JP4402916B2 - 虚像式メータ及びこれに用いられるミラーホルダー - Google Patents

虚像式メータ及びこれに用いられるミラーホルダー Download PDF

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本発明は、表示器にて表示された情報を筐体内面に取り付けられたミラーにて反射させてアイレンジ側から視認できるようにした車載される虚像式メータ及びこれに用いられるミラーホルダーに関し、特に、ミラーホルダーの輪郭がアイレンジから視認されるのを防止した虚像式メータ及びこれに用いられるミラーホルダーに関する。
近年、乗用車等の車両には、ドライバ等からの視認性を向上させるために、いわゆる、虚像式メータが用いられることがある。この虚像式メータでは、通常、虚像表示器からの情報を所定のミラーで反射させて、この反射された情報をドライバ等のアイレンジに向けて出射するようにしている。これにより、虚像表示器からアイレンジまでの距離をできるだけ長くして、ウインドウシールドを通した前方視界との差を縮めて、ドライバ等から上記情報の視認性を向上させている。
ところが、この種の虚像式メータにおいては、虚像表示器から発せられる光の一部が筐体内面で反射して、本来視認されるべき表示情報以外のゴースト像を発生させてしまう場合がある。このようなゴースト像の発生を抑制するために、下記特許文献1等では、筐体内面に複数の突条を設けたり、薄手の布を貼着したりして対策を講じている。
このような筐体内面での反射によるゴースト像に加えて、この種の虚像式メータにおいては、虚像表示器から発せられる光が上記ミラーを保持するミラーホルダーの一部にあたってアイレンジ側に反射することにより、車両情報としては不要なミラーホルダーの輪郭3′(図1参照)がアイレンジ側から視認されてしまうという問題も発生する。
この問題を以下に図10を用いて説明を加える。図10は、上記問題点を説明するための虚像式メータの断面図である。図10に示すように、この種の虚像式メータは、バックユニット1、反射部ユニット4、ホルダーユニット7及びフロントユニット9等から構成される筐体の最奥部の底面に配置されて、車両に関する情報を発光表示する虚像表示器3と、この虚像表示器3で表示された情報を、アイレンジER側に反射させる四角形状のミラー5と、筐体の内面に装着されてミラーを保持するミラーホルダー6′と、筐体前面に覆設される表ガラス8と、ミラー5で反射された虚像表示器3からの情報をアイレンジER側に反射させるハーフミラー10と、を備えている。特に、ミラーホルダー6′は、ミラー5を確実に固定するために、ミラー前面の側縁近傍を保持する枠部6a′を有している。
このような構成において、所定の制御信号に応答して、虚像表示器3からスピード等の情報を示す表示光が出射されると、この表示光の大部分は、図示しないが、ミラー5で一旦反射されて、表ガラス8を透過してハーフミラー10に向かう。ハーフミラー10では、この表示光が再度反射されてアイレンジERに到達する。
特開2001−105928号公報
ところが、虚像表示器3から発せられる表示光のうちで、ミラーホルダー6′の枠部6a′に向かった光L3a及び光L3bもまた、枠部6a′で反射した後、表ガラス8を透過して、ハーフミラー10で再度反射されて、最終的にアイレンジERに至る。そうすると、虚像表示器3の輪郭が、図1の3′で示すように、ドライバ等から視認されてしまうことになる。このような輪郭3′は、本来、視認されるべき車両情報ではないので、重要な表示の視認性や表示品質を低下させてしまうという問題が発生する。これを避けるためには、上記光を遮断するための壁4a、4b等の反射防止構造を筐体内面に設けることも考えられるが、筐体構造の複雑化を招くことになり、好ましくない。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、筐体構造をいたずらに複雑化することなく、ミラーホルダーの輪郭がアイレンジから視認されるのを防止でき、表示品質及び視認性を向上させることができる虚像式メータ及びこれに用いられるミラーホルダーを提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の虚像式メータは、車両に関する情報を発光表示する第1の表示器と、車両のインストルメントパネルに埋設されて前記第1の表示器を収容する黒色樹脂製の筐体と、前記筐体外に配置されたハーフミラーと、該ハーフミラーの裏面に配置され、車両に関する前記第1の表示器が発光表示する情報と異なる情報を表示する第2の表示器と、前記筐体内に配置され、前記第1の表示器で表示された情報を前記ハーフミラーに向けて反射させる四角形状のミラーと、前記筐体の内面に装着されて前記ミラーの4つの辺を枠体で保持する黒色系樹脂製のミラーホルダーとを備え、前記ミラー及び前記ハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた前記第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、該虚像情報の周囲において前記ハーフミラーを通じて透視される前記第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようにした虚像式メータにおいて、前