JP2587904Y2 - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JP2587904Y2
JP2587904Y2 JP1993017128U JP1712893U JP2587904Y2 JP 2587904 Y2 JP2587904 Y2 JP 2587904Y2 JP 1993017128 U JP1993017128 U JP 1993017128U JP 1712893 U JP1712893 U JP 1712893U JP 2587904 Y2 JP2587904 Y2 JP 2587904Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、単一の1次局と複数
の2次局との間でデータの伝送を行うデータ伝送システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばある工場設備内の各部
の状態を計測する計測装置を所定箇所に配置し、これら
の計測結果を管理室などの遠方から監視または制御する
システムにおいては、管理室内に設ける遠方監視制御装
置を1次局、現場に配置する複数の計測装置を2次局と
して、1:N通信を行うデータ伝送システムが構成され
ている。
【0003】ここで従来の1:N通信を行うデータ伝送
システムの構成を図10に示す。図10において1次局
1はモデム3を介してデータ送信ライン5およびデータ
受信ライン6に接続され、複数の2次局2a,2b,2
c・・・はそれぞれモデム4a,4b,4c・・・を介
してデータ送信ライン5およびデータ受信ライン6に対
しマルチドロップ形式で接続されている。1次局1は所
定の2次局との間で通信を行う場合、データ送信ライン
5を介して送信勧誘要求用メッセージの送信(以下「ポ
ーリング」という。)を行う。該当する2次局はこれに
応答して、まずモデム4a,4b,4c・・・とデータ
受信ライン6との間に接続されているリレーをオンし
て、その後、計測データなどを送信する。これにより、
1次局は所定の2次局から計測データ等を得る。
【0004】上記データ伝送のタイミング関係をタイミ
ング図として図11に示す。1次局はまず送信勧誘要求
用メッセージP(2a)を送出して2次局2aに対する
ポーリングを行う。2次局2aはこのポーリングが自局
に対するものと認識して、まずリレー7aをオンし、リ
レー7aが確実にオンされた後に応答データの送信を行
い、応答データの送信終了後にリレー7aをオフする。
次に、1次局は送信勧誘要求用メッセージP(2b)を
送出して2次局2bに対するポーリングを行う。2次局
2bはこのポーリングが自局に対するものと認識して、
まずリレー7bをオンし、リレー7bが確実にオンされ
た後に応答データの送信を行い、応答データの送信終了
後にリレー7bをオフする。以降同様にして1次局と2
次局との間でデータ伝送を行う。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のデータ伝送システムにおいては、ポーリングを受
けた該当する2次局がリレーの制御を行い、データを送
信する際に、まずリレーをオンさせ、しかる後にデータ
の送信を開始するようにしているため、1次局がポーリ
ングを行ってから、所定の2次局からの応答データを受
信するまでに一定の時間遅れ(図11におけるt1+t
2に相当する時間の遅れ)が生じることになり、ポーリ
ングの時間間隔を短くできないため、多数の2次局から
順次データを受信する場合に、全ての2次局からデータ
を受信するまでに長時間を要するといった問題があっ
た。
【0006】また、従来のデータ伝送システムにおいて
は、2次局が単純な動作を行う場合でも、各2次局側に
回線切り替えのための手段が必要であり、システム全体
の構成は簡略化できない、といった問題があった。
【0007】この考案の目的は、1次局がポーリングを
行ってからその応答データを受信するまでの時間を容易
に短縮化して、データ伝送効率を高めたデータ伝送シス
テムを提供することにある。
【0008】また、この考案の他の目的は、システム全
体の構成を簡略化し得るデータ伝送システムを提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案の請求項1に係
るデータ伝送システムは、データ送信ラインとデータ受
信ラインを介して、単一の1次局に対して複数の2次局
をマルチドロップ形式で接続したデータ伝送システムに
おいて、各2次局の送信信号をデータ受信ラインに対し
選択的に接続する複数のスイッチ素子と、スイッチ制御
