JP2587373B2 - ガラスシャッターとそれを備えた収容家具 - Google Patents
ガラスシャッターとそれを備えた収容家具Info
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- JP2587373B2 JP2587373B2 JP5286047A JP28604793A JP2587373B2 JP 2587373 B2 JP2587373 B2 JP 2587373B2 JP 5286047 A JP5286047 A JP 5286047A JP 28604793 A JP28604793 A JP 28604793A JP 2587373 B2 JP2587373 B2 JP 2587373B2
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- Japan
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- glass
- shutter
- holder
- furniture
- joint member
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- Extensible Doors And Revolving Doors (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスシャッターとそ
れを備えた収容家具に関し、更に詳しくは曲部を有する
ガイド部に沿って移動できるガラスシャッターとそれを
備えた収容家具の改良に関するものである。
れを備えた収容家具に関し、更に詳しくは曲部を有する
ガイド部に沿って移動できるガラスシャッターとそれを
備えた収容家具の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】実公平4−31987号公報において、サ
イドボードなどの収容家具の収容部と外部との間に、長
方形のガラス板を所要数連結して連結部分で折曲できる
ようにしたガラスシャッターを取り付け、ガラスシャッ
ターを曲線状のレールに沿わせて開閉できるようにした
ものが既に提案されている。
イドボードなどの収容家具の収容部と外部との間に、長
方形のガラス板を所要数連結して連結部分で折曲できる
ようにしたガラスシャッターを取り付け、ガラスシャッ
ターを曲線状のレールに沿わせて開閉できるようにした
ものが既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
なガラスシャッターを備えた収容家具には次のような課
題があった。すなわち、ガラスシャッターを構成するガ
ラス板は上下の両端部側を軟質プラスチック製の連結帯
を接着することにより連結されている。この連結帯は長
期の使用では劣化してちぎれる心配があり、そうなると
ガラス板が分離してしまうので危険である。また、各ガ
ラス板間及びガラス板の上下に取り付けられているガラ
スホルダと家具間には僅かではあるが隙間が形成されて
いる。このため、ガラスシャッターを閉めたときの密閉
度が不十分で、収容部にほこりが侵入しやすい。
なガラスシャッターを備えた収容家具には次のような課
題があった。すなわち、ガラスシャッターを構成するガ
ラス板は上下の両端部側を軟質プラスチック製の連結帯
を接着することにより連結されている。この連結帯は長
期の使用では劣化してちぎれる心配があり、そうなると
ガラス板が分離してしまうので危険である。また、各ガ
ラス板間及びガラス板の上下に取り付けられているガラ
スホルダと家具間には僅かではあるが隙間が形成されて
いる。このため、ガラスシャッターを閉めたときの密閉
度が不十分で、収容部にほこりが侵入しやすい。
【0004】
【発明の構成】上記課題点を解決するために講じた発明
の構成は次の通りである。第1の発明にあっては、所要
枚数のガラス板と、これらのガラス板の上下方向の両端
部に取り付けてあり両端部に軸穴が形成してあるガラス
ホルダと、両側に係止軸が突設してあり、当該係止軸が
上記軸穴に挿入され跨設状態で隣接するガラスホルダを
揺動可能に連結している連結具と、上記ガラス板の間に
全長または実質的に全長にわたり設けてある目地部材
と、を備え、上記ガラスホルダの正面側の上縁部には、
他の部分より高くなっている邪魔縁が形成してあり、上
記ガラスホルダまたは上記連結具またはその双方には、
シャッター移行部に取り付けるためのスライダピンが設
けてある、ガラスシャッターである。
の構成は次の通りである。第1の発明にあっては、所要