記ミラーホルダーは、前記第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺である前記ミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、前記第1対向辺に直交する2辺である前記ミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、前記第1の表示器から発せられる光が前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたって前記ハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが前記反射防止用リブにより遮断されて、前記ホルダーの輪郭が前記アイレンジで視認されることが抑制される
ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、車両用の虚像式メータは、ミラー及びハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、この虚像の周囲においてハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようになっていて、黒色樹脂製の筐体の内面に装着されてミラーの4つの辺を枠体で保持する黒色系樹脂製のミラーホルダーは、第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺であるミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、第1対向辺に直交する2辺であるミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、軽量でありながらミラーを強固に保持することができる。これに加えて、このミラーホルダーの第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、第1の表示器から発せられる光が第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたってハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが反射防止用リブにより遮断されて、ホルダーの輪郭がアイレンジで視認されることが抑制される。これにより、枠体であるホルダーが頑丈になると共に、ハーフミラーが、第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報の周囲に、ハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報を視認させる大きなものであっても、ミラーホルダーの輪郭がハーフミラーで反射されてアイレンジから視認されるのを防止できる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載のミラーホルダーは、車両に関する情報を発光表示する第1の表示器と、車両のインストルメントパネルに埋設されて前記第1の表示器を収容する黒色樹脂製の筐体と、前記筐体外に配置されたハーフミラーと、該ハーフミラーの裏面に配置され、車両に関する前記第1の表示器が発光表示する情報と異なる情報を表示する第2の表示器と、前記筐体内に配置され、前記第1の表示器で表示された情報を前記ハーフミラーに向けて反射させる四角形状のミラーとを備え、前記ミラー及び前記ハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた前記第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、該虚像情報の周囲において前記ハーフミラーを通じて透視される前記第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようにした虚像式メータに用いられ、前記筐体の内面に装着されて前記ミラーの4つの辺を枠体で保持する黒色系樹脂製のミラーホルダーであって、前記第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺である前記ミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、前記第1対向辺に直交する2辺である前記ミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、前記第1の表示器から発せられる光が前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたって前記ハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが前記反射防止用リブにより遮断されて、前記ホルダーの輪郭が前記アイレンジで視認されることが抑制される
ことを特徴とする