信号を受けてこれらのスイッチ素子を選択的に導通させ
るスイッチ制御回路からなる回線切替器をデータ受信ラ
インと各2次局の送信部との間に設けるとともに、デー
タ送信ラインに対して個別の送信勧誘要求用メッセージ
を送信する送信勧誘要求手段と、前記送信勧誘要求用メ
ッセージの送信が終了した直後または終了するまでに、
その送信勧誘要求を行う2次局の送信部に接続されてい
るスイッチ素子を選択的に導通させるスイッチ制御信号
を前記回線切替器に与える回線切替器制御手段と、デー
タ受信ラインを介して2次局からの送信データを受信す
るデータ受信手段とを1次局に設け、前記送信勧誘要求
を受けた直後に、これに応答するデータを送信部より出
力するデータ送信手段を各2次局に設けたことを特徴と
する。
【0010】この考案の請求項2に係るデータ伝送シス
テムは、データ送信ラインとデータ受信ラインを介し
て、単一の1次局に対して複数の2次局をマルチドロッ
プ形式で接続したデータ伝送システムにおいて、各2次
局の送信信号をデータ受信ラインに対し選択的に接続す
る複数のスイッチ素子と、スイッチ制御信号を受けてこ
れらのスイッチ素子を選択的に導通させるスイッチ制御
回路からなる回線切替器をデータ受信ラインと各2次局
の送信部との間に設けるとともに、各2次局の送信部に
接続されているスイッチ素子を順次選択的に導通させる
スイッチ制御信号を前記回線切替器に与える回線切替器
制御手段と、データ受信ラインを介して2次局からの送
信される送信データを受信するデータ受信手段とを1次
局に設け、前記送信要求を受けて、これに応答するデー
タを送信部より繰り返し出力するデータ送信手段を各2
次局に設けたことを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に係るデータ伝送システムでは、回線
切替器がデータ受信ラインと各2次局の送信部との間に
設けられていて、回線切替器に設けられている複数のス
イッチ素子は2次局の送信信号をデータ受信ラインに対
し選択的に接続し、スイッチ制御回路は1次局からスイ
ッチ制御信号を受けて複数のスイッチ素子を選択的に導
通させる。1次局に設けられている送信勧誘要求手段は
データ送信ラインに対して個別の送信勧誘要求用メッセ
ージを送信し、回線切替器制御手段は送信勧誘要求用メ
ッセージの送信が終了した直後または終了するまでに、
その送信勧誘要求を行う2次局の送信部に接続されてい
るスイッチ素子を選択的に導通させるためのスイッチ制
御信号を回線切替器に与える。また、データ受信手段は
前記送信勧誘要求を受けて該当する2次局から送信され
る送信データをデータ受信ラインを介して受信する。一
方、各2次局に設けられているデータ送信手段は1次局
からの送信勧誘要求を受けた直後に、これに応答するデ
ータを送信する。
【0012】以上の作用によって、1次局が送信勧誘要
求用メッセージを送信すれば、該当する2次局が送信勧
誘要求用メッセージを受信した時点で既にその2次局の
送信部に接続されているスイッチ素子が導通しているた
め、該当する2次局は直ちに応答するデータを送信する
ことができる。これによって1次局は送信勧誘用要求メ
ッセージを送信してから短時間の後に該当する2次局か
ら応答データを受信できるようになる。従って送信勧誘
要求用メッセージの送信間隔を短縮化することによっ
て、多数の2次局との間で短時間に通信を行うことがで
きるようになる。
【0013】請求項2に係るデータ伝送システムでは、
回線切替器がデータ受信ラインと各2次局の送信部との
間に設けられていて、回線切替器に設けられている複数
のスイッチ素子は2次局の送信信号をデータ受信ライン
に対し選択的に接続し、スイッチ制御回路は1次局から
スイッチ制御信号を受けて複数のスイッチ素子を選択的
に導通させる。1次局に設けられている回線切替器制御
手段は2次局の送信部に接続されているスイッチ素子を
順次選択的に導通させるためのスイッチ制御信号を回線
切替器に与える。データ受信手段は前記送信要求コマン
ドを受けて2次局から送信される送信データをデータ受
信ラインを介して受信する。一方、各2次局に設けられ
ているデータ送信手段は1次局からの送信要求コマンド
を受けた直後に、これに応答するデータを繰り返し送信
する。
【0014】このように請求項2に係るデータ伝送シス
テムでは回線切替えを1次側から順次行うようにしたた
め、各2次局は、基本的に常にデータを送信する手段を
備えていればよく、各2次局の構成も簡単となる。
【0015】
【実施例】この考案の実施例であるデータ伝送システム
の構成をブロック図として図1に示す。図1において1
