JPH011801A

JPH011801A - 電気絶縁特性を有する固定素子

Info

Publication number: JPH011801A
Application number: JP63-115035A
Authority: JP
Inventors: ハインツ・ビスピンク; エリッヒ・ライプハルト; ペーター・マウテ
Original assignee: ヒルティ・アクチエンゲゼルシャフト
Priority date: 1987-05-19
Filing date: 1988-05-13
Publication date: 1989-01-06
Anticipated expiration: 2010-04-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】、　本発明は、硬化性物質を用いて受け物質内に係止可
能な固定素子に関し、特に結合ねじを有する金属製コア
片を具え、該コア片が、固定素子の係止状態で受け物質
内に位置する領域で、非導電性合成物質よりなる電縫カ
バーを支持する固定素子に係るものである。

一ヒ述の構成を有する固定素子は、主として鉄道建設に
おいて、電流を導通させるレールを例えばコンクリート
製の基盤上に固定するために用いる。

その固定に際しては、先ず硬化性物質を、予め混合状態
で又は破壊させうるカートリッジにおける独立した室内
に各成分を収めた状態で受け孔内に導入し、引続いて固
定素子を通常は回転させながら受け孔内に挿入する。固
定素子の挿入に際して硬化性物質の成分の混合及び／又
は受け孔の内面に沿う均等分配が行われる。なお固定素
子は、装着方向側の前端面が受け孔底部に接触するまで
深く受け孔内に挿入する。

上述の構成を有するものとして、例えばドイツ連邦共和
国特許出願公開第３３２０４２９号公報に記載されてい
る既知の固定素子においては、その装着方向側における
絶縁カバーの前端面を、軸線方向に対して横向きに延在
するルーフバイトとして形成している。かかる構成の絶
縁カバーを設けた固定素子は、先ず、装着方向側の前端
面における周辺部において受け孔底部に接触するもので
ある。

そして、特に固定素子を回転させつつ導入する場合には
、絶縁カバーの前端面が損傷し又は完全に破壊されるた
め、コア片に対する十分な絶縁機能を発揮させることが
不可能となる。

本発明の目的は、硬化性物質を用いた係止可能な固定素
子を改良して、装着過程における絶縁カバーの損傷また
は破壊を確実に防止することにある。

この目的を達成するため、本発明による固定素子は、前
述した形式のものにおいて、固定素子の装着方向側にお
ける絶縁カバーの前端面中央に、受け物質内に形成した
受け孔の底部に当接するストッパー部分を設けたことを
特徴とするものである。

本発明によれば、固定素子の装着方向側における絶縁カ
バーの前端面中央に、前端面の面積と対比して断面積の
小さなストッパーを設けることにより、固定素子を、周
辺部ではなく、中央部で受け孔底部に接触させることが
可能となる。すなわち、固定素子の絶縁カバーと受け孔
底部との間における相対変位は最小限に抑えることがで
きる。

これにより、受け孔底部への固定素子の乗上げに際して
装着方向側の前端面領域における絶縁カバーの損傷を防
止することが可能となる。

本発明の好適な実施例においては、ストッパー部分を、
固定素子の装着方向側における絶縁カバーの前端面の円
錐形状を呈する先端部分により形成する。先端部分は、
円錐または角錐形状に形成することができる。絶縁カバ
ーの肉厚を均等化するため、コア片の装着方向側前端面
も円錐または角錐形状に形成するのが有利である。

絶縁カバーの先端部分における頂角は、受け孔底部の頂
角よりも小さ（設定するのが有利である。

その角度差により絶縁カバーを、受け孔に対して確実に
中央で接触させることが可能である。絶縁カバーの先端
部分と受け孔底部との間における角度差は僅かなもので
よい。これにより固定素子の装着方向側前端面における
硬化性物質の所要量を減少させることが可能となる。な
お、先端部分を四角錐形状に形成する場合には、その対
角線上で対向する稜線の間の最大角度を受け孔底部の角
度よりも小さ（設定すべきことに留意する必要がある。

本発明の更に有利な実施例においては、ストッパー部分
を、固定素子の装着方向前方に向けて突出するように絶
縁カバーに設けられた延長突部として形成する。この延
長突部は、絶縁カバー自体に一体成形し又は後発的に取
付けることができる。