請求項2記載の発明によれば、黒色系樹脂製のミラーホルダーは、第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺であるミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、第1対向辺に直交する2辺であるミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、ミラー及びハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、この虚像の周囲においてハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようにした虚像式メータに用いられ、黒色樹脂製の筐体の内面に装着されてミラーの4つの辺を枠体で保持し、軽量でありながらミラーを強固に保持することができる。これに加えて、ミラーホルダーの第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、第1の表示器から発せられる光が第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたってハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが反射防止用リブにより遮断されて、ホルダーの輪郭がアイレンジで視認されることが抑制される。これにより、枠体であるホルダーが頑丈になると共に、ハーフミラーが、第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報の周囲に、ハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報を視認させる大きなものであっても、ミラーホルダーの輪郭がハーフミラーで反射されてアイレンジから視認されるのを防止できる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載のミラーホルダーは、請求項2記載のミラーホルダーにおいて、前記第3及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面には、断面三角形状の複数の反射防止用突条が連設されて一体に形成され、前記第1の表示器から発せられる光が前記第3及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面にあたって前記ハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが前記反射防止用突条により遮断されて、前記ホルダーの輪郭が前記アイレンジで視認されることが抑制されることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面に一体に形成された反射防止用リブに加え、ミラーの第2対向辺をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面には、断面三角形状の複数の反射防止用突条、すなわち、ノコギリ形状の突条が一体に形成され、第1の表示器から発せられる光が第3及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面にあたってハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが反射防止用突条により遮断されて、ホルダーの輪郭がアイレンジで視認されること大幅に抑制できる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載のミラーホルダーは、請求項3記載のミラーホルダーにおいて、前記反射防止用リブは、それぞれ平行に複数本延設されている、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、反射防止用リブは、それぞれ平行に複数本延設されているので、ホルダー構造が更に頑丈になると共に、ホルダーの輪郭がアイレンジ側へ反射するのを更に効果的に抑制できる。
上記課題を解決するためになされた請求項5記載のミラーホルダーは、請求項2〜4のいずれか一項に記載のミラーホルダーにおいて、前記第4枠部は、前記第3枠部より幅広に形成されており、前記第4枠部の裏面には、前記ミラーを裏面から保持するための保持部と、前記保持部と前記第4枠部とを連結する可撓性を有する折曲部と、前記保持部の外縁と係合する爪部と、が形成されている、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、第4枠部の裏面には、ミラーを裏面から保持するための保持部、保持部と第3枠部とを連結する可撓性を有する折曲部、保持部の外縁と係合する爪部が形成されているので、ミラーを容易にホルダーに取り付けることができるうえに確実にミラーを保持できる。