次局1はモデム3を介してデータ送信ライン5およびデ
ータ受信ライン6に接続していて、複数の2次局2a,
2b,2c・・・をモデム4a,4b,4c・・・を介
してそれぞれデータ送信ライン5およびデータ受信ライ
ン6に対しマルチドロップ形式に接続している。回線切
替器8はデータ受信ライン6と各2次局の送信部との間
に設けている。この回線切替器8は、2次局の送信信号
をデータ受信ラインに対し選択的に接続する複数のスイ
ッチ素子9a,9b,9c・・・と、1次局1からのス
イッチ制御信号を受けてこれらのスイッチ素子7a,7
b,7c・・・を選択的に導通させるスイッチ制御回路
(不図示)から構成している。前記スイッチ制御信号は
複数のスイッチ素子9a,9b,9c・・・のうちどの
スイッチ素子をオンするかを示す例えば2進コードから
なり、スイッチ制御回路はその2進コードをデコードし
て、複数のスイッチ素子9a,9b,9c・・・のうち
一つを選択的にオンする。
【0016】次に、図1に示したデータ伝送システムに
おける1次局の構成をブロック図として図2に、また2
次局の構成をブロック図として図3にそれぞれ示す。
【0017】図2においてCPU11はROM12に予
め書き込んだプログラムを実行して後述する処理を行
う。RAM13はそのプログラムの実行に際して伝送デ
ータの一時記憶や各種演算用のレジスタなどのワーキン
グエリアとして用いる。表示制御回路14は表示用メモ
リを備え、その表示用メモリに書き込まれた表示データ
に応じて表示装置15に対し表示信号を出力する。CP
U11は表示制御回路14内の表示用メモリに対し表示
データを書き込むことによって、例えば遠方監視制御の
ための表示を行う。印刷制御回路16は印刷データのメ
モリを備え、そのメモリに書き込まれたデータに応じて
印刷装置17を制御する。CPU11は印刷制御回路1
6に対し印刷用データを書き込むことによって、例えば
遠方監視制御のための印字を行う。通信制御回路18は
複数の2次局との間でデータの送受信制御を行う。3は
この通信制御回路18と図1に示したデータ送信ライン
およびデータ受信ラインとの間で変復調を行うモデムで
ある。スイッチ制御回路19は図1に示した回線切替器
8に対しスイッチ制御信号を出力する。CPU11はこ
のスイッチ制御回路19に対し回線切替器内のスイッチ
状態を表すコードを書き込むことによってスイッチ制御
を行う。
【0018】図3においてCPU21はROM22に予
め書き込まれているプログラムを実行して後述する各種
処理を行う。RAM23はそのプログラムの実行に際し
て伝送データの一時記憶、計測データの記憶および演算
処理のためのレジスタなど各種ワーキングエリアとして
用いる。通信制御回路24は1次局との間で通信制御を
行う。4はこの通信制御回路24とデータ送信ライン5
およびデータ受信ライン6との間で変復調を行うモデム
である。入力回路25a,25b,25cは計測すべき
各種信号を入力し、マルチプレクサ26はその入力信号
の1つを選択し、サンプルホールド回路27は選択され
た入力信号をサンプリングおよびホールドする。ADコ
ンバータ28はホールドされた電圧をディジタルデータ
に変換する。CPU21はI/Oポート29を介してA
D変換された計測データを読み取る。
【0019】次に1次局と2次局との間で行われるデー
タ伝送のタイミング関係を図4に示す。1次局はまず送
信勧誘要求用メッセージP(2a)を送出して2次局2
aに対するポーリングを行うとともに、2次局2aの出
力部に接続されている回線切替器のスイッチ素子9aを
オンする。2次局2aはこのポーリングが自局に対する
ものと認識すれば直ちに応答データD(2a)の送信を
行う。次に、1次局は送信勧誘要求用メッセージP(2
b)を送出して2次局2bに対するポーリングを行うと
ともに、スイッチ素子9aをオフし、2次局2bの出力
部に接続されている回線切替器のスイッチ素子9bをオ
ンする。2次局2bはこのポーリングが自局に対するも
のと認識すれば直ちに応答データD(2b)の送信を行
う。以降同様にして1次局と2次局間で順次データ伝送
を行う。従来のデータ伝送システムにおけるデータ伝送
のタイミング図(図11)と比較して明らかなように、
各2次局は、自局に対するポーリングを認識するに要す
る時間t1遅れた直後からそのポーリングに応答するデ
ータの送信を行うことができるため、データの伝送効率
が高まる。
【0020】次に、1次局の処理手順と2次局の処理手
順をフローチャートとしてそれぞれ図5および図6に示
す。
【0021】図5に示すように、1次局は、まず回線切
替器8内のスイッチ素子9a,9b,9c・・・のうち
