JP2588027Y2 - 光電式分離型煙感知器用ロック装置 - Google Patents
光電式分離型煙感知器用ロック装置Info
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- JP2588027Y2 JP2588027Y2 JP1992072303U JP7230392U JP2588027Y2 JP 2588027 Y2 JP2588027 Y2 JP 2588027Y2 JP 1992072303 U JP1992072303 U JP 1992072303U JP 7230392 U JP7230392 U JP 7230392U JP 2588027 Y2 JP2588027 Y2 JP 2588027Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、機器の本体を壁等に取
り付けてロックするロック装置に関し、特に煙感知器用
の送光器と受光器が分離した光電式分離型煙感知器に於
いて送光器と受光器に好適な光電式分離型煙感知器用ロ
ック装置に関する。
り付けてロックするロック装置に関し、特に煙感知器用
の送光器と受光器が分離した光電式分離型煙感知器に於
いて送光器と受光器に好適な光電式分離型煙感知器用ロ
ック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、機器の本体を壁等に取り付ける方
法としては、例えばセキュリティシステムにおける盗難
検出用の赤外線検出器では、ねじ止めにより固定される
が、人が通る高さの位置で設置されるので、ねじ止めは
安全上、一般人により簡単には外すことができないよう
に構成することが望ましい。
法としては、例えばセキュリティシステムにおける盗難
検出用の赤外線検出器では、ねじ止めにより固定される
が、人が通る高さの位置で設置されるので、ねじ止めは
安全上、一般人により簡単には外すことができないよう
に構成することが望ましい。
【0003】また、他の例として、図11に示すように
送光器20が近赤外光を送出し、煙により減衰された近
赤外光を受光器30側で受光して火災信号等を出力する
光電式分離型煙感知器が知られている。この送光器20
と受光器30は火災により発生した煙を検出するため
に、図12(a)に示すように天井に設置されたり、図
12(b)に示すように天井近傍の側壁等に設置され、
同様に送光器と受光器のカバーは通常、ねじ止めにより
本体に固定されるが、この場合には高所に設置されるの
で、一般人により簡単には外すことができないように構
成することは必ずしも必要がないものの、設置時には作
業員が簡単に取り付けたり、取り外すことができるよう
に構成することが望ましい。
送光器20が近赤外光を送出し、煙により減衰された近
赤外光を受光器30側で受光して火災信号等を出力する
光電式分離型煙感知器が知られている。この送光器20
と受光器30は火災により発生した煙を検出するため
に、図12(a)に示すように天井に設置されたり、図
12(b)に示すように天井近傍の側壁等に設置され、
同様に送光器と受光器のカバーは通常、ねじ止めにより
本体に固定されるが、この場合には高所に設置されるの
で、一般人により簡単には外すことができないように構
成することは必ずしも必要がないものの、設置時には作
業員が簡単に取り付けたり、取り外すことができるよう
に構成することが望ましい。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、本体を
ねじ止めした構造では、ドライバ操作を必要とするの
で、作業性が悪いという問題点があり、また、図12
(b)に示すように作業員が高所で作業を行う場合には
作業性がさらに悪く、また、危険を伴うという問題点が
ある。
ねじ止めした構造では、ドライバ操作を必要とするの
で、作業性が悪いという問題点があり、また、図12
(b)に示すように作業員が高所で作業を行う場合には
作業性がさらに悪く、また、危険を伴うという問題点が
ある。
【0005】本考案は上記従来の問題点に鑑み、簡単な
構造および作業で機器の本体を壁等に取り付けてロック
することができる光電式分離型煙感知器用ロック装置を
提供することを目的とする。
構造および作業で機器の本体を壁等に取り付けてロック
することができる光電式分離型煙感知器用ロック装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するために、垂直面に固定される取り付け部材と、前記