請求項1記載の発明によれば、車両用の虚像式メータは、ミラー及びハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、この虚像情報の周囲においてハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようになっていて、黒色樹脂製の筐体の内面に装着されてミラーの4つの辺を枠体で保持する黒色系樹脂製のミラーホルダーは、第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺であるミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、第1対向辺に直交する2辺であるミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、軽量でありながらミラーを強固に保持することができる。これに加えて、このミホルダーの第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、第1の表示器から発せられる光が第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたってハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが反射防止用リブにより遮断されて、ホルダーの輪郭がアイレンジで視認されることが抑制される。これにより、枠体であるホルダーが頑丈になると共に、ハーフミラーが、第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報の周囲に、ハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報を視認させる大きなものであっても、ミラーホルダーの輪郭がハーフミラーで反射されてアイレンジから視認されるのを防止でき、表示品質及び視認性を向上させることができる。
請求項2記載の発明によれば、黒色系樹脂製のミラーホルダーは、第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺であるミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、第1対向辺に直交する2辺であるミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、ミラー及びハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、この虚像情報の周囲においてハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようにした虚像式メータに用いられ、黒色樹脂製の筐体の内面に装着されてミラーの4つの辺を枠体で保持し、軽量でありながらミラーを強固に保持することができる。これに加えて、ミラーホルダーの第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、第1の表示器から発せられる光が第1枠部及び第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたってハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが反射防止用リブにより遮断されて、ホルダーの輪郭がアイレンジで視認されることが抑制される。このため、枠体であるホルダーが頑丈になると共に、ハーフミラーが、第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報の周囲に、ハーフミラーを通じて透視される第2の表示器で表示された情報からなる実像情報を視認させる大きなものであっても、筐体内にはホルダー専用の反射防止構造を施さなくとも、ミラーホルダーの輪郭がハーフミラーで反射されてアイレンジから視認されるのを防止できる。したがって、従来の筐体構造を流用しつつも、表示品質を向上させた虚像式メータを提供することができるようになる。
請求項3記載の発明によれば、第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面に一体に形成された反射防止用リブに加え、ミラーの第2対向辺をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面には、断面三角形状の複数の反射防止用突条、すなわち、ノコギリ形状の突条が設けられて一体に形成され、第1の表示器から発せられる光が第3及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面にあたってハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが反射防止用突条により遮断されて、ホルダーの輪郭がアイレンジで視認されること大幅に抑制できる。
請求項4記載の発明によれば、反射防止用リブは、それぞれ平行に複数本延設されているので、ホルダー構造が更に頑丈になると共に、ホルダーの輪郭がアイレンジ側へ反射するのを更に効果的に抑制できる。
請求項5記載の発明によれば、第4枠部の裏面には、ミラーを裏面から保持するための保持部、保持部と第3枠部とを連結する可撓性を有する折曲部、保持部の外縁と係合する爪部が形成されているので、ミラーを容易にホルダーに取り付けることができるうえに確実にミラーを保持できるという効果が加わる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図3を用いて、本発明に係る虚像式メータの全体構造等について説明する。図1は、本発明の虚像式メータによる情報表示例を示す図である。図2は、本発明の虚像式メータの一例を示す分解斜視図である。図3は、図2の虚像式メータの断面図である。