枚数のガラス板と、これらのガラス板の上下方向の両端
部に取り付けてあり両端部に軸穴が形成してあるガラス
ホルダと、両側に係止軸が突設してあり、当該係止軸が
上記軸穴に挿入され跨設状態で隣接するガラスホルダを
揺動可能に連結している連結具と、上記ガラス板の間に
全長または実質的に全長にわたり設けてある目地部材
と、を備え、上記ガラスホルダの正面側の上縁部には、
他の部分より高くなっている邪魔縁が形成してあり、上
記ガラスホルダまたは上記連結具またはその双方には、
シャッター移行部に取り付けるためのスライダピンが設
けてある、ガラスシャッターである。
【0005】第2の発明にあっては、曲部に沿って移動
できるガラスシャッターを備えた収容家具において、収
容部と、この収容部と外部とを区画するシャッター移行
部と、このシャッター移行部に移行可能に取り付けてあ
る請求項1記載のガラスシャッターと、を備えた、ガラ
スシャッターを備えた収容家具である。
できるガラスシャッターを備えた収容家具において、収
容部と、この収容部と外部とを区画するシャッター移行
部と、このシャッター移行部に移行可能に取り付けてあ
る請求項1記載のガラスシャッターと、を備えた、ガラ
スシャッターを備えた収容家具である。
【0006】目地部材は、全体または一部を柔軟性素材
または可撓性素材で形成してもよいし、例えばガラス板
の嵌入部を断面形状扇形に広げるなどしてガラスシャッ
ターが曲線に沿った場合のガラス板の逃げを確保するこ
とができれば、硬質素材で形成してもよい。取付手段
は、例えばガイド部が溝状である場合はピン、レールで
ある場合は車輪というように、ガイド部の構造に合わせ
てそれに対応する構造を採用することができ、適宜選定
される。
または可撓性素材で形成してもよいし、例えばガラス板
の嵌入部を断面形状扇形に広げるなどしてガラスシャッ
ターが曲線に沿った場合のガラス板の逃げを確保するこ
とができれば、硬質素材で形成してもよい。取付手段
は、例えばガイド部が溝状である場合はピン、レールで
ある場合は車輪というように、ガイド部の構造に合わせ
てそれに対応する構造を採用することができ、適宜選定
される。
【0007】
【作用】ガラス板は、ガラスホルダと連結具によって揺
動可能に連結されるので、脆いガラス板そのものを連結
帯などで連結するよりもガラス板の連結がより確実にで
き、長期の使用にも十分耐えることができる。目地部材
は、ガラス板の間に全長または実質的に全長にわたり取
り付けてあるので、ガラスシャッターを収容家具などの
収容部に取り付けて閉じたときには密閉が十分になさ
れ、収容部にほこりが侵入しにくい。
動可能に連結されるので、脆いガラス板そのものを連結
帯などで連結するよりもガラス板の連結がより確実にで
き、長期の使用にも十分耐えることができる。目地部材
は、ガラス板の間に全長または実質的に全長にわたり取
り付けてあるので、ガラスシャッターを収容家具などの
収容部に取り付けて閉じたときには密閉が十分になさ
れ、収容部にほこりが侵入しにくい。
【0008】ガラスホルダの正面側の上縁部には、他の
部分より一段高くなっている邪魔縁が形成してある。こ
の邪魔板によって、ガラスホルダと家具間の隙間が狭く
なるので、目地部材の作用とも相まって、収容部にほこ
りが侵入しにくい。
部分より一段高くなっている邪魔縁が形成してある。こ
の邪魔板によって、ガラスホルダと家具間の隙間が狭く
なるので、目地部材の作用とも相まって、収容部にほこ
りが侵入しにくい。
【0009】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明に係る収容家具の一実施例
を示す要部斜視図、図2は本発明に係るガラスシャッタ
ーの一実施例を示す一部を省略した要部正面図、図3は
ガラス板とガラスホルダと連結具及び目地部材の取付部
の説明図、図4はガラスシャッターをガイド部に取付け
た状態を示す一部を省略した縦断面図、図5はガラス板
と目地部材との嵌め合い状態を示す要部断面図である。
細に説明する。図1は本発明に係る収容家具の一実施例
を示す要部斜視図、図2は本発明に係るガラスシャッタ
ーの一実施例を示す一部を省略した要部正面図、図3は
ガラス板とガラスホルダと連結具及び目地部材の取付部
の説明図、図4はガラスシャッターをガイド部に取付け
た状態を示す一部を省略した縦断面図、図5はガラス板
と目地部材との嵌め合い状態を示す要部断面図である。
【0010】図1を参照する。収容家具であるサイドボ
ードBの中段には、テレビなどを収容する収容部5が設
けてある。収容部5の両側には、後述するガラスシャッ