延長突部は、予定破断面を介して絶縁カバーと結合し、
受け孔底部に接触すると同時に絶縁カバーから分離する
構成とすることができる。

コア片は、絶縁カバーを越えて固定素子の装着方向後方
に向けて突出する雄ねじを有する植込みボルトとして形
成することができる。かかる植込みボルトとして例えば
切売り商品のねじ棒を、それぞれ所要の長さに切断して
使用することができ、この場合には固定素子を経済的に
製造することが可能となる。更に、絶縁カバー領域にお
ける植込みボルトのねじは、絶縁カバーの非導電性合成
物質との良好な形状結合を生ずる。

さらに別の可能性は、コア片を、雌ねじを有するねしス
リーブとして形成することであり、その際、雌ねじは固
定ねじを受ける働きをする。かかる構成の固定素子は、
固定ねじを外した後に受け物質上に突出しない利点を有
する。取付は作業中に異物等がねじ内に侵入するのを防
止するため、解除可能なプラグによって雌ねじをカバー
することができる。

以下、図示実施例につき本発明を一層具体的に説明する
。

第１図〜第３図に示す固定素子は、ねじスリーブとして
形成されたコア片ｌと、このコア片を包囲する非導電性
合成物質の絶縁カバー２とを具えている。ねじスリーブ
１は、装着方向から見て前端部１ａおよび後端部１ｂを
有する。ねじスリーブ１の後端部１ｂからは、前端部１
ａに向けて雌ねじ１ｃを延在させる。絶縁カバー２も装
着方向から見て前端部２ａおよび後端部２ｂを有する。

絶縁カバー２の外面には矢羽形状のプロフィル部分２Ｃ
を形成する。絶縁カバー２の前端部２ａは、四角錐形状
の先端部分２ｄとして形成する。ねじスリーブ１および
絶縁カバー２を具える固定素子は、第３図に示すように
、受け物質３内に形成した受け孔３ａ内に導入する。受
け孔３ａ内には、固定素子の導入に先立って硬化性物質
４を導入してお（。この硬化性物質４は、固定素子を受
け物質３内に係止するために用いるものである。固定素
子は、先端部分２ｄが受け孔底部３ｂと接触するまで受
け物質３内に導入する。絶縁カバー２の先端部分２ｄの
頂角Ａは１、受け孔底部３ｂの頂角Ｂより小さく設定す
る。したがって固定素子は、常に受け孔３ａの中央部で
受け物質３に対し軸線方向に接触する。すなわち、絶縁
カバー２の周辺領域と受け孔底部３ｂとの接触が阻止さ
れ、固定素子を回転して挿入する際の絶縁カバー２の破
壊が防止されるものである。

硬化性物質４の硬化後に押えボルト５を、固定すべき構
造部材６に通して、ねじスリーブ１における雌ねじｌｃ
に締結する。押えボルト５は、六角頭部５ａ並びに所要
の長さのねじ部分が形成されたシャンク５ｂを有する。

押えボルト５の頭部５ａと構造部材６との間には座金７
を配置する。

押えボルト５の締結により、構造部材６を受け物質３に
対して押圧することができる。絶縁カバー２のプロフィ
ル部分２Ｃは、硬化性物質４と一体的に結合する。した
がって受け孔３ａ内では硬化性物質４と受け物質３との
接着結合が行われる。

第４図に示した固定素子は、雄ねじ８ａを有する植込み
ボルト８と、植込みボルト８の前方領域を包囲する絶縁
カバー９とを具えている。絶縁カバー９は、その外周面
にプロフィル部分９ａを有し、このプロフィル部分は、
矢羽形状に配置したリブとして形成する。プロフィル部
分９ａも固定素子の係止に供する硬化性物質４と一体結
合する。