どのスイッチ素子を制御するかを示す変数iに初期値1
を設定し、第i番目のスイッチ素子をまずオンし、第i
番目の2次局に対するポーリングを行う(n1→n2→
n3)。その後、第i番目の2次局からのデータを受信
し、第i番目のスイッチ素子をオフする(n4→n
5)。このステップn2〜n5の処理を変数iが2次局
の最終番号に達するまで、変数iをインクリメントする
とともに繰り返し行う(n6→n7→n2・・・)。こ
のようにして全ての2次局に対するポーリングおよびデ
ータ受信を行うことによって、例えば各2次局の計測デ
ータを収集することができ、その後、これらのデータを
基に所定の処理を行う(n8)。
【0022】一方、各2次局は図6に示すように、まず
1次局からのポーリングの有無を判定し、送信勧誘要求
用メッセージを受信すれば、そのデータ列内に含まれる
宛先コードを抽出し、自局の識別コードとの対比を行う
(n11→n12→n13→n14)。抽出した宛先コ
ードと自局の識別コードが一致すれば、そのポーリング
が自局に対するものと認識して、データに含まれるコマ
ンドに対する処理を行う(n15)。例えば2次局に接
続されている制御機器の制御や計測の実行などを行う。
続いて応答データ(たとえば制御機器の制御コマンドで
あれば正しくそのコマンドを実行した旨を表す応答コー
ド、計測データの要求コマンドであれば1次局に対する
送信用の計測データ)を作成し、これを1次局へ送信す
る(n16→n17)。1次局からのポーリングがない
場合や、受信したポーリングが自局に対するものでない
場合には、通常行うべき計測などの処理を行う(n1
8)。
【0023】次に第2の実施例であるデータ伝送システ
ムにおけるデータ伝送のタイミング図を図7に示す。
(データ伝送システム全体の構成は図1に示したものと
同様であるが、データ伝送の手順が異なる。)まず1次
局は各2次局に対し共通の送信要求コマンドPを送信す
るとともに、回線切替器8内の各スイッチ素子9a,9
b,9c・・・を順次選択していく。一方、各2次局は
前記送信要求コマンドPを受信して、これに応答するデ
ータを以降一定間隔で繰り返し送信する。例えば2次局
2aは応答データD(2a)を繰り返し送信し、2次局
2bは応答データD(2b)を繰り返し送信し、2次局
2cは応答データD(2c)を繰り返し送信する。他の
2次局についても同様に応答データを繰り返し送信す
る。1次局は回線切替器8によって選択した2次局から
の応答データのみ受信することになるため、回線切替器
8内のスイッチ素子9aがオン状態のとき2次局2aの
応答データD(2a)を受信し、スイッチ素子9bがオ
ン状態のとき2次局2bの応答データD(2b)を受信
し、スイッチ素子9cがオン状態のとき2次局2cの応
答データD(2c)を受信し、以降同様にして各2次局
からの応答データを受信する。
【0024】次に、この第2の実施例に係るデータ伝送
システムにおける1次局の処理手順と2次局の処理手順
を図8および図9に示す。
【0025】図8に示すように、1次局はまず全ての2
次局に対し共通の送信要求コマンドを送信する(n2
1)。その後、回線切替器8内のスイッチ素子9a,9
b,9c・・・の複数のスイッチ素子のうち何番目のス
イッチ素子を制御するかを表す変数iに初期値1を設定
し、第i番目のスイッチ素子をオンする(n22→n2
3)。この状態で第i番目の2次局からのデータを受信
する(n24)。続いてその第i番目のスイッチ素子を
オフする(n25)。ステップn23〜n25の処理を
変数iをインクリメントするとともに全ての2次局につ
いて同様に行う(n26→n27→n23・・・)。こ
のようにして全ての2次局からの応答データを収集し
て、所定の処理を行う(n28)。
【0026】各2次局は図9に示すように、まず1次局
からの送信要求コマンドを受信したか否かを判定し、コ
マンドを受信すれば、そのコマンドに対する処理(例え
ば計測データの繰り返し送信など)を行う(n31→n
32→n33)。1次局からの送信要求コマンドがない
状態では計測などのその他の通常の処理を行う(n3
4)。
【0027】
【考案の効果】この考案のデータ伝送システムによれ
ば、単一の回線切替器を設ければよく、複数の2次局側
において回線切替えのための手段が不要となり、全体に
コストダウンを図ることができる。また、請求項1に係
るデータ伝送システムでは、2次局は1次局から自局に
対する送信勧誘要求用メッセージを認識した直後、これ
に応答するデータを送信できるため、回線切替器のスイ
ッチ素子の切り替えに要する時間を空費することなくデ