ターSを収容するためのシャッター収容部6が設けられ
ている。(図1においては右側のガラスシャッター1及
びシャッター収容部6は図示を省略している。)
ードBの中段には、テレビなどを収容する収容部5が設
けてある。収容部5の両側には、後述するガラスシャッ
ターSを収容するためのシャッター収容部6が設けられ
ている。(図1においては右側のガラスシャッター1及
びシャッター収容部6は図示を省略している。)
【0011】図4を併せて参照する。収容部5の天面5
0と下面51には、一方のシャッター収容部6から他方
のシャッター収容部6にかけて、シャッター移行部であ
るガイド具7、7a(ガイド具7aは図4に図示)が、
溝部52、53に嵌め込んで取付けてある。ガイド具
7、7aは一部を曲線状に設けてあり、上下互いに形状
を対応させてある。
0と下面51には、一方のシャッター収容部6から他方
のシャッター収容部6にかけて、シャッター移行部であ
るガイド具7、7a(ガイド具7aは図4に図示)が、
溝部52、53に嵌め込んで取付けてある。ガイド具
7、7aは一部を曲線状に設けてあり、上下互いに形状
を対応させてある。
【0012】天面50に取付けてあるガイド具7aには
断面ほぼコ状の溝部70aが全長にわたり形成してあ
る。下面51に取付けてあるガイド具7には全長にわた
り溝部70が設けてある。溝部70の底部には断面半円
状に盛り上げられたスライド部71が形成されており、
後述する連結具3のスライダピン32が当接してスムー
ズにスライドできるようにしている。なお、ガイド具
7、7aは表面滑性に優れた合成樹脂で形成されてい
る。
断面ほぼコ状の溝部70aが全長にわたり形成してあ
る。下面51に取付けてあるガイド具7には全長にわた
り溝部70が設けてある。溝部70の底部には断面半円
状に盛り上げられたスライド部71が形成されており、
後述する連結具3のスライダピン32が当接してスムー
ズにスライドできるようにしている。なお、ガイド具
7、7aは表面滑性に優れた合成樹脂で形成されてい
る。
【0013】ガイド具7、7aにはガラスシャッター
S、Sがスライド可能に取り付けてある。下側のガイド
具7の中央部には、ガラスシャッターS、Sの端部を止
めるためのセンターストッパー72が設けられている。
図1、図2、図3を参照する。ガラスシャッターSは、
所要数のガラス板1と、ガラスホルダ2、2aと、連結
具3、3aと、目地部材4を備えている。なお、符号1
0はガラスシャッターSの開口縁部材である。
S、Sがスライド可能に取り付けてある。下側のガイド
具7の中央部には、ガラスシャッターS、Sの端部を止
めるためのセンターストッパー72が設けられている。
図1、図2、図3を参照する。ガラスシャッターSは、
所要数のガラス板1と、ガラスホルダ2、2aと、連結
具3、3aと、目地部材4を備えている。なお、符号1
0はガラスシャッターSの開口縁部材である。
【0014】ガラス板1は長方形に形成されている。ガ
ラス板1の上下方向の両端部には合成樹脂製のガラスホ
ルダ2、2aが装着されている。なお、ガラスホルダ
2、2aは同一構造であるので、以下、上部側のガラス
ホルダ2aについて説明する。ガラスホルダ2aの両側
の裏側角部は、ガラスシャッターSが曲がるときに互い
に邪魔にならないように曲面26が形成されている。
ラス板1の上下方向の両端部には合成樹脂製のガラスホ
ルダ2、2aが装着されている。なお、ガラスホルダ
2、2aは同一構造であるので、以下、上部側のガラス
ホルダ2aについて説明する。ガラスホルダ2aの両側
の裏側角部は、ガラスシャッターSが曲がるときに互い
に邪魔にならないように曲面26が形成されている。
【0015】また、ガラスホルダ2aの正面側の上縁部
には、他の部分より一段高くなった邪魔縁23が形成し
てある。ガラスホルダ2aにはガラス板1の上下方向の
両端部を嵌め込むための嵌合部20が全幅にわたり設け
てある。また、ガラスホルダ2aの嵌合部20とは反対
側の端面にはそれぞれ軸孔21、22が設けてある。
には、他の部分より一段高くなった邪魔縁23が形成し
てある。ガラスホルダ2aにはガラス板1の上下方向の
両端部を嵌め込むための嵌合部20が全幅にわたり設け
てある。また、ガラスホルダ2aの嵌合部20とは反対
側の端面にはそれぞれ軸孔21、22が設けてある。
【0016】両端側の軸孔21、21には連結具3aが
取付けてある。連結具3aは長円形の基板30を有して
いる。基板30の一方の面には軸孔21、22に挿入係
止できる係止軸31が両側二箇所に設けてある。また、
基板30の他方の面には取付手段を構成するスライダピ