絶縁カバー９の装着方向における前端部は、円錐または
角錐形状の先端部分９ｂとして形成する。

本例においても先端部分９ｂの頂角Ｃを受け物質におけ
る受け孔底部の頂角より小さく設定する。

第５図に示す固定素子は、植込みボルト８と、植込みボ
ルト８の前端領域を包囲する非導電性合成物質よるなる
絶縁カバー１０とを具えている。

絶縁カバー１０の周囲にプロフィル部分１０ａを、また
前端には延長突部１０ｂを、それぞれ設ける。

この延長突部１０ｂは、固定素子を受け孔に導入する際
に軸線方向のストッパーとして機能させるものである。

延長突部１０は、固定素子が過度の力をもって受け孔内
に挿入される際に絶縁カバー１０から分離して絶縁カバ
−１０自体の破壊を防止しうる形状・寸法に形成するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例による固定素子を一部破断
して示す平面図、第２図は、第１図に示した固定素子を矢■方向から見た
正面図、第３図は、第１図および第２図に示した固定素子の係止
完了状態を示す縦断面図、第４図は、本発明の他の実施例による固定素子の平面図
、第５図は、本発明の更に他の実施例による固定素子を一
部破断して示す平面図である。１、　８・・・金属製コア片、　　１ｃ・・・雌ねじ、
２．９．１０・・・絶縁カバー、２ｄ、９ｂ・・・先端部分、　３・・・受け物質、３ａ
・・・受け孔、　３ｂ・・・底部、４・・・硬化性物質
、　８・・・植込みボルト、８ａ・・・雄ねじ、　　１
０ｂ・・・延長突部。１　　、、、、、、コア片　　　　　　　　　　　　　
３　、、、、、、脅は軸貫ＩＱ、、、、、、ｆＩ嬬ＩＦ
　　　　　　　　　　　　　　３Ｑ、、、、、＋１ｔｆ
Ｌｌｂ、、、、、、後鍋舒　　　　　　　　　　　　　
　３ｔ１．、、、、脅は孔鴻舒ｌｃ、、、、、、雌ぬｃ
　　　　　　　　　　　　　４、．０．、、硬化性物質
２　、、、、、、鞄１ｋｔ１バー　　　　　　　　　　
　５　、、、、、、ＦＦ天ボ′ｌ吐２ｃ、、、、、荊端
ｓｒ　　　　　　　　　　　　　５Ｑ、、、、、六［會
Ｆ２ｂ、、、、、、債Ｓ卯　　　　　　　　　　　　　
　５ｈ、、、、、ジャンク２ｃ、、、、、、　７°ロフ
イルＩＳ　　　　　　　　　　　　　　　６１．、、、
、横１８２才と１１２１０．先ａ畜Ｐ分　　　　　　　
　７　、、、、、、座食８　、、、、、、緬込叶ボルト
　　　　　　　　　ｌｏａ、、、、、、アロフィルＩＦ
介と６．６１．雄ねｒ　　　　　　　　　１０ｂ、、、
、、、延幻ｑｔｚｐ９１．．１６．＃！鳳カバ°−Ａ　
、、、、、、頂角９α、２０１．プロフィル針弁　　　
　　　　　　　Ｂ　　、、、、、、頂角偽１８０１１．
先ｆｉ舒介　　　　　　　　　Ｃ、、、、、、頂角１０
　、、、、、、貝り最六八−

Claims

【特許請求の範囲】１、硬化性物質（４）を用いて受け物質（３）内に係止
可能な固定素子であって、結合ねじを有する金属製コア
片（１、８）を具え、該コア片が、固定素子の係止状態
で受け物質（３）内に位置する領域で、非導電性合成物
質よりなる絶縁カバー（２、９、１０）を支持するもの
において、前記固定素子の装着方向側における前記絶縁
カバー（２、９、１０）の前端面中央に、受け物質（３
）内に形成した受け孔（３ａ）の底部（３ｂ）に当接す
るストッパー部分を設けたことを特徴とする固定素子。２、第１項記載の固定素子において、前記ストッパー部
分は、固定素子の装着方向側における前記絶縁カバー（
２、９）の前端面の円錐または角錐形状を呈する先端部
分（２ｄ、９ｂ）により形成したことを特徴とする固定
素子。３、第２項記載の固定素子において、前記絶縁カバー（
２、９）の先端部分（２ｄ、９ｂ）の頂角（Ａ、Ｃ）は
、受け孔底部（３ｂ）の頂角（Ｂ）よりも小さく設定し
たことを特徴とする固定素子。４、第１項〜第３項のいずれか一項に記載の固定素子に
おいて、前記ストッパー部分は、固定素子の装着方向前
方に向けて突出するように前記絶縁カバー（１０）に設
けられた延長突部（１０ｂ）として形成したことを特徴
とする固定素子。５、第１項〜第４項のいずれか一項に記載の固定素子に
おいて、前記コア片は、前記絶縁カバー（９、１０）を
越えて固定素子の装置方向後方に向けて突出する雄ねじ
（８ａ）を有する植込みボルト（８）として形成したこ
とを特徴とする固定素子。６、第１項〜第４項のいずれか一項に記載の固定素子に
おいて、前記コア片は雌ねじ（１ｃ）を有するねじスリ
ーブ（１）とし形成したことを特徴とする固定素子。