JP2588539Y2 - 伸縮門扉の転倒防止装置 - Google Patents

伸縮門扉の転倒防止装置

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JP2588539Y2
JP2588539Y2 JP1993005771U JP577193U JP2588539Y2 JP 2588539 Y2 JP2588539 Y2 JP 2588539Y2 JP 1993005771 U JP1993005771 U JP 1993005771U JP 577193 U JP577193 U JP 577193U JP 2588539 Y2 JP2588539 Y2 JP 2588539Y2
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喜士一 古川
努 池田
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日本工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、伸縮門扉の転倒防止装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、伸縮門扉には、伸縮門扉本体を最
大伸長させた時に、強風や外力により伸縮門扉本体が横
振れや転倒するのを防止するために、落とし棒式の転倒
防止装置を用いている。
【0003】この従来の落とし棒式の転倒防止装置は、
伸縮門扉本体を最大伸長させた後に、落とし棒を下方に
落として、地面側の伸縮門扉本体の伸縮経路中に設けた
嵌合孔に嵌入させて係止し、また伸縮門扉本体の伸縮時
には、落とし棒を上方に引き上げて嵌入孔から抜き、そ
の係止を解除するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の落とし
棒式の転倒防止装置は、伸縮門扉本体の伸長後、或いは
収縮時に落とし棒を手で操作する必要があるため、その
操作が面倒で煩わしいという問題がある。
【0005】また伸縮門扉本体側の落とし棒を地面側の
嵌入孔に着脱自在に嵌入させるため、伸縮門扉本体の下
端と地面側との間の間隔のバラツキは差程問題とならな
いが、伸縮門扉本体の前後方向及び伸縮方向の位置精度
が要求され、施工が煩わしいという問題もある。
【0006】即ち、嵌入孔として地面側にパイプ等を埋
設するのが一般的であるが、施工後にパイプの位置を調
整するのは不可能であり、また落とし棒も伸縮門扉本体
の前後及び伸縮方向に調整することはできない。従っ
て、施工に際しては、伸縮門扉本体を最大伸長させた状
態で、その落とし棒と嵌入孔とが上下に一致するように
パイプの埋設位置を厳密に決める必要があり、施工時の
煩わしさを避け得ない欠点がある。
【0007】本考案は、かかる従来の課題に鑑み、伸縮
門扉本体をその伸縮経路に沿って伸縮させるだけで容易
に操作できると共に、施工後の調整を可能にして施工時
の位置精度が要求されず容易に施工できるようにするこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、伸縮門扉本体
4の任意の縦桟7の下部に、下端部に係合部29を有する
転倒防止ブラケット20を、その係合部29が該伸縮門扉本
体4の上下、前後及び伸縮方向に調整できるように取付
金具19を介して取り付け、地面3側の伸縮門扉本体4の
伸縮経路a上に、該伸縮門扉本体4の最大伸長時に転倒
防止ブラケット20の係合部29が係合し、かつ該伸縮門扉
本体4の伸縮時に該転倒防止ブラケット20の係合部29が
係合する被係合部37を有する受け具21を設けたものであ
る。
【0009】
【作用】開閉時には伸縮門扉本体4を伸縮経路aに沿っ
て伸縮させる。そして、伸縮門扉本体4の伸長時に、転
倒防止ブラケット20の係合部29が受け具21の被係合部37
に係合し、収縮時に係合部29が被係合部37から離脱す
る。このため開閉時の係脱操作が不要になる。伸縮門扉
本体4を伸長させて閉状態にした時には、転倒防止ブラ
ケット20の係合部29が受け具21の被係合部37に係合し、
伸縮門扉本体4の横振れ、転倒を防止する。
【0010】施工時には受け具21を地面3側に設置した
後、転倒防止ブラケット20の係合部29の位置を伸縮門扉
本体4に対して上下、前後及び伸縮方向に調整し、この
