JP2587293B2 - 熱可塑性樹脂用着色剤 - Google Patents

熱可塑性樹脂用着色剤

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱可塑性樹脂の新規な着色剤に関する。さ
らに詳しくは、熱可塑性樹脂を高温で着色する場合にも
着色濃度が低下せず、耐マイグレーシヨンの良好な銅フ
タロシアニン顔料を含有する熱可塑性樹脂用着色剤に関
する。
[従来の技術およびその課題] 熱可塑性樹脂は機械的、化学的に優れた特性を有し、
かつ安価であることから各方面に広く使用されている。
かかる熱可塑性樹脂の青系着色剤としては、銅フタロ
シアニン顔料が比較的多く用いられている。この顔料は
優れた諸堅牢性、鮮明な色相、高い着色力を有してい
る。しかし銅フタロシアニン顔料は、その種類により熱
安定性に差があるため、熱可塑性樹脂を着色する場合成
形加工温度の高低により、その種類を使い分ける必要が
ある。例えば、赤味を有するα型結晶の青色銅フタロシ
アニン顔料は加工温度が200℃までの場合に、緑味を有
するβ型結晶の青色銅フタロシアニン顔料は加工温度が
250〜260℃までの場合に、上記両顔料の中間色を有する
青色低塩素化銅フタロシアニン顔料は加工温度が300℃
までの場合に使用されている。
低塩素化銅フタロシアニン顔料の場合には、使用でき
る成形加工温度の範囲が広いためほとんど問題を生じる
ことはないが、赤味を有するα型結晶の青色銅フタロシ
アニン顔料の場合には、使用できる成形加工温度の範囲
が狭いため、実際上熱可塑性樹脂の着色用としてはその
使用はほとんど困難であるという問題を有する。
上記問題を解決するため、特公昭59−41461号公報等
は、銅フタロシアニン系の誘導体を併用した銅フタロシ
アニン顔料用いて着色する方法を提案しているが、これ
らの誘導体を用いても、樹脂を着色成形する際の加工温
度が220℃以上となると銅フタロシアニン顔料の結晶成
長を引き起こし、着色力を失ってしまうため実用上の効
果はほとんど認められない。また上記誘導体の混合割合
を増加しても着色力の低下、耐マイグレーシヨンの悪化
という問題を避けえない。
また低塩素化銅フタロシアニン顔料の場合には、熱可
塑性樹脂の成形加工温度範囲では熱安定性上問題を生じ
ることはないが、色相が限定されるという問題を生じ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、式(1) (式中、CuPcは銅フタロシアニン残基、R1、R2、R3およ
びR4は水素原子またはハロゲン原子を示し、ただしR1
R4のうち3個以上はハロゲン原子を示し、nは1〜4の
整数を表す) の化合物と銅フタロシアニン顔料との混合物とからなる
熱可塑性樹脂用着色剤を提供する。
即ち本発明は銅フタロシアニン顔料に、3個以上のハ
ロゲン原子で置換されたフタルイミドと例えばクロロメ
チル化した銅フタロシアニン顔料とを反応させて得られ
た化合物と銅フタロシアニン顔料との混合物を熱可塑性
樹脂に混合することにより、着色成形時の高温下にあっ
ても銅フタロシアニン顔料の結晶成長がなく、かつブリ
ードの少ない即ち耐マイグレーシヨンに優れた着色成形
物が得られることを見いだし、完成されたものである。
高温下の着色成形加工においても、銅フタロシアニン
顔料の熱による結晶成長が防止できるのは、式(1)の
化合物が有するハロゲン原子の立体障害効果によるもの
と推測される。また同効果が式(1)の化合物のブリー
ドをも抑制しているものと推測される。
本発明の熱可塑性樹脂着色剤による着色においては、
α型またはβ型銅フタロシアニン顔料を使用しても、高
温下における色相変化がほとんどなく、ブリードも少な
く、また高熱による変褪色を生じることもない。得られ
た着色成形物は耐候性、耐薬品性に優れ、実用上の問題
を生じることがない。
本発明において銅フタロシアニン顔料とは、α型銅フ
タロシアニン顔料、β型銅フタロシアニン顔料またはこ
れらの混合物からなる顔料を意味する。これらの顔料は
公知の方法によって製造することができる。
式(1)の化合物は、公知の方法によって製造するこ
とができ、例えばクロロメチル化銅フタロシアニンとテ
トラクロロフタルイミドとから得られた銅フタロシアニ
ンの誘導体であり、銅フタロシアニン残基としてはハロ
ゲン原子を有しているものでもよい。置換基数nは1〜
4であり、好ましくは1〜2である。式(1)中、R1
R2、R3およびR4は水素原子またはハロゲン原子であり、
ただしR1〜R4のうち3個以上はハロゲン原子であるが、
もっとも好ましくはR1〜R4の全てがハロゲン原子である
化合物である。
銅フタロシアニン顔料および式(1)の化合物とから
なる混合物中において、式(1)の化合物は0.5〜50重
量%、好ましくは3〜15重量%である。式(1)の化合
物の混合量が上記範囲の下限よりも少ないと、本発明の
着色剤としての効果を奏し得ず、上記範囲の上限を超え
るとその効果をとくに増加せしめるものではなく、かつ
経済的ではない。上記混合物には式(1)の化合物の他
に銅フタロシアニン誘導体として例えばフタルイミドメ
チル銅フタロシアニン顔料等を併用してもよい。混合方
法としては乾式または湿式の状態のいずれでもよく、最
も好ましくは均一分散という点において湿式である。
