JP2724323B2 - 信号切換装置および信号切換方法 - Google Patents

信号切換装置および信号切換方法

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JP2724323B2
JP2724323B2 JP3316890A JP31689091A JP2724323B2 JP 2724323 B2 JP2724323 B2 JP 2724323B2 JP 3316890 A JP3316890 A JP 3316890A JP 31689091 A JP31689091 A JP 31689091A JP 2724323 B2 JP2724323 B2 JP 2724323B2
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switching
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正仁 谷村
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HARU KENKYUSHO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モデム、XYプロ
ッタ、パソコン等の各種接続機器どうしの接続状態を切
り換えるための信号切換装置および信号切換方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般的な信号切換装置の構成を説明する
と、図6は例えば3個の信号ポートを有する信号切換装
置の構成を示す概念図であり、この図6において、1は
装置本体、2a〜2cはそれぞれ接続機器3a〜3cに
接続される第1〜第3信号ポート、4は装置本体1内に
備えられ第1信号ポート2aを第2信号ポート2bもし
くは第3信号ポート2cのいずれか一方と切り換え接続
するためのスイッチング手段である。
【0003】このような構成により、装置本体1内のス
イッチング手段4による切換操作を行なうことで第1信
号ポート2aは、第2信号ポート2bもしくは第3ポー
ト2cのいずれか一方と接続され、つまりは、装置本体
1を介して、接続機器3aが、接続機器3bもしくは3
cのいずれか一方と接続されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の信号切換装置では、第1信号ポート2aの接
続先を第2信号ポート2bから第3信号ポート2cに切
り換えた場合、第2信号ポート2bの出力は第1信号ポ
ート2aという接続先を失うために、出力オフの状態に
なってしまう。
【0005】このとき、接続機器3bとして、装置の活
性状態を維持するために制御信号を一定の状態に保持す
る必要のある機器、例えばDTR信号がオフ状態になっ
たときに通信路(回線)を切断してしまうモデムのよう
なものが接続されている場合には、第2信号ポート2b
から第3信号ポート2cへの接続切換により信号状態が
変化してしまうことから、第1信号ポート2aに接続さ
れた接続機器3aと第3信号ポート2cに接続された接
続機器3cとの通信終了後、再び第1信号ポート2aと
第2信号ポート2bのモデム(3b)とを接続し直して
も、通信の接続を行なえないという課題があった。
【0006】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、切換直前の信号ポートからの出力信号状態
を接続切換後も維持可能にして、再度、同一信号ポート
に接続し直した場合に直ちに通信を再開できるようにし
た信号切換装置および信号切換方法を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の信号切換装置(請求項1)は、入力/
出力/入出力のいずれかを行なう少なくとも3個の信号
ポートを有し、各信号ポートを電気的に切り換え接続す
る信号切換装置において、任意の信号ポートから受信し
た信号から該信号ポートの通信速度/フォーマットを判
別する判別手段と、該判別手段による判別結果を当該信
号ポートを通じて読み出すための読出手段とが備えられ
たことを特徴としている。
【0008】また、請求項2の信号切換方法では、入力
/出力/入出力のいずれかを行ない接続機器に接続され
る少なくとも3個の信号ポートを有し、各信号ポートを
電気的に切り換え接続する信号切換え装置における信号
切換方法において、前記接続機器に対し該接続機器から
受信した信号をループバック手段により該接続機器に送
信するとともに、前記接続機器側に備えられた通信速度
/フォーマット判別手段により、前記ループバック手段
を経て返送されてきた信号から通信速度/フォーマット
を判別するようにしたことを特徴としている。
【0009】すなわち、以前に接続されていたポートと
再接続を行なうときに、通信速度やフォーマットを以前
に当該ポートで使用されていたものに戻す必要が発生す
る。しかし、例えば現在広く使用されている8251と
呼ばれるLSIにおいては、この情報はライトオンリー
レジスタに設定されており、外部より読み出すことは不
可能である。このため、請求項1の装置においては、信
号切換装置に通信速度やフォーマットを判別する判別手
段を設け、この判別結果を読出手段により読み出すこと
にて、通信速度やフォーマットを接続機器側で取得でき
るようにしている。また、請求項2の方法では、信号切
換装置に接続機器自身が送出した信号のループバックを
ループバック手段により行なわせ、これを接続機器側に
設けられた判別手段により判別し、通信速度やフォーマ
ットを取得できるようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施例
を説明すると、図1は本発明の第1参考例としての信号
切換装置の構成を示すブロック図であり、この図1にお
いて、1Aは装置本体、2a〜dはこの装置本体1Aに
そなえられそれぞれ接続機器3a〜3dと接続される第
1〜第4信号ポート、5は制御信号線、6,7はデータ
等を伝送するための信号線で、これらの信号線5〜7
は、各接続機器3a〜3dと装置本体1A(各信号ポー
ト2a〜2d)との間を接続するものである。
【0011】また、8は第1信号ポート2aからの制御
信号線5からの制御信号を遅延させる遅延回路、9a〜
9cはそれぞれ第2〜第4信号ポート2b〜2dの制御
信号線5にQ端子を接続されるDラッチで、遅延回路8
により遅延された制御信号が各Dラッチ9a〜9cのD
端子に入力されるようになっている。
【0012】10aは後述するタイマ回路13と各Dラ
ッチ9a〜9cのT端子との接続を切り替えるための切
換スイッチ、10b、10cは第1信号ポート2aと第
2〜第4信号ポート2b〜2dとの間に介設されて各信
号線6,7について切換・接続を行なうための切換スイ
ッチで、接続機器3aの制御信号線5は、遅延回路8、
各Dラッチ9a〜9cを経由して接続機器3b〜3dに
接続されるとともに、その他の信号線6,7は、切換ス
イッチ10b.10cを経由して各接続機器3b〜3d
と接続されている。
【0013】11は第1信号ポート2aからの制御信号
に基づいて切換スイッチ10a〜10cの制御を行なう
制御部で、この制御部11は、CPU,ROM,RAM
および制御信号線5の情報をデコードする76800b
psの調歩同期インターフェイス回路により構成され、
接続機器3aからの76800bpsのフォーマットに
適合する信号を切換情報として受信し、これにしたがっ
て切換スイッチ10a〜10cの制御を行なうものであ
る。
【0014】12は接続機器3aの制御信号線5からの
制御信号の状態変化を検出する信号変化換出回路、13
はこの信号変化検出回路12により状態変化が検出され
た際に動作する再トリガ可能な200μsのタイマ回
路、14a〜14cはそれぞれDラッチ9a〜9cのT
端子と切換スイッチ10aとの間の信号線に接続された
プルアップ抵抗で、Dラッチ9a〜9cのラッチ制御
が、信号変化検出回路12、タイマ回路13、切換スイ
ッチ10aにより行なわれており、切換スイッチ10a
において会報状態の端子に接続されたDラッチ9a〜9
cのT端子へのラッチ制御入力は、それぞれプルアップ
抵抗14a〜14cによりオン状態になり、Dラッチ9
a〜9cにおけるデータが保持されるようになってい
る。
【0015】そして、信号変化検出回路12が接続機器
3aの制御信号線5の状態変化を検出したときには、そ
の情報がタイマ回路13へ出力されてタイマ回路13が
起動する。このタイマ回路13は、起動に伴って出力を
オンにし、現在選択されている接続ポート(2b〜2d
のいずれか)のDラッチ(9a〜9cのいずれか)に、
制御信号線5を通じ遅延回路8を経由して送られてきた
制御信号のデータホールドを行なわせるようになってい
る。このとき、一定時間以内に次の信号変化が生じなけ
ればタイマ回路は計時を完了し、Dラッチ9a〜9cを
透過にして遅延回路8の出力をDラッチ9a〜9cを経
由して接続機器3b〜3dに送出する。
【0016】このように、本参考例では、Dラッチ9a
〜9c、切換スイッチ10a、信号変化検出回路12、
タイマ回路13、プルアップ抵抗14a〜14cによ
り、第1信号ポート2aに接続される信号ポート(2b
〜2d)の接続を切り換えたときに切換直前の信号ポー
ト出力信号状態を切換後も維持する信号保持手段が構成
されることになる。
【0017】上述の構成により、参考例の信号切換装置
では、接続機器3aが他の接続機器3b〜3dのいずれ
かと2400bps通信を行なっている場合、データ信
号は、信号線6,7を経由し切換スイッチ10b,10
cを通じて相手先の接続機器3b〜3dのいずれかに送
出される。そして、制御信号線5の状態が変化する度に
信号変化検出回路12、タイマ回路13が動作し、切換
スイッチ10aを通じてDラッチ9a〜9cのいずれか
に変化前の情報をホールドさせる。
【0018】2400bpsで通信を行なっている場合
の制御信号線5の最小信号線変化時間は200μsより
も大であるから、タイマ回路13は信号変化状態から2
00μs後に計時を完了し、Dラッチ9a〜9cを透過
状態にすることにより、制御信号線5の変化はDラッチ
9a〜9cを経由して接続機器3b〜3dに伝達され
る。制御信号線5の情報は同時に制御部11に対しても
送出されるが、制御部11では信号変化の感覚が十分広
いため、調歩同期インターフェイス回路においてストッ
プビットが受信されず、この信号変化は無効データとな
る。
【0019】接続機器3aが切換のため制御信号線5に
76800bpsの切換情報を送出すると、スタート、
ストップビットを含めて10ビット構成として最大約1
30μsで切換情報を送出完了する。このため、本参考
例の信号切換装置が切換信号を受信すると、スタートビ
ットにてタイマ回路13が動作しDラッチ9a〜9cに
スタートビット発行前の情報をホールドさせ、このホー
ルド状態は、タイマ回路13が計時を完了する時、すな
わち、ストップビットを含む最終信号線状態変化から2
00μsまで継続され、200μs経過後においては切
換情報の送出が完了しているため、切換情報が相手方接
続機器3b〜3dに伝達されることがない。
【0020】制御部11においては接続機器3aからの
切換情報を受信し、調歩同期インターフェイス回路にお
いて正常データとして受信を集結するため、これを有効
データと判定し、これにしたがい切換スイッチ10a〜
10cの制御を行ない接続機器3b〜3dを切り換え
る。切換スイッチ10a〜10cの接続先が換わると、
切換前のDラッチ9a〜9cはプルアップ抵抗14a〜
14cにより保持状態の信号を維持し続け、接続機器3
b〜3dに対して切換直前の信号状態を継続して出力す
ることが可能になる。
【0021】次に、図2により本発明の第2参考例とし
ての信号切換装置について説明すると、図2はその構成
を示すブロック図であり、この第2参考例では、各接続
機器3a〜3dはRS232Cで結ばれており、図2に
示すように、第2参考例の装置本体1Bにおいては、接
続機器3aのRTS信号線5およびDTR線5aが、そ
れぞれ遅延回路8,8aを介してDラッチ9,9AのD
端子に接続され、さらに、各Dラッチ9a〜9cのQ端
子が、それぞれ切換スイッチ10a,10dを介して信
号ポート2b〜2d(接続機器3b〜3d)に接続され
ている。
【0022】また、接続機器3aの受信データ線6は、
本参考例の制御部11Aにより切換先が指定される受信
データ切換回路15と、切換スイッチ10bとを経由し
て接続機器3b〜3dと接続されるとともに、その他の
信号線7は、切換スイッチ10cを経由して接続機器3
b〜3d接続されている。
【0023】そして、本参考例において、Dラッチ9,
9Aのラッチ制御回路は、第1参考例と同様の信号変化
検出回路12およびタイマ回路13により構成されてお
り、信号変化検出回路12が、RTS信号線5(もしく
はDTR線5a)の状態に変化を検出したときに、その
情報がタイマ回路13へ出力されてタイマ回路13が起
動される。このタイマ回路13は、起動に伴って出力を
オンにし、Dラッチ9,9Aに対し、信号線5,5aを
通じ遅延回路8,8aを経由して送られてきた信号のデ
ータホールドを行なわせるようになっている。
【0024】Dラッチ9,9Aの出力(Q端子)は制御
部11Aに接続されており、制御部11Aにて状態を状
態を取得可能になっている。信号変化検出回路12に一
定時間以内に次の信号線変化が到達しなければ、タイマ
回路13は計時を完了しDラッチ9,9Aを透過状態に
して遅延回路8,8aの出力を切換スイッチ10a,1
0dに送出する。その他の構成は第1参考例と同様であ
る。
【0025】なお、本実施例では、上述したDラッチ
9,9Aが信号ポート2aから切り換えのためのコマン
ドを受信した時に該コマンドを受信した信号ポート2a
のコマンド受信前の信号状態を記憶する記憶手段として
機能するとともに、上述した制御部11Aおよび受信デ
ータ切換回路15により、信号ポート2aを通じてDラ
ッチ9,9Aの内容を読み出すための読出手段が構成さ
れている。
【0026】上述の構成により、第2参考例の信号切換
装置では、接続機器3aが接続機器3a〜3dのいずれ
かと通信を行なっている場合、RTS信号線5(もしく
はDTR線5a)の状態が変化する度に信号変化検出回
路12、タイマ回路13が動作し、Dラッチ9,9Aに
変化前の情報をホールドさせる。RS232Cにおける
RTS信号線5およびDTR線5aの変化は200μs
に比べて充分大きいため、タイマ回路13は信号状態変
化から200μs後に計時を完了し、Dラッチ9,9A
を透過状態にし、これによりRTS信号線5およびDT
R線5aからの信号は、切換スイッチ10b,10cを
経由して接続機器3a〜3dのいずれかに伝達される。
【0027】RTS信号は同時に制御部11Aに対して
も送出されるが、この制御部11Aでは、信号変化の間
隔が充分広いため、調歩同期インターフェイス回路にお
いてストップビットが受信されず、この信号変化は無効
データとなる。
【0028】接続機器3aが切換信号としてRTS信号
線5を図3(a)のごとく変化させる。このとき、接続
機器3aは、RTSと同一アドレスのレジスタに配置さ
れたDTR信号も同時に操作せねばならず、このレジス
タがライトオンリーで現在の出力状態が判別できないと
して、無条件にDTRは“1”にするものとする。そし
て、変化前の信号状態は図3(c)のようにRTS,D
TRともに“0”であったとする。
【0029】上記の装置構成では、図3(b)のように
信号が加えられるとDTR信号の立ち上がりの時点で信
号変化検出回路12が動作し、これによりDラッチ9,
9AにはRTSの最初の変化から遅延回路8,8aによ
るt時間前の“0”の状態がホールドされる。制御部1
1Aは、RTS信号線5の切換情報を受信し切換スイッ
チ10aをこれにしたがい切り換え、また受信データ切
換回路15を制御部11A側に切り換えて、制御部11
Aから接続機器3aに対して情報送信を可能にし、その
後、制御部11Aは、Dラッチ9,9aに保持されてい
る状態情報を接続機器3aに対して送出する。これによ
り接続機器3aは、切換信号送出前のRTS,DTRの
状態を取得することが可能となる。
【0030】このように第2参考例の装置によれば、切
換信号を送出する以前のライトオンリーレジスタの出力
状態を接続機器3a側で取得することが可能となり、接
続機器3aにおいて最後にライトオンリーレジスタに書
込を行なった処理プログラムとは完全に独立した切換処
理プログラムが、制御部11Aに現状の切換先などの情
報を問い合わせ、問い合わせ終了後に元に戻すなどの動
作を、切換信号前の状態を取得可能にすることにより可
能としている。
【0031】また、本件を第1参考例に適用すれば、な
んらかの処理プログラムが現在処理中のプログラムに割
り込み、接続先を切り換えて異なる接続機器と通信を行
ない、処理終了後に元の状態に戻す場合など、元の信号
状態が保持可能となるため、制御信号の出力レジスタが
ライトオンリーレジスタであっても処理終了後元の状態
に戻すことが可能になる。
【0032】次に、図4により本発明の第1実施例とし
ての信号切換装置(請求項1)について説明すると、図
4はその構成を示すブロック図であり、この第1実施例
においても、各接続機器3a〜3dはRS232Cで結
ばれているが、図4に示すように、第1実施例の装置本
体1Cにおいては、接続機器3aのRTS信号線5が、
400μsの遅延回路8を介してDラッチ9のD端子に
接続され、このDラッチ9のQ端子が、切換スイッチ1
0aを介して信号ポート2b〜2d(接続機器3b〜3
d)に接続されている。
【0033】また、接続機器3aの受信データ線6(R
XD)は、後述するモード切換フリップフロップ(F
F)17により切換先が指定される受信データ切換回路
15と、切換スイッチ10bとを経由して接続機器3s
〜3dと接続されるとともに、他の信号線7(TXD)
は切換スイッチ10cを経由して接続機器3a〜3dと
接続されている。
【0034】そして、第1実施例において、Dラッチ9
のラッチ制御回路は、モード切換検出回路16、モード
切換FF17により構成されており、モード切換検出回
路16がRTS信号線5にモード切換信号である50μ
s以下の連続した4回の信号変化を検出したときに、モ
ード切換FF17がセットされ、Dラッチ9には、遅延
回路8によりモード切換信号送出前の状態を保持させる
ようになっている。
【0035】また、モード切換FF17がセットされる
と、RTS信号が制御部11Bに伝達されるとともに、
受信データ切換回路15が切り換わり制御部11Bから
の信号がRXD信号として接続機器3aに伝達されるよ
うになり、これにより本実施例の信号切換装置において
は、接続機器3aとの間でRTS信号線5およびRXD
信号線6を使用して情報の交換が行なわれるようになっ
ている。
【0036】接続機器3aが、接続機器3b〜3dのい
ずれかとTXD信号を使用して通信を行なっている場
合、RTS信号には50μs以内の信号変化は検出され
ないため、モード切換検出回路16、モード切換FF1
7はともに非動作状態となり、Dラッチ9は透過、受信
データ切換回路15接続機器3aと他の接続機器3b〜
3dのいずれかとの間を接続する状態となり、RXD信
号は遅延回路8、Dラッチ9、切換スイッチ10aを経
由して接続機器3b〜3dのいずれかに接続されるよう
になっている。RTS信号は、同時に制御部11Bに対
しても送出されるが、モード切換FF17の出力がイン
アクティブのため、ANDゲート19でキャンセルさ
れ、制御部11Bにまでは到達しない。
【0037】なお、本実施例では、上述したフォーマッ
ト判別回路18が、任意の信号ポートから受信した信号
から信号ポートの通信速度/フォーマットを判別する手
段として機能するとともに、上述した制御部11B、受
信データ切換回路15、モード切換検出回路16および
モード切換FF17により、フォーマット判別回路18
による判別結果を信号ポート2aを通じて読み出すため
の読出手段が構成されている。
【0038】上述の構成により、第1実施例の信号切換
装置では、接続機器3aが切換を行なうとき、まず初め
に、RTS信号線に40μs毎に反転するモード切換信
号を連続的に送出する。そして、4回目の信号変化を受
信したときに、モード切換検出回路16がモード切換情
報と判定し、モード切換FF17をセットする。なお、
最初の信号変化が発生してから400μs以内にモード
切換FF17のセットが行なわれるため、Dラッチ9に
は、遅延回路8が出力するモード切換信号送出前の状態
が保持され、モード切換信号は相手先接続機器3b〜3
dのいずれかに伝達されることはない。
【0039】また、モード切換FF17がセットされる
と、RTS信号が制御部11Bに伝達され、制御部11
Bは接続機器3aからのコマンドを受信するとともに、
受信データ切換回路15が切り換わり、制御部11Bか
らの信号がRXD信号として接続機器3aに伝達され
て、接続機器3aとの間でRTS信号線5およびRXD
信号線6を介して情報交換が行われる。
【0040】次に、接続機器3aは、インターフェイス
LSIの送信データバッファにデータを書き込み、これ
によりフォーマット判別回路18がTXD信号線7の速
度フォーマットを判定する。その判定結果は制御部11
Bに送られ、接続機器3aは制御部11Bに対してコマ
ンドを送り、受信データ切換回路15およびRXD信号
線6を通してこれを取得する。
【0041】このようにして、接続機器3aは、それ自
身が発行したインターフェイスLSI(図5の符号22
参照)の速度とフォーマットを規定するライトオンリー
レジスタの内容とを取得することができ、これにより何
らかの処理プログラムが現在処理中のプログラムに割り
込み、接続先を切り換えて速度およびフォーマットを変
更し、異なる接続機器と通信を行ない、処理終了後、速
度およびフォーマットを元の状態に戻す場合などの切換
動作を行なうことが可能になる。
【0042】最後に、図5により本発明の第2実施例と
しての信号切換方法(請求項2)について説明すると、
図5はその構成を示すブロック図であり、第2実施例に
おいても、各接続機器はRS232Cで結ばれ、図5に
示すように、第1実施例とほぼ同様に構成されている。
【0043】つまり、第2実施例に使用される装置本体
1Dにおいて、接続機器3aのRTS信号線5が、40
0μsの遅延回路8を介してDラッチ9のD端子に接続
され、このDラッチ9のQ端子が、切換スイッチ10a
を介して信号ポート2b〜2d(接続機器3b〜3d)
に接続されるとともに、本実施例に使用される装置本体
1Dにおいては、接続機器3aの受信データ線RXD
は、モード切換FF17により切換先が指定される送信
ループバック回路20と、切換スイッチ10bとを経由
して接続機器3b〜3dと接続されている。
【0044】なお、本実施例では、第1実施例のフォー
マット判別回路18と同様の機能を有するフォーマット
判別回路22が、接続機器3aにそなえられている。
【0045】そして、Dラッチ9のラッチ制御回路は、
モード切換検出回路16、モード切換FF17により構
成されており、モード切換検出回路16がRTS信号線
5にモード切換信号である50μs以下の連続した4回
の信号変化を検出したときにモード切換FF17がセッ
トされ、Dラッチ9に、遅延回路8によりモード切換信
号送出前の状態を保持させるようになっている。
【0046】また、モード切換FF17がセットされる
と、送信ループバック回路20がTXD信号とRXD信
号を接続し、接続機器3aに対しこの接続機器3aから
受信した信号を接続機器3aに返送され、接続機器3a
のフォーマット判別回路22でTXD信号の速度および
フォーマットが接続機器3a側で判別可能となる。その
他の動作は図4に示した第1実施例の装置と同様である
ので、その説明は省略する。なお、フォーマット判別回
路18や22はプログラムでソフトウエア的に実現する
ことも可能である。
【0047】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での設計変更
等があっても、本発明の範囲に含まれる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の信号切換
装置および信号切換方法によれば、信号保持手段によ
り、切換直前の第2信号ポートからの出力信号状態を接
続切換後も維持できるように構成したので、第2信号ポ
ートに接続されている接続機器の状態を継続させること
ができ、再び第1信号ポートと第2信号ポートとが接続
されたときに、直ちに通信を再開できるほか、複数の機
器の活性状態を保ったまま順次切り換えて通信を行なう
ことで、1つの信号ポートであたかも複数ポートが存在
しているかのように動作させることができる。
【0049】また、本発明の信号切換装置および信号切
換方法によれば、第1信号ポートが第2信号ポートと接
続されている状態から第3信号ポートに接続先を変更
し、再び第2信号ポートと再接続を行なってあたかも複
数ポートが存在しているかのように動作させる場合に、
第1信号ポートは、再接続前に出力信号を第2信号ポー
トに接続されていたときの最終状態に戻す必要が発生す
るが、その情報が記憶手段に記憶され、読出手段により
接続機器から信号ポートを通じて読出を可能にすること
により取得できる効果がある。
【0050】さらに、本発明の信号切換装置および信号
切換方法によれば、以前に接続されていた信号ポートと
再接続を行なうときに、通信速度やフォーマットを当該
信号ポートで使用されていたものに戻す必要が発生する
が、通信速度やフォーマットを判別する判別手段を設
け、この判別結果を読出手段もしくはループバック手段
により読み出ずことで、通信速度やフォーマットを接続
機器側で取得できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1参考例としての信号切換装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2参考例としての信号切換装置の構
成を示すブロック図である。
【図3】(a),(b)は第2参考例の装置の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1実施例としての信号切換装置の構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第2実施例としての信号切換装置の構
成を示すブロック図である。
【図6】従来の信号切換装置の構成を示す概念図であ
る。
【符号の説明】
1A〜1D 装置本体 2a〜2d 信号ポート 3a〜3d 接続機器 5 制御信号線(RTS信号線) 5a DTR信号線 6 信号線(受信データ線,RXD) 7 信号線(TXD) 8,8a 遅延回路 9,9A,9a〜9d Dラッチ(記憶手段) 10a〜10d 切換スイッチ 11,11A〜11C 制御部 12 信号変化検出回路 13 タイマ回路 14a〜14c プルアップ抵抗 15 受信データ切換回路 16 モード切換検出回路 17 モード切換フリップフロップ 18 フォーマット判別回路 19 ANDゲート 20 送信ループバック回路 21 インターフェイスLSI 22 フォーマット判別回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力/出力/入出力のいずれかを行なう
    少なくとも3個の信号ポートを有し、各信号ポートを電
    気的に切り換え接続する信号切換装置において、 任意の信号ポートから受信した信号から該信号ポートの
    通信速度/フォーマットを判別する判別手段と、 該判別手段による判別結果を当該信号ポートを通じて読
    み出すための読出手段とがそなえられたことを特徴とす
    る信号切換装置。
  2. 【請求項2】 入力/出力/入出力のいずれかを行ない
    接続機器に接続される少なくとも3個の信号ポートを有
    し、各信号ポートを電気的に切り換え接続する信号切換
    え装置における信号切換方法において、 前記接続機器に対し該接続機器から受信した信号をルー
    プバック手段により該接続機器に送信するとともに、 前記接続機器側にそなえられた通信速度/フォーマット
    判別手段により、前記ループバック手段を経て返送され
    てきた信号から通信速度/フォーマットを判別するよう
    にしたことを特徴とする信号切換方法。
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