ６の位置決め用切欠き段部４，４を設
け、また、縦長筒部２の左右両内壁の前後方向に凹溝部
５，５を設けると共に、その先端部に段部５ａ，５ａを
形成している。
る。図において１は中空状のコンクリート電柱Ｐの製造
時に、該電柱Ｐの中空内部と連通するように埋設して取
り付けられる、前後両端で開口した枠体である。該枠体
１は、断面楕円形状をなす円すい台形状の縦長筒部２に
より形成され、その前面側に後述するターミナルキャッ
プ６を嵌着保持させる浅い円筒状の開口受口３を設けて
いる。前記開口受口３には前面開口に臨む上下位置にタ
ーミナルキャップ６の位置決め用切欠き段部４，４を設
け、また、縦長筒部２の左右両内壁の前後方向に凹溝部
５，５を設けると共に、その先端部に段部５ａ，５ａを
形成している。
【０００７】６は枠体１の前部の開口受口３に嵌着保持
させる円板状のターミナルキャップである。該ターミナ
ルキャップ６の裏面の上下にターミナル部７，７′を設
け、これらのターミナル部７，７′に電柱Ｐ内に引き入
れられ、中途で切断したアース線の切断端部を係留させ
るが、実施例ではアース線Ａ，Ａ′の切断端部に端子片
８，８′を固設し、これらの端子片８，８′をビス９及
びワッシャ１０を介してターミナル部７，７′に締め止
めするようにしている。
させる円板状のターミナルキャップである。該ターミナ
ルキャップ６の裏面の上下にターミナル部７，７′を設
け、これらのターミナル部７，７′に電柱Ｐ内に引き入
れられ、中途で切断したアース線の切断端部を係留させ
るが、実施例ではアース線Ａ，Ａ′の切断端部に端子片
８，８′を固設し、これらの端子片８，８′をビス９及
びワッシャ１０を介してターミナル部７，７′に締め止
めするようにしている。
【０００８】また、ターミナルキャップ６の前面側の上
下両端に枠体１の開口受口３に設けた切欠き段部４，４
に嵌合させる突起１１，１１を突設すると共に、該ター
ミナルキャップ６の中央に皿ビス１２を貫通させる通孔
１３を貫設する。該通孔１３の前面は皿孔１４を連設し
て皿ビス１２の頭を埋め込ませるようにしている。
下両端に枠体１の開口受口３に設けた切欠き段部４，４
に嵌合させる突起１１，１１を突設すると共に、該ター
ミナルキャップ６の中央に皿ビス１２を貫通させる通孔
１３を貫設する。該通孔１３の前面は皿孔１４を連設し
て皿ビス１２の頭を埋め込ませるようにしている。
【０００９】そして、通孔１３の前面から挿通した皿ビ
ス１２にターミナルキャップ６の裏面で抜止ワッシャ１
５を嵌挿して抜脱不能に保持させる。１６は皿ビス１２
に螺合させるナットであり、該ナット１６の左右両側に
ターミナルキャップ６を枠体１の開口受口３に固定させ
るための抑止片１７，１７を突設する。これらの抑止片
１７，１７はナット１６に対して側面八字状に設けら
れ、先端に縦長筒部２の段部５ａ，５ａに弾発係止させ
る係止部１７ａ，１７ａを突設している。また、前記タ
ーミナルキャップ６の裏面には左右位置に、抑止片１
７，１７を挟持して移動することなく左右に位置させる
ための突起１８，１８を上下に所定の間隔を設け、ナッ
ト１６が空回わりすることのないようにしている。
ス１２にターミナルキャップ６の裏面で抜止ワッシャ１
５を嵌挿して抜脱不能に保持させる。１６は皿ビス１２
に螺合させるナットであり、該ナット１６の左右両側に
ターミナルキャップ６を枠体１の開口受口３に固定させ
るための抑止片１７，１７を突設する。これらの抑止片
１７，１７はナット１６に対して側面八字状に設けら
れ、先端に縦長筒部２の段部５ａ，５ａに弾発係止させ
る係止部１７ａ，１７ａを突設している。また、前記タ
ーミナルキャップ６の裏面には左右位置に、抑止片１
７，１７を挟持して移動することなく左右に位置させる
ための突起１８，１８を上下に所定の間隔を設け、ナッ
ト１６が空回わりすることのないようにしている。
【００１０】図５はこのように形成した本発明の電柱用
アースターミナルを電柱に取り付けて使用する状態を示
したものであり、所定箇所に建柱されたコンクリート電
柱Ｐの中空内部に挿通させ、中途で切断したアース線
Ａ，Ａ′を枠体１を通して両端部を一旦図４に示すよう
に電柱Ｐの外部に引き出してから、その先端を一本ずつ
別々にターミナルキャップ６のターミナル部７，７′に
ビス止めして係留させる。そして、通孔１３の前面から
挿通した皿ビス１２にナット１６を締め付けない程度に
螺合して仮り止めした状態で、ターミナルキャップ６を
開口受口３に嵌挿させ、ターミナルキャップ６の前面で
皿ビス１２を締め付ける。
アースターミナルを電柱に取り付けて使用する状態を示
したものであり、所定箇所に建柱されたコンクリート電
柱Ｐの中空内部に挿通させ、中途で切断したアース線
Ａ，Ａ′を枠体１を通して両端部を一旦図４に示すよう
に電柱Ｐの外部に引き出してから、その先端を一本ずつ
別々にターミナルキャップ６のターミナル部７，７′に
ビス止めして係留させる。そして、通孔１３の前面から
挿通した皿ビス１２にナット１６を締め付けない程度に
螺合して仮り止めした状態で、ターミナルキャップ６を
開口受口３に嵌挿させ、ターミナルキャップ６の前面で
皿ビス１２を締め付ける。
【００１１】この皿ビス１２の締め付けに伴ない、抑止
片１７，１７を突起１８，１８の間に挟持させて回動で
きないナット１６がターミナルキャップ６の裏面に引き
付けられ、抑止片１７，１７を開角させ、先端の係止部
１７ａ，１７ａを縦長筒部２の段部５ａ，５ａに弾発係
止し、ターミナルキャップ６を開口受口３に固定させ
る。