取り付け部材に取り付けられてロックされる本体の一方
に、先端が上方向に向くように略L字形の係止片を形成
し、他方に前記係止片に対して水平方向に嵌合して他方
を押し下げることにより本体の水平方向を係止する係止
穴を形成し、前記本体に水平方向の係止状態において本
体の上方向の移動を前記固定板の下端部にロックする突
起を備えた片持ち梁構造の可撓性ロック片を形成し、前
記本体に指を挿入して前記ロック片を曲げて本体の上方
向のロックを解除するための開口を形成したことを特徴
とする。
するために、垂直面に固定される取り付け部材と、前記
取り付け部材に取り付けられてロックされる本体の一方
に、先端が上方向に向くように略L字形の係止片を形成
し、他方に前記係止片に対して水平方向に嵌合して他方
を押し下げることにより本体の水平方向を係止する係止
穴を形成し、前記本体に水平方向の係止状態において本
体の上方向の移動を前記固定板の下端部にロックする突
起を備えた片持ち梁構造の可撓性ロック片を形成し、前
記本体に指を挿入して前記ロック片を曲げて本体の上方
向のロックを解除するための開口を形成したことを特徴
とする。
【0007】
【作用】本考案は上記構成により、先端が上方向に向い
た略L字形の係止片とこの係止片に水平方向に嵌合する
係止穴により、本体の水平方向が取り付け板に対して係
止され、片持ち梁構造の可撓性ロック片に形成された突
起により、水平方向の係止状態で本体の垂直方向がロッ
クされる。したがって、本体をねじ止めすることなく、
簡単な構造および作業で機器の本体を壁等に取り付けて
ロックすることができる。
た略L字形の係止片とこの係止片に水平方向に嵌合する
係止穴により、本体の水平方向が取り付け板に対して係
止され、片持ち梁構造の可撓性ロック片に形成された突
起により、水平方向の係止状態で本体の垂直方向がロッ
クされる。したがって、本体をねじ止めすることなく、
簡単な構造および作業で機器の本体を壁等に取り付けて
ロックすることができる。
【0008】また、本体に、指を挿入して前記ロック片
を曲げて本体の上方向のロックを解除するための開口を
形成したので、簡単な操作でロックを解除して本体を取
り外すことができる。また、ロック構造を他人に知得さ
れないかぎりアンロックすることができないので、安全
性を向上することができる。
を曲げて本体の上方向のロックを解除するための開口を
形成したので、簡単な操作でロックを解除して本体を取
り外すことができる。また、ロック構造を他人に知得さ
れないかぎりアンロックすることができないので、安全
性を向上することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。図1〜図4は、本考案に係るロック装置の一実施
例を示し、図1は分解斜視図、図2はロック状態を示す
右側面断面図、図3は背面図、図4はロック動作とアン
ロック動作を示す要部側面断面図である。
する。図1〜図4は、本考案に係るロック装置の一実施
例を示し、図1は分解斜視図、図2はロック状態を示す
右側面断面図、図3は背面図、図4はロック動作とアン
ロック動作を示す要部側面断面図である。
【0010】図1において、本体2は、壁等の垂直面に
取り付けるために、金属性の取り付け板3が予めビスに
よりビス穴3−2を介して壁等の垂直面に固定され、こ
の取り付け板3を介して取り付けられる。取り付け板3
には、側面がL字形の係止片3−1が一例として4個形
成され、このL字形の係止片3−1は先端が情報に突出
するように形成されている。
取り付けるために、金属性の取り付け板3が予めビスに
よりビス穴3−2を介して壁等の垂直面に固定され、こ
の取り付け板3を介して取り付けられる。取り付け板3
には、側面がL字形の係止片3−1が一例として4個形
成され、このL字形の係止片3−1は先端が情報に突出
するように形成されている。
【0011】そして、本体2側の4つの係止穴2−2に
それぞれ係止片3−1が挿入するように本体2が水平方
向に押し込まれた後、下方向に押し下げられると本体2
の水平方向が取り付け板3に対して移動不能となるよう
に構成されている。すなわち、取り付け板3側の係止片
3−1の先端の大きさより、本体2側の係止穴2−2が
やや大きく形成され、また、この水平方向の係止は、係
止状態において本体2を上方向に移動した後、水平方向
外側に引き出すことにより解除される。
それぞれ係止片3−1が挿入するように本体2が水平方
向に押し込まれた後、下方向に押し下げられると本体2
の水平方向が取り付け板3に対して移動不能となるよう
に構成されている。すなわち、取り付け板3側の係止片