本発明において用いられる熱可塑性樹脂としては、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリスチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ABS樹脂等を例示できるが、
これに限定されるものではない。
熱可塑性樹脂の着色は、従来公知の方法を採用でき
る。例えば、本発明の着色剤を樹脂および必要により他
の顔料および各種添加剤とともにジャーミル、高速度ミ
キサー等の混合機により混合し、ついで押出機、射出成
形機等の加工機により成形加工して着色成形物とする。
熱可塑性樹脂に対する本発明の着色剤の添加量は、と
くに限定されないが、通常、樹脂に対し0.01〜2重量%
である。
以下本発明を実施例に基づきより詳細に説明する。各
実施例、比較例において、部は重量部を、%は重量%を
示す。
以下の例における耐熱性およびマイグレーシヨンの測
定法は次のとおりである。
耐熱性:変褪色の度合を、カラーマシン(SM−4、スガ
試験機株式会社製)を用いて200℃0分の条件下に成形
した試験片の色度を基準とし(△E=0)、290℃10分
の条件下に成形した試験片の△Eを測色して評価した。
マイグレーシヨン:着色シートと所定条件下で密着させ
た白色シートの着色度合を肉眼で観察し評価した。
実施例1〜3、比較例1 (着色剤の製造) 撹拌機付き容器に、α型銅フタロシアニン顔料のプレ
スケーキとトリクロロフタルイミドメチル銅フタロシア
ニン顔料のプレスケーキを乾燥重量として第1表に示す
割合で入れ、さらに1500部の水を加えてスラリー化し、
室温で十分撹拌混合した後、過、乾燥、粉砕して着色
剤を得た。
比較例として、フタルイミドメチル銅フタロシアニン
顔料を第1表に示す割合で配合した着色剤をも製造し
た。
顔料Aはα型銅フロシアニンブルー、顔料Cはフタル
イミドメチル銅フタロシアニン、顔料Eはトリクロロフ
タルイミドメチル銅フタロシアニンを示す。
(試験方法) ABS樹脂(商品名クララスチツクMH、住友ノーガタツ
ク株式会社製)1000部に第3表に示す配合割合で得られ
た微粉末着色剤0.3部と酸化チタン(商品名タイペークC
R−80、石原産業株式会社製)10部を高速度ミキサー
(回転数1800rpm)で十分に混合した後、射出成形機
(東芝機械株式会社製)を用いて200℃でとくに滞留さ
せなかった試験片および290℃で滞留時間10分の試験片
を作成した。この耐熱性の試験結果を第2表に示す。
第1表に示す配合割合で得られた着色剤1部とD.O.P
1.5部とをフーバーマーラーでインキ化し、得られたペ
ーストカラーのうち1部を150℃に加熱した2本ロール
を用いて、ポリ塩化ビニル(商品名ゼオン103EP,日本ゼ
オン株式会社製)70部とD.O.P30部とからなる透明コン
パウンドと十分に分散混合させ、着色シートを作成し
た。この着色シートを、上記の透明コンパウンド90部に
酸化チタン(商品名タイペークCR−80,石原産業株式会
社製)10部を混合し、次いで2本ロールを用いて作成し
た白色シートに120℃、2時間の条件下に100g/cm2の荷
重を掛けて密着させ、白色シートへのマイグレーシヨン
の有無を観察した。観察結果を第2表に示す。
実施例4〜9、比較例2、3 (着色剤の製造) 粉末状のβ型銅フタロシアニン顔料、粉末状のテトラ
クロロフタルイミドメチル銅フタロシアニン顔料、およ
び粉末状のフタルイミドメチル銅フタロシアニンを第3
表に示す割合で配合し、粉砕機で十分に混合粉砕して着
色剤を得た。さらに比較例として、粉末状のβ型銅フタ
ロシアニン顔料および粉末状のモノクロロフタルイミド
メチル銅フタロシアニンを上記と同様の方法により粉砕
して着色剤を得た。
(試験方法) ポリプロピレン樹脂(商品名チツソポリプロK1016,チ
ツソ石油化学株式会社製)1000部に第5表に示す配合割
合で得られた着色剤0.5部および酸化チタン(商品名タ
イペークCR−80、石原産業株式会社製)5部を高速度ミ
キサー(回転数1800rpm)で十分に混合した後、射出成
形機(東芝機械製)を用いて実施例1と同様の方法で試
験片を作成した。得られた試験片について耐熱性および
耐マイグレーシヨンを試験した。
試験結果を第4表に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、熱可塑性樹脂成形温度が高い場合で
も優れた耐熱変色性を示し、かつ耐マイグレーシヨン性
に優れた銅フタロシアニン顔料を含有する熱可塑性樹脂
用着色剤が提供される。
本発明によれば、熱可塑性樹脂成形温度が高い場合で
も銅フタロシアニン顔料の結晶成長がなく、かつマイグ
レーシヨンを生じることのない銅フタロシアニン顔料を
含有する熱可塑性樹脂用着色剤が提供される。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1) (式中、CuPcは銅フタロシアニン残基、R1、R2、R3およ
    びR4は水素原子またはハロゲン原子を示し、ただしR1
    R4のうち3個以上はハロゲン原子を示し、nは1〜4の
    整数を表す) の化合物と銅フタロシアニン顔料との混合物とからなる
    熱可塑性樹脂用着色剤。
  2. 【請求項2】請求項1記載の混合物が、式(1)の化合
    物の少なくとも1種を0.5〜50重量%含有する熱可塑性
    樹脂用着色剤。
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