ン32、32が係止軸31、31と対応して設けてあ
る。
取付けてある。連結具3aは長円形の基板30を有して
いる。基板30の一方の面には軸孔21、22に挿入係
止できる係止軸31が両側二箇所に設けてある。また、
基板30の他方の面には取付手段を構成するスライダピ
ン32、32が係止軸31、31と対応して設けてあ
る。
【0017】そして、隣り合うガラスホルダ2a、2a
・・・は、連結具3aの係止軸31、31をガラスホル
ダ2a、2aの軸孔21にまたがって挿入係止すること
により揺動可能に連結される。なお、ガラスシャッター
Sの両端部に位置しているガラスホルダ2aの末端に取
り付けられる連結具3aは、係止軸31、31を軸孔2
1、22に挿着してガラスホルダ2aの端部からはみ出
さないようにしてある。
・・・は、連結具3aの係止軸31、31をガラスホル
ダ2a、2aの軸孔21にまたがって挿入係止すること
により揺動可能に連結される。なお、ガラスシャッター
Sの両端部に位置しているガラスホルダ2aの末端に取
り付けられる連結具3aは、係止軸31、31を軸孔2
1、22に挿着してガラスホルダ2aの端部からはみ出
さないようにしてある。
【0018】図3、図5を参照する。また、隣り合うガ
ラス板1の間には目地部材4が取り付けてある。目地部
材4は、ガラス板1に取付けてある上下のガラスホルダ
2、2aの対向端間の長さと同一に形成してある。目地
部材4にはガラス板1の縁部を嵌め込むための断面ほぼ
コ状の嵌入部40、41が設けてある。嵌入部40、4
1の間にはそれらをつなぐ連結部42が設けてある。な
お、目地部材4は全体が柔軟性素材または可撓性素材で
形成してあり、隣り合うガラス板1の角度が変わっても
連結部42が変形して追従できるようにしてある。
ラス板1の間には目地部材4が取り付けてある。目地部
材4は、ガラス板1に取付けてある上下のガラスホルダ
2、2aの対向端間の長さと同一に形成してある。目地
部材4にはガラス板1の縁部を嵌め込むための断面ほぼ
コ状の嵌入部40、41が設けてある。嵌入部40、4
1の間にはそれらをつなぐ連結部42が設けてある。な
お、目地部材4は全体が柔軟性素材または可撓性素材で
形成してあり、隣り合うガラス板1の角度が変わっても
連結部42が変形して追従できるようにしてある。
【0019】なお、図2、図4においては、ガラスホル
ダ2及び連結具3の各部には、図3に示したガラスホル
ダ2a及び連結具3aの各部と同一符号が付してある。
また、上部側に配置される連結具3aのスライダピン3
2の長さは、下部側の連結具3のスライダピン32の長
さよりやや長く設定してあり、ガイド具7、7aに容易
に取付けることができるようにすると共に、ガイド具
7、7aから外れにくいようにしている。そして、ガラ
スシャッターS、Sは連結具3、3aのスライダピン3
2を溝部70、70aに嵌め込んで、ガイド具7、7a
にスライド可能に取付けてある。
ダ2及び連結具3の各部には、図3に示したガラスホル
ダ2a及び連結具3aの各部と同一符号が付してある。
また、上部側に配置される連結具3aのスライダピン3
2の長さは、下部側の連結具3のスライダピン32の長
さよりやや長く設定してあり、ガイド具7、7aに容易
に取付けることができるようにすると共に、ガイド具
7、7aから外れにくいようにしている。そして、ガラ
スシャッターS、Sは連結具3、3aのスライダピン3
2を溝部70、70aに嵌め込んで、ガイド具7、7a
にスライド可能に取付けてある。
【0020】(作用) 図1ないし図5を参照して、本発明に係るガラスシャッ
ターSとサイドボードBの作用を説明する。例えば、収
容部5に収容されたテレビ(図示省略)をみるときに
は、まずガラスシャッターS、Sを両側に開く。ガラス
シャッターS、Sはガイド具7、7aに沿って曲がりな
がら、収容部5の正面側から両側部へスライドしてシャ
ッター収容部6、6内に収容される。ガラスシャッター
S、Sはこのようにして開放され、従来の開き戸のよう
に外部に出張らないので、体や物が当たって怪我をした
りガラス板1が割れてしまうという危険性もない。
ターSとサイドボードBの作用を説明する。例えば、収
容部5に収容されたテレビ(図示省略)をみるときに
は、まずガラスシャッターS、Sを両側に開く。ガラス
シャッターS、Sはガイド具7、7aに沿って曲がりな
がら、収容部5の正面側から両側部へスライドしてシャ
ッター収容部6、6内に収容される。ガラスシャッター
S、Sはこのようにして開放され、従来の開き戸のよう
に外部に出張らないので、体や物が当たって怪我をした
りガラス板1が割れてしまうという危険性もない。
【0021】また、ガラスホルダ2、2aに保持される
ガラス板1の連設は、ガラスホルダ2、2aを連結具
3、3aによって揺動可能に連結することにより行なわ
れるので、脆いガラス板1そのものを連結するよりもガ
ラス板1の連設がより確実にでき、長期の使用にも十分
耐え得る。
ガラス板1の連設は、ガラスホルダ2、2aを連結具
3、3aによって揺動可能に連結することにより行なわ
れるので、脆いガラス板1そのものを連結するよりもガ
ラス板1の連設がより確実にでき、長期の使用にも十分
耐え得る。
【0022】なお、目地部材4は、ガラス板1の間に全
長にわたり取り付けてあるので、ガラスシャッターSを
収容家具などの収容部5に取り付けて閉じたときには密
閉が十分になされ、収容部5内部にほこりが侵入しにく
い。
長にわたり取り付けてあるので、ガラスシャッターSを
収容家具などの収容部5に取り付けて閉じたときには密
閉が十分になされ、収容部5内部にほこりが侵入しにく
い。
【0023】ガラスホルダ2,2aの正面側の上縁部に
は、他の部分より一段高くなった邪魔縁23が形成して
あることにより、ガラスホルダ2,2aとサイドボード
B間の隙間が狭くなるので、目地部材4の作用とも相ま
って収容部5内部にほこりが侵入しにくい。また邪魔縁
23は、例えば家具製造時におけるガラスシャッターS
の取り扱いの際、ガラスシャッターSが過度に屈曲しで
連結具3a等が損傷しないように、基板30の端部と当
接して連結具3aの回動を止めるストッパとしての作用
も有する。
は、他の部分より一段高くなった邪魔縁23が形成して
あることにより、ガラスホルダ2,2aとサイドボード
B間の隙間が狭くなるので、目地部材4の作用とも相ま
って収容部5内部にほこりが侵入しにくい。また邪魔縁
23は、例えば家具製造時におけるガラスシャッターS
の取り扱いの際、ガラスシャッターSが過度に屈曲しで
連結具3a等が損傷しないように、基板30の端部と当
接して連結具3aの回動を止めるストッパとしての作用
も有する。
【0024】図6は他の構造の目地部材とガラス板との
嵌め合い状態を示す要部断面図である。本実施例におけ
る目地部材4aには上記目地部材4のような変形する連
結具42は設けられておらず、嵌入部40a、41aの
うち一方の嵌入部40aの後壁が薄く形成されて容易に
撓むようになっている。これによって、ガラス板1の逃
げが確保され、ガラスシャッターSを曲線に沿わせたと
きにガラスシャッターに実質的に曲面を形成することが
できる。なお、本発明は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形
が可能である。
嵌め合い状態を示す要部断面図である。本実施例におけ
る目地部材4aには上記目地部材4のような変形する連
結具42は設けられておらず、嵌入部40a、41aの
うち一方の嵌入部40aの後壁が薄く形成されて容易に
撓むようになっている。これによって、ガラス板1の逃
げが確保され、ガラスシャッターSを曲線に沿わせたと
きにガラスシャッターに実質的に曲面を形成することが
できる。なお、本発明は図示の実施例に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変形
が可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記構成を備えており、次のよ
うな効果を有している。 (a)ガラスシャッターのガラス板は、ガラスホルダと
連結具により揺動可能に連結されるので、脆いガラス板
そのものを経年使用で劣化する恐れのある部材で連結す
るよりもガラス板の連結がより確実にでき、長期の使用
にも十分耐えることができる。 (b)目地部材は、ガラス板の間に全長または実質的に
全長にわたり取り付けてあり、ガラスシャッターで区画
された部分を密閉できるので、音やにおいなども遮断で
き、間仕切りなどとしても有用である。 (c)本発明に係るガラスシャッターを収容家具などの
収容部と外部との区画部に取り付けたものは、密閉が十
分になされ、収容部にほこりが侵入しにくく、収容部内
を清潔に使用できる。 (d)ガラスホルダの正面側の上縁部には、他の部分よ
り一段高くなっている邪魔縁が形成してあるので、ガラ
スホルダと家具間の隙間部分をより狭くでき、目地部材
の作用とも相まって、ほこりの侵入を防止することがで
きる。
うな効果を有している。 (a)ガラスシャッターのガラス板は、ガラスホルダと
連結具により揺動可能に連結されるので、脆いガラス板
そのものを経年使用で劣化する恐れのある部材で連結す
るよりもガラス板の連結がより確実にでき、長期の使用
