JP2587161B2 - 化粧部材の連結構造 - Google Patents
化粧部材の連結構造Info
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- JP2587161B2 JP2587161B2 JP248092A JP248092A JP2587161B2 JP 2587161 B2 JP2587161 B2 JP 2587161B2 JP 248092 A JP248092 A JP 248092A JP 248092 A JP248092 A JP 248092A JP 2587161 B2 JP2587161 B2 JP 2587161B2
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Description
り付けられる各種の化粧部材どうしを連結するために採
用して好適な連結構造に関するものである。
その外部に各種の長尺の化粧部材、たとえば幕板、笠
木、破風板、鼻隠し板、窓かざり等、が取り付けられる
が、それら化粧部材の施工に当ってはそれら自身の長手
方向の熱伸縮、つまり外気温度変化に伴う熱膨張や熱収
縮を考慮する必要がある。特に、それら化粧部材が十分
に長いものであったり、熱膨張率が比較的大きい樹脂材
料により形成されているような場合には、熱伸縮量も大
きくなるので何等かの対策が不可欠である。
地に対して強固に固定することでその熱伸縮を拘束して
しまう、つまり、熱伸縮自体が生じないようにしてしま
うか、あるいは、熱伸縮が生じることを前提として化粧
部材どうしの連結部に目地を確保してそこにコーキング
材を充填しておき、そのコーキング材の弾性変形により
化粧部材の熱伸縮を吸収する、という手法のいずれかが
適宜採用されている。
ように化粧部材の熱伸縮を拘束する場合には、下地に対
する化粧部材の取り付け作業がたとえば釘打ちと接着剤
とを併用するといった極めて手間のかかるものとならざ
るを得ないし、そのような手間をかけても熱伸縮を完全
に拘束することができない場合があり、しかも、化粧部
材自体や下地に対して局部的な応力集中が生じてそれら
が変形してしまったり破損してしまう恐れがあった。
グ材の充填作業がやはり面倒な手間を有するものである
し、目地が露出してしまうことが外観上好ましくない場
合があった。
で、その目的とするところは、施工が容易で外観上も好
ましい化粧部材の連結構造を提供することにある。
に取り付けられる化粧部材の一端どうしを連結するため
の構造であって、連結するべき双方の化粧部材の一端ど
うしをそれらの間に間隙を確保し、かつ、互いに離接す
る方向に相対変位可能な状態で突き合わせて、その突き
合わせ部を双方の化粧部材の端部に跨がるカバーにより
覆うようになすとともに、そのカバーの内側には前記化
粧部材の端面に当接するストッパを突設しておいて、そ
のストッパをいずれか一方の化粧部材の端面に当接させ
た状態でこのカバーをその一方の化粧部材の端部に対し
て固定するとともに、そのカバーに対する他方の化粧部
材の長手方向のずれは許容することを特徴とする。
化粧部材の一端どうしを若干の間隙を確保した状態で突
き合わせ、その突き合わせ部を、双方の化粧部材の端部
に跨がるように取り付けるカバーにより覆うようになす
が、そのカバーは一方の化粧部材に対してのみ固定して
他方の化粧部材に対しては固定しない。したがって、化
粧部材が熱伸縮した際には、カバーはそれが固定されて
いる一方の化粧部材とともに挙動するが、カバーと他方
の化粧部材との間にはずれが生じ、化粧部材の熱伸縮が
拘束されることがない。カバーをいずれか一方の化粧部
材に対して固定する際には、カバーの内側に突設したス
トッパをその一方の化粧部材の端面に当接させることで
カバーの位置決めを容易にかつ正確に行い得る。
する。図1は本実施例において用いるカバー1の内面側
を示す斜視図、図2はそのカバー1を用いて幕板(化粧
部材)2,3どうしを連結する状態を示す分解斜視図で
ある。なお、本実施例は、建築物の出隅部に対して幕板
2,3を取り付ける場合に適用した場合の例であり、予
め直角をなす形態に成形されたコーナー用の幕板2を出
隅部に取り付け、その両端にそれぞれ直状の幕板3,3
を連結するようにしているが、直状の幕板3,3どうし
も全く同様にして連結し得る。
2,3の一端どうしをそれらの間に若干の間隙を確保し
て突き合わせ、その突き合わせ部を上記のカバー1によ
り覆うようにしたものである。ここで確保するべき間隙
の大きさは、各幕板2,3の長さや熱膨張率、外気温度
条件等により決定される熱伸縮量を考慮し、それら幕板
2,3が最大に熱膨張したとしてもそれらの一端どうし
が接触しない程度に設定しておく。
示すように外表面に段が付けられた形状の樹脂成形品で
あって、これらの幕板2,3は、建築物の外壁に予め取
り付けられた金具4に嵌め合せられることでワンタッチ
で外壁に対して取り付けられるようになっている。そし
て、金具4に嵌め合わされた状態においては各幕板2,
3は水平方向に若干のずれが許容されるようになってい
て、各幕板2,3は上記の間隙の範囲内で自由に熱伸縮
し得るものとなっている。
2,3と同一材料により形成された樹脂成形品であっ
て、間隙をあけて突き合された双方の幕板2,3の端部
に跨がるように被せられて突き合わせ部を覆い、それに
よって双方の幕板2,3の間に確保されていた間隙を塞
ぐためのものである。このため、このカバー1の内面形
状は幕板2,3の外面形状に合致したものとなっている
とともに、その幅寸法は、連結される双方の幕板2,3
が最大に縮んで間隙が最大に広がったとしてもその間隙
を十分に余裕をもって塞ぎ得るように設定されている。
このカバー1の内側には、図1に示すように、幕板2,
3のいずれか一方の端面に当接するストッパ10が突設
されているとともに、カバー1の上部および下部の片側
にはそれぞれねじ穴11が形成されている。
を連結するには、各幕板2,3を金具4により外壁に取
り付けていき、それら幕板2,3の一端どうしを上述し
たような間隙を確保して突き合わせる。そして、図2に
示すように、いずれか一方の幕板2または3の端面にカ
バー1のストッパ10を当接させ、その幕板2または3
に対してカバー1の上下をねじ12によりねじ止めして
固定する。なお、幕板2,3の端部にねじ穴11に対応
するねじ穴を設けておいても良い。このようにすること
により、幕板2,3間の間隙はカバー1により覆われて
塞がれてしまうとともに、カバー1は一方の幕板2また