図1に示すように、本虚像式メータでは、運転席に着座したドライバ等のアイレンジにおいて、図1に示すように、そのハーフミラー10を介して、実像情報11aとその周囲の虚像情報3aとが合成された、車両に関する情報が視認される。ここでは、各種ワーニングや方向指示が実像情報11aとして表示され、スピードメータ、オドメータ、フューエルメータ、A/Tポジションメータ等の各種計測値が虚像情報3aとして表示されるものとする。これらの割り当て方は、必ずしもこの例に限定されるものではないが、実像情報11aと虚像情報3aは車両に関する異なる情報である
実像情報11aは、ハーフミラー10の裏面に配置された実像用表示器からの情報を示す表示光が、ハーフミラー10をアイレンジ側に透過したものである。一方、虚像情報3aは、ハーフミラー10の下方前面に配置される虚像表示器からの情報を示す表示光が、ミラーで反射した後にハーフミラー10でアイレンジ側に反射したものである。
図2及び図3に示すように、本虚像式メータは、バックユニット1、基板2、第1の表示器としての虚像表示器3、反射部ユニット4、ミラー5、ミラーホルダー6、ホルダーユニット7、表ガラス8、フロントユニット9、ハーフミラー10及び第2の表示器としての実像表示器11を含むユニット部品から構成されており、これらが組み合わされて構成される。
本虚像式メータは、バックユニット1、反射部ユニット4、ホルダーユニット7及びフロントユニット9から構成される筐体ユニット部材が組み合わされて外形が構成され、車両のフロント部のインストルメントパネルIに埋設される。各ユニットは、例えば、黒色の樹脂製であり、ネジ等で互いに固定される。
バックユニット1は、長方形の浅皿状であり、基板2を収容する。反射部ユニット4は、ミラーホルダー6が装着される傾斜面41を有する。また、反射部ユニット4の側面には、インストルメントパネルIに取り付けるための複数の取付片42が設けられ、片方の側面には、関連する電子部品を収容するサイドユニット43が取り付けられる。ホルダーユニット7は、傾斜面41に装着されたミラーホルダー6を上側に取り付けられる。ホルダーユニット7の内側面には、虚像表示器3から発せられる光の反射を抑制するための、複数のリブ71が設けられている。これら反射部ユニット4及びホルダーユニット7は、本虚像式メータの中央部を構成するユニットである。
フロントユニット9は、ドライバ等のアイレンジに対向する側が開口した三角柱状をしている。フロントユニット9の下面側には表ガラス8の形状に対応した開口部91が形成され、上面側には2つの実像表示器11の表示面の形状にそれぞれ対応した2つの開口部92が形成されている。また、フロントユニット9の上辺には、その開口部92に取り付けられたハーフミラー10を固定するための複数の係止部93が形成され、その側面にはクランプをぶら下げるための孔付取付片94、その内面にはインストルメントパネルに取り付けるための取付孔95が設けられている。
基板2の裏面には、本虚像式メータに関する各種電子部品21や電源コネクタ22等が実装されている。また、基板2の前面には、虚像表示器3が実装されている。虚像表示器3は、例えば、蛍光表示管等の発光表示型の表示装置で構成される。この虚像表示器3は、基板2に実装されて筐体の最奥部の底面に配置される。この虚像表示器3の表示面には、図1で示した虚像情報3aに対応する表示エレメントが形成されており、これが所定の制御信号に応答して発光する。
ミラー5は、長方形状をしており、反射率90%以上の平板状の周知の全反射型のミラーである。このミラー5は、枠体で構成されたミラーホルダー6に保持されている。ミラーホルダー6は、黒色系の樹脂製であり、上記虚像表示器3からの情報を十分にカバーできる程度の枠体を構成する枠部61、62で構成される。このミラーホルダー6の構成及び作用効果については、図4以降で再度説明する。
表ガラス8は、暗色系半透過性、例えば、周知の透過率90%程度の平板状のアクリル板で形成される。この表ガラス8は、上記反射された情報の微妙な色調整をしたり、フロントユニット9の開口部91に取り付けられて虚像表示器3やミラー5を筐体に内封し、虚像表示器3やミラー5をダスト等から保護する機能等も有する。
ハーフミラー10は、図示のように、虚像表示器3を内部に収容した筐体外に配置され、入射した光の総てを反射せず、その光量の何割かを透過させる性質を持つ。したがって、ハーフミラー10の裏面に配置された実像表示器11からの情報は、このハーフミラー10を透過して、アイレンジERに向かう。一方、ミラー5で反射された虚像表示器3からの情報は、このハーフミラー10でも反射されて、アイレンジERに向かう。
実像表示器11は、例えば、液晶表示装置等の発光表示型の表示器であり、ドライバ側からみるとハーフミラー10の裏面に配置される。この実像表示器11は、本体部111及びワーニングレンズ112から構成される。本体部111は、光源を収容するワーニングホルダ113、その裏面に取り付られ少なくとも光源を実装する基板(不図示)、この基板を保護する保護カバーからなる。ワーニングレンズ112には、図1で示した実像情報11aに対応する表示意匠が形成されており、裏面から照明されて発光表示される。
このような構成における本虚像式メータの基本作用について、図3を用いて説明する。すなわち、所定の制御信号に応答して、実像表示器11からのワーニング等の情報を示す表示光L11が発せられると、この表示光L11は、ハーフミラー10を透過して、アイレンジERに向かい、ドライバ等にて視認される。