係合部29を受け具21の被係合部37に一致させる。このた
め施工時に受け具21の位置精度が要求されない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図8は本考案の第1実施例を例示する。
図1及び図2は伸縮門扉を示し、1は吊元側支柱、2は
戸当り側支柱で、これらの各支柱1,2は逆U字状に構
成され、ガレージ等の出入口部の左右両端で地面3に立
設されている。
【0012】4は伸縮門扉本体で、吊元側支柱1と戸当
り側支柱2との間に、その間口部を開閉するように設け
られている。この伸縮門扉本体4は、上下方向に配置さ
れた吊元側端枠5及び戸当り側端枠6と、この両端枠
5,6間に間口方向に等間隔をおいて上下方向に配置さ
れた多数の縦桟7と、各縦桟7間を相互に伸縮自在に連
結する上下2列のパンタグラフ機構8とを備えている。
【0013】端枠5,6及び縦桟7は各支柱1,2と略
同幅の逆U字状であって、その吊元側端枠5は吊元側支
柱1にヒンジ9を介して上下方向の軸心廻りに揺動自在
に連結され、また戸当り側端枠6は伸縮門扉本体4の前
後方向の両側に開閉操作用の把手10を有すると共に、伸
縮門扉本体4を閉状態で戸当り側支柱2に施錠するため
の施錠装置を有する。
【0014】多数の縦桟7の内、伸縮門扉本体4の伸縮
方向の両端の縦桟7は、吊元側端枠5及び戸当り側端枠
6に夫々一体形成され、またその中央の縦桟7及び戸当
り側端枠6に一体形成された縦桟7には、内外両側にキ
ャスター車輪11が取り付けられている。
【0015】各パンタグラフ機構8は逆U字状の縦桟7
内に設けられている。そして、この各パンタグラフ機構
8は、各縦桟7に対して上下方向の3箇所で交差するよ
うに、斜め方向に傾斜して交差状に配置された上下2本
づつの斜め桟12,13 を多数組備えて構成されている。
【0016】各斜め桟12,13 は各縦桟7に対応する上下
3箇所の交差部で枢軸14により屈折自在に枢支連結さ
れ、また下側の各2本の斜め桟12,13 は隣り合う一対の
縦桟7間の交差部で枢軸15により屈折自在に枢支連結さ
れている。上下3個の枢軸14の内、中央の枢軸14は、各
縦桟7のガイド溝16内に固定された帯板状の固定板17に
両端面を当接させた状態で固定板17の外側から打ち込ま
れたリベットにより固定板17に固定され、またその上下
両側の枢軸14は縦桟7のガイド溝16により上下動自在に
嵌合されている。
【0017】18は伸縮門扉本体4の前後方向への転倒を
防止するための転倒防止装置で、図3及び図4に示すよ
うに、伸縮門扉本体4の中央の縦桟7側に取付金具19を
介して取り付けられた転倒防止ブラケット20と、伸縮門
扉本体4を最大伸長状態まで伸長させて閉状態にした時
に、転倒防止ブラケット20と上下に相対応するように、
地面3側で伸縮門扉本体4の伸縮経路a上に設けられた
受け具21とから構成されている。
【0018】取付金具19は、図5に示すように、水平部
22と、この水平部22の両端から上方に折曲形成された一
対の上向脚部23とを有するU字状であって、その水平部
22に、伸縮門扉本体4の前後方向の長孔24が2個形成さ
れ、また各上向脚部23に上下方向の長孔25が2個形成さ
れている。そして、この取付金具19は各上向脚部23が縦
桟7の下端側から上方に挿入され、かつ長孔25を経て固
定板17側に螺合する2本の取付ネジ26により、縦桟7に
対して上下調整可能に取り付けられている。
【0019】転倒防止ブラケット20は、図5に示すよう
に、取付金具19よりも伸縮門扉本体4の伸縮方向に幅広
であって、水平部27と、この水平部27の両端から下方に
折曲形成された一対の下向脚部28と、この下向脚部28の
下端から内方に相対向して折曲形成された一対の係合部
29とを備え、全体として略逆U字状に構成されている。
この転倒防止ブラケット20には、その水平部27に伸縮門
扉本体4の伸縮方向の長孔30が2個形成されている。
【0020】そして、この転倒防止ブラケット20は、そ
の水平部27を取付金具19の水平部22の下側に重ね合わせ
た状態で、両水平部22,27 の各長孔24,30 に挿通された
2本の取付ボルト31と、これに螺合するナット32とによ
り、伸縮門扉本体4の伸縮方向と前後方向とに調整可能
に締結されている。
【0021】受け具21は、図6乃至図8に示すように、
円板状の本体33の上面に、伸縮門扉本体4の伸縮経路a
