JP2586914Y2 - サッシ水切り板の取付装置 - Google Patents

サッシ水切り板の取付装置

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JP2586914Y2
JP2586914Y2 JP1282893U JP1282893U JP2586914Y2 JP 2586914 Y2 JP2586914 Y2 JP 2586914Y2 JP 1282893 U JP1282893 U JP 1282893U JP 1282893 U JP1282893 U JP 1282893U JP 2586914 Y2 JP2586914 Y2 JP 2586914Y2
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plate
sash
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Inventor
幹雄 岩本
Original Assignee
新日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ビル等の躯体開口部分
に窓枠とともにその下枠の室外側にサッシ水切り板を取
付る際に使用する、サッシ水切り板の取付装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】窓枠をビル等の躯体開口部分に対して取
付ける場合には、従来、図8に示されるように、各窓枠
21、22の裏側にサッシ取付金具7を取付け、このサ
ッシ取付金具7の足片7cを躯体3から突出するアンカ
ー鉄筋4に対して現場溶接等により固定し、さらに、下
枠22の室外側部分に下枠22と連続して水切り板23
を取付ける場合には、図示のように、水切り板23を所
定位置に位置決めした状態で水切り板23の裏側に水切
り板取付金具24を取付け、この水切り板取付金具24
の足片とアンカー鉄筋4とを連結部材6により連結し前
記水切り板23を固定した後、所定の型枠を組み、窓枠
2の周囲にモルタル5を充填していた。なお、これらの
窓枠構築作業は原則的には全て室内側からの作業とな
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】窓枠等の固定に当り、
前記サッシ取付け金具1とアンカー鉄筋4との溶接は室
内側寄りでの溶接作業となり、比較的作業し易いのであ
るが、水切り板23の固定のために連結部材6を水切り
板取付金具24の足片と連結する溶接作業は、溶接箇所
が室外側寄りに位置しており、溶接工は下枠22と躯体
3との間から奥の方に手を伸ばしながら、しかも水切り
板23下の狭隘な空間で溶接を行わなければならず、溶
接作業がしにくく非常に手間の掛かる作業となってい
た。
【0004】そこで、本考案の課題は、前述問題点に鑑
み、かかる水切り板の固定作業を簡単なものとし、かつ
その効率化を図り得るサッシ水切り板の取付け装置を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、サッシ水切
り板の裏面に形成された係止片に対して係合するための
係合板と、この係合板に一体的に設けられた垂設片と、
さらにこの垂設片に対して実質的に水平軸回りに回動自
在に取付られた連結部材とからなることで解決できる。
この場合、前記係合板は、連結部材の長手方向の辺が長
く、これと直交する方向の辺が短い略長方形状の板材で
あり、前記短辺長さはサッシ水切り板の裏面に突設され
た対の断面L字状係止片によって形成される嵌合溝の開
口幅以下とされ、前記長辺長さは対向する両側縁部分が
それぞれ前記係止片に対して係止可能な長さとされ、か
つ前記係合板の少なくとも一対の対角部分が面取りさ
れ、前記係合板が前記嵌合溝内で鉛直軸回りに回転可能
とされ、かつ前記係合板の上面に水切り板の本体部下面
に当接する突部を形成されていることが望ましい。
【0006】
【作用】本考案においては、サッシ水切り板に取付られ
る係合板の垂設片に対して、予め回動自在の連結部材を
設けてある。したがって、取付けに当たっては、前記係
合板を水切り板に対して係止させた後、前記連結部材を
室内側寄りにあるアンカー鉄筋に対して溶接すればよい
ため、従来のように、奥まった狭隘場所での溶接作業が
無くなるとともに、室内側の近い所での溶接作業のみと
なるため、簡単にかつ効率的に水切り板の固定が行える
ようになる。
【0007】また、前記係合板を、前記寸法形状の略長
方形状の板材とすることによって、サッシ水切り板の係
合溝への取付に際し、該係合溝の長手方向の任意の位置
において取付け可能となるため、取付けが簡単に行え
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案を実施例に基づき詳述する。図
1は本考案に係るサッシ水切り板取付装置1の斜視図で
あり、図2はその平面図である。前記サッシ水切り板取
付装置1(以下、単に取付装置という。)は、サッシ水
切り板に対して係合するための係合板10と、この係合
板に一体的に設けられた垂設片10cと、さらにこの垂
設片10cに対して実質的に水平軸回りに回動自在に取
付けられた連結部材12とから構成される。
【0009】前記係合板10としては、たとえば、図1
および図2に示されるように、連結部材12の部材方向
の辺が長く、これと直交する方向の辺が短い略長方形状
の板材とされる。前記係合板10の短辺長さBは、図3
に示されるサッシ水切り板23の裏面に突設された対の
断面L字状係止片23a、23aによって形成される嵌
合溝Sの開口幅S0 以下とされ、かつ前記長辺長さL
は、前記嵌合溝Sの溝幅S1 より若干小さめとされ、対
向する両側縁部分がそれぞれ前記係止片23a、23a
に対して係止可能な長さとされる。また、少なくとも一
対の対角部分10a、10aを曲線状またはテーパ状に
面取りされ、後述詳細のように、水切り板23の嵌合溝
Sに対して長手方向の任意の箇所で係合自在となってい
る。また、垂設片10cとしては、別途用意した部材を
溶接等により固定することもできるが、図示のように、
中央部にコ字状の切込みを形成し、このコ字状部分を垂
直に折り曲げて垂設片10cとしたものが好適に用いら
れる。
【0010】前記垂設片10cに対して取付られた連結
部材12は、軸部材11によって実質的に水平軸回りに
回動自在となっている。この連結部材12の断面形状は
何ら問わないが、水切り板23をしっかりと固定するだ
けの剛性を有するものが用いられ、その長さは、余長分
を見込んで長めにしておき、アンカー鉄筋4に対して溶
接し固定を終えた後は、余長分が切断される。
【0011】水切り板23への取付けは、図3に示され
るように、水切り板23の裏面に形成された対向する一
対の断面L字状の係止片23a,23aに対して、係合
板10の両側縁を係止させて取付けられる。この場合、
図4に示されるように、両側縁部分に爪状の係合受片1
0d、10dを形成し、水切り板23の係止片23aに
対して係止させることでもよい。
【0012】さらに、前記係合板10の一部には、山状
に折り曲げられた隆起部10bが形成され、図3に示す
ように、水切り板23に取付けた際に、水切り板23の
本体下面に対して当接し、ガタツキを防止するようにな
っている。前記隆起部10bは、円弧状に膨出する形状
としてもよいし、さらには別の部材を溶接によって固設
し隆起部を形成することもできる。要はガタツキ防止の
ための突部が形成されておればよい。
【0013】かかる取付装置1により、水切り板23を
固定する場合には、先ずアンカー鉄筋4に対する窓枠2
の固定を、従来と同様の方法により、サッシ固定金具7
により行った後、水切り板23を所定位置に位置決めし
た状態で、適所に本考案の取付装置1、1…を取付け
る。
【0014】前記取付装置1の取付けに当たっては、図
5に示されるように、水切り板23の下面側において、
係合板10を最終取付け状態に対して平面的に90°回
転させた状態で、すなわち嵌合溝Sの方向に取付装置1
を沿わせ、かつ係合板10を嵌合溝S内に入れる。そし
て、この状態から鉛直軸回りに取付装置1を90°回転
させ、係合板10の長手方向の両側縁を前記係止片23
a、23aに対して係止させる。この場合、前述したよ
うに、係合板10の一対の対角部分10a、10aがそ
れぞれ面取りされているため、角部が引っ掛かることが
なく円滑に回転させることができる。なお、この取付方
法を採らない場合には、嵌合溝Sの小口部分(端部開
口)から挿入して係合板10を係止させることになる
が、たとえばサッシ水切り板23を窓枠に所定状態で取
付けた後は、小口部分からの挿入ができないため、予め
複数の取付装置1、1…をサッシ水切り板23に係止さ
せた状態で、サッシ水切り板23自体の取付けを行わな
ければならないなど、その取扱いが非常に困難なものと
なる。
【0015】以上の要領に従って取付装置1を取り付け
た後は、前記係合板10を嵌合溝Sに沿ってアンカー鉄
筋4の位置まで若干移動させ、連結部材12をアンカー
鉄筋4に交差させた状態で位置決めし、この交差部分を
溶接し固定する。そして、切断線Cで溶断し、アンカー
鉄筋4より室内側に突出する部分を切り取る。かかる固
定作業を水切り板23の長手方向の適所で行い、水切り
板23をしっかりと固定した後、従来と同様に、周囲に
所定の型枠を組み、モルタルを流し込んで窓枠部分を完
成させる。
【0016】
【考案の効果】以上詳説のとおり、本考案によれば、サ
ッシ水切り板の固定に係り、室外側に位置する前記水切
り板下の狭隘空間での溶接作業が無くなるとともに、室
内側の近い所での溶接作業のみでよいため、簡単にかつ
効率的にその固定作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るサッシ水切り板取付装置の斜視図
である。
【図2】本考案に係るサッシ水切り板取付装置の平面図
である。
【図3】水切り板への係止状態断面図である。
【図4】水切り板への他の係止状態断面図である。
【図5】サッシ水切り板取付装置の取付方法を説明する
ための図である。
【図6】サッシ水切り板取付装置の取付方法を説明する
ための図である。
【図7】水切り板の固定要領を示す断面図である。
【図8】従来例の窓枠および水切り板の取付状態断面図
である。
【符号の説明】
1…サッシ水切り板取付装置、2…窓枠、3…躯体、4
…アンカー鉄筋、10…係合板、10b…隆起部、10
c…垂設片、11…軸部材、12…連結部材、22…下
枠、23…水切り板、S…嵌合溝