は3に対してのみ固定されて他方の幕板3または2に対
しては固定されていないので、各幕板2,3が熱伸縮し
た際にはカバー1はそれが固定されている幕板2または
3とともに挙動するが、他方の幕板3または2とカバー
1との間にはずれが生じ、したがって幕板2,3の熱伸
縮は何等拘束されることがない。
双方の幕板2,3を外壁に取り付けた後にそれらの連結
部にカバー1を取り付けるようにしたが、可能であれ
ば、幕板2,3を外壁に取り付けるに先立ってそれらの
端部に予めカバー1を取り付けておくようにしても良
い。
縮が何等拘束されないことから、幕板2,3の熱変形を
拘束するように強固に取り付ける従来の場合に比して取
り付け作業を格段に簡略化できるとともに、幕板2,3
や下地に局部的な応力集中が生じることもなく、それら
の変形や破損の恐れがない。また、各幕板2,3の一端
どうしの間に確保した間隙をカバー1により覆うように
したので従来のように目地が露出してしまうことがな
く、このため、目地に対するコーキング材の充填作業が
不要であることは勿論のこと、カバー1が幕板の一部と
なるので意匠的にも好ましい外観が得られる。
り付けることでカバー1の内面が双方の幕板2,3の外
表面に自ずと密着し、連結部の止水性を確保できるが、
より高度の止水性が要求されるときには、カバー1を取
り付けるに先立って図1に鎖線で示しているようにその
内面の両側にテープ状の防水材20を貼り付けておくと
良い。この場合、その防水材20がカバー1の外側には
み出すことのないように留意する。また、その防水材2
0としては、カバー1に対して固定されていない幕板2
または3のカバー1に対するずれを拘束することのない
ように、カバー1と幕板2または3とを接着しないもの
を用いる必要がある。
たので、カバー1を連結部に取り付けるに際してはその
ストッパ10を幕板2または3の端面に当接させること
でカバー1の位置決めを行うことにより、カバー1を確
実かつ容易に幕板2,3に対して直角となるように取り
付けることが可能である。なお、ストッパ10の設置位
置は、カバー1の幅方向の中央部でも良いが、図1に示
しているようにねじ穴11が形成されている側にずらし
た位置として、そのずらした側を幕板2または3に固定
するようにすれば、間隙の寸法を大きく確保できる、換
言すれば、幕板2,3の最大許容熱伸縮量を大きく確保
できるので、そのようにすることが好ましい。
発明は上記実施例に限定されるものではなく、幕板やカ
バーの材質、その断面形状、厚み等の各部の寸法、スト
ッパの設置位置、等は適宜変更可能であり、たとえば図
3〜図4に示すようにストッパ10を中間部のみならず
上部と下部にも設けたカバー30が考えられる。さら
に、本発明は幕板のみならず、笠木、破風板、鼻隠し
板、窓かざり等、建築物の外部に取り付けられる各種の
化粧部材に対しても全く同様に適用し得ることはいうま
でもない。
するべき双方の化粧部材の一端どうしを間隙を確保して
突き合わせ、その突き合わせ部をカバーにより覆って間
隙を塞ぐとともに、そのカバーをいずれか一方の化粧部
材に対してのみ固定して他方の化粧部材に対するずれは
許容する構造であるから、化粧部材の熱伸縮が拘束され
ることがなく、したがって、化粧部材の取り付け作業の
簡略化を実現できるとともに局部的な応力集中が生じて
しまうようなことがなく、また、目地が露出してしまう
ことがないので好ましい外観が得られる。さらに、カバ
ーの内側に化粧部材の端面に当接するストッパを突設し
たので、そのストッパをいずれか一方の化粧部材の端面
に当接させた状態でカバーを化粧部材に取り付けること
で、化粧部材に対するカバーの位置決め作業や取り付け
作業を容易にかつ確実に行い得る、という利点がある。
示す斜視図である。
解斜視図である。
面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 建築物の外部に取り付けられる化粧部材
の一端どうしを連結するための構造であって、連結する
べき双方の化粧部材の一端どうしをそれらの間に間隙を
確保し、かつ、互いに離接する方向に相対変位可能な状
態で突き合わせて、その突き合わせ部を双方の化粧部材
の端部に跨がるカバーにより覆うようになすとともに、
そのカバーの内側には前記化粧部材の端面に当接するス
トッパを突設しておいて、そのストッパをいずれか一方
の化粧部材の端面に当接させた状態でこのカバーをその
一方の化粧部材の端部に対して固定するとともに、その
カバーに対する他方の化粧部材の長手方向のずれは許容
することを特徴とする化粧部材の連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP248092A JP2587161B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 化粧部材の連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP248092A JP2587161B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 化粧部材の連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665998A JPH0665998A (ja) | 1994-03-08 |
JP2587161B2 true JP2587161B2 (ja) | 1997-03-05 |
Family
ID=11530513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP248092A Expired - Lifetime JP2587161B2 (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | 化粧部材の連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2587161B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP248092A patent/JP2587161B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0665998A (ja) | 1994-03-08 |
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