ータ伝送効率が高まる。また、請求項2に係るデータ伝
送システムでは回線切替えを1次側から行うようにした
ため、各2次局は例えば一定時間間隔で常にデータ送信
を行っても、1次局は各2次局から選択的に応答データ
を受信することができるため、各2次局は、基本的に常
にデータを送信する手段を備えていればよく、各2次局
の構成が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例に係るデータ伝送シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】1次局の構成を示すブロック図である。
【図3】2次局の構成を示すブロック図である。
【図4】第1の実施例に係るデータ伝送システムにおけ
るデータ伝送のタイミング関係を示す図である。
【図5】第1の実施例に係るデータ伝送システムにおけ
る1次局の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施例に係るデータ伝送システムにおけ
る2次局の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施例に係るデータ伝送システムにおけ
るデータ伝送のタイミング関係を示す図である。
【図8】第2の実施例に係るデータ伝送システムにおけ
る1次局の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施例に係るデータ伝送システムにおけ
る2次局の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】従来のデータ伝送システム構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】従来のデータ伝送システムにおけるデータ伝
送のタイミング関係を示す図である。
【符号の説明】
1−1次局 2a,2b,2c・・・−2次局 3−モデム 4a,4b,4c・・・−モデム 5−データ送信ライン 6−データ受信ライン 8−回線切替器 9a,9b,9c・・・−スイッチ素子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ送信ラインとデータ受信ラインを
    介して、単一の1次局に対して複数の2次局をマルチド
    ロップ形式で接続したデータ伝送システムにおいて、 各2次局の送信信号をデータ受信ラインに対し選択的に
    接続する複数のスイッチ素子と、スイッチ制御信号を受
    けてこれらのスイッチ素子を選択的に導通させるスイッ
    チ制御回路からなる回線切替器をデータ受信ラインと各
    2次局の送信部との間に設けるとともに、 データ送信ラインに対して個別の送信勧誘要求用メッセ
    ージを送信する送信勧誘要求手段と、前記送信勧誘要求
    用メッセージの送信が終了した直後または終了するまで
    に、その送信勧誘要求を行う2次局の送信部に接続され
    ているスイッチ素子を選択的に導通させるスイッチ制御
    信号を前記回線切替器に与える回線切替器制御手段と、
    データ受信ラインを介して2次局からの送信データを受
    信するデータ受信手段とを1次局に設け、 前記送信勧誘要求を受けた直後に、これに応答するデー
    タを送信部より出力するデータ送信手段を各2次局に設
    けたことを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 データ送信ラインとデータ受信ラインを
    介して、単一の1次局に対して複数の2次局をマルチド
    ロップ形式で接続したデータ伝送システムにおいて、 各2次局の送信信号をデータ受信ラインに対し選択的に
    接続する複数のスイッチ素子と、スイッチ制御信号を受
    けてこれらのスイッチ素子を選択的に導通させるスイッ
    チ制御回路からなる回線切替器をデータ受信ラインと各
    2次局の送信部との間に設けるとともに、 各2次局の送信部に接続されているスイッチ素子を順次
    選択的に導通させるスイッチ制御信号を前記回線切替器
    に与える回線切替器制御手段と、データ受信ラインを介
    して2次局からの送信される送信データを受信するデー
    タ受信手段とを1次局に設け、 前記送信要求を受けて、これに応答するデータを送信部
    より繰り返し出力するデータ送信手段を各2次局に設け
    たことを特徴とするデータ伝送システム。
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