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】サッシ水切り板の裏面に形成された係止片
    に対して係合するための係合板と、この係合板に一体的
    に設けられた垂設片と、さらにこの垂設片に対して実質
    的に水平軸回りに回動自在に取付られた連結部材とから
    なることを特徴とするサッシ水切り板の取付装置。
  2. 【請求項2】前記係合板は、連結部材の長手方向の辺が
    長く、これと直交する方向の辺が短い略長方形状の板材
    であり、前記短辺長さはサッシ水切り板の裏面に突設さ
    れた対の断面L字状係止片によって形成される嵌合溝の
    開口幅以下とされ、前記長辺長さは対向する両側縁部分
    がそれぞれ前記係止片に対して係止可能な長さとされ、
    かつ前記係合板の少なくとも一対の対角部分が面取りさ
    れ、前記係合板が前記嵌合溝内で鉛直軸回りに回転可能
    としたことを特徴とする請求項1記載のサッシ水切り板
    の取付装置。
  3. 【請求項3】前記係合板の上面に水切り板の本体部下面
    に当接する突部を形成した請求項1または2記載のサッ
    シ水切り板の取付装置。
JP1282893U 1993-03-22 1993-03-22 サッシ水切り板の取付装置 Expired - Lifetime JP2586914Y2 (ja)

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JP2013002128A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Lixil Corp 開口部装置の水切部材の保持構造
JP6140402B2 (ja) * 2012-07-30 2017-05-31 株式会社Lixil 枠部材の設置構造、及び、枠部材の設置方法

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