に沿って形成された中央突起部34と、この中央突起部34
の幅方向の両側方に溝部35をおいて形成された側方突起
部36とを備え、その中央突起部34の長手方向の中央部両
側に、各溝部35側に突出して被係合部37が一体に形成さ
れている。そして、この受け具21は各突起部34,36 の上
面側中央が最も高くなる偏平球面状に形成されており、
中央突起部34の取付孔38に挿入されたボルト39により、
床面3側に埋込まれたアンカー筒40に固定されている。
【0022】被係合部37は伸縮門扉本体4の伸縮時に転
倒防止ブラケット20の一対の係合部29が各溝部35側から
係脱し、かつ伸縮門扉本体4を最大伸長させて閉状態に
した時に、転倒防止ブラケット20の各係合部29が係合し
て、転倒防止ブラケット20を介して伸縮門扉本体4の転
倒を防止するようになっている。なお、中央及び戸当り
端側の縦桟7には、その下端部両側にネジ41を介してキ
ャスター取付金具42が固定され、このキャスター取付金
具42にキャスター車輪11が取り付けられている。
【0023】上記構成の転倒防止装置18付きの伸縮門扉
において、伸縮門扉本体4を収縮させた開状態から閉じ
る際には、戸当り側端枠6の把手10を持って戸当り側支
柱2側へと引っ張る。
【0024】するとキャスター車輪11が地面3上を転動
し、伸縮門扉本体4が伸縮経路aに沿って順次伸長して
行く。そして、伸縮門扉本体4が最大伸長状態まで伸長
すると、転倒防止ブラケット20の一対の下向脚部28の下
端の係合部29が受け具21の一対の溝部35に入り、中央突
起部34の両側の被係合部37に係合する。
【0025】従って、伸縮門扉本体4を伸長させて行く
だけで、転倒防止ブラケット20の一対の係合部29を自動
的に受け具21の被係合部37に係合させることができ、特
別な操作をする必要がない。
【0026】転倒防止ブラケット20の係合部29が受け具
21の被係合部37に係合すれば、その後、戸当り側端枠6
を戸当り側支柱2に当接させる。すると戸当り側端枠6
が施錠装置により戸当り側支柱2に施錠され、完全な閉
状態になる。
【0027】この閉状態では、転倒防止ブラケット20の
一対の係合部29が受け具21の中央突起部34の両側の被係
合部37に下側から係合するため、伸縮門扉本体4に対し
て前後方向に強風や外力が作用しても、転倒防止ブラケ
ット20の一対の係合部29の内、何れか一方が受け具21の
一対の被係合部37に引っ掛かって係止されるので、伸縮
門扉本体4の横振れや転倒を防止できる。
【0028】伸縮門扉を開ける場合には、施錠を解除し
た後、把手10を持って伸縮門扉本体4を吊元側支柱1側
へと引きながら収縮させて行く。この時、転倒防止ブラ
ケット20の一対の係合部29が受け具21の被係合部37から
外れるため、自動的に係合状態を解除できる。
【0029】従って、伸縮門扉を開閉する際には、伸縮
門扉本体4を単に伸縮経路aに沿って伸縮させるだけ
で、自動的に係合部29を被係合部37に対して係脱させる
ことができ、従来の落とし棒式のように、開閉の都度、
いちいち手で操作する必要がなく、開閉時の操作が容易
であり、操作性が著しく向上する。
【0030】また受け具21は上面が偏平な球面状になっ
ているので、地面3からの突出量を小さくでき、特に伸
縮門扉本体4を伸縮させる際に、伸縮経路aから内外方
向に若干外れ、戸当り側のキャスター車輪11が受け具21
と干渉した場合にも、その受け具21上を容易に通過する
ことができ、受け具21が邪魔になることもない。
【0031】取付金具19はその上向脚部23を縦桟7に固
定する取付ネジ26を弛めれば、長孔25の範囲内で縦桟7
に対して上下に調整できる。また転倒防止ブラケット20
は、取付ボルト31とナット32とを弛めれば、各長孔24,3
0 の範囲内で伸縮門扉本体4の前後方向及び伸縮方向に
調整できる。
【0032】従って、施工後に転倒防止ブラケット20と
受け具21との間に前記上下方向、前後方向及び伸縮方向
に多少の位置ずれがあっても、取付金具19を上下方向に
調整し、転倒防止ブラケット20を前後方向及び伸縮方向
に夫々調整することにより、転倒防止ブラケット20の係
合部29を受け具21の被係合部37に容易に一致させること
ができる。このため地面3に設置する受け具21の位置精
度は差程要求されず、容易に施工できる。
【0033】図9は本考案の第2実施例を示し、取付金
具19の上向脚部23を縦桟7内に挿入して固着する一方、