一方、所定の制御信号に応答して、虚像表示器3からスピード等の情報を示す表示光L3が出射されると、この表示光L3は、ミラー5で一旦反射されて、表ガラス8を透過してハーフミラー10に向かう。ハーフミラー10では、この表示光L3が再度反射されて、アイレンジERに向かう。これにより、スピード等の情報に関しては、アイレンジERからは、あたかも、虚像表示器3からハーフミラー10までの距離分だけ、遠方にスピード等の情報が表示されているように視認される。したがって、虚像表示器3からアイレンジまでの距離と、ウインドウシールドを通した前方視界との差が縮まり、ドライバ等は焦点をあわせやすくなり、スピード等の情報の視認性が向上する。
なお、ホルダーの輪郭がアイレンジ側へ反射するのを抑制する作用については、図6から図9を用いて後述する。
次に、図4及び図5を用いて、上記ミラーホルダー6について説明を加える。図4及び図5は、本発明のミラーホルダーの一例を示す斜視図であり、特に、図4は、前面側からみたミラーホルダーの斜視図であり、図5(A)は、裏面側からみたミラーホルダーの斜視図であり、図5(B)は、図5(A)のXで示すミラー保持部を拡大した斜視図である。
図4に示すように、本ミラーホルダー6は、上記虚像式メータの反射部ユニット4の内面に装着されてミラー5、正確には、ミラー5の4辺を保持する。上記虚像表示器3からの情報を十分にカバーできる程度の枠体を構成する枠部61、62で構成される。枠部62(請求項の第4枠部に対応)は、他の枠部61(請求項の第1〜3枠部)よりも幅広に形成されている。
ミラーホルダー6は、ミラー5の長辺、すなわち、取り付け時には、虚像表示器3から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺を構成する第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部61と、ミラー5の短辺、すなわち、長辺に直交する2辺であるミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部61及び第4枠部62と、から構成されている。
図4に示すように、前面側からみると、ミラーホルダー6の第1枠部の上面には、虚像表示器3から発せられる光がアイレンジ側に反射するのを遮断する断面三角形状の複数の反射防止用リブ63aがそれぞれ平行に延設されている。また、第2枠部の上面には、同様に、表示器から発せられる光がハーフミラー10介してアイレンジ側に反射するのを遮断する断面三角形状の複数の反射防止用リブ63bが延設されている。これら第1枠部及び第2枠部の外側面には、反射部ユニット4に固着するときに利用されるロック爪64が設けられている。リブ63a、63bは、後述の反射防止効果もあるが、枠体であるホルダー6を頑丈にするという効果もある。
また、第3枠部の内側面には、虚像表示器3から発せられる光がハーフミラー10介してアイレンジ側に反射するのを遮断する断面三角形状の複数の反射防止用突条63c、すなわち、ノコギリ形状の突条63cが設けられている。同様に、第4枠部の内側面にも、虚像表示器3から発せられる光がアイレンジ側に反射するのを遮断するノコギリ形状の突条63dが設けられている。突条63c、63dは、後述の反射防止効果もあるが、ミラー5の保持を強化するという効果もある。
図5(A)に示すように、裏面側からみると、ミラーホルダー6の第3枠部の外側面にも、反射部ユニット4に固着するときに利用されるロック爪65が設けられている。また、第3枠部の外側面には、ミラー5を保持するための複数の突起66が設けられている。一方、他よりも幅広に形成された第4枠部62の裏面には、少なくとも、ミラー5を裏面から保持するための保持部67aと、保持部67aと第4枠部62とを連結する可撓性を有する折曲部67bと、保持部67aの外縁と係合する爪部67cと、を含む、ミラー保持構造67が形成されている。
詳しくは、保持部67aは、第4枠部62に設けられたコ字部67dに対応した形状の平板部67a1と、ミラー5の縁部近傍に接触してミラー5を保持する保持片67a2と、第4枠部62に設けられたコ字部67dの内縁67d1と接触する突起壁67a3とから構成される。
ミラー5のホルダー6への取り付け時には、まず、保持部67aを開いた状態にする。次に、ミラー5を図5に示す裏側から第1〜第4枠部内にはめ込む。この際、第3枠部の裏面の一部と複数の突起66にミラー5の一短辺が挟み込まれ、且つ、ミラー5の他短辺が第4枠部の裏面の一部に接触するようにする。そして、保持部67aを閉じた状態にする。この際、保持片67a2がミラー5に接触するまで折り曲げ、保持片67a2の外縁が爪部67cによって係止されるようにする。このように、ミラー5を容易にホルダー6に取り付けることができるうえに確実にミラーを保持できる。
更に、図6〜図9を用いて、上記構成のミラーホルダーを用いることによる、本発明に特有の作用について説明する。図6は、本発明における作用を説明するための図であり、特に、図7はミラーホルダーの第1枠部、図8は第2枠部、図9は第3枠部及び第4枠部の作用を説明するための図である。なお、図6〜図9においては作用を説明することが目的なので、上記図1〜図5に示した構成要素のうちで、この説明に不用な部分は概略的に示している。但し、図6〜図9において、図1〜図5と共通する部分には、同一の符号を付している。