3−1の先端の大きさより、本体2側の係止穴2−2が
やや大きく形成され、また、この水平方向の係止は、係
止状態において本体2を上方向に移動した後、水平方向
外側に引き出すことにより解除される。
【0012】そして、取り付け板3に対向する本体2の
面には、片持ち梁構造のロック片2−1が垂直方向に延
びるように形成され、ロック片2−1は上方の支点2d
(図4(b)参照)において本体2と一体で形成されて
いる。このロック片2−1は本体2と同一の例えばプラ
スチック材料で形成されて可撓性を有し、また、図2お
よび図3に詳しく示すように取り付け板3の下面3−3
を下から上に向かって支持するための突起2aが形成さ
れている。
面には、片持ち梁構造のロック片2−1が垂直方向に延
びるように形成され、ロック片2−1は上方の支点2d
(図4(b)参照)において本体2と一体で形成されて
いる。このロック片2−1は本体2と同一の例えばプラ
スチック材料で形成されて可撓性を有し、また、図2お
よび図3に詳しく示すように取り付け板3の下面3−3
を下から上に向かって支持するための突起2aが形成さ
れている。
【0013】また、ロック状態において指によるアンロ
ック操作を容易にするために、その下側がL形に形成さ
れ、このL字形の部分2bは突起2aより下に形成され
ている。さらに、L字形の部分2bに対応する本体2に
は、指を下から挿入するための開口2cが形成されてい
る。つぎに、図2を参照して上記ロック部材の位置関係
を詳細に説明する。なお、図2は図3に示す背面図の線
A−Aに沿った断面図である。
ック操作を容易にするために、その下側がL形に形成さ
れ、このL字形の部分2bは突起2aより下に形成され
ている。さらに、L字形の部分2bに対応する本体2に
は、指を下から挿入するための開口2cが形成されてい
る。つぎに、図2を参照して上記ロック部材の位置関係
を詳細に説明する。なお、図2は図3に示す背面図の線
A−Aに沿った断面図である。
【0014】ロック片2−1の突起2aと取り付け板3
の下面3−3は、本体2側の係止穴2−2が取り付け板
3側のL字形の係止片3−1に対して水平方向に挿入さ
れた後、下方向に押し下げられた状態、すなわち水平方
向の係止状態で突起2aが下面3−3を下から上に向か
って当接するように構成され、したがって、図2に示す
ロック状態では本体2が上下方向に移動不能である。
の下面3−3は、本体2側の係止穴2−2が取り付け板
3側のL字形の係止片3−1に対して水平方向に挿入さ
れた後、下方向に押し下げられた状態、すなわち水平方
向の係止状態で突起2aが下面3−3を下から上に向か
って当接するように構成され、したがって、図2に示す
ロック状態では本体2が上下方向に移動不能である。
【0015】つぎに、図4を参照してロック動作とアン
ロック動作を説明する。まず、図4(a)は本体2のみ
を示し、図の左側が正面側を示し、右側が壁側すなわち
取り付け板3側を示している。この状態で本体2側の係
止穴2−2に取り付け板3側のL字形の係止片3−1が
水平方向に挿入されるように本体2を押し込むと、図4
(b)に示すようにロック片2−1は突起2aが取り付
け板3に水平方向に当接するので、片持ち梁構造の支点
2dを軸として正面方向に曲がり、本体2側の係止穴2
−2が取り付け板3側のL字形の係止片3−1に係合し
ながら本体2を下方向に押し下げることができる。
ロック動作を説明する。まず、図4(a)は本体2のみ
を示し、図の左側が正面側を示し、右側が壁側すなわち
取り付け板3側を示している。この状態で本体2側の係
止穴2−2に取り付け板3側のL字形の係止片3−1が
水平方向に挿入されるように本体2を押し込むと、図4
(b)に示すようにロック片2−1は突起2aが取り付
け板3に水平方向に当接するので、片持ち梁構造の支点
2dを軸として正面方向に曲がり、本体2側の係止穴2
−2が取り付け板3側のL字形の係止片3−1に係合し
ながら本体2を下方向に押し下げることができる。
【0016】そして、本体2が下方向に移動してロック
片2−1の突起2aが取り付け板3の下面3−3まで移
動すると、図4(c)に示すように突起2aが取り付け
板3の下面3−3を下から支持するようになり、したが
って、本体2がロックされる。他方、アンロックを行う
場合には、図4(c)に示す状態において本体2の正面
側において指を開口2c内に挿入してロック片2−1の
L字形の部分2bを手前側に引くことにより、図4
(b)に示すように支点2dを軸として正面方向に曲げ
て、本体2を上方向に押し上げることができる。