にも十分耐えることができる。 (b)目地部材は、ガラス板の間に全長または実質的に
全長にわたり取り付けてあり、ガラスシャッターで区画
された部分を密閉できるので、音やにおいなども遮断で
き、間仕切りなどとしても有用である。 (c)本発明に係るガラスシャッターを収容家具などの
収容部と外部との区画部に取り付けたものは、密閉が十
分になされ、収容部にほこりが侵入しにくく、収容部内
を清潔に使用できる。 (d)ガラスホルダの正面側の上縁部には、他の部分よ
り一段高くなっている邪魔縁が形成してあるので、ガラ
スホルダと家具間の隙間部分をより狭くでき、目地部材
の作用とも相まって、ほこりの侵入を防止することがで
きる。
【図1】本発明に係る収容家具の一実施例を示す要部斜
視図。
視図。
【図2】本発明に係るガラスシャッターの一実施例を示
す一部を省略した要部正面図。
す一部を省略した要部正面図。
【図3】ガラス板とガラスホルダと連結具及び目地部材
の取付部の説明図。
の取付部の説明図。
【図4】ガラスシャッターをガイド部に取付けた状態を
示す一部を省略した縦断面図。
示す一部を省略した縦断面図。
【図5】ガラス板と目地部材との嵌め合い状態を示す要
部断面図。
部断面図。
【図6】他の構造の目地部材とガラス板との嵌め合い状
態を示す要部断面図。
態を示す要部断面図。
B サイドボード S ガラスシャッター 1 ガラス板 2、2a ガラスホルダ 21 軸穴 23 邪魔縁 3、3a 連結具 31 係止軸 32 スライダピン 4 目地部材 5 収容部 7、7a ガイド具
Claims (2)
- 【請求項1】 曲部に沿って移動できるガラスシャッタ
ーにおいて、 所要枚数のガラス板(1)と、 これらのガラス板(1)の上下方向の両端部に取り付け
てあり両端部に軸穴(21,21)が形成してあるガラ
スホルダ(2,2a)と、 両側に係止軸(31,31)が突設してあり、当該係止
軸(31,31)が上記軸穴(21,21)に挿入され
跨設状態で隣接するガラスホルダ(2,2a)を揺動可
能に連結している連結具(3,3a)と、 上記ガラス板(1)の間に全長または実質的に全長にわ
たり設けてある目地部材(4)と、 を備え、 上記ガラスホルダ(2,2a)の正面側の上縁部には、
他の部分より高くなっている邪魔縁(23,23)が形
成してあり、 上記ガラスホルダ(2,2a)または上記連結具(3,
3a)またはその双方にはシャッター移行部に取り付け
るためのスライダピン(32)が設けてあることを特徴
とする、 ガラスシャッター。 - 【請求項2】 曲部に沿って移動できるガラスシャッタ
ーを備えた収容家具において、 収容部(5)と、 この収容部(5)と外部とを区画するシャッター移行部
と、 このシャッター移行部に移行可能に取り付けてある請求
項1記載のガラスシャッター(S)と、 を備えたことを特徴とする、 ガラスシャッターを備えた収容家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5286047A JP2587373B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ガラスシャッターとそれを備えた収容家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5286047A JP2587373B2 (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ガラスシャッターとそれを備えた収容家具 |
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JPH07113387A JPH07113387A (ja) | 1995-05-02 |
JP2587373B2 true JP2587373B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=17699286
Family Applications (1)
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-
1993
- 1993-10-19 JP JP5286047A patent/JP2587373B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH07113387A (ja) | 1995-05-02 |
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