所定の制御信号に応答して、虚像表示器3からスピード等の情報を示す表示光L3が出射されると、この表示光L3のうちで、ミラーホルダー6の第1枠部に向かった光L3a及び第2枠部に向かった光L3bはそれぞれ、上記リブ63a、並びに63b及び壁4bにより、これより先、アイレンジER方向に進行するのが阻止される。なお、図示しないが、第3枠部及び第4枠部に向かった光も、これより先、アイレンジER方向に進行するのが阻止される。
詳しくは、図7に示すように、ミラーホルダー6の第1枠部に向かった光L3aは、断面三角形状の反射防止用リブ63aの斜面63a2に入射するが、ここから、アイレンジER方向に反射することはないような形状になっている。すなわち、光L3aがあたる斜面63a2は、アイレンジER方向からみると、完全に隠れてしまうような形状になっている。なお、リブ63aの右隣にある他のリブも同様の作用を呈する構成になっている。このため、斜面63a2で反射した光は、アイレンジERに到達することはない。
また、図8に示すように、ミラーホルダー6の第2枠部に向かった光L3bは、断面三角形状の反射防止用リブ63bの斜面63b2に入射するが、ここで反射した光は、反射部ユニット4に設けられた壁4bで遮断されて、アイレンジER方向に向かうことはない。すなわち、光L3bがあたる斜面63b2は、アイレンジER方向からみると、壁4bにより、完全に隠れてしまう。このため、斜面63a2で反射した光も、アイレンジERに到達することはない。なお、この第2枠部にも上記リブ63aと同様の、反射防止用リブを設けるようにしてもよい。但し、この場合のリブの傾斜角は上記リブ63aとは異なったものとなる。
更に、ミラーホルダー6の第3枠部(第4枠部)に向かった光L3c(L3d)は、断面三角形状の複数の反射防止用突条63c(63d)の斜面63c2(63d2)に入射するが、ここからも、アイレンジER方向に反射することはないような形状になっている。すなわち、光L3c(L3d)があたる斜面63c2(63d2)は、アイレンジER方向からみると、完全に隠れてしまう。このため、斜面63c2(63d2)で反射した光も、アイレンジERに到達することはない。なお、アイレンジER方向から突条63c(63d)の頂点をかすめて斜面63c1(63d1)に至る線と、斜面63c2(63d2)とのなす角度θは、上述のように、光L3c(L3d)がアイレンジER方向に反射することのない範囲内であれば適宜調整可能である。これは、上記リブ63aに関しても同様である。
このような作用により、ミラーホルダー6の第1〜第4枠部に直接反射して、アイレンジERに向かう光が全て遮断可能になる。したがって、図1に示したようなミラーホルダー6の輪郭3′がアイレンジから視認されるのを防止でき、虚像式メータの表示品質及び視認性を向上させることができる。なお、上記リブ63a、63b、及び突条63c、63dは、請求項の反射防止手段に対応する。
なお、上述のような反射防止用リブ63aを、ミラーホルダー6の第1枠部及び第2枠部の両方に設け、反射防止用突条63c及び63dを第3枠部及び第4枠部の両方に設けることが最も好ましいが、少なくとも、このうちのひとつだけ設けても、従来よりは、ホルダーの輪郭がアイレンジ側へ反射するのを抑制できる。
以上のように、本発明の実施形態によれば、図7及び図9に示したリブや突条をミラーホルダーに適用することにより、筐体内にはホルダー専用の反射防止構造を新たに設けることなくとも、ホルダーの輪郭がアイレンジ側から視認されるのを防止でき、虚像式メータの表示品質及び視認性を向上させることができる。また、ミラーの取り付けが容易であるため、虚像式メータの総組立工数の削減にも効果がある。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、リブや突条は、必ずしも、断面三角形状でなくてもよく、上述した反射防止作用と同様の作用が得られる形状であれば、断面四角形状や断面多角形状であってもよい。また、リブや突条の本数、個数、大きさも適宜変更可能である。
本発明の虚像式メータによる情報表示例を示す図である。 本発明の虚像式メータの一例を示す分解斜視図である。 図2の虚像式メータの断面図である。 前面側からみたミラーホルダーの斜視図である。 図5(A)は裏面側からみたミラーホルダーの斜視図であり、図5(B)は図5(A)のXで示すミラー保持部を拡大した斜視図である。 本発明における作用を説明するための図である。 ミラーホルダーの第1枠部の作用を説明するための図である。 ミラーホルダーの第2枠部の作用を説明するための図である。 ミラーホルダーの第3枠部及び第4枠部の作用を説明するための図である。 従来の問題点を説明するための虚像式メータの断面図である。
符号の説明
1 バックユニット
2 基板
3 虚像表示器(第1の表示器)
4 反射部ユニット
5 全反射ミラー
6 ミラーホルダー
7 ホルダーユニット
8 表ガラス
9 フロントユニット
10 ハーフミラー
11 実像表示器(第2の表示器)
63a、63b 反射防止用リブ(反射防止手段)
63c、63d 反射防止用突条(反射防止手段)

Claims (5)

  1. 車両に関する情報を発光表示する第1の表示器と、車両のインストルメントパネルに埋設されて前記第1の表示器を収容する黒色樹脂製の筐体と、前記筐体外に配置されたハーフミラーと、該ハーフミラーの裏面に配置され、車両に関する前記第1の表示器が発光表示する情報と異なる情報を表示する第2の表示器と、前記筐体内に配置され、前記第1の表示器で表示された情報を前記ハーフミラーに向けて反射させる四角形状のミラーと、前記筐体の内面に装着されて前記ミラーの4つの辺を枠体で保持する黒色系樹脂製のミラーホルダーとを備え、前記ミラー及び前記ハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた前記第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、該虚像情報の周囲において前記ハーフミラーを通じて透視される前記第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようにした虚像式メータにおいて、
    前記ミラーホルダーは、前記第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺である前記ミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、前記第1対向辺に直交する2辺である前記ミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、
    前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、前記第1の表示器から発せられる光が前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたって前記ハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが前記反射防止用リブにより遮断されて、前記ホルダーの輪郭が前記アイレンジで視認されることが抑制される
    ことを特徴とする虚像式メータ。
  2. 車両に関する情報を発光表示する第1の表示器と、車両のインストルメントパネルに埋設されて前記第1の表示器を収容する黒色樹脂製の筐体と、前記筐体外に配置されたハーフミラーと、該ハーフミラーの裏面に配置され、車両に関する前記第1の表示器が発光表示する情報と異なる情報を表示する第2の表示器と、前記筐体内に配置され、前記第1の表示器で表示された情報を前記ハーフミラーに向けて反射させる四角形状のミラーとを備え、前記ミラー及び前記ハーフミラーによりアイレンジ側に反射させた前記第1の表示器で表示された情報からなる虚像情報と、該虚像情報の周囲において前記ハーフミラーを通じて透視される前記第2の表示器で表示された情報からなる実像情報とを視認させるようにした虚像式メータに用いられ、前記筐体の内面に装着されて前記ミラーの4つの辺を枠体で保持する黒色系樹脂製のミラーホルダーであって、
    前記第1の表示器から鉛直方向に発せられる光に略直交する2辺である前記ミラーの第1対向辺、をそれぞれ保持する第1枠部及び第2枠部と、
    前記第1対向辺に直交する2辺である前記ミラーの第2対向辺、をそれぞれ保持する第3枠部及び第4枠部とから構成され、
    前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面には、断面三角形状の反射防止用リブが延設されて一体に形成され、前記第1の表示器から発せられる光が前記第1枠部及び前記第2枠部の少なくともいずれか一方の上面にあたって前記ハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが前記反射防止用リブにより遮断されて、前記ホルダーの輪郭が前記アイレンジで視認されることが抑制される
    ことを特徴とするミラーホルダー。
  3. 請求項2記載のミラーホルダーにおいて
    記第3及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面には、断面三角形状の複数の反射防止用突条が連設されて一体に形成され、前記第1の表示器から発せられる光が前記第3及び第4枠部の少なくともいずれか一方の内側面にあたって前記ハーフミラーを介してアイレンジ側に反射されることが前記反射防止用突条により遮断されて、前記ホルダーの輪郭が前記アイレンジで視認されることが抑制される
    ことを特徴とするミラーホルダー。
  4. 請求項3記載のミラーホルダーにおいて、
    前記反射防止用リブは、
    それぞれ平行に複数本延設されている、
    ことを特徴とするミラーホルダー。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載のミラーホルダーにおいて、
    前記第4枠部は、前記第3枠部より幅広に形成されており、
    前記第4枠部の裏面には、
    前記ミラーを裏面から保持するための保持部と、
    前記保持部と前記第4枠部とを連結する可撓性を有する折曲部と、
    前記保持部の外縁と係合する爪部と、
    が形成されている、
    ことを特徴とするミラーホルダー。
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