片2−1の突起2aが取り付け板3の下面3−3まで移
動すると、図4(c)に示すように突起2aが取り付け
板3の下面3−3を下から支持するようになり、したが
って、本体2がロックされる。他方、アンロックを行う
場合には、図4(c)に示す状態において本体2の正面
側において指を開口2c内に挿入してロック片2−1の
L字形の部分2bを手前側に引くことにより、図4
(b)に示すように支点2dを軸として正面方向に曲げ
て、本体2を上方向に押し上げることができる。
【0017】したがって、本体2を上方向に押し上げた
後、手前側に引くことにより本体2側の係止穴2−2を
取り付け板3側の係止片3−1から取り外すことができ
る。したがって、上記実施例によれば、ねじ止めにより
本体2を取り付けず、本体2の移動操作のみで本体2を
取り付けたり、取り外すことができるので、簡単な構造
および作業で機器の本体を壁等に取り付けてロックする
ことができる。
後、手前側に引くことにより本体2側の係止穴2−2を
取り付け板3側の係止片3−1から取り外すことができ
る。したがって、上記実施例によれば、ねじ止めにより
本体2を取り付けず、本体2の移動操作のみで本体2を
取り付けたり、取り外すことができるので、簡単な構造
および作業で機器の本体を壁等に取り付けてロックする
ことができる。
【0018】また、このロック構造は、知得されない限
りアンロックすることができないので、例えばセキュリ
ティシステムにおける盗難検出用の赤外線検出器のよう
に、人が通る高さの位置で設置される場合には、一般人
により簡単には外すことができないので、安全性を向上
することができる。なお、上記実施例では、本体2と取
り付け板3を水平方向に係止するために、係止穴2−2
を本体2側に形成し、係止片3−1を取り付け板3側に
形成したが、逆に形成してもよいことは勿論である。
りアンロックすることができないので、例えばセキュリ
ティシステムにおける盗難検出用の赤外線検出器のよう
に、人が通る高さの位置で設置される場合には、一般人
により簡単には外すことができないので、安全性を向上
することができる。なお、上記実施例では、本体2と取
り付け板3を水平方向に係止するために、係止穴2−2
を本体2側に形成し、係止片3−1を取り付け板3側に
形成したが、逆に形成してもよいことは勿論である。
【0019】図5は、本実施例のロック装置が適用され
た光電式分離型煙感知器を示す分解斜視図である。この
装置は、図11に示す光電式分離型煙感知器の送光器2
0と受光器30のいずれか一方を示し、煙検知用の近赤
外光の発光素子と受光素子およびその関連回路を除き、
殆ど同一の構成である。この送光器20と受光器30
は、図12(b)に示すように天井近傍の側壁に設置さ
れ、また、ドームのように大きな空間ではより高い場所
に設置される。図5において、筐体は縦長のカバー1と
本体2で構成され、本体2内には、分解して示すように
レンズホルダ4の光軸調整機構が収納されている。ま
た、取り付け板3は図1〜図4に示すように、天井近傍
の側壁にねじ止めされてこの取り付け板3の係止片3−
1に本体2が係止される。
た光電式分離型煙感知器を示す分解斜視図である。この
装置は、図11に示す光電式分離型煙感知器の送光器2
0と受光器30のいずれか一方を示し、煙検知用の近赤
外光の発光素子と受光素子およびその関連回路を除き、
殆ど同一の構成である。この送光器20と受光器30
は、図12(b)に示すように天井近傍の側壁に設置さ
れ、また、ドームのように大きな空間ではより高い場所
に設置される。図5において、筐体は縦長のカバー1と
本体2で構成され、本体2内には、分解して示すように
レンズホルダ4の光軸調整機構が収納されている。ま
た、取り付け板3は図1〜図4に示すように、天井近傍
の側壁にねじ止めされてこの取り付け板3の係止片3−
1に本体2が係止される。
【0020】なお、カバー1には近赤外光は通すが可視
光をカットする部材、例えばポリカーボネートでなる窓
1−1が設けられる。つぎに、本体2内に収納される機
構について詳しく説明すると、まず、この光軸調整機構
のベース11は、側面断面がL形の金具で構成され、本
体2に水平方向に固定される。ベース11の下方には、
送光用または受光用の回路部品が実装されたプリント基
板14が収納される。特に受光器のプリント基板14に
はまた、図6に示すように6個のLED14−1〜14
−6が左右方向に沿って配列されている。
光をカットする部材、例えばポリカーボネートでなる窓
1−1が設けられる。つぎに、本体2内に収納される機
構について詳しく説明すると、まず、この光軸調整機構
のベース11は、側面断面がL形の金具で構成され、本
体2に水平方向に固定される。ベース11の下方には、
送光用または受光用の回路部品が実装されたプリント基
板14が収納される。特に受光器のプリント基板14に
はまた、図6に示すように6個のLED14−1〜14
−6が左右方向に沿って配列されている。
【0021】このLED14−1〜14−6は、左から
順次3個の黄色のLED14−1〜14−3と、1個の
緑色のLED14−4と2個の赤色のLED14−5,
14−6により構成され、受光レベルに比例した位置の
LEDが点灯するように制御される。したがって、この
LED14−1〜14−6は、受光レベルメータを構成
し、また、この実施例では、緑色のLED14−4が点
灯する場合が最適な受光レベルになるように、光軸と増
幅器のゲイン等が調整される。そして、このプリント基
板14は、透明な回路カバー15により蓋をされる。
順次3個の黄色のLED14−1〜14−3と、1個の
緑色のLED14−4と2個の赤色のLED14−5,
14−6により構成され、受光レベルに比例した位置の
LEDが点灯するように制御される。したがって、この
LED14−1〜14−6は、受光レベルメータを構成
し、また、この実施例では、緑色のLED14−4が点
灯する場合が最適な受光レベルになるように、光軸と増
幅器のゲイン等が調整される。そして、このプリント基
板14は、透明な回路カバー15により蓋をされる。
【0022】なお、送光器の場合には、図11に示す発
光回路21がプリント基板14に実装されるとともに、
近赤外の発光素子22とレンズ23がレンズホルダ4内
に設けられ、受光器の場合にはレンズ31と近赤外の受
光素子32がレンズホルダ4内に設けられるとともに、
増幅回路33と、信号変換回路34と制御回路35がプ
リント基板14に実装される。そして、受光器の上記L
ED14−1〜14−6の点灯は、制御回路35により
制御される。
光回路21がプリント基板14に実装されるとともに、
近赤外の発光素子22とレンズ23がレンズホルダ4内
に設けられ、受光器の場合にはレンズ31と近赤外の受
光素子32がレンズホルダ4内に設けられるとともに、
増幅回路33と、信号変換回路34と制御回路35がプ
リント基板14に実装される。そして、受光器の上記L
ED14−1〜14−6の点灯は、制御回路35により
制御される。
【0023】ベース11には、レンズホルダ4の水平方
向を調整するための調整ねじ8−1が光軸方向に嵌合す
る軸穴11−1と、レンズホルダ4およびその支持部材
7を水平方向に回動可能に支持するための軸穴11−2
と、レンズホルダ4等の水平方向のガタを防止するため
のコイルばね9の一端を係止する係止穴11−3が形成
されている。
向を調整するための調整ねじ8−1が光軸方向に嵌合す
る軸穴11−1と、レンズホルダ4およびその支持部材
7を水平方向に回動可能に支持するための軸穴11−2
と、レンズホルダ4等の水平方向のガタを防止するため
のコイルばね9の一端を係止する係止穴11−3が形成
されている。
【0024】ベース11の軸穴11−2には、セパレー
タ10がねじ7−2により取り付けられ、セパレータ1
0は、ベース11のフランジ部11−4,11−5に垂
直方向に嵌合してお互いに水平方向に回動しないように
構成されている。このセパレータ10には上記コイルば
ね9の一端が貫通する穴10−1と、コイルばね9本体
を収納するための凹部10−2と軸穴10−3等が形成
されている。
タ10がねじ7−2により取り付けられ、セパレータ1
0は、ベース11のフランジ部11−4,11−5に垂
直方向に嵌合してお互いに水平方向に回動しないように
構成されている。このセパレータ10には上記コイルば
ね9の一端が貫通する穴10−1と、コイルばね9本体
を収納するための凹部10−2と軸穴10−3等が形成
されている。
【0025】レンズホルダ4は、正面断面がコの字形の
支持部材7に対して垂直方向に回動可能に支持され、支
持部材7は前述した取り付けねじ7−2を軸として、セ
パレータ10の軸穴10−3を介してベース11の軸穴
11−2に対して水平方向に回動可能に取り付けられ
る。まず、水平方向の回動機構について説明すると、支
持部材7にはその軸穴から偏位した位置に受けねじ6−
1を垂直方向に係止するための穴7−1が形成され、こ
の受けねじ6−1には、前述した水平方向用の調整ねじ
8−1が光軸方向に螺合するようにねじ山が形成されて
いる。したがって、調整ねじ8−1が回動すると、支持
部材7は取り付けねじ7−2を軸として水平方向に回動
する。
支持部材7に対して垂直方向に回動可能に支持され、支
持部材7は前述した取り付けねじ7−2を軸として、セ
パレータ10の軸穴10−3を介してベース11の軸穴
11−2に対して水平方向に回動可能に取り付けられ
る。まず、水平方向の回動機構について説明すると、支
持部材7にはその軸穴から偏位した位置に受けねじ6−
1を垂直方向に係止するための穴7−1が形成され、こ
の受けねじ6−1には、前述した水平方向用の調整ねじ
8−1が光軸方向に螺合するようにねじ山が形成されて
いる。したがって、調整ねじ8−1が回動すると、支持
部材7は取り付けねじ7−2を軸として水平方向に回動
する。
【0026】支持部材7にはまた、コイルばね9の他端
を垂直方向に係止するための係止穴7−3と、レンズホ
ルダ4の垂直方向を調整するための調整ねじ8−2が光
軸方向に嵌合する穴7−4が形成され、さらに、レンズ
ホルダ4は支持部材7のフランジ部に対してねじ7−
5,7−6を軸として垂直方向に回動可能なように支持
されている。
を垂直方向に係止するための係止穴7−3と、レンズホ
ルダ4の垂直方向を調整するための調整ねじ8−2が光
軸方向に嵌合する穴7−4が形成され、さらに、レンズ
ホルダ4は支持部材7のフランジ部に対してねじ7−
5,7−6を軸として垂直方向に回動可能なように支持
されている。
【0027】なお、レンズホルダ4の回動軸には、レン
ズホルダ4の垂直方向のガタを防止するためのばね5が
取り付けられ、このばね5は、一端が支持部材7の係止
穴7−7に係止され、他端が図7に示すようにレンズホ
ルダ4の係止片4−5に係止されている。そして、レン
ズホルダ4の側面には、その回動軸から偏位した位置に
受けねじ6−2が左右方向に取り付けられ、この受けね
じ6−2には受けねじ6−1と同様に、前述した垂直方
向用の調整ねじ8−2が光軸方向に螺合するようにねじ
山が形成されている。したがって、調整ねじ8−2が回
動すると、レンズホルダ4は支持部材7に対して垂直方
向に回動する。
ズホルダ4の垂直方向のガタを防止するためのばね5が
取り付けられ、このばね5は、一端が支持部材7の係止
穴7−7に係止され、他端が図7に示すようにレンズホ
ルダ4の係止片4−5に係止されている。そして、レン
ズホルダ4の側面には、その回動軸から偏位した位置に
受けねじ6−2が左右方向に取り付けられ、この受けね
じ6−2には受けねじ6−1と同様に、前述した垂直方
向用の調整ねじ8−2が光軸方向に螺合するようにねじ
山が形成されている。したがって、調整ねじ8−2が回
動すると、レンズホルダ4は支持部材7に対して垂直方
向に回動する。
【0028】すなわち、水平方向用の調整ねじ8−1と
垂直方向用の調整ねじ8−2がともに光軸方向に取り付
けられているので、図6に示すように調整ねじ8−1,
8−2の各つまみ8a,8bがともに正面を向くことに
なり、高所において簡単に操作することができる。な
お、図6及び図7に示す例では、水平方向用の調整ねじ
8−1のつまみ8aが反時計回り方向Aに回動するとレ
ンズホルダ4が左方向に回動し、つまみ8aが時計回り
方向Bに回動するとレンズホルダ4が右方向に回動す
る。また、垂直方向用の調整ねじ8−2のつまみ8bが
反時計回り方向Cに回動するとレンズホルダ4が下方向
に回動し、つまみ8bが時計回り方向Dに回動するとレ
ンズホルダ4が上方向に回動する。
垂直方向用の調整ねじ8−2がともに光軸方向に取り付
けられているので、図6に示すように調整ねじ8−1,
8−2の各つまみ8a,8bがともに正面を向くことに
なり、高所において簡単に操作することができる。な
お、図6及び図7に示す例では、水平方向用の調整ねじ
8−1のつまみ8aが反時計回り方向Aに回動するとレ
ンズホルダ4が左方向に回動し、つまみ8aが時計回り
方向Bに回動するとレンズホルダ4が右方向に回動す
る。また、垂直方向用の調整ねじ8−2のつまみ8bが
反時計回り方向Cに回動するとレンズホルダ4が下方向
に回動し、つまみ8bが時計回り方向Dに回動するとレ
ンズホルダ4が上方向に回動する。
【0029】つぎに、図8〜図10を参照してレンズホ
ルダ4の構成を詳細に説明する。レンズホルダ4には、
斜め前方から覗くための照準穴4−2が正面右上に設け
られ、また光軸方向と平行になるように照準穴4−3が
正面左上に設けられる。また、照準穴4−3から見える
視野を照準穴4−2から覗けるよう斜めに反射するため
の反射ミラー4−1が取り付けられている。照準穴4−
2,4−3、反射ミラー4−1から照準手段は構成され
る。照準手段は少なくとも送光器に設けられる。なお、
符号4−4は、前述した垂直方向用の調整ねじ8−2用
の受けねじ6−2を係止するための開口である。
ルダ4の構成を詳細に説明する。レンズホルダ4には、
斜め前方から覗くための照準穴4−2が正面右上に設け
られ、また光軸方向と平行になるように照準穴4−3が
正面左上に設けられる。また、照準穴4−3から見える
視野を照準穴4−2から覗けるよう斜めに反射するため
の反射ミラー4−1が取り付けられている。照準穴4−
2,4−3、反射ミラー4−1から照準手段は構成され
る。照準手段は少なくとも送光器に設けられる。なお、
符号4−4は、前述した垂直方向用の調整ねじ8−2用
の受けねじ6−2を係止するための開口である。
【0030】したがって、この適用例によれば、設置時
に作業員が本体2を簡単に固定することができ、また、
設置時やメインテナンス時に作業員がカバー1を本体2
から取り外し、LED14−1〜14−6の光の色で受
光レベルを確認しながら、正面に取り付けられた調整ね
じ8−1,8−2の各つまみ8a,8bを回しながら光
軸を調整することなどができる。
に作業員が本体2を簡単に固定することができ、また、
設置時やメインテナンス時に作業員がカバー1を本体2
から取り外し、LED14−1〜14−6の光の色で受
光レベルを確認しながら、正面に取り付けられた調整ね
じ8−1,8−2の各つまみ8a,8bを回しながら光
軸を調整することなどができる。
【0031】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、垂直面
に固定される取り付け部材と、前記取り付け部材に取り
付けられてロックされる本体の一方に、先端が上方向に
向くように略L字形の係止片を形成し、他方に前記係止
片に対して水平方向に嵌合して他方を押し下げることに
より本体の水平方向を係止する係止穴を形成し、前記本
体に水平方向の係止状態において本体の上方向の移動を
ロックする突起を備えた片持ち梁構造の可撓性ロック片
を形成したので、本体をねじ止めすることなく、簡単な
構造および作業で機器の本体を壁等に取り付けてロック
することができる。
に固定される取り付け部材と、前記取り付け部材に取り
付けられてロックされる本体の一方に、先端が上方向に
向くように略L字形の係止片を形成し、他方に前記係止
片に対して水平方向に嵌合して他方を押し下げることに
より本体の水平方向を係止する係止穴を形成し、前記本
体に水平方向の係止状態において本体の上方向の移動を
ロックする突起を備えた片持ち梁構造の可撓性ロック片
を形成したので、本体をねじ止めすることなく、簡単な
構造および作業で機器の本体を壁等に取り付けてロック
することができる。
【0032】本考案はまた、前記本体に、指を挿入して
前記ロック片を曲げて本体の上方向のロックを解除する
ための開口を形成したので、簡単な操作でロックを解除
して本体を取り外すことができる。また、ロック構造を
他人に知得されない限りアンロックすることができない
ので、安全性を向上することができる。
前記ロック片を曲げて本体の上方向のロックを解除する
ための開口を形成したので、簡単な操作でロックを解除
して本体を取り外すことができる。また、ロック構造を
他人に知得されない限りアンロックすることができない
ので、安全性を向上することができる。
【図1】本考案に係るロック装置の一実施例を示す分解
斜視図
斜視図
【図2】図1のロック装置のロック状態を示す側面断面
図
図
【図3】図1のロック装置を示す背面図
【図4】図1のロック装置のロック動作とアンロック動
作を示す要部側面断面図
作を示す要部側面断面図
【図5】実施例が適用された光電式分離型煙感知器を示
す分解斜視図
す分解斜視図
【図6】図5の光電式分離型煙感知器の光軸調整機構を
示す正面図
示す正面図
【図7】図6の光軸調整機構を示す右側面図
【図8】図5のレンズホルダを示す正面図
【図9】図8のレンズホルダを示す右側面図
【図10】図8のレンズホルダを示す背面図
【図11】光電式分離型煙感知器の送光器と受光器を示
すブロック図
すブロック図
【図12】光電式分離型煙感知器の設置例を示す説明図
1:カバー 2:本体 2−1:ロック片 2−2:係止穴 2a:突起 2b:L形部分 2c:開口 2d:支点 3:取り付け板 3−1:係止片 3−2:ビス穴 4:レンズホルダ 4−1:反射ミラー 4−2,4−3:照準穴 4−4,7−1,7−3,7−4,10−1,10−
3,11−1〜11−3:穴 5,9:ばね 6−1,6−2:受けねじ 7:支持部材 7−2,7−5,7−6:ねじ 8−1,8−2:調整ねじ 8a,8b:つまみ 10:セパレータ 11:ベース 12,13:ヒンジ 14:プリント基板 14−1〜14−6:LED 15:回路カバー 20:送光器 21:発光回路 22:発光素子 23,31:レンズ 30:受光器 32:受光素子 33:増幅回路 34:信号変換回路 35:制御回路
3,11−1〜11−3:穴 5,9:ばね 6−1,6−2:受けねじ 7:支持部材 7−2,7−5,7−6:ねじ 8−1,8−2:調整ねじ 8a,8b:つまみ 10:セパレータ 11:ベース 12,13:ヒンジ 14:プリント基板 14−1〜14−6:LED 15:回路カバー 20:送光器 21:発光回路 22:発光素子 23,31:レンズ 30:受光器 32:受光素子 33:増幅回路 34:信号変換回路 35:制御回路
Claims (1)
- 【請求項1】垂直面に固定される取り付け部材と、前記
取り付け部材に取り付けられてロックされる本体の一方
に、先端が上方向に向くように略L字形の係止片を形成
し、他方に前記係止片に対して水平方向に嵌合して他方
を押し下げることにより本体の水平方向を係止する係止
穴を形成し、前記本体に水平方向の係止状態において本
体の上方向の移動を前記固定板の下端部にロックする突
起を備えた方持ち梁構造の可撓性ロック片を形成し、前
記本体に指を挿入して前記ロック片を曲げて本体の上方
向のロックを解除するための開口を形成したことを特徴
とする光電式分離型煙感知器用ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992072303U JP2588027Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 光電式分離型煙感知器用ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992072303U JP2588027Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 光電式分離型煙感知器用ロック装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0635626U JPH0635626U (ja) | 1994-05-13 |
JP2588027Y2 true JP2588027Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=13485368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992072303U Expired - Fee Related JP2588027Y2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 光電式分離型煙感知器用ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588027Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019084631A (ja) * | 2017-11-07 | 2019-06-06 | コクヨ株式会社 | 裁断機 |
PL3728873T3 (pl) * | 2017-12-20 | 2022-04-11 | Essity Hygiene And Health Aktiebolag | Urządzenie czujnikowe, adapter, ich kombinacja i dozownik |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0369193A (ja) * | 1989-08-08 | 1991-03-25 | Sanyo Electric Co Ltd | 電気機器 |
JPH04106510U (ja) * | 1991-02-26 | 1992-09-14 | オムロン株式会社 | 機器取付け構造 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP1992072303U patent/JP2588027Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0635626U (ja) | 1994-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |