JP2587818Y2 - 車両用荷台のテールゲート保持装置 - Google Patents

車両用荷台のテールゲート保持装置

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JP2587818Y2
JP2587818Y2 JP1993000634U JP63493U JP2587818Y2 JP 2587818 Y2 JP2587818 Y2 JP 2587818Y2 JP 1993000634 U JP1993000634 U JP 1993000634U JP 63493 U JP63493 U JP 63493U JP 2587818 Y2 JP2587818 Y2 JP 2587818Y2
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伸 松岡
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラック等の車両用荷
台後端に設けられたテールゲートを該荷台と略平行に保
持する装置に関し、特に、保持装置の着脱性を向上する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】道路交通法によれば、車両全長の所定%
までは車両後方へと荷物を突出して積載しても良いこと
になっている。このため、例えばトラックでは、荷台の
長さを越えるような長尺物を積載することがある。この
時、一般にトラックユーザは荷台後部のテールゲートを
開放して荷物を積み込むことが多い。ところが、制動灯
や方向指示器等の灯火類は荷台後方の下部に設けられて
いるから、このようにして開放したテールゲートをその
まま荷台後部に垂れ下げたままにすると前記灯火類が確
認できなくなってしまう。勿論、このように後方から方
向指示器等の灯火類の確認を妨げるような荷物の積み方
をすることは法規上許されない。
【0003】従って、開放したテールゲートを水平状態
に支持する必要が生じるのであるが、このための手段と
して、テールゲートの揺動端部と荷台後端の上部とをチ
ェ−ン及びフックを介して吊るすようにしたものがある
(実公平1−36701号公報参照)。図3は、テール
ゲート1の揺動端部と荷台2後端の上部とをチェ−ン3
を介して吊るすようにした従来のテールゲート保持装置
を示している。
【0004】即ち、荷台2後端にはロックハンドル4の
係合部としてのフック5が設けられており、このフック
5にチェーン3の一端部のリング部3aを係合し、該チ
ェーン3の他端部のリング部3bを、テールゲート1の
先端部から下方に回して、ハンドルブラケット6に保持
されてなるロックハンドル4に通して、テールゲート1
を荷台2と略平行に保持するようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のテールゲート保持装置にあっては、チェーン
3のリング部3bをロックハンドル4に通して、チェー
ン3とテールゲート1との係合を行う構造であるため、
テールゲート1を保持する時とこの保持を解除する時
に、その都度ロックハンドル4をハンドルブラケット6
から外す必要があり、チェーン3とロックハンドル4と
の係脱に手間が掛かり、作業性が悪いという問題点があ
る。
【0006】そこで、本考案は上記に鑑みてなされたも
のであり、車両用荷台後端に設けられたテールゲートを
該荷台と略平行に保持する装置の着脱性を向上すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本考案は、車
両用荷台後端に設けられたテールゲートを該荷台と略平
行に保持する装置であって、荷台後端のロックハンドル
係合部に着脱自由に係合可能な係合部を一端部に有し、
テールゲートの先端部であるアッパレール部に着脱自由
に係合される係合部材を他端部に有する線状部材を設
け、 前記係合部材は、線状部材が結合される傾斜した第
1板部と、該第1板部よりも長く形成され、テールゲー
トに固定取付されたハンドルブラケットに保持されてな
るロックハンドルに着脱自由に係合されるフック状係合
部を有する第2板部と、第1板部と第2板部とを繋ぐ連
結板部と、からなる略コ字形に形成されることを特徴と
する。
【0008】
【作用】線状部材の一端部の係合部をロックハンドル係
合部に係合し、他端部の係合部材をテールゲートの先端
部であるアッパレール部に係合した状態で、フック状係
合部をロックハンドルに引っ掛けて係合することによ
り、テールゲートを確実かつ容易に該荷台と略平行に保
持することができる。線状部材の離脱も、上記係合の解
除により簡単に行うことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1及び図2において、車両用荷台11後端、即
ち、荷台11の両側の側壁を夫々構成するサイドゲート
12の後端上部には、夫々ロックハンドル係合部として
のフック13が固定取付されている。一方、テールゲー
ト14の外面の両側上部には、夫々ハンドルブラケット
15が固定取付されている。このハンドルブラケット1
5は、略コ字形状部材からなり、相対向する両側壁には
夫々ロックハンドル16が貫通されて係合される係合孔
15aが設けられており、その端壁をもってテールゲー
ト14の外面の両側上部に固定取付されている。前記ロ
ックハンドル16は、略L字形状に折曲された棒部材か
らなり、一方の端部は前記ハンドルブラケット15の係
合孔15aに貫通して係合される係合部となり、他方の
端部は更に略L字形状に折曲され、ロックハンドル16
着脱時の操作部となる。
【0010】ここで、前記荷台11後端のフック13に
着脱自由に係合可能な係合部としてのリング部17aを
一端部に有し、前記テールゲート14の先端部であるア
ッパレール部14aに着脱自由に係合される係合部材1
7Aを他端部に有する線状部材としてのチェーン17が
設けられている。 かかるチェーン17の係合部材17A
は、チェーン17の端部のリング部17dが結合される
孔17eを有する傾斜した第1板部17Bと、該第1板
部17Bよりも長く形成され、テールゲート14に固定
取付されたハンドルブラケット15に保持されてなるロ
ックハンドル16に着脱自由に係合されるフック状係合
部17cを有する第2板部17Cと、第1板部17Bと
第2板部17Cとを繋ぐ連結板部17Dと、からなる略
コ字形に形成される。
【0011】尚、チェーン17には、円筒状のビニール
カバー18が被せられており、チェーン17の錆の防
止、損傷等からの保護、チェーン17の擦り合う音等の
騒音の発生防止等を効果的に行うようにしている。かか
る構成において、テールゲート14を閉じる場合には、
該テールゲート14を荷台11側に持ち上げ、フック1
3とハンドルブラケット15とを合致させる。そして、
フック13とハンドルブラケット15とにロックハンド
ル16を通して、該フック13とハンドルブラケット1
5とを結合状態にし、テールゲート14を閉じた状態に
保持する。
【0012】一方、荷台11後部のテールゲート14を
開放して荷物を積み込む場合には、開放したテールゲー
ト14を水平状態に支持する必要が生じる。従って、チ
ェーン17の一端のリング部17aを、荷台11側のフ
ック13に係合し、他端の係合部材17Aテールゲー
ト14のアッパレール部14aに係合した状態で、フッ
ク状係合部17cを、予めハンドルブラケット15に貫
通して係合したロックハンドル16に引っ掛けて係合す
ることにより、テールゲート14を確実かつ容易に荷台
11と略平行に保持することができる。チェーン17の
離脱も、上記係合の解除により簡単に行うことができ
る。
【0013】かかる構成のテールゲート保持装置にあっ
ては、チェーン17の係合部材17Aテールゲート1
4のアッパレール部14aに係合した状態で、フック状
係合部17cを、予めハンドルブラケット15に貫通し
て係合したロックハンドル16に引っ掛けて係合して、
チェーン17とテールゲート14との係合を行う構造で
あるため、テールゲート14を保持する時とこの保持を
解除する時に、その都度ロックハンドル16をハンドル
ブラケット15から外す必要がなく、チェーン17とロ
ックハンドル16との係脱に手間が掛からず、作業性が
良いという利点がある。
【0014】特に、チェーン17の係合部材17Aを、
傾斜した第1板部17Bと、該第1板部17Bよりも長
く形成され、テールゲート14に固定取付されたハンド
ルブラケット15に保持されてなるロックハンドル16
に着脱自由に係合されるフック状係合部17cを有する
第2板部17Cと、第1板部17Bと第2板部17Cと
を繋ぐ連結板部17Dと、からなる略コ字形に形成し
て、テールゲート14のアッパレール部14aに係合す
る構成としたから、チェーン17とアッパレール部14
a自体が確実に保持されて外れ難く、チェーン17によ
るテールゲート14の保持が安定化すると共に、アッパ
レール部14aにチェーン17を掛けた場合に比べて該
アッパレール部14aに傷等が付き難くく、又、テール
ゲート14のアッパレール部14aに対する脱着がし易
いという利点があると共に、形状がであるから製作性に
も優れている。
【0015】尚、以上のように、特定の実施例を参照し
て本考案を説明したが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、当該技術分野における熟練者等により、本考
案に添付された実用新案登録請求の範囲から逸脱するこ
となく、種々の変更及び修正が可能であるとの点に留意
すべきである。
【0016】
【考案の効果】本考案は以上説明したように、荷台後端
のロックハンドル係合部に着脱自由に係合可能な係合部
を一端部に有し、テールゲートの先端部であるアッパレ
ール部に着脱自由に係合される係合部材を他端部に有す
る線状部材を設け、前記係合部材を、第1板部と、第2
板部と、第1板部と第2板部とを繋ぐ連結板部と、から
なる略コ字形に形成するようにしたから、テールゲート
を保持する時とこの保持を解除する時に、簡単な作業で
チェーンとロックハンドルとの係脱を行え、作業性を向
でき、テールゲートのアッパレール部に対する脱着が
し易いという利点があると共に、形状がであるから製作
性にも優れている実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用荷台のテールゲート保持
装置の一実施例を示す斜視図
【図2】 同上実施例におけるチェーンとハンドルブラ
ケットに保持されたロックハンドルとの係合状態を示す
拡大図
【図3】 従来のテールゲート保持装置の一例を示す側
面図
【符号の説明】
11 車両用荷台 13 フック 14 テールゲート 15 ハンドルブラケット 16 ロックハンドル 17 チェーン 17A 係合部材17B 第1板部 17C 第2板部 17D 連結板部 17a リング部 17c フック状係合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用荷台後端に設けられたテールゲート
    を該荷台と略平行に保持する装置であって、 荷台後端のロックハンドル係合部に着脱自由に係合可能
    な係合部を一端部に有し、テールゲートの先端部である
    アッパレール部に着脱自由に係合される係合部材を他端
    部に有する線状部材を設け、 前記係合部材は、線状部材が結合される傾斜した第1板
    部と、該第1板部よりも長く形成され、テールゲートに
    固定取付されたハンドルブラケットに保持されてなるロ
    ックハンドルに着脱自由に係合されるフック状係合部を
    有する第2板部と、第1板部と第2板部とを繋ぐ連結板
    部と、からなる略コ字形に形成される ことを特徴とする
    車両用荷台のテールゲート保持装置。
JP1993000634U 1993-01-13 1993-01-13 車両用荷台のテールゲート保持装置 Expired - Fee Related JP2587818Y2 (ja)

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KR100959490B1 (ko) * 2007-11-05 2010-05-26 (주) 미창케이블 차량용 개폐부 유지 기구

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