この取付金具19の水平部22と転倒防止ブラケット20の水
平部27とを長尺の2本の取付ボルト43を介して三方向に
調整可能に連結したものである。
【0034】各取付ボルト43は取付金具19の水平部22の
長孔24に挿入しナット44で固定されると共に、転倒防止
ブラケット20の水平部27の長孔30に挿入されている。そ
して、この転倒防止ブラケット20の水平部27の上下両側
で取付ボルト43に螺合されたナット45,46 により転倒防
止ブラケット20が取付ボルト43に固定されている。
【0035】従って、ナット44を弛めれば、取付ボルト
43を前後方向に調整でき、またナット45,46 の何れか一
方を弛めれば、転倒防止ブラケット20を伸縮方向に調整
でき、またナット45,46 の螺合位置を上下に変更すれ
ば、転倒防止ブラケット20を上下に調整できるので、第
1実施例と同様の調整が可能である。
【0036】図10及び図11は本考案の第3実施例を示
し、転倒防止ブラケット20をT字状に構成したものであ
る。この転倒防止ブラケット20は水平部27の中央に1個
の下向脚部28が設けられ、この下向脚部28の下端両側に
一対の係合部29が設けられている。
【0037】一方、受け具21は中央に溝部35が形成さ
れ、この溝部35の上端開口側に、両側から突出する一対
の被係合部37が設けられている。この場合にも、転倒防
止ブラケット20の一対の係合部29が受け具21の一対の被
係合部37に係合するので、伸縮門扉本体4の横振れ、転
倒等を防止できる。
【0038】図12及び図13は、本考案の第4実施例を示
し、取付金具19を縦桟7に固定すると共に、取付金具19
に対して転倒防止ブラケット20を水平部22,27 の長孔2
4,30の範囲内で前後及び伸縮方向に夫々調整可能に取り
付ける一方、転倒防止ブラケット20の一対の下向脚部28
を上下方向に伸縮調整可能にしたものである。
【0039】即ち、転倒防止ブラケット20の一対の下向
脚部28は水平部27に一体の上脚部48と、下端に係合部29
を有する下脚部49とに二分割されている。上脚部48には
上下方向の長孔50が、また下脚部49にはネジ孔51が夫々
前後に2個の形成されている。そして、下脚部49は上脚
部48の内側に重ね合わされた状態で、上脚部48の外側か
ら長孔50を経てネジ孔51に螺合された2本のネジ52によ
り、上脚部48に上下調整可能に固定されている。
【0040】この実施例でも、下脚部49を上脚部48に対
して上下に調整すれば、下向脚部28自体が上下方向に伸
縮するため、長孔50の範囲内で係合部29の位置を上下方
向に調整できる。従って、施工後に係合部29を伸縮門扉
本体4の上下、前後及び伸縮方向に調整し、受け具21の
被係合部37に一致させることができる。特に、この場合
は、ネジ52が縦桟7側の取付金具19よりも下方にあり、
下脚部49を上下に動かせば良いので、その調整が非常に
容易になる利点がある。
【0041】図14及び図15は本考案の第5実施例を示
し、地面3が左右方向に傾斜する傾斜面に設置された両
開き式の伸縮門扉に採用したものである。即ち、間口部
の左右両端に吊元側支柱1が立設され、この各吊元側支
柱1に伸縮門扉本体4が夫々取り付けられている。また
各伸縮門扉本体4は略同一の構成であって、伸長させた
時に、間口部の中央で端枠6,6が当接するようになっ
ている。
【0042】各伸縮門扉本体4には、第1実施例の場合
と同様、中央の縦桟7に取付金具19を介して転倒防止ブ
ラケット20が設けられ、またこれに対応して地面3側に
受け具21が設けられている。
【0043】この場合にも、各伸縮門扉本体4を左右両
側から伸長させれば、例えば図15に右側の転倒防止装置
18を示すように、地面3の傾斜に沿って各伸縮門扉本体
4が伸びるので、転倒防止ブラケット20の係合部29が二
点鎖線の状態を経て受け具21の被係合部37の下側に進入
し、実線で示すように係合する。従って、このようにす
れば、地面3が左右に傾斜する場合でも、伸縮門扉本体
4の横振れ、転倒を防止できる。
【0044】また傾斜面設置用の伸縮門扉の場合、吊元
寄りと戸当り寄りとでは、縦桟7の下端と地面3との間
の間隔が異なっているが、取付金具19を上下に調整すれ
ば、転倒防止ブラケット20の係合部29の高さを受け具21
の被係合部37に合わせることができる。
【0045】なお、実施例では、上下2列のパンタグラ
フ機構8を備えた伸縮門扉本体4について例示したが、
これに限定されるものでなく、伸縮門扉本体4は縦桟7
を備え、かつ伸縮できる構造のものであれば、同様に実
施可能である。
【0046】また取付金具19、転倒防止ブラケット20を
取り付ける縦桟7は、伸縮門扉本体4の中央の他、伸縮
門扉本体4の長さ等を考慮して任意の位置の縦桟7を選
択すれば良い。更に、係合部29、被係合部37の構造、形
状は、伸縮門扉本体4の伸縮時に両者が係脱でき、かつ
係合状態で伸縮門扉本体4の転倒等を防止できるもので
あれば良い。
【0047】
【考案の効果】本考案によれば、伸縮門扉本体4の任意
の縦桟7の下部に、下端部に係合部29を有する転倒防止
ブラケット20を、その係合部29が該伸縮門扉本体4の上
下、前後及び伸縮方向に調整できるように取付金具19を
介して取り付け、地面3側の伸縮門扉本体4の伸縮経路
a上に、該伸縮門扉本体4の最大伸長時に転倒防止ブラ
ケット20の係合部29が係合し、かつ該伸縮門扉本体4の
伸縮時に該転倒防止ブラケット20の係合部29が係合する
被係合部37を有する受け具21を設けているので、伸縮門
扉本体4を伸縮させるだけで転倒防止ブラケット20の係
合部29を受け具21の被係合部37に係脱でき、開閉時にい
ちいち操作する必要がなく、従来に比べて操作性が著し
く向上する。
【0048】また転倒防止ブラケット20の係合部29が縦
桟7に対して伸縮門扉本体4に対して上下、前後及び伸
縮方向に夫々調整可能であり、施工後に係合部29が受け
具21の被係合部37に一致するように、係合部29の位置を
適宜調整することができるので、地面3に設置する受け
具21の位置の精度が要求されず、施工が非常に容易であ
る。
【0049】しかも、傾斜面設置用の伸縮門扉の場合、
吊元寄りと戸当り寄りとでは縦桟7の下端と地面3との
間隔が異なるが、転倒防止ブラケット20の係合部29が上
下調整可能であるため、施工後に調整すれば良く、従っ
て傾斜面用にも十分対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す伸縮門扉の正面図で
ある。
【図2】本考案の第1実施例を示す伸縮門扉の一部切り
欠き側面図である。
【図3】本考案の第1実施例を示す転倒防止装置の側面
断面図である。
【図4】本考案の第1実施例を示す転倒防止装置の平面
断面図である。
【図5】本考案の第1実施例を示す転倒防止ブラケット
側の分解斜視図である。
【図6】本考案の第1実施例を示す受け具側の平面図で
ある。
【図7】本考案の第1実施例を示す受け具側の正面図で
ある。
【図8】本考案の第1実施例を示す受け具側の一部切り
欠き側面図である。
【図9】本考案の第2実施例を示す転倒防止装置の側面
断面図である。
【図10】本考案の第3実施例を示す転倒防止装置の側面
断面図である。
【図11】本考案の第3実施例を示す転倒防止装置の平面
断面図である。
【図12】本考案の第4実施例を示す転倒防止装置の一部
切り欠き側面図である。
【図13】本考案の第4実施例を示す転倒防止装置の一部
切り欠き正面図である。
【図14】本考案の第5実施例を示す傾斜地用の伸縮門扉
の正面図である。
【図15】本考案の第5実施例を示す転倒防止装置の係合
状態の断面図である。
【符号の説明】
3 地面 4 伸縮門扉本体 7 縦桟 19 取付金具 21 受け具 20 転倒防止ブラケット 29 係合部 37 被係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮門扉本体(4)の任意の縦桟(7)
    の下部に、下端部に係合部(29)を有する転倒防止ブラ
    ケット(20)を、その係合部(29)が該伸縮門扉本体
    (4)の上下、前後及び伸縮方向に調整できるように取
    付金具(19)を介して取り付け、地面(3)側の該伸縮
    門扉本体(4)の伸縮経路(a)上に、該伸縮門扉本体
    (4)の最大伸長時に転倒防止ブラケット(20)の係合
    部(29)が係合し、かつ該伸縮門扉本体(4)の伸縮時
    に該転倒防止ブラケット(20)の係合部(29)が係合す
    る被係合部(37)を有する受け具(21)を設けたことを
    特徴とする伸縮門扉の転倒防止装置
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