片１７，１７を突起１８，１８の間に挟持させて回動で
きないナット１６がターミナルキャップ６の裏面に引き
付けられ、抑止片１７，１７を開角させ、先端の係止部
１７ａ，１７ａを縦長筒部２の段部５ａ，５ａに弾発係
止し、ターミナルキャップ６を開口受口３に固定させ
る。
【００１２】そして、電柱Ｐの枠体１に固定されたター
ミナルキャップ６に係留するアース線Ａ，Ａ′は、枠体
１を形成する縦長筒部２が円すい台形状に形成されてい
るので、電柱Ｐの上下に分けられるアース線Ａ，Ａ′
は、枠体１の後部開口端で擦れることなく分けられて、
下部のアース線Ａ′は電柱Ｐの下部に設けたアース線引
出口Ｈから外部に引き出して地中Ｅに埋設される。
ミナルキャップ６に係留するアース線Ａ，Ａ′は、枠体
１を形成する縦長筒部２が円すい台形状に形成されてい
るので、電柱Ｐの上下に分けられるアース線Ａ，Ａ′
は、枠体１の後部開口端で擦れることなく分けられて、
下部のアース線Ａ′は電柱Ｐの下部に設けたアース線引
出口Ｈから外部に引き出して地中Ｅに埋設される。
【００１３】
【発明の効果】以上に述べたように本発明の電柱用アー
スターミナルは、ターミナルキャップをただ１本のビス
の締め付けで枠体の開口受口に固定することができるか
ら、ターミナルキャップの取り付け固定が容易になると
共に、アース線の抵抗値の測定の都度、ターミナルキャ
ップの取り付け取り外しが簡単になる。また、電柱内部
からアースターミナルへのアース線の引き出しに際し、
アース線は枠体の縦長筒部が円すい台形状に形成されて
いることにより無理に曲げられることがないので、ター
ミナルキャップの取り付け取り外ずしの際にアース線が
擦すれて傷付くことがなく容易に出し入れすることがで
きる。
スターミナルは、ターミナルキャップをただ１本のビス
の締め付けで枠体の開口受口に固定することができるか
ら、ターミナルキャップの取り付け固定が容易になると
共に、アース線の抵抗値の測定の都度、ターミナルキャ
ップの取り付け取り外しが簡単になる。また、電柱内部
からアースターミナルへのアース線の引き出しに際し、
アース線は枠体の縦長筒部が円すい台形状に形成されて
いることにより無理に曲げられることがないので、ター
ミナルキャップの取り付け取り外ずしの際にアース線が
擦すれて傷付くことがなく容易に出し入れすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】アースターミナルの外観斜視図。
【図２】アースターミナルの平面図。
【図３】アースターミナルの分解斜視図。
【図４】電柱への取り付け状態を示す斜視図。
【図５】電柱へ取り付けた使用状態を示す縦断面図。
【図６】図５の一部拡大縦断面図。
【図７】図６に対応する横断面図。
１ 枠体 ２ 縦長筒部 ３ 開口受口 ５ａ，５ａ 段部 ６ ターミナルキャップ ７，７′ ターミナル部 １２ 皿ビス １６ ナット １７，１７ 抑止片 Ａ，Ａ′ アース線 Ｐ コンクリート電柱
Claims (1)
- 【請求項１】 円板形状のターミナルキャップを嵌挿さ
せる円筒状をなす開口受口に円すい台形状の縦長筒部を
連設することにより前後両端で開口した筒状の枠体を形
成して、前記ターミナルキャップの裏面にアース線を係
留するターミナル部を２個設け、さらに、該ターミナル
キャップにはその前面から１本のビスを貫通してターミ
ナルキャップの裏面でナットを螺合させると共に、該ナ
ットに抑止片を八字状に突設し、これらの抑止片対がナ
ットの締め付けに追随して開角し、枠体の対向する内壁
に弾発係止してターミナルキャップを開口受口に固定さ
せるように構成した電柱用アースターミナル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6168913A JP2588846B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 電柱用アースターミナル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6168913A JP2588846B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 電柱用アースターミナル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0819150A JPH0819150A (ja) | 1996-01-19 |
| JP2588846B2 true JP2588846B2 (ja) | 1997-03-12 |
Family
ID=15876890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6168913A Expired - Fee Related JP2588846B2 (ja) | 1994-06-27 | 1994-06-27 | 電柱用アースターミナル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2588846B2 (ja) |
-
1994
- 1994-06-27 JP JP6168913A patent/JP2588846B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0819150A (ja) | 1996-01-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |