JP2001202576A - 光電式分離型感知器 - Google Patents

光電式分離型感知器

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JP2001202576A
JP2001202576A JP2000010628A JP2000010628A JP2001202576A JP 2001202576 A JP2001202576 A JP 2001202576A JP 2000010628 A JP2000010628 A JP 2000010628A JP 2000010628 A JP2000010628 A JP 2000010628A JP 2001202576 A JP2001202576 A JP 2001202576A
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JP2000010628A
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Nobuyuki Akiyama
信幸 秋山
Tetsuya Haneda
哲矢 羽田
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Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体ケースに対して取り付けられたカバーが
本体の調整作業等を妨害せずかつ容易に開閉できる光電
式分離型感知器を提供する。 【解決手段】 発光器と受光器とを分離して配置し、そ
の間の煙の有無を検出するものであって、発光器および
受光器の筐体は、いずれも、発光手段または受光手段を
含む本体30が収納された本体ケース20と、本体を被
うように本体ケース20の前側に取り付けられた前カバ
ー10からなり、本体30は、前カバー10を介して、
発光あるいは受光するようになっている煙感知器100
において、本体ケース20の上部には、本体ケース20
の前後方向に対してほぼ直交するように形成された軸2
1,21が設けられ、前カバー10には、前記軸に係合
する軸穴14a、14aが設けられ、前カバー10は、
軸21,21に対して軸穴14a,14aを係合させた
状態で取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光器と受光器
に分離して設置され、火災により発生する煙を検出して
火災を感知する光電式分離型感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】発光器と受光器が分離して設置され、発
光器から発せられた光を受光器が受光することによって
煙の有無を検出し、火災の発生を感知する光電式分離型
感知器が知られている。このような光電式分離型感知器
においては、発光器および受光器いずれにおいても、発
光素子や受光素子といった光学素子とレンズ等を含む本
体を本体ケースに収納し、さらにその本体ケースにカバ
ーを取り付け、本体をカバーによって被う構造をとって
いる。そして、本体はカバーに設けられた透過性の窓を
介して光を送受光し、また本体の調整作業等は、カバー
による被いを外して行われるようになっている。ところ
で、光電式分離型感知器は、一般的に、暗所で作業スペ
ースも制限される高所の天井付近に設置されることが多
い。したがって、本体ケースに対するカバーの取り付け
構造は、本体ケースからカバーが外れない状態で本体ケ
ース内の本体を露出させることができる構造であって、
つまりカバーが本体ケースに対して開閉可能であるよう
に取り付けられており、さらにその開閉作業が容易であ
ることが好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光電式分離型感知器における本体ケースとカバーの取り
付け構造は、カバーの開閉作業に熟練を要するほど構造
が複雑であったり、開いたカバーが本体の調整作業を妨
害する位置にあったり、あるいは本体ケースからカバー
が完全に外れてしまったりといった問題点が多かった。
【0004】また、光電式分離型感知器は、建造物の壁
面に固定されたベースに対して、前記本体ケースを取り
付けることによって、設置されるようになっているが、
従来の感知器ではベースに固定された本体ケースががた
つくことがあった。本体ケースのがたつきは光軸のぶれ
につながり、発光器と受光器とを数十メートル離した状
態で対向して設置する光電式分離型感知器では、安定し
た検出性能が得られないことになる。さらに、前述のよ
うに暗所で作業スペースも制限される場所に設置される
ことから、ベースに対する本体ケースの取り付けも容易
であることが要求されるが、これまで要求されるほどに
簡単な取り付け構造はなかった。
【0005】また、光電式分離型感知器には、火災検出
動作中であることを表示する目的で前記カバーに作動表
示灯が設けられている。既に述べたように、光電式分離
型感知器は高天井付近に設置されることが多く、下から
見上げるようにして見られることが多い。また、動作試
験等において発光器および受光器の一方の作業者が、他
方の作動を確認するといったこともあり、その場合に
は、作動表示灯を水平方向の遠距離から見ることにな
る。しかしながら、従来の作動表示灯には、下からも、
水平方向の遠距離からも容易に確認できるほど充分な視
認性を有するものはなかった。
【0006】さらに、光電式分離型感知器の受光器にお
いては、設置場所の環境条件に応じて、たとえば、塵や
埃が多くそれらが受光面に付着するおそれがあるといっ
た場所や、太陽光線などの外光が受光器に入射するおそ
れがある場所に設置する場合には、前記カバーにフード
を取り付けていた。従来、このようなフードは、オプシ
ョン部品であって、上記で挙げたような場所に設置する
ことが分かってから外付けするものなので、取り付け専
用の部品や面倒な取り付け作業を要していた。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、ベースに対して本体ケースを容易にかつがたつき
なく取り付けられる取付構造を有し、本体ケースに対し
て取り付けられたカバーが本体の調整作業等を妨害せず
かつ容易に開閉可能であり、さらにカバーに対してフー
ドを容易に取り付け可能であって、総じて本体を被う筐
体について安定性と利便性に優れた光電式分離型感知器
を提供し、さらには、作動時の視認性に優れた光電式分
離型感知器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、たとえば図1,
図3及び図5に示すように、光を発光する発光手段を有
する発光器と発光器から発せられた光を受光する受光手
段を有する受光器とを分離して配置し、その間の煙の有
無を検出するものであって、発光器および受光器の筐体
は、いずれも、発光手段または受光手段を含む本体(3
0)が収納された本体ケース(20)と、本体を被うよ
うに本体ケースの前側に取り付けられたカバー(前カバ
ー10)からなり、前記本体は、前記カバーを介して、
発光あるいは受光するようになっている光電式分離型感
知器(煙感知器100)において、カバーは、本体ケー
スの上部に軸支されていることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、カバーは
本体ケースの上部に軸支されていることから本体ケース
の上部を中心に回動可能であり、本体の調整作業等の際
には、カバーを本体ケースの上部を中心に回動させて跳
ね上げて開ければ本体が露出するので、カバーを本体ケ
ースから取り外す必要はなく、本体の下方から作業する
場所であってもカバーがじゃまになることはない。ま
た、回動させるだけなので、簡単にカバーを開けること
ができる。ここで、具体的な軸支構造としては、たとえ
ば、本体ケースとカバーの一方に軸を設け、他方には前
記軸に係合可能な軸穴を設けるといったことが挙げられ
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光電式分離型感知器において、本体ケースとカバーに
は、カバーが回動する際に所定の位置で停止するように
係止される係止手段(突起22,22と係止穴15,1
6)が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、本体ケー
スとカバーには、カバーが回動する際に所定の位置で停
止するように係止される係止手段が設けられていること
から、カバーを回動の途中で停止させることができ、カ
バーを開けたものの自然に閉じる方向に回動してしまい
本体の調整作業等が妨害されるといったことはない。こ
こで係止手段によって停止され得る所定の位置として
は、2カ所以上あってもよく、この場合カバーは複数の
所定角度で開いた状態を保持できることから、感知器の
設置場所の広狭等に応じて適切な角度でカバーを開ける
ことが可能となる。また、係止手段の具体的な構成とし
ては、本体ケースとカバーの一方に突起を設け、他方に
はこの突起が係止される穴を設けるといったことが挙げ
られる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の光電式分離型感知器において、たとえば図2
に示すように、カバーの下部には、本体ケース側に突出
する突出部材(開口部材17)が設けられ、本体ケース
の下部には、U字状に折り曲げられた折曲部(折曲部2
3c)と突出部材に係合する爪部(23a)とを有し折
曲部を基点に撓み可能であるU字形状部(U字部23)
が設けられ、U字形状部は、爪部が突出部材に係合して
いるときに折曲部を基点に撓むと係合が外れ、突出部材
に爪部が係合するときは折曲部を基点に撓んだ状態から
撓みを解消するようにして係合することを特徴とする。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、カバーは
突出部材にU字形状部の爪部が係合することで完全に閉
じた状態になり、U字形状部を撓ませることで突出部材
からU字形状部の爪部が外れカバーを開けることができ
るようになるので、U字形状部を撓ませるように力を加
えることで容易にカバーを開閉できる。また、U字形状
部が撓むことでカバーを開閉するようにはなっている
が、U字形状部が突出部材に係合する際は折曲部を基点
に撓んだ状態から撓みを解消するようにして係合するこ
とから、U字形状部に継続的に無理な力がかかることは
なく、長期的に使用することができる。
【0014】請求項4に記載の発明は、たとえば図6、
図7に示すように、光を発光する発光手段を有する発光
器と発光器から発せられた光を受光する受光手段を有す
る受光器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出
するものであって、発光器および受光器は、ともに、建
造物の壁面に固定された固定部材(ベース50)に対し
て、発光手段または受光手段を含む本体(30)が収納
された本体ケース(20)を取り付けることで壁面に設
置される光電式分離型感知器(煙感知器100)におい
て、固定部材には、鉤状に前方に突出する複数の鉤状部
材(係止部56,56,56,56)と、ネジ(係合ネ
ジ70)がその頭部(70a)を前方に向けて取り付け
られたネジ取付部(55)が設けられ、本体ケースに
は、複数の鉤状部材のそれぞれが係合する複数の鉤係合
部(取付部24,24,24,24)と、ネジ取付部に
取り付けられたネジの頭部が挿通可能な頭部挿通孔(2
5a)を有し、鉤状部材のそれぞれが鉤係合部に係合し
たときにネジの頭部が本体ケースを挟むようにして固定
され得るネジ固定部(25)が設けられていることを特
徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、本体ケー
スの鉤係合部に固定部材の鉤状部材を係合させるととも
に、本体ケースのネジ固定部において、固定部材に取り
付けられたネジの頭部を固定すれば、鉤係合部と鉤状部
材との係合により本体ケースが固定部材に対して固定さ
れるだけでなく、ネジによって本体ケースが挟まれるの
で、ネジにより本体ケースが固定部材に対して動くこと
ができないように固定され、本体ケースは固定部材に対
してがたつくことはない。よって、鉤係合部に鉤状部材
を係合させ、ネジを締めるという簡単な作業で、本体ケ
ースを固定部材に対して固定できる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の光電式分離型感知器において、ネジ固定部には、ネジ
の頭部が落ち込むように凹部(25c)が形成されてい
ることを特徴とする。請求項5に記載の発明によれば、
ネジ固定部にはネジの頭部が落ち込むように凹部が形成
されていることから、固定されたネジが若干緩んだとし
ても、ネジ頭部の位置がずれないので、本体ケースが固
定部材に対してしっかりと固定された状態は変わらな
い。ここで、「ネジの頭部が落ち込むように」とは、ネ
ジの頭部が直接はめ込まれて落ち込んだ状態でもよい
し、ネジの軸部に通されたワッシャー等の部材が落ち込
んでその結果ネジ頭部がずれないようになっていてもよ
い。
【0017】請求項6に記載の発明は、たとえば図10
に示すように、光を発光する発光手段を有する発光器と
発光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受
光器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出する
ものであって、発光器および受光器の筐体は、ともに、
発光手段または受光手段を含む本体(30)が収納され
た本体ケース(20)と、本体を被うように本体ケース
に取り付けられたカバー(前カバー10)からなり、カ
バーには、光が透過する透過部(窓12)が設けられ、
本体は、透過部を介して、発光あるいは受光するように
なっている光電式分離型感知器(煙感知器100)にお
いて、受光器のカバーの裏側には、透過部の近傍に、カ
バーの一部からなる薄肉の底を有する細穴(予備穴1
8,19)が設けられていることを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、受光器の
カバーの裏側には薄肉の底を有する細穴が予め設けられ
ているので、薄肉を貫通させて簡単にネジ穴を形成する
ことができる。したがって、受光器を塵や埃が多い場所
や太陽光線が入射する場所に設置する場合には、細穴の
薄肉を貫通させてネジ穴を形成し、このネジ穴にネジを
通すことで透過部を囲むようなフードを取り付けること
ができる。ここで、細穴の数は特に限定されないが、複
数個設けられていることが好ましい。
【0019】請求項7に記載の発明は、たとえば図1
0、図11に示すように、光を発光する発光手段を有す
る発光器と発光器から発せられた光を受光する受光手段
を有する受光器とを分離して配置し、その間の煙の有無
を検出するものであって、発光器および受光器の筐体
は、ともに、発光手段または受光手段を含む本体(3
0)が収納された本体ケース(20)と、本体ケースに
取り付けられたカバー(10)からなり、カバーには検
出動作中であることを表示する作動表示灯(13)が設
けられている光電式分離型感知器(煙感知器100)に
おいて、本体には作動表示用の発光素子(35)が設け
られ、カバーには、ほぼ透明で、前記発光素子の近傍か
らカバーの外側にまで至る長さを有し、発光素子から発
光された光を外部に導く光ガイド部材(40)がカバー
を貫通した状態で設けられ、作動表示灯は、カバーから
突出した光ガイド部材の先端からなり、光ガイド部材の
先端および先端に連続する上面には、異なる角度で形成
された複数の面(第1面41,第2面42,第3面4
3)が設けられていることを特徴とする。
【0020】請求項7に記載の発明によれば、作動表示
用の発光素子の近傍からカバーの外側にまで至る長さを
有する光ガイド部材によって、発光素子から発光された
光は外部にまで導かれるので、効率よく光が伝播し高い
輝度で光を放出することができ、視認性が高い作動表示
灯となる。また、光ガイド部材の先端および先端に連続
する上面には、異なる角度で形成された複数の面が設け
られていることから、これら複数の面に達した光は、一
部は1つの面を通過して放出されたり、一部は別な面で
反射した後放出され、その結果、広い範囲に亘って光が
放出され、様々な方向から作動表示灯の光を確認するこ
とができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の光電式分離型感知器において、光ガイド部材の先端
は、上下方向から見ると中央部が最も突出するように湾
曲していることを特徴とする。
【0022】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、光ガイド部材の先端は、
上下方向から見ると中央部が最も突出するように湾曲し
ていることから、先端から放出される光は、水平方向に
おいて放射状に放出され、著しく視認性が向上する。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項7または
8に記載の光電式分離型感知器において、カバーの光ガ
イド部材と接触する部位は光反射面として機能すること
を特徴とする。請求項9に記載の発明によれば、カバー
の光ガイド部材と接触する部位は光反射面として利用さ
れることから、さらに様々な方向に光は放出され、優れ
た視認性を有する。
【0024】なお、請求項1〜9において、発光手段と
は発光素子とレンズなどが設けられた鏡胴等からなり、
受光手段とは受光素子とレンズなどが設けられた鏡胴等
からなる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1および図2
は、本発明に係る光電式分離型感知器の一例としての煙
感知器100の外観を示すもので、図1(a)は正面
図、(b)は側面図、図2は底面図である。光電式分離
型感知器は、光を発光する発光器と発光器から発せられ
た光を受光する受光器からなるが、本発明に係る構成に
ついては発光器および受光器のいずれであってもほぼ同
様であることから、本実施の形態では、煙感知器100
は受光器であるとして以下の説明を行う。
【0026】煙感知器100は、図1(b)に示すよう
に、外観上、前カバー(カバー)10と本体ケース20
とからなる。図3には、前カバー10と本体ケース20
を分割したときの側面方向からの図を示し、本体ケース
20は縦断面図で示している。また、図6は本体ケース
20を示すもので、(a)は本体ケース20の正面図
で、(b)は縦断面図であって、上半分は取付部24の
断面構造を示し、下半分はネジ固定部25の断面構造を
示している。
【0027】本体ケース20は、受光素子やレンズ等か
らなる受光手段を含む本体30を収納するもので(図5
参照)、前カバー10は、本体ケース20の前面を被
い、本体30を保護するものである。前カバー10に
は、図1(a)に示すように光が透過する窓(透過部)
12が設けられ、該窓12を通して光が受光されるよう
になっている。さらに、前カバー10の窓12の下方に
は作動表示灯13が設けられ、煙感知器100の火災検
出動作時、点灯あるいは点滅するようになっている。こ
の作動表示灯13については後述する。
【0028】前カバー10の上端部には、図1に示すよ
うにリンク14、14が設けられている。図4にはリン
ク14の拡大図を示す。各リンク14には、図3および
図4(a)に示すように、本体ケース20に設けられた
軸21,21(図6参照)が係合する軸穴14aが形成
されている。さらに、軸穴14aの近傍には、本体ケー
ス20に設けられた突起22,22(図6参照)が係止
される係止穴15,16が形成されている。係止穴1
5,16は、図4(b)に示すように、それぞれ、斜面
15a,15aと平坦面15b、斜面16a,16aと
平坦面16bとからなる。さらに、前カバー10の下端
部には、図2に示すように、開口17aを有する開口部
材(突出部材)17が本体ケース20に向かうように突
出している。
【0029】本体ケース20の上部には、図6あるいは
図3に示すように、横方向に突出する軸21,21と、
前記係止穴15,16に係止する突起22,22が設け
られている。各突起22は、図4(b)に示す係止穴1
5,16の形状に対応するように、先端に向かって細く
なるように断面視台形に形成されている。また、本体ケ
ース20の下部には、図2および図3に示すように、断
面視U字状に形成されたU字部(U字形状部)23が形
成され、このU字部23の下面には前記開口部材17の
開口17aに係合する爪部23aが形成されている。U
字部23は、折曲部23cを基点として端部23bが上
下するように撓むことができる。
【0030】前カバー10は、リンク14、14の軸穴
14a,14aを、本体ケース20の軸21,21にそ
れぞれはめ合わせ、かつ、開口部材17の開口17aに
本体ケース20のU字部23の爪部23aを掛けること
で、図1に示すように、本体ケース20に対して取り付
けられる。前カバー10は、本体ケース20の軸21,
21により回動可能に軸支された状態であり、U字部2
3の端部23bを上方に押し上げて、開口17aを爪部
23aから外すと、図5に示すように、軸21,21を
中心に回動できるようになっている。
【0031】前カバー10が図5に示すように回動し、
仮想線で示すA位置(水平状態)に達すると、本体ケー
ス20の各突起22が前カバー10の係止穴15によっ
て係止される。突起22が係止穴15に一旦係止する
と、前述のように突起22と係止穴15は互いに対応す
る形状であることから突起22は係止穴15から容易に
は外れず、外力が加わらなければこの状態を維持する。
そして、さらに力を加えると、各突起22は係止穴15
から外れ、前カバー10は回動する。次に、前カバー1
0はB位置(全開状態)まで回動すると、各突起22は
係止穴16によって係止される。突起22と係止穴16
も互いに対応する形状であることから、前カバー10は
外力が加わらなければこの状態を維持する。
【0032】図5のB位置の状態から前カバー10を元
の状態に戻すときは、前カバー10を回動させ、開口部
材17が下に達したとき前カバー10を本体ケース20
側へ押す。これにより、爪部23aを介してU字部23
が撓みながら開口17aに爪部23aが入っていき、U
字部23が撓みを解消するとともに爪部23aが開口1
7aに係合し、図1(b)の状態に戻る。
【0033】煙感知器100を建造物の壁面等に設置す
る場合、まず図7に示すベース50を壁面等に固定し、
次にベース50に対して、煙感知器100を取り付ける
ようになっている。以下では、ベース50に対する本体
ケース20の固定構造について説明する。
【0034】図7(a)はベース50の正面図であり、
(b)は一部破断した側面図である。本発明における固
定部材であるベース50は、金属製であり、図7に示す
ように略板状に形成されている。ベース50には、図7
(a)に示すように、大きな矩形状の開口である矩形口
51と、ネジ穴52,53,54が形成されている。
【0035】ベース50の右下端部には、図7(b)に
示すように、下方に鉤状に突出し、後述するように本体
ケース20に係合する係合ネジ70が取り付けられたネ
ジ取付部55が設けられている。ネジ取付部55には貫
通孔55aが形成されている。係合ネジ70は、頭部7
0aとネジが切られた軸部70bとからなる。係合ネジ
70は、軸部70bにワッシャー72,73が通された
状態で、貫通孔55aを貫通し、ナット71に螺合して
いる。ベース50の両側部には、前方に鉤状に突出する
もので、後述する本体ケース20の取付部24に係止す
る係止部(鉤状部材)56,56,56,56が形成さ
れている。各係止部56は、それぞれ、上向きに突出し
ており、取付部24の延出部24cを受ける受け部56
aを有する。
【0036】一方、本体ケース20内部の両側部には、
図6(a)に示すように、本体ケース20をベース50
に取り付けるための取付部(鉤係合部)24,24,2
4,24が設けられている。各取付部24は、図6
(b)に示すように、上下方向においてずれた位置に形
成された前孔24a、後孔24b、および後孔24bの
上部を塞ぐように下方に延出する延出部24cからな
る。
【0037】また、ネジ固定部25は、図7(a)に示
すように、係合ネジ70の頭部70aが貫通可能な頭部
挿通孔25aと、頭部固定部25bとからなる。頭部固
定部25bは、頭部挿通孔25aに連続するように形成
された長孔25dを有しているが、この長孔25dは、
前記頭部70aは挿通できず軸部70bのみ挿通できる
幅に形成されている。頭部固定部25bには、頭部70
aおよびワッシャー72,73が納まる大きさを有する
略円形の凹部25cが形成されている。なお、図6
(a)に示す符号27は、本体30を本体ケース20に
取り付ける際に使用される本体用ネジ穴である。
【0038】図7のベース70に、図6の本体ケース2
0を取り付ける方法について図8、図9に基づいて説明
する。なお、図8(b)、図9(b)は、図6(b)同
様の断面図である。まず、予め、ベース50のネジ穴5
2に図示しないネジを通し、ベース50を壁面等にネジ
止めし、さらにネジ穴53またはネジ穴54に図示しな
いネジを通し、ベース50を壁面等に対して強固に固定
する。次に、図8に示すように、本体ケース20の背面
をベース50の前面に合わせて、本体ケース20の各取
付部24の後孔24bに、ベース50の各係止部56の
先端を差し入れるとともに、頭部挿通孔25aに係合ネ
ジ70の頭部70aを挿通させる。
【0039】そして、図9に示すように、本体ケース2
0を下方に押し下げると、取付部24の延出部24cが
係止部56の受け部56aによって係止されるととも
に、係合ネジ70の軸部70bが長孔25dを通って頭
部固定部25bに移動する。次いで、頭部70aを回転
させ係合ネジ70を締めると、ワッシャー73とネジ取
付部55によって、凹部25cが挟まれて、本体ケース
20がベース50に対して固定される。また、係合ネジ
70を締めることによって、ワッシャー73が凹部25
cに納まる。
【0040】図1で示したように、前カバー10には作
動表示灯13が設けられている。図10は、本体ケース
20内の様子を示すもので、前カバー10と本体ケース
20は断面で示し、本体30は側面図として示してい
る。本体30は、図示しない受光素子やレンズを内部に
保持する鏡胴32、鏡胴32の光軸調整のため設けられ
ている調整つまみ33,34、回路収納部31等から構
成される。回路収納部31には、図示しない回路基板が
収納され、この回路基板と鏡胴32内の受光素子が接続
されてている。回路収納部31の先端には、前記回路基
板に接続された作動表示用の発光素子35が設けられて
いる。発光素子35は、チップ型発光ダイオードまたは
砲弾型発光ダイオードからなり、前方に向かって光を発
する。
【0041】発光素子35の先には、前カバー10に固
定された状態の透明樹脂からなる光ガイド部材40が配
設されている。図10に示すように、光ガイド部材40
の先端が前カバー10から突出し、作動表示灯13とな
っている。
【0042】図11は光ガイド部材40を示すもので、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図であ
る。また、図12には、光ガイド部材40が前カバー1
0に取り付けられた状態を拡大して示した。図12に示
すように、前カバー10には、光ガイド部材40が取り
付けられる開口である光ガイド収納部10aが形成され
ている。
【0043】図12に示すように、光ガイド収納部10
aの上部は内部に延出し、光ガイド部材40の壁部40
aが当接する当接部10bとなっている。当接部10b
の下面10bbは、光ガイド部材40の上面と後述する
第3面43に接する形状に形成されている。さらに光ガ
イド収納部10aの下部も内部に延出し、光ガイド部材
40を下方から支持する支持部10cとなっている。な
お、下面10bbや支持部10cの上面等の光ガイド部
材40と接触する箇所は、光反射面として機能するよう
に、白色等の光を反射しやすい色になっている。
【0044】光ガイド部材40は、図11に示すよう
に、その先端に面取りが施され、結果的に異なる角度を
有する3つの面、第1面41,第2面42,第3面43
が形成されている。これら第1面41,第2面42,第
3面43は、鏡面仕上げに加工されている。最も先端に
位置する第1面41は、図11(c)に示すように、中
央部が突出するように湾曲している。また、光ガイド部
材40の中央部には、横方向にひろがるように壁部40
aが形成され、この壁部40aの両側部にU字状の窪ん
だ嵌合部44,44が形成されている。前カバー10の
前記光ガイド収納部10aの両脇には内側に向かうよう
に棒状に形成されたピン(図示せず)が設けられ、この
ピンが嵌合部44,44にそれぞれ嵌合するようになっ
ている。さらに、図10に示すように、光ガイド部材4
0は、その後端部40bが、発光素子35の近傍にまで
達するように長く形成されている。
【0045】光ガイド部材40は、前カバー10の光ガ
イド収納部10aに対して裏側からはめ込まれる。光ガ
イド収納部10aにはめ込まれた光ガイド部材40は、
壁部40aが前記当接部10bに当接したところで位置
が決まるとともに、嵌合部44,44に前記ピンを嵌合
させ、さらにピンの先端を熱で溶かし壁部40aの裏側
に溶着させて図12に示すように固定される。また、光
ガイド部材40は、前記支持部10cによっても支持さ
れる。図12から分かるように、光ガイド部材40の第
1面41および第2面42は前カバー10から突出し、
第3面43は前カバー10の当接部10bの下面10b
bに被われた状態になる。
【0046】図12に示すように、発光素子35が発光
すると、光ガイド部材40の後端部40bに入射する。
後端部40bに入射した光は、光ガイド部材40内を広
がりながら前進する。第2面42に到達した光は、ここ
で反射し、下方に向かって放出される。さらに、第3面
に到達した光は、ここで反射し、斜め下方に放出され
る。また、光の一部は、第1面41からほぼ水平方向に
外部に出射される。しかも、図13に示すように、第1
面41から発せられる光は、第1面41が湾曲している
ことから、放射状に広がるように放出される。なお、光
ガイド部材40に入射した光は、当接部10bの下面1
0bbや、支持部10cの上面等の光ガイド部材40を
被っている部材においても反射し、これにより様々な経
路を通って光が進行し、図12や図13で示した以外の
方向にも光は放出される。
【0047】ところで、図10に示すように前カバー1
0の内側には、窓12の近傍の上下2カ所において、後
からネジ穴を形成できるように、予備穴18,19が設
けられている。この予備穴18,19は貫通しておら
ず、前カバー10の外側からは見えない。予備穴18,
19の底、つまり前側は薄肉に形成されているため、容
易に穴を貫通させることができる。したがって、図1
4、図15に示すようにオプション部品であるフード8
0が必要であるときは、予備穴18,19の底を貫通さ
せ、この穴にネジ81,81を通し、円筒状のフード8
0を取り付ける。
【0048】なお、上記実施の形態では、煙感知器10
0は受光器であるとして説明したが、発光器である場合
には、予備穴18、19が設けられているが、通常は使
用しないことのみ異なるだけであり、他は全く同様であ
る。すなわち、薄肉を貫通させない限り外側からは予備
穴18,19の存在は分からないので、受光器と発光器
で前カバーを共通して使用できる。
【0049】以上の煙感知器100によれば、前カバー
10は、U字部23の端部23bを押し上げて開口部材
17を外し、そのまま本体ケース20の軸21,21を
中心にして回動させるだけで、容易に開けることができ
る。
【0050】さらに、前カバー10を開けて本体30を
露出させても、軸21,21に対して軸穴14a,14
aは係合した状態であるので、前カバー10は本体ケー
ス20から分離してしまうことはない。しかも、各突起
22が係止穴15,16によって係止されることで、前
カバー10は、本体ケース20に対して、水平状態ある
いは全開状態で保持され、本体30の調整作業時にも前
カバー10によって妨害されることはない。特に、煙感
知器100が前カバー10を全開状態にできないような
天井近くに設置される場合、水平位置で前カバー10が
保持されるので、前カバー10がじゃまにならず有用で
ある。また、前カバー10と本体ケース20の取付構造
は、ネジ等の別の部材を必要としないので、低コスト化
が図れる。
【0051】また、本体ケースに対して前カバーが下端
部で取り付けられているタイプでは、本体ケースに対し
て前カバーを確実に閉めないと、前カバーが自然に開い
てしまうおそれがあった。しかし、本発明の感知器10
0であれば、調整作業等の後、前カバー10を閉めたつ
もりで、開口部材17を爪部23aに掛け忘れた場合で
も、前カバー10は本体30をほぼ被った状態であるの
で、感知器としての機能に支障をきたすようなことはな
い。
【0052】また、煙感知器100では、本体ケース2
0の4つの取付部24に、ベース50の係止部56が係
合すると、本体ケース20はベース50に対してほぼ固
定された状態になり、さらに係合ネジ70を締めること
によって、簡単に、ベース50に対してがたつきなく固
定することができる。加えて、ネジ固定部25の凹部2
5cに、係合ネジ70に通されたワッシャー73が納ま
ることで、若干係合ネジ70が緩んだとしても、ワッシ
ャー73が凹部25cの周囲に当接してずれることがで
きないことから、係合ネジ70の頭部70aも移動でき
ず係合ネジ70の位置は変わらないので、本体ケース2
0はベース50に強固に取り付けられた状態のままであ
る。
【0053】煙感知器100には、内部の発光素子35
の近傍から前カバー10の外部に突出するまでの長さを
有する光ガイド部材40が設けられ、発光素子35から
発せられた光の多くは、光ガイド部材40に入射し、外
部に発せられるので、効率よく光を放出することがで
き、視認性が向上する。また、光ガイド部材40の先端
は面取りが施され、その結果、互いに異なる角度を有す
る第1面41,第2面42、第3面43が形成される。
したがって、第1面からは水平方向、第2面42からは
下方に、第3面からは斜め下方に向かって光りが放出さ
れる。さらに、第1面は湾曲するように形成されている
ので水平方向においては放射状に放出される。
【0054】加えて、光ガイド部材40の上面や第3面
43は前カバー10の下面10bbに被われ、また、光
ガイド部材40は支持部10cと接触した状態で支持さ
れているので、下面10bbや支持部10cにおいても
光は反射し、さらに複雑な経路で光が放出される。以上
のように、煙感知器100の作動表示灯13は、水平方
向から下方向にかかけて広範囲に亘って光りを放出し、
著しく視認性に優れたものである。
【0055】さらに、煙感知器100の前カバー10に
は予め薄肉の底を有する予備穴18,19が設けられて
いるので、塵や埃の多い場所や太陽光線が入射する場所
に設置する場合には、簡単に予備穴18,19を貫通さ
せてネジ穴を形成し、フード80を容易に取り付けるこ
とができる。また、予備穴18,19は外観上見えず意
匠を損なうことはない。加えて、フード80はネジ止め
するだけなので、環境に応じて適宜形状や長さの異なる
フードに取り替えることも可能である。
【0056】なお、上記実施の形態における各部材の形
状等は、適宜変更可能であることは勿論である。たとえ
ば、光ガイド部材40は、面取りを2面施し、3つの発
光面を形成したが、面取りの数、発光面の数はこれに限
定されない。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、カバー
は本体ケースの上部に軸支されていることから、本体ケ
ースの上部を中心に回動可能であり、本体の調整作業等
の際には、カバーを本体ケースの上部を中心に回動させ
て跳ね上げて開ければ本体が露出するので、カバーを本
体ケースから取り外す必要はなく、本体の下方から作業
する場所であってもカバーがじゃまになることはない。
また、回動させるだけなので、簡単にカバーを開けるこ
とができる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、本体ケー
スとカバーには、カバーが回動する際に所定の位置で停
止するように係止される係止手段が設けられていること
から、カバーを回動の途中で停止させることができ、カ
バーを開けたものの自然に閉じる方向に回動してしまい
本体の調整作業等が妨害されるといったことはない。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、カバーは
突出部材にU字形状部の爪部が係合することで完全に閉
じた状態になり、U字形状部を撓ませることで突出部材
からU字形状部の爪部が外れカバーを開けることができ
るようになるので、U字形状部を撓ませるように力を加
えることで容易にカバーを開閉できる。また、U字形状
部が撓むことでカバーを開閉するようにはなっている
が、U字形状部が突出部材に係合する際は折曲部を基点
に撓んだ状態から撓みを解消するようにして係合するこ
とから、U字形状部に継続的に無理な力がかかることは
なく、長期的に使用することができる。
【0060】請求項4に記載の発明によれば、本体ケー
スの鉤係合部に固定部材の鉤状部材を係合させるととも
に、本体ケースのネジ固定部において、固定部材に取り
付けられたネジの頭部を固定すれば、鉤係合部と鉤状部
材との係合により本体ケースが固定部材に対して固定さ
れるだけでなく、ネジによって本体ケースが挟まれるの
で、ネジにより本体ケースが固定部材に対して動くこと
ができないように固定され、本体ケースは固定部材に対
してがたつくことはない。よって、鉤係合部に鉤状部材
を係合させ、ネジを締めるという簡単な作業で、本体ケ
ースを固定部材に対して固定できる。
【0061】請求項5に記載の発明によれば、ネジ固定
部にはネジの頭部が落ち込むように凹部が形成されてい
ることから、固定されたネジが若干緩んだとしても、ネ
ジ頭部の位置がずれないので、本体ケースが固定部材に
対してしっかりと固定された状態は変わらない。
【0062】請求項6に記載の発明によれば、受光器の
カバーの裏側には薄肉の底を有する細穴が予め設けられ
ているので、薄肉を貫通させて簡単にネジ穴を形成する
ことができる。したがって、受光器を塵や埃が多い場所
や太陽光線が入射する場所に設置する場合には、細穴の
薄肉を貫通させてネジ穴を形成し、このネジ穴にネジを
通すことで透過部を囲むようなフードを取り付けること
ができる。
【0063】請求項7に記載の発明によれば、作動表示
用の発光素子の近傍からカバーの外側にまで至る長さを
有する光ガイド部材によって、発光素子から発光された
光は外部にまで導かれるので、効率よく光が伝播し高い
輝度で光を放出することができ、視認性が高い作動表示
灯となる。また、光ガイド部材の先端および先端に連続
する上面には、異なる角度で形成された複数の面が設け
られていることから、これら複数の面に達した光は、一
部は1つの面を通過して放出されたり、一部は別な面で
反射した後放出され、その結果、広い範囲に亘って光が
放出され、様々な方向から作動表示灯の光を確認するこ
とができる。
【0064】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の効果に加えて、光ガイド部材の先端は、
上下方向から見ると中央部が最も突出するように湾曲し
ていることから、先端から放出される光は、水平方向に
おいて放射状に放出され、著しく視認性が向上する。
【0065】請求項9に記載の発明によれば、カバーの
光ガイド部材と接触する部位は光反射面として利用され
ることから、さらに様々な方向に光は放出され、優れた
視認性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光電式分離型感知器の一例として
の煙感知器の外観を示すもので、図1(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図2】図1の煙感知器の底面図である。
【図3】前カバーと本体ケースを分割して示した図であ
り、本体ケースは断面図で示している。
【図4】前カバーのリンクを説明する図であり、(a)
はリンク先端の拡大斜視図であり、(b)は(a)のM
−M線に沿った断面形状を示す図である。
【図5】図1の煙感知器の前カバーを開けた状態を示す
側面図である。
【図6】本体ケースを示す図であり、(a)は正面図で
あり、(b)は縦断面図である。
【図7】ベースを示す図であり、(a)は正面図であ
り、(b)は一部破断した側面図である。
【図8】ベースに本体ケースを取り付ける方法を説明す
るための図であり、(a)は正面図であり、(b)は縦
断面図である。
【図9】ベースに本体ケースを取り付ける方法を説明す
るための図であり、(a)は正面図であり、(b)は縦
断面図である。
【図10】図1の煙感知器の内部を示す側面図であり、
前カバーと本体ケースについては断面構造で示してい
る。
【図11】光ガイド部材を示す図であり、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は底面図である。
【図12】光ガイド部材から出射した光が水平方向から
鉛直方向に亘って放出される様子を示す図である。
【図13】光ガイド部材から出射した光が水平方向にお
いて放射状に放出される様子を示す図である。
【図14】図10の煙感知器にフードを取り付けた様子
を示す図である。
【図15】図14の状態を示す図であり、(a)は正面
図であり、(b)は側面図である。
【符号の説明】
100 煙感知器(光電式分離型感知器) 10 前カバー(カバー) 10a 光ガイド収納部 10b 当接部 10bb 下面 10c 支持部 12 窓(透過部) 13 作動表示灯 14、14 リンク 14a 軸穴 15,16 係止穴 17 開口部材(突出部材) 17a 開口 18,19 予備穴(細穴) 20 本体ケース 21,21 軸 22,22 突起 23 U字部(U字形状部) 23a 爪部 23b 端部 23c 折曲部 24、24,24,24 取付部(鉤係合部) 24a 前孔 24b 後孔 24c 延出部 25 ネジ固定部 25a 頭部挿通孔 25b 頭部固定部 25c 凹部 25d 長孔 30 本体 31 回路収納部 32 鏡胴 35 発光素子 40 光ガイド部材 40a 壁部 40b 後端部 41 第1面 42 第2面 43 第3面 44,44 嵌合部 50 ベース(固定部材) 55 ネジ取付部 55a 貫通孔 56、56,56,56 係止部(鉤状部材) 56a 受け部 70 係合ネジ 70a 頭部 70b 軸部 71 ナット 72、73 ワッシャー 80 フード 81,81 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA05 BB01 CC19 EE01 FF06 GG02 JJ11 JJ13 KK01 LL01 PP04 5C085 AA03 AB03 BA32 FA11 FA12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を発光する発光手段を有する発光器と発
    光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受光
    器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出するも
    のであって、 発光器および受光器の筐体は、いずれも、発光手段また
    は受光手段を含む本体が収納された本体ケースと、本体
    を被うように本体ケースの前側に取り付けられたカバー
    からなり、 本体は、カバーを介して、発光あるいは受光するように
    なっている光電式分離型感知器において、 カバーは、本体ケースの上部に軸支されていることを特
    徴とする光電式分離型感知器。
  2. 【請求項2】本体ケースとカバーには、カバーが回動す
    る際に所定の位置で停止するように係止される係止手段
    が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光
    電式分離型感知器。
  3. 【請求項3】カバーの下部には、本体ケース側に突出す
    る突出部材が設けられ、 本体ケースの下部には、U字状に折り曲げられた折曲部
    と突出部材に係合する爪部とを有し折曲部を基点に撓み
    可能であるU字形状部が設けられ、 U字形状部は、爪部が突出部材に係合しているときに折
    曲部を基点に撓むと係合が外れ、突出部材に爪部が係合
    するときは折曲部を基点に撓んだ状態から撓みを解消す
    るようにして係合することを特徴とする請求項1または
    2に記載の光電式分離型感知器。
  4. 【請求項4】光を発光する発光手段を有する発光器と発
    光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受光
    器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出するも
    のであって、 発光器および受光器は、ともに、建造物の壁面に固定さ
    れた固定部材に対して、発光手段または受光手段を含む
    本体が収納された本体ケースを取り付けることで壁面に
    設置される光電式分離型感知器において、 固定部材には、鉤状に前方に突出する複数の鉤状部材
    と、ネジがその頭部を前方に向けて取り付けられたネジ
    取付部が設けられ、 本体ケースには、複数の鉤状部材のそれぞれが係合する
    複数の鉤係合部と、ネジ取付部に取り付けられたネジの
    頭部が挿通可能な頭部挿通孔を有し、鉤状部材のそれぞ
    れが鉤係合部に係合したときにネジの頭部が本体ケース
    を挟むようにして固定され得るネジ固定部が設けられて
    いることを特徴とする光電式分離型感知器。
  5. 【請求項5】ネジ固定部には、ネジの頭部が落ち込むよ
    うに凹部が形成されていることを特徴とする請求項4に
    記載の光電式分離型感知器。
  6. 【請求項6】光を発光する発光手段を有する発光器と発
    光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受光
    器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出するも
    のであって、 発光器および受光器の筐体は、ともに、発光手段または
    受光手段を含む本体が収納された本体ケースと、本体を
    被うように本体ケースに取り付けられたカバーからな
    り、 カバーには、光が透過する透過部が設けられ、 本体は、透過部を介して、発光あるいは受光するように
    なっている光電式分離型感知器において、 受光器のカバーの裏側には、透過部の近傍に、カバーの
    一部からなる薄肉の底を有する細穴が設けられているこ
    とを特徴とする光電式分離型感知器。
  7. 【請求項7】光を発光する発光手段を有する発光器と発
    光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受光
    器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出するも
    のであって、 発光器および受光器の筐体は、ともに、発光手段または
    受光手段を含む本体が収納された本体ケースと、本体ケ
    ースに取り付けられたカバーからなり、 カバーには検出動作中であることを表示する作動表示灯
    が設けられている光電式分離型感知器において、 本体には作動表示用の発光素子が設けられ、 カバーには、ほぼ透明で、発光素子の近傍からカバーの
    外側にまで至る長さを有し、発光素子から発光された光
    を外部に導く光ガイド部材がカバーを貫通した状態で設
    けられ、 作動表示灯は、カバーから突出した光ガイド部材の先端
    からなり、 光ガイド部材の先端および先端に連続する上面には、異
    なる角度で形成された複数の面が設けられていることを
    特徴とする光電式分離型感知器。
  8. 【請求項8】光ガイド部材の先端は、上下方向から見る
    と中央部が最も突出するように湾曲していることを特徴
    とする請求項7に記載の光電式分離型感知器。
  9. 【請求項9】カバーの光ガイド部材と接触する部位は光
    反射面として機能することを特徴とする請求項7または
    8に記載の光電式分離型感知器。
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