JP2588332Y2 - 半導体素子収納用導電性トレー - Google Patents

半導体素子収納用導電性トレー

Info

Publication number
JP2588332Y2
JP2588332Y2 JP1993001622U JP162293U JP2588332Y2 JP 2588332 Y2 JP2588332 Y2 JP 2588332Y2 JP 1993001622 U JP1993001622 U JP 1993001622U JP 162293 U JP162293 U JP 162293U JP 2588332 Y2 JP2588332 Y2 JP 2588332Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
projection
semiconductor element
tray
lattice
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993001622U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0659281U (ja
Inventor
哲 古西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP1993001622U priority Critical patent/JP2588332Y2/ja
Publication of JPH0659281U publication Critical patent/JPH0659281U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2588332Y2 publication Critical patent/JP2588332Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性プラスチック材
料を使用し射出成形により製造された半導体素子収納用
導電性トレ−に関する。
【0002】
【従来の技術】フラットタイプの半導体素子を収納する
導電性プラスチック製のトレ−としては、従来、第1
図、第2図及び第3図に示される様なものがある。第1
図はトレ−の部分平面図であって半導体素子を収納する
1区画を示しており、第2図はその中央横断面図、第3
図はその部分拡大図である。これらの図に示される様
に、半導体素子7は台座2上に形成された突起3で半導
体素子の封止樹脂の側面8を保持され、搬送時等におけ
る振動があっても台座2上で揺動することがなく、金属
リ−ド10は、格子側面1に接触することがないため変
形せず、不良素子となることが防止される。
【0003】しかしこの突起が充分な高さを有していな
ければ、搬送時等における振動により半導体素子7は突
起3を乗り越え、金属リ−ド10の先端が格子の側面1
に接触することにより変形し、半導体素子は不良とな
る。しかも突起3は、半導体素子の封止樹脂の側面8と
金属リ−ドの立上り部11の間に形成され、かつ突起3
と金属リ−ドの立上り部11の間隔は、搬送時等の振動
があっても接触しないように、突起3と封止樹脂の側面
8との間のゆとり幅よりも大きくとらなければならない
ため、極めて細い突起とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】フラットタイプの半導
体素子は、近時、厚みが1.4mm以下の従来より薄い
ものが上市され、封止樹脂の側面部8と金属リ−ドの立
上り部11との間隔は従来に比べ非常に狭くなり、また
ファインピッチ化により金属リ−ド10は強度的に極め
て弱くなっている。このために金属リ−ドを保護する突
起3の太さも更に細くなり、脆弱になっている。
【0005】射出成形により突起3を形成するには充分
な突起の太さが必要であるが、突起3は、封止樹脂の側
面8と金属リ−ドの立上り部11の間に適切なクリアラ
ンスと共に設けなければならない必要もあり、その太さ
は自ずと制限を受ける。また突起3は、そのキャビティ
ーが金型の構造上成形樹脂材料の入り口しかなく、キャ
ビティ−内に残留している空気、成形樹脂材料から発生
するガスの逃げ場がないことから、突起先端にガスが残
留し、完全に樹脂が充填するにはいたらない場合が生じ
る。
【0006】従って、0.1mmオ−ダ−の限られた太
さの突起を、機能上必要な高さで形成することがむずか
しく、半導体素子収納用トレ−の精密成形上の課題とな
っている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案者は、この様な状
況に鑑み、鋭意検討した結果、突起先端と格子隅部をつ
なぐことによって成形樹脂材料とガスの流路を形成し、
それによってガスの逃げ場を確保し、突起への成形樹脂
材料の充填を容易にすることができると考え、突起3と
格子隅部との間に新たな突起6を設けることの有効性を
知った。突起6を設けるに際し、半導体素子が突起3で
囲まれた空間内で揺動しても、突起6の側面と金属リ−
ド10の側面が接触しないよう、充分な間隔がなければ
ならないので、格子隅部に配置するのは合理的である。
以下に本考案の構成の要部を示す。
【0008】即ち、本考案は、フラットタイプの半導体
素子を収納する導電性トレ−であって、半導体素子の収
納部が格子状に複数個区画された凹部とされ、該凹部内
に半導体素子の封止樹脂部の下面9を支持する台座2が
形成されると共に、その台座2の上面に、半導体素子の
封止樹脂部の側面8と接触し、半導体素子の側方への揺
動を規制する突起3が形成さたトレ−において、突起3
と格子1の各隅部を相互につなぐ突起6が形成され、該
突起6が、突起3との接続点において、突起3の高さと
と同等の高さに形成されたことを特徴とする半導体素子
収納用導電性トレ−に関する。
【0009】これを図面に沿って具体的に説明する。第
4図は、半導体素子収納用導電性トレ−における本考案
の第1の実施例を、従来品と同様に示す部分平面図であ
り、第5図はその中央横断面を示し、第6図は第5図の
部分拡大図である。台座2は第1図、第2図、第3図の
台座2と同等の機能を有するものであり、軽量化のため
4隅のみに分割配置されている。突起6は、格子の側面
1に近接した台座2の2辺に形成されるL字形の突起3
の交点から格子側面の隅部に到るよう設ける。この突起
6の起点の高さは、突起3と同一の高さを有することが
成形樹脂材料の充填の点から望ましい。また突起6の幅
は、台座2の上で半導体素子7が突起3に規制されるま
で動いたとき金属リ−ド10と突起6の側面が接触しな
ければ、太いほど充填に効果的であり、かつ突起3に強
度を与えることができる。
【0010】突起3の先端は、傾斜部12とされるのが
望ましい。トレーの底壁は、材料の削減と軽量化のため
に、肉抜き穴4が形成される。また底壁裏面には、トレ
ーと半導体素子を反転して利用する場合に、半導体素子
の揺動を抑えるためのトレー裏面支持部5が形成されて
いる。
【0011】第7図は第2の実施例を示す部分平面図で
あり、台座2が一つの四角形とされ、その全周に方形枠
形の突起3を設け、その四隅より格子の側面1の隅部に
いたる突起6を設けたものである。第8図はその中央横
断面を示し、第9図は第8図の部分拡大図である。第9
図に示す様に、突起6は突起3の頂点を起点として格子
側面1の隅部に向かって高くなる傾斜及び傾斜面を設け
てもよい。この様にすると、トレ−に素子を実装する
際、素子の位置がずれても突起6の上面でガイドされる
ため、素子を適正な位置に落ち着かせることができる。
【0012】
【作用】本考案は、突起6を設けることにより突起3と
突起6とが連続した構造物となり、成形時に成形樹脂材
料が突起3から充填されても、その先端にたまるガスは
突起6をとおり突起3内より排除される。また突起6の
格子隅部より充填された場合、ガスは突起6内をとおり
突起3の先端の傾斜部12より排除される。
【0013】
【考案の効果】本考案の導電性トレ−は、突起6を設け
ることにより、0.1mmオ−ダ−の太さの突起3の完
全な形成が可能であり、また突起3に対し強度が与えら
れるので、精密成形された良質なトレ−の提供が容易と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、フラットタイプの半導体素子を収納
する、従来の導電性トレ−の1つの収納部を示す部分平
面図であり、第2図は、その中央横断面図、第3図は、
第2図の部分拡大図である。
【図2】第4図は、本考案の第1の実施例のトレーを、
第1図と同様に示す部分平面図であり、第5図は、その
中央横断面図、第6図は、第5図の部分拡大図である。
【図3】第7図は、本考案の第2の実施例のトレーを、
第1図と同様に示す部分平面図であり、第8図は、その
中央横断面図、第9図は、第8図の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 格子 2 台座 3 突起 4 肉抜き穴 5 トレ−裏面支持部 6 突起 7 半導体素子 8 封止樹脂の側面 9 封止樹脂の下面 10 金属リ−ド 11 金属リ−ドの立上り部 12 突起先端の傾斜部

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラットタイプの半導体素子を収納する
    導電性トレ−であって、半導体素子の収納部が格子状に
    複数個区画された凹部とされ、該凹部内に半導体素子の
    封止樹脂部の下面9を支持する台座2が形成されると共
    に、その台座2の上面に、半導体素子の封止樹脂部の側
    面8と接触し、半導体素子の側方への揺動を規制する突
    起3が形成さたトレ−において、突起3と格子1の各隅
    部を相互につなぐ突起6が形成され、該突起6が、突起
    3との接続点において、突起3の高さとと同等の高さに
    形成されたことを特徴とする半導体素子収納用導電性ト
    レ−。
  2. 【請求項2】 突起6が、格子1の隅部との接続点にお
    いて突起3との接続点より高く、その上面が傾斜面とさ
    れた請求項1記載のトレ−。
  3. 【請求項3】 台座2が区画凹部の四隅に形成され、突
    起3がその上面にL字形に形成された請求項1または2
    記載のトレ−。
  4. 【請求項4】 台座2が区画凹部の中央の略全面に形成
    され、突起3がその上面に方形枠形に形成された請求項
    1または2記載のトレ−。
JP1993001622U 1993-01-26 1993-01-26 半導体素子収納用導電性トレー Expired - Lifetime JP2588332Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993001622U JP2588332Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 半導体素子収納用導電性トレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993001622U JP2588332Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 半導体素子収納用導電性トレー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0659281U JPH0659281U (ja) 1994-08-16
JP2588332Y2 true JP2588332Y2 (ja) 1999-01-06

Family

ID=11506637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993001622U Expired - Lifetime JP2588332Y2 (ja) 1993-01-26 1993-01-26 半導体素子収納用導電性トレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2588332Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0659281U (ja) 1994-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW457619B (en) Tray for semiconductor integrated circuit device
JP2688664B2 (ja) 半導体デバイス用トレー
KR100337064B1 (ko) 플라스틱패키지내에패키지된반도체장치및그의제조용금형
KR100858634B1 (ko) 마스크 보관 케이스
KR100332719B1 (ko) 웨이퍼수납박스내의웨이퍼배스킷
JP2588332Y2 (ja) 半導体素子収納用導電性トレー
JP2007246170A (ja) 半導体パッケージ用収納トレーおよびその製作方法
US7947356B2 (en) Molded foam and mold
KR20120052107A (ko) 발광다이오드 패키지
JP4941527B2 (ja) 半導体チップ収容トレイ
JPS6047429A (ja) 樹脂パッケ−ジの成形金型
JP4124516B2 (ja) キャリアテープ
JP3314918B2 (ja) 半導体集積回路装置収納用トレイ
JP3055762B2 (ja) 成形容器
JPH09295689A (ja) 半導体素子収納用導電性トレー
JP2001044306A (ja) 半導体集積回路装置格納用トレイ
KR20200072186A (ko) 화장품 쿠션 용기의 커버 결합 구조
JP4089790B2 (ja) 箱型容器
JPH0333670Y2 (ja)
JPH10316138A (ja) 運搬用容器
JPH1179277A (ja) 半導体パッケージ用トレイ
JPH11220015A (ja) 半導体装置チップ用トレー及び半導体装置チップの保管・運搬方法
JPH09290891A (ja) キャリアテープ
JPH0966964A (ja) キャリアテープ
JP2003192085A (ja) Icパッケージ用トレイ及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081030

Year